中年男が一人でディズニーシー

青森に住み今年でついに50歳。 ディズニーシーの年間パスポートが期限切れ? それでも一人でディズニーシーに行く。 相棒は「FUJIFILM X10」 そして、iPhone5とiPad2!!!!! iPhone5を手に入れました〜 「ひらくPCバッグ」買ってしまった〜

カテゴリ: 砂漠の露店

ジルは、歩哨の二人を呼んだ。 テントの前を見張るように命令した部下達だ。 「なんで、居なかった」 歩哨は二人とも首をかしげた。 「居ましたよ、隊長に言われたとおり、一時も目を離しませんでした」 二人は不思議そうにジルを見た。 「そんなワケあるか、俺が行っ ...

なんで運んできたんだろう。 ジルは不思議だった。 あれほど嫌な感じがしたのに、運んできた理由が思い当たらない。 今でも、嫌な感じがする。 これを街に置くことは、災いをもたらすはずだ。 ジルは、気になって隠しておいたテントに向かった。 王は、直ぐに宮殿に持 ...

ジルは見つめていた。 漆黒の中の自分を。 その黒さは「闇」であった。 少なくとジルはこれほどの闇を見たことも感じたことも無かった。 大きさは、小さな子供くらいが入りそうな大きさだ。 重く見える。 そこだけ重力が無限に圧力をかけているように見える。 ジルの ...

門を抜け、寺院の広場に入ると、そこにはさらに巨大な本殿があったのだ。 本殿の入り口は砂に埋もれていた、しかし、ジルが立つと砂が崩れだし、入り口が現れたのだ。 ジルを迎え入れるかのように。 中は何故か少し明るかった。 永遠の廊下、そんな場所が在るとすればこ ...

ジルは嫌な予感がしていた。 多くの戦場を戦い、修羅場をくぐってきた彼でさえ、今回の仕事は断りたかった。 荷物の出所が問題だった。 砂漠の真ん中から忽然と姿を消した幻の都、そこから発掘された遺物である。 今回は王の命令だった。 消えた都には多くの逸話があっ ...

心の奥で誰かが叫んでいる。 「早く逃げろ」 しかし、動くことができなかった。 足が思い通りにならないのである。 「助けて」 声にならない。 知らないうちに、天幕の中へ入っていた。 そこには大きな石の箱が置いてあった。 真っ黒である。 表面は鏡のように滑ら ...

良く晴れた朝である。 というか、晴れ以外ほとんど変わることのない天候なのだが。 思い出していた。 昨日は楽しかった。 本当に楽しかった。 ニーナは可愛い。 本当に可愛い。 いままで気にしたこと無かったのに。 俺、どうしたんだろう。 なんか胸とかお尻とか気 ...

落ち着けないようである。 店に帰ってきて、ずーっと動き回っていた。 「どうしよう、なんて親方に言おう、いったら怒られるかな、でも言わなかったらニーナが怖いし、、、、俺はどうすればいいんだー。」 頭をかきむしっていた。 そんなことしても、何の解決にもならな ...

親方にお使いを頼まれた。 果物を買ってこい、とのことだ。 直ぐ近くなのだが。 通りたくない場所が。 「なに、黙って通り過ぎようとしてるのよー」 そら、来た。 幼なじみのニーナである。 困ったことに果物屋の娘なのだ。 「おまえに用事があったんじゃねーよ、果 ...

今日は本当に客が来ない。 けっこういい品そろえてるんだけどな。 親方は「売れる日もあれば、売れない日もある」と言うけど、若い俺には納得がいかねー。 だってよ、斜め向かいの猿が居る店はあんなに混んでいるんだぜ。 ウチの品の方が絶対にいいはずなんだ。 この皿 ...

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