2006年03月01日

--- ウィリアム・J. パーマー 「文豪ディケンズと倒錯の館」2

ふむ なるほど。

"------- あらすじ等amazonより
1851年のロンドン。私ウィルキー・コリンズは、先輩作家ディケンズとの夜ごとの散策がきっかけで辣腕刑事フィールドと出会い、奇しくも殺人事件の捜査に加わることになる。被害者は劇場の出資者兼顧問弁護士。容疑者の演出家も殺され、ディケンズが一目惚れした娘が現場から姿を消した―。若き日の文豪が殺人の謎に挑み、欲望渦巻くロンドンで冒険を繰り広げる、異色の探偵物語。
宮脇 孝雄 (翻訳)
"-------


ディケンズの研究家でもある作者が、
コリンズになりきってディケンズの回想録を書いてみましたという本。

図書館で物色していたら
何とまあ あのディケンズが探偵になる話?
それはおもしろそうだなぁってことで借りてみました。

倒錯の館というだけあって
まるでマルキ・ド・サドの小説に ディケンズ達が迷い込んでしまったようなお話ですね。
まあサドほどの魅力はありませんけども・・・。

気に入ったのは ヴィクトリア朝ロンドンの裏街道を垣間見たような気分にさせてくれるところかな。
そこに登場する大泥棒トンプソンなんかもおもしろかったですね。

ミステリーとしてはどうなんでしょう。
特に謎って感じもないし・・・ちょっとイマイチでしょうか。

肝心のディケンズは探偵っていうより探偵の助手みたいだし
魅力も今ひとつ、、、
かといって途中で飽きるほどつまらないのかと言うと
そんなこともなく最後まで読めきれるし・・、

まあ 小説としてどうかというよりも
当時のロンドン事情や
ディケンズの時代にアシュビー卿のような人がいたという事、
またディケンズの愛人とされるエレンという女優がいたということを 小説以外にも細かい解説つきで知ることが出来るというのが、
この小説のミソでしょう。


文豪ディケンズと倒錯の館


siro_blanc at 22:21│Comments(0)TrackBack(0)--- 本 | 海外小説

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