2007年05月20日

--- 浅田次郎の「蒼穹の昴」5

忘れたくないなぁ この感動

"------- あらすじ 出版社より ------------------------------------------------------
汝は必ずや西太后の財宝をことごとく手中におさむるであろう──。
中国清朝末期、貧しい農民の少年・春児(チュンル)は占い師の予言を信じて宦官になろうと決心した。

蒼穹の昴〈上〉
蒼穹の昴〈下〉

"------------------------------------------------------------------------------


私の好きな中国時代小説といえば、
1に吉川・三国志 そして片っ端から読んでいる宮城谷 昌光なのですが、
この浅田次郎の「蒼穹の昴」もとても気に入りました。

吉川英治にしても宮城谷 昌光にしても 
その魅力の一つに、登場人物の惚れ惚れするようなかっこよさがあったりします。
でもこの「蒼穹の昴」は、いわゆる普通にかっこいい人はいませんね。
李将軍くらいかなぁ。かっこいいおじいちゃんだなぁーと思ったのは。
なので私にとってこの小説の魅力は、そういうところではないようです。

時代背景やら登場人物やら、
歴史小説としてのおもしろさはもちろんのこととして、
さて、ではこの小説の魅力はなんだろうと考えてみたんですども、
多分 その小説に感動する理由は、あの”おしん”のような魅力というか
春児をはじめ、皆が一生懸命生きているところなのんじゃないのかな、と思うわけです。 

ありきたりではあるけれども、
1人じゃないんだということを教えてくれるんですね。

健気に、守りあい、助け合い一生懸命生きるってことは
こんなに幸せなことなんだ。
ということを実感させてくれるんです。
そんなところが 私が感じるこの小説の魅力だったりします。

この「蒼穹の昴」に関連するものとして、
「珍妃の井戸」「中原の虹」とあるようなので
また読んでみたいと思います。



siro_blanc at 22:30│Comments(0)TrackBack(0)--- 本 

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