July 20, 2005

やったぜ、徳山昌守 王座奪還!!

 こんなにボクシングで燃えたのはいつ以来だろうか。久しぶりに手に汗握るいい試合だった。畑山VS坂本戦以来かもしれない。タイプ的にも似たマッチアップだった。パワーVSコンビネーション。
 試合は序盤から徳山がコンビネーションで多くのパンチを的確に顔面に当てていった。ストレートは防衛していた時とは違い、1Rから力を込めて打っていた。対する川嶋は強烈なフックを放つものの、やや単発でなかなか当てれない。しかし6Rぐらいから徐々に川嶋もペースをつかみだし、お互いに自分優位のポジションの奪い即座にパンチの連続。しかし徳山の方が冷静で力まずにパンチを打っていた。川嶋は序盤に失ったポイントと取り返そうと少し力んでいて、せっかくの自分優位のポジションなのにクリーンヒットできず、一見互角だが徳山の優位は動かず。後半は川嶋の攻撃を徳山がかわしたまに打ち返す程度で、いつ強打を当てられないかとヒヤヒヤした。最終12Rにスリップ気味のダウンを奪われたが、ダメージはなかったので影響はなく、そのまま判定となった。徳山が絶対的に有利だと思っていたが、今までに何度もおかしいだろうと言いたくなるような点数になっていたこともあり、手を組んで祈っていた。リングアナが点数を言った後、“New Champion”と言った瞬間には、自然とやったと叫び、両手で大きくガッツポーズした。
 そういえば、畑山VS坂本も同じような試合展開だったなぁと後になってから思った。あの試合もコンビネーションの畑山が序盤から飛ばして行って、坂本が単発の強打を返す。決着こそKOだったが本当によく似たものであった。
 僕は畑山とか徳山みたいなコンビネーションを駆使した、まるでアートのような試合運びをするタイプが大好きである。そういえば野球でもパワー屋よりもスワローズの宮本みたいな技術屋の方が好きだし、バレーボールでも高橋みゆきが好きだけど、かわいいからだけじゃなく技術が凄いから好きなのかなぁって思った。
  

Posted by sirou124 at 02:00Comments(0)TrackBack(1)

April 11, 2005

ガッツポーズが生まれた日  〜栄光のライト級の光と影〜

 1974年4月11日、東京・日大講堂で、ボクシングの世界ライト級タイトルマッチが行われた。大方の予想を覆し、チャンピオンのロドルフォ・ゴンザレス(メキシコ)に挑戦者のガッツ石松が8回KO勝ち。コーナーポストに上り、両手を挙げて勝利の喜びを全身で表したその姿を、新聞記者が喜びのポーズとして「ガッツポーズ」と表現した。
 この試合で目立ったのはレフェリーの執拗なまでの身びいき判定だった。カウントはゆっくりとるは、明らかなダウンをスリップとはんだんするは、極め付けにはダウンした選手の腕を引っ張って起こすという反則までするはと目茶苦茶だった。今の時代なら地の利で自国の選手(この試合ならガッツ石松)が有利な判定をしてもらえたと思うだろうが、この試合では逆だった。栄光のライト級を日本人なんかに渡すのもかという気迫がレフェリーにまであり、このような事態に至ったのであろう。にしてもこの不利な状況でも冷静に戦ったガッツ石松の精神力には頭が下がる。とても今では考えられない。
 さきほど栄光のライト級と書きましたが、今でもその伝統は続いており、世界で最も強豪ひしめく激戦階級である。日本人とも縁遠く、ガッツ石松がベルトを手放したのが1976.5.8で、以後2000.6.11に畑山隆則が奪取するまで約24年間もの間、日本人の腰にライト級のベルトが巻かれることがなかった。挑戦自体も、ガッツが王座陥落した約半年後の1977.2.12にバズソー山辺が挑戦してから、約20年間、1997.7.26に坂本博之が戦うまで、完全に空白だった。今での日本人にとってはライト級にはなかなか手が届かない、というか届かすチャンスもないといったところか。足が使える格闘技(柔道・K−1・Prideなど)ではテクニックでパワーを凌駕(りょうが)できるが、腕だけでは無理ということろか。ボクシングでももう少し幅広い階級で日本人が活躍してほしい。
  
Posted by sirou124 at 21:31Comments(0)TrackBack(0)