2004年10月13日

--- 二都物語5

波に乗った民衆は 狂気に狂喜していた。

ディケンズです。
普通にフランス革命ものを読もうと思って読んだんですが
こんな究極のラブストーリーだったとは驚きました。

泣きましたよ。 ポロポロ泣いちゃいましたね。
どうにもならない運命ってあるじゃないですか
でも運命を変えられなくても 何かをきっかけにして強く胸を張って生きていくことって出来るってことですよね。

究極の愛といえば「嵐が丘」しかないよなぁと思ってましたけど ディケンズも書いてくれていました。
歴史に翻弄される人々と 愛する人の幸せだけを願う青年。
この青年 ただただ愛する人が幸せになることだけを願い 彼女の夫にも友情と信頼を捧げるんですよ。
自分では彼女を幸せにできないこと 自分の堕落した生き方から今更抜け出せないと知っているんですね彼は。

上下二巻なんですけど 飽きさせません。
そりゃまぁ古典だからちょっと読みづらいので 一気に読むことは出来ませんけどね。

この小説でフランス革命の何がわかると言っても それほどわかりませんけど
民衆が狂気の世界に酔っていく様は おそらくこんな感じだったんじゃないのだろうかと身震いさせてくれます。

愛する人の幸せのために 心躍る思いで自ら死を選んだ
切なく悲しい究極の愛の物語でありました。

★はもちろん★★★★




二都物語 (上巻)


二都物語

siro_blanc at 15:52│TrackBack(0)--- 本 | 海外小説

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