2013年05月16日

大道芸人血盟その後

僕の右手さんに血盟主委任をして安心して引退していたところ・・・
ぜんぜんインしていないことが判明!うかつでした。
楽市さんから緊急のお知らせを受け、インしてお詫びし、
血盟戦ほかの後処理を行ったしだいです。
 
血盟を維持して発展させ、そうすることでリネを楽しんでくれている血盟員もいることなので、
週1〜2回くらいの頻度でログインしていこうと思っています。
よくよくリネとの因縁が深いのかなと感じます。
し、しじちゃんはやめへんでぇ!(号泣) みたいなかんじでお恥ずかしいかぎりです。

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2013年03月14日

リネージュ2

このたび卒業しました。
お世話になった方々、迷惑かけた方々、
遊んだ友達や仲間や知り合い、あるいは通りがかりの人、
すべての出会いとすべての縁に感謝。
 
さらば!愛しきカイン。


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2012年11月19日

11/19

大きいものは委ねて、目の前の事柄を丁寧にこなしていくことの積み重ね。

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2012年10月29日

10/28

思いだすといつも争点に問題はなく、争い方に問題があった。

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2012年06月22日

6/21

事件は謎のまま解決し、そしてそれは最善だった。

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2012年06月20日

6/20

毎日の筋肉痛。

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2012年05月26日

5/26

注ぐ量を悩むのは器が小さい。

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2012年05月18日

5/17

この人だと決めたなら、絶対に折れるべきじゃなかったのに。
認識と覚悟の欠損。

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2012年05月15日

5/15

一番楽しかったときが青春じゃなかった。
一番苦しくて、一番頑張ったときがたぶん青春だった。

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2012年05月14日

5/14

「僕は生まれ変わろうとも君の事を忘れたくない」

「でも人は生まれ変わると新しい気持ちになるのよ。新しい心で。」

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2012年05月13日

5/12

失われたものに哀惜を。今あるものに祝福を。

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2012年05月10日

5/10

それでも。一割が残っている。

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5/09

戦場に到着するまでに勝負の結果は9割決定する。

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2012年05月09日

5/08

言わないのが秘密ではなく、言えないのが秘密。
でも、言うことでやっと先に進むことができる。

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2012年05月08日

5/07

目的は人生を変える。

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2011年07月12日

七夕

白い雲が夕方に近い頃の日差しを照り返すと
肌に涼しい風が木陰から吹いてくる
 
かついでいた笹の枝を肩からおろして
短冊のついたまま目の前の川に流した
 
笹はしばらく流れてからゆっくりと沈んでいった
なんとなく神妙な気持ちになって、沈んでいく笹に向かって手を合わせた
 
何事もなかったかのように川は穏やかに流れ続け
だから僕も川に背を向けて歩き始めた



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2011年06月19日

夏が近づいて、雨の日の朝に紫陽花が咲いていた。

いろんなことを整理してみて振り返るとたぶんこれで良かったんだろう。
自分のことも含めて、ほぼ全員にとって好ましい結末になったと推測する。
 
積み上げたものは綺麗さっぱりと無くなったけれど、
そもそも積み上げていたならば無くならなかったはずで、
ということは積み上がってなんかいなかった。
 
結局、暮らしていくのに何も困らない。
そう考えてしまう感性がひどく寂しい。
 
かつての友達たちが平穏で楽しい毎日を過ごしてくれていたら、
少し救われた気持ちになれそう。
 
知るすべもないもないので、元気に楽しくやってることにしておこう。


 
 
 

 

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2011年05月24日

僕は乞食である

落ちた腕がくっつかないので
仕方ないから腕は捨てて
腐った傷は焼いて消毒した
 
焼いてしまったせいで
もうこの体に腕はくっつかないなあと
そんなことを考えていたけれど
 
そもそも腕はもう捨ててしまっていて
今どこでどんな風になっているのか
知るすべも無い
 
後悔はしていない
時間を巻き戻して何回やり直せるとしても
僕は腕をくっつけようとして
やはりくっつかない腕を捨てることになっただけだろう
 
僕は反省も学習もすることがない
反省はおろか、諦めることすら学習せず
あてもなくうろうろと街を徘徊する片腕のきたならしい乞食である


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2011年05月18日

ジェム

僕はポケットを探って小石を取り出して眺めた
ついさっき拾ったものだ
小石は深い青色と淡いクリーム色のマーブル模様だった
これならきっと喜んでくれるんじゃないかと僕は考えた
     
