2006年08月01日

--- 隆 慶一郎 「死ぬことと見つけたり」5


がーん こんなにおもしろいのに未完だなんて

"------- あらすじ 出版社より
常住坐臥、死と隣合せに生きる葉隠武士たち。佐賀鍋島藩の斎藤杢之助は、「死人」として生きる典型的な「葉隠」武士である。「死人」ゆえに奔放苛烈な「いくさ人」であり、島原の乱では、莫逆の友、中野求波と敵陣一番乗りを果たす。だが、鍋島藩を天領としたい老中松平信綱は、彼らの武功を抜駆けとみなし、鍋島藩弾圧を策す。杢之助ら葉隠武士三人衆の己の威信を賭けた闘いが始まった。
"-------

私の大っ好きな隆 慶一郎の時代小説です。

これが未完だなんて なんてショック。
この先が読めないなんて 悲しくって泣きそうだ。

朝起きて
まず自分の死をイメージする。
常に死んでいる。

この斎藤杢之助。
実に恐ろしくて清々しい死人です。

”武士道とは死ぬことと見つけたり”

そうは言っても ただ愚直に国のため藩のために命を張るんじゃないんですよね。
死人になることで 誰よりも自由な精神を謳歌しながら、
死を恐れずに強く生きるっていうのかな。

うーん うまく言えないけど
なんていうか この本を読んだことで、
くだらないことがより鮮明にくだらなく見えてくるような気がしますよ。

ああ 何てくだらないことで悩んでいたんだろう。
ああ 何て大切なことを見逃していたんだろう。

ああ 私も死ぬ時には清々しい気持ちで死ねるように今を生きていこう。

そんなことを 泣きたくなるような気持ちで思わせてくれる小説でございました。


死ぬことと見つけたり〈下〉


siro_blanc at 20:59│Comments(0)TrackBack(0)--- 本 

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