先日、同級生の忘年会がありまして。

そこでまぁ色々祭について、本当に久しぶりに濃い話をしたんですよ。

ほんとにここまで濃い話ができるってのも幸せなもんです。



主に、樽井の祭の振興策、について話しました。

やはり昨今の曳手減少はどことも深刻ですからねぇ。

最近ちょっと昔の祭の映像(30年ほど前のやつ)を見る機会があったんですがね、

30年ほど前というとですね、獅子講が色んな意味で黒かった頃ですよ。

すごく曳手が多いのよ。どの講も台場から人が溢れでててる。

後ろダイハチも左右5人ずつくらい乗ってるし、やぐらにはブレーキが無いからまわせの芯ブレまくり。


で、ですよ。


そういう荒くたい時期に比べると、

獅子講はよくなった。獅子講の祭はよくなった。

と、今はみんなが言う。


しかし現実は、30人組が30人切りそうだったり講員が減っていったりと

書いていて情けなくなるような状況も一方ではあるわけで。


昔に比べ祭はよくなっているはずなのに、曳手がどんどん少なくなっていくという矛盾。

これ、どういうことなんでしょうか?



原因は様々なんでしょうけど、要するに祭に興味が無い若者が多い、ということなんでしょうかね。



祭に関わっている我々からすると、祭に興味が無いという人の気持ちを図るのは困難です。

幼少期から祭じゃ祭じゃーとアホの子になって嬉しがってた獅子人には

祭に興味ないという意見そのものが理解できないわけです。


じゃあどうするか。

祭に興味無いって人達に興味もってもらう必要があるわけですよ。


『おうおう、じゃあ岸和田旧市を参考にしようぜ!』

と、にわかは言うかもしれません。

もうそんなの全然ダメダメです。

岸和田旧市と樽井とでは状況が全然違う。

例えば祭装束や、祭に対する熱い想い(?)なんかは参考になるかもしれません。

しかし、祭規模が全然違う。



あくまで個人的見解ですが、岸和田はじめだんじり祭りの場合、

曳手を増やすためには祭無関心な地元民よりも、祭好きな外部の人間を取り込んだほうが早いわけですよ。

しかし樽井の祭の場合はなかなかそうもいきません。

なんせ曳き方が全然違う上に、旧市なんかと違って観光化が全くというほどなされていない。

ギャラリーは出店も無い、トイレの場所もわからん、曳行ルートもわからんという状況ですからね。


じゃあどこを参考にすればいいのよ?



探すんですよ。


日本中の祭から。


樽井に見合う祭振興策ってやつを。



ようやくマンネリしていたHP活動に方向性が見えてきました。