   
〜そして月日が経って
そんな出来事も僕はすっかり忘れていて
君が嬉しそうに僕に見せてくれた時
僕は本当に嬉しかった
   
  
どうして僕は君を信じないと決める前に
このことを思い出さなかったんだろう?
 
 

  
   


 

 

 

 
 


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2011年03月29日

私の昨日と今日。

してもらう してあげる たのしい うれしい おもしろい
こうして並べただけだと、なんとなく薄っぺらい言葉に見えてくる。
 
でも「困っていたときにしてもらった」「あの人に喜んでもらおうとおもってしてあげた」「うまく時間を調整して作った時間で遊べるのはうれしい」「きわどいところで連携がとれておもしろい」という風に、その下敷きになっている部分をきちんと考慮すればそれは薄い言葉なんかじゃなくなる。
 
仕事上の関係だから、ネットだから、ゲームだから、深く聞かないし聞かれたくない。そういう遠慮は誰にでも必ずある。ただ、遠慮の必要のない部分でまでも遠慮してしまうのは、それはもう無関心や冷淡に近くなってしまう。この線からこっちには入ってこないでください、私もそっちには行きませんから。みたいな。
 
馴染めたとか馴染めなかったとか、そういう括りで済ませてしまうんじゃなくて、一人ひとりの相手にきちんと向き合って、気持ちと言葉に耳を傾けて、そして自分の感情も(抑制されたものでも構わないから)素直に出してみる。Face to Face。
 
自分なりの形で、仲間にもう一度向き合ってみる。素敵な一面が見つかるかもしれない。楽しい一面が見つかるかもしれない。あるいは、自分でも気づいてなかった自分の一面を見つけてもらえるかもしれない。かける労力よりも得られる良いもののほうが多い。
 
その場の空気に合わせる努力はけっこう苦痛。そんな無理は自分がすり減ってしまう。だから合わせるための無理な努力はしないほうが絶対にいい。
 
そうじゃなくて、そこにいる一人ひとりのことを分かっていて1対1で話をできる関係なら、何も合わせないでいられるし何も邪魔しないでいられると思う。気になった態度や言葉があったなら直通で、落ち着いてじっくりと話し合えばいい。
   
だから、対象を集団としてみるんじゃなくて、あくまでも個人として見てみる。そしてその個人一人ひとりと接していく。そして丁寧さをなくさないまま、興味関心を持って付き合う。そういう努力はきっと苦痛じゃないと思う。
  
 
私は昨日と今日、そんなことを考えていました。
 

 



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2011年03月22日

私の今日。

メールをもらったけれど、携帯で返事を返していいのかどうかよくわからない。落ち着いて返事を送ろうとするにも仕事と作業でなかなか難しく、結局夜が来た。。私はメールってやつをあまり信用していなくて、その短いやり取りのなかで嫌な方向にこじれていくのが本当に嫌なのだ。とくに仕事中とあればなおさらだ。
 
もらったメールの内容を頭の片隅でくり返しながら、私は今日一日割とゆったりと仕事をした。先週の土曜日に掃き掃除と拭き掃除をすっかりすませていたので、事務処理と業務準備に時間を割くことができたからだ。

最近、仕事の中で学んだこと。仕事に大切なのはやる気だけど、それ以前にやる気を出せるように時間を豊富に十分に割り当てるということだ。きちんと取り分けてある時間の中で、落ち着いてゆったりと丁寧に作業にあたると、本当に仕事は楽しいなあと感じる。忙しい中でやっつけで毎日をしのぐように仕事をこなして、しかも仕上がりが雑、掃除もしないから職場が汚い、と悪循環にハマると仕事が楽しいわけもない。

