February 09, 2005

誤審をどうとらえるか

 スポーツの世界では、たまに誤審がある。それが大きな大会の大事な場面でさらに日本人がからんでいると特に鮮明に記憶しているものだ。では、その誤審は起こるものなのか、それとも起こり得ないものなのか、競技によって全く異なる。日本の国技は行司が審判だが、物言いがあり、誤審は起こるものととらえているのだろう。反対に野球はどうだろうか。野球は起こり得ないものととらえているように感じる。誤審しても人間なのだからしょうがないじゃないかと言うが誤審したあとの対応は時と場合によって全く違っている。まだ記憶に新しい去年の日本シリーズ第一戦での誤審では、主審が誤審は認めたものの、それを飲んでくれと損をした西武に求め、もめにもめた。しかし誤審だと認めたうえで正審をした場合にしてくれと得をしたチームに求めもめたこともある。それは1992年9月11日の阪神VSヤクルト(甲子園)でのことだ。俗に言う八木の幻のホームランだ。この試合ではサヨナラホームランと判定した平光審判が覆した。この2つの事例からもわかるように一定していない。さらに真ん中をとったという例もある。誤審は仕方がないが、した場合の対処は一定にしてほしい。他の競技では、誤審はプレーの一部としていたり、逆に相撲のように一切許さないなど競技によって違うが、誤審が起こったあとの対応は一致している。野球も国技と言われ始めているのだから、そのあたりの対応をしっかりしてほしい。

Posted by sirou124 at 15:39