  
さて。今日頭の中でまとめたことを書いておこう。これは日記だけど私の見てほしい相手はきっと見てくれるだろうから。
 
1.どうやら私は悪くないらしい。
メールによるとそういうことになっている。でも、私が休止していなくても同じ事態になってしまったのだろうか?もしそうなら私は本当に無力で無能な人間だなと思う。でも正直、「あなたは悪くないですよ」という言葉に救われた部分があって、救われたと感じる自分の小ささにうんざりする。だって、救われても解決してない。結局私は大切な人を失ってしまったんだから。
  
2.私が悪くないなら?
私が悪くないなら私は私の大切な人を失いたくないと主張する権利がある。つまり取り戻す。
  
3.私は覚悟をしていなかった。
何があっても引き止めて、腕つかんででも、泣いてでも、とにかく事情を話せと詰め寄ってドロドロになっても、自分が傷ついても、絶対に手放したくないとわめき散らす覚悟を持っていなかった。本人がそう決めたなら・・・とあっさりと手を離してしまいました。 
 
4.覚悟はできた?
相手を自分の都合のいいように変化させることはやっぱりしたくない。でも事情も状況も全部いったんこの身に受け止めたい。相手の在り方を肯定したうえで正解となる行動を一緒に考えてみたい。だって、あれがベストな方法だったなんて絶対に思えないから。あの人がああするしかなかったなんて思いたくない。

5.じゃあ、食い下がって事情を言わせる?
うん。毎日HP見に来てるくらいなんだから私に愛想が尽きてるはずがない。私は聞く権利がある。そして今は覚悟もある。
 
6.最後に一言。
そういうわけであなたと私の縁はまだ切れていないようなので今後ともよろしくお願いします。何があっても手元に置いておくって前に約束したはず。「はい」って返事したよね。あれって今も有効?w
 
 

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2011年03月21日

復帰してみて感じたこと。

一月弱ほどだけ休止していたのだけど、ちょっと血盟が心配で先週の金曜くらいから復帰して顔だけ出している。野良も狩りもほとんど行っていないけどみんなが活動してるのを確認できるのがうれしい。復帰してよかったと思う。
 
最近、縁を切るようにクラメンが一人脱退してしまった。個人的に大切な友人だと思っていたのだが、不思議な話で、寂しいとも感じないし喪失感もない。あまりに鮮やかにきっぱりと抜けて行ったせいで切り口から血が出ないというやつなんだろうか。ただ、一緒にすごした温かい思い出を思い出そうすると、どうしようもなく悲しい気持ちになる。せっかく積み上げてきた(と思っていた)ものはすべて砂山みたいなものだった。私はまたどこかで間違ってしまったんだろうか。
 
たぶん・・・私が間違ったんだろうと思う。ますます、リネで抜け殻みたいになってしまってて自分で嫌になるけど、でも大丈夫。「血盟はここに在り続ける」という幻想を共有する人たちのために、私は投げ出さないし逃げない。

  


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2011年03月08日

春の歌 二首 

花の色は 今を盛りと 匂へども 君への想ひ 秘めて放たじ
 
ものも言はず 散りゆく花を 惜しみつつ 君が想ひを 胸にとどめん


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2011年03月02日

夜の雑感

最近、PCで何かを打ち込むよりも実際に手で書いたほうが何かしら書きやすく感じてしまうのは、なぜなんだろうか?と自分なりに考えてみるとキーボードで何かを打ち込むのは「速過ぎる」という一言に尽きるのではないかとふと思いついてみたり。
 
手で書く分にはゆったりとした気分でゆったりとモノを書けるのだけれど、キーボードは一瞬で字を打ててしまうために思考が追いつかない、もしくは思考が螺旋をたどって深まっていく前に生み出されてしまう。
 
職場が移転して新しいテナントに入り、私も心機一転がんばろうか!ってことで朝から職場に詰めるようにしたのだけれど、早く職場に入るとゆったりと仕事ができるようになった。ゆったりと仕事をしていると日記でもつける気になって、大学ノートに毎日日記をつけるクセがここ半月ほどついている。
 
その日そのときに感じたことや、業務的な連絡なんかも書いていると万事にだんだんとアナログに逆行している自分に気づく。たとえばPCで打ち込んで印刷すればいいものであっても、手で書くとか。
 
PCでブログ更新や作品を書いていた頃には、キーボードがないと死ぬくらいに思っていたような思っていなかったようなところもあったが、まあ今は紙とボールペンがあればなんとか生き延びることができそうである。
 
くだんの日記から少しだけ紹介すると、通勤途中に凍った道で側面の崖に突き刺さっている車があって、なぜかその場で歌を詠んでいる。
「寒い朝 崖に刺さった 車かな」
シュール。
 
リネージュ2では、ビショさんの新人が入ったとレイちゃんから連絡があった。楽しく遊んでいってくれて、うまくいって仲間になってくれたら私もうれしい。

ふと思ったこと。私が私の生活と人生の一部を確かに捧げた対象は、単なる「リネージュ2」というコンテンツではなく、そこにある有機的な絆を持つ「狩りっこくらぶ」というコミュニティだったと思う。だからリネ2がなくなろうとカインが統合されて廃されようと、私が狩りっこくらぶの同盟主であると自負し、意識し、そこにあり続ける意志を具現化する限り、そのコミュニティは滅ばない。
 
私は今、確かに忙しいけれど、今回については自分のことを無責任とはまったく考えていない。これまでさんざんリネに情熱や時間を突っ込んだのだから、残高と利息も相当ついていていいはずなのだ。今後はその残照で悠々とこれからを仲間と一緒に楽しみたいと思うのはまったく正当である。多分。
 
さて。今から思い出せるぶんだけ同盟の人の名前を書いていこう。抜けがあったらまずいか。でも書けるだけ書いてみよう。
 
らあさん・おかん・クラさん・らぶたん・らぶちゃん・まーさん・船長・みるこ・なっすん・レイちゃん・まやくん・Kさん・ルシオラさん・影月くん・ヘルさん・姉貴・ころ・みぎ・いんたー・来栖さん・えあたん・大将・あび・へぬ
 
休止中の人も含まれているけど今アクティブな人はだいたい書けたのかな。そして縁がなくて同盟を去った人たちのことも、これからは素直になって愛したい。

愛ってなんだろう?求めるのは愛じゃなかった。与えるのも愛じゃなかった。その人のためを思って助言するのも愛じゃなかった。求めるのは欲望だった。与えるのは自己満足だった。その人のためを思って助言するのは教育だった。
 
その人の在りようを受け入れ、その人の価値を認め、その人に好意を持ち、その人が困った時には全力で助け、その人が求めるときには手を差し出し、その人が先に進むときには見守り、その人が立ち止まったときには元気付ける。
 
愛って、愛する相手を拘束するものじゃないと思う。相手に変化を強制するものじゃないと思う。愛を捧げる相手の幸せを願う気持ちが愛なんじゃないかな。何十年も生きてきて陳腐で青臭いところに行き着いた気がしないでもないが、気分はそう悪くないのでよしとしたい。
 

 
 
 


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2011年01月18日

新年の歌 二首

笑む君の 初日に匂ふ 黒髪の 末広がるる 幸ぞあれかし

見られんと 一途に梳きし 黒髪の 末を契りし 君を頼まん

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2011年01月10日

冬の歌 二首

寒い夜に ビリリと震えた 携帯を 握りしめて 家を飛び出す
 
店員に 構う時間も もどかしく 視線が君を 求めて彷徨う
 
 
詩慈

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2011年01月01日

やっと帰ってきたね。おかえり

みんなばらばらになっちゃったけど 君は帰ってきたんだね
なんだかやっぱり嬉しい 当たり前だけど
  
見知らない人もたくさんふえた 君を知らない人ばかりだよ
野良にはときどき行ってる 気の向いたときお世話になってる
  
冷然と出て行った人もいるし 残酷に追いやった人もいた 涙の別れもあったかなあ
いっぱい別れて いっぱい出会った
 
おたがいにいつも いつまでも気を遣い合えたらって思う 
悲しい結末は避けられるはず 大切なことは何なのかもう知ってる
 
永遠ってさ 言葉は何も保証しないよね 1秒1秒をずっと積み重ねていくだけ
理由なんてややこしく考えなくていいよ 君はここにいればいい  


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2010年12月19日

12月の土曜の午後に書いた詩

大切なことは求めないこと
大切なことは求めて相手を傷つけないこと
ほんの少しだけ求めること
   
「二人でいて孤独を感じることがあってはならない」と思い上がっては駄目
一緒にいるのに理解し合えない、深い孤独
  
でも理解してもらえないことを嘆き続けてはいけない
たぶん相手も同じように感じてる
  
感謝の気持ちを忘れないようにしよう
巡り合ってこうして解り合えた偶然と確率
  
お願いだから苛立たないで
苛立つことでは何も得られない
  
だから失うことに臆病でいればいい
今ある幸せまでも取られてしまうことはないから
  
すこしずつ
時間を積んで、そして重ねていくよ

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2010年12月13日

Turkish Cafe プロットのうちのひとつ

多くの人が僕の所にやって来て、親しく語らい、時に一緒に怒り、一緒に泣いた。
そして時が経つと、一人の例外もなく僕の所から去って行った。
きっと僕には人を惹きつける何かがあり、
人から憎まれる何かがあるのだろうとその時の僕は考えていた。 
 
かつて僕は自分のことを理解してほしいと相手にそのつど訴えた。
そして自分なりには相手のことを理解しようとした。
実際は相手の考え方や行動様式を僕の価値基準に合うように矯正しようとしただけだし、
自分の考え方や行動様式についてあるがままを相手に受け入れさせようとしただけだった。
 
僕のような無価値な人間は、いっそいなくなってしまうほうが世のためにはいいのだと
そんなことは分かっていたのだが、それでも僕の責任を取るのは僕以外にはいない。
だから僕は価値観を変えるべきだし、
他人に対してもっと忍耐強くなるべく努力しなければならない。
かつてここにいてくれた人たちのように。
 
自分の顔と記憶を剥ぎ取って、「失い続けることのない世界」に移行して、
「彼女」と新しい世界に生きるのも悪くないのかなと考えてみたが、
それはあまりにも安易な選択であり、自分の浅ましさに呆れる思いがした。

「僕の願いは・・・」
僕は手を引いて、上から「彼女」の手を握った。
そして顔を見ないまま、「彼女」の爪先を指の腹でなぞった。
「でも、君はずっと僕のそばにいてくれるのかい?」 

「あなたがそう望むなら、私は一緒にいます」
「彼女」の口調はとても穏やかだった。そして口元だけでかすかに笑ったように見えた。

「僕は新しい世界には行かない」
「はい。わかっています」

「でも、他の人はみんな僕のところから去って行ったよ」
「それは、あなたがその人たちを遠ざけたに過ぎませんよ」

「君はどうなんだろう?」
「私のことを失いたくないとお考えなのでしょう?」

「この古い世界にとどまったままで、君を失わないでいることは可能なんだろうか?」
僕は自問するともなく、「彼女」に質問するともなく、呟いた。

「そもそもあなたが私を呼んだんです。でも私だって私の気持ちでここにいるんですよ」
その時、僕の手の下で「彼女」が手を固く握ったのを感じた。
 
月、指、ツメ、ピンクのカーディガン、膝、胸、横顔、サンダル。
僕は、あてどなく視線を漂わせた。
 
半月よりも少しふくらんだ月は中天にのぼり、
まるで白昼にように、あたりの景色がはっきりと見えた。



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2010年09月07日

秋の歌 二首

うろこ雲 風に吹かれて 眺めをる 
わが身の愁ひ 知る人は無し
 
  
風に吹かれ 在りし昔を 思ふのは 
秋識る人の 心なりけり
 
詩慈 
 

 

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