気まぐれ絵日記 〜3DCGとフィギュア製作記〜

大好きなキャラクターを、Shade3D, 3Dcoat, 3Dプリンタを駆使してフィギュア化するため、悪戦苦闘している人の話。

3Dcoat2021を導入しました(v4.9からのアップグレード)

3DcoatをVer4.9.60から2021にアップグレードしました。
正直、v.4.9でも不便はしていなかったのだけれど、下記タイミングが重なったため。

・Betaツールで実装されたツールインターフェイス(下図右上の領域が追加された)の存在を最近知り、試してみたら使い勝手が良かった。



・ボクセルツリーをグループごとに色分けしたかった(2021からできるようになった)



ブラックフライデーでセールになっていた。


■3Dcoat2021の購入〜導入まで
・旧版3Dcoatユーザー登録
私はSteam版のアマチュアグレードを使っていました。
購入時にどういう設定をしていたか記憶はなかったのだけど、Googleのアカウントで紐づけていたようで、3dcoat公式ページのユーザーアカウントにログインできました。




アカウントページから自分の3Dcoatのライセンスキーを確認できます。




蛇足ですが、アカウントページからV4.9の最新版もダウンロードできます。
Steamだとv4.9.60までしか配布されていなかった記憶ですが、最新(最終?)はV.4.9.72があります。



・3Dcoat2021(アップグレード版)の購入
自分のアカウントページにログインできる場合は、2021アップグレード版の購入ページに行けます。

私の場合はたまたまブラックフライデーのセールの時期だったため、アマチュア版からのアップグレード価格220ユーロ→129ユーロとなっており、半額近かったためだいぶお買い得でした。
クレジットカードでの支払いも特に問題ありませんでした。

・3Dcoat2021の導入と旧環境からの移行
購入が済んだら、マイページからダウンロードしてインストールするだけです。

起動してみるとこんな感じ。
※右側のツールパレット群は私の好みで整理しています。
作業スペースに集中できるよう洗練されたインターフェースになったイメージです。ダーク系の色調も今風ですね。




ここで、旧バージョンユーザーからすると環境(ブラシやマテリアルなど)の設定を移行するのが面倒くさそうと思われますが、そんな人向けに「環境移行ツール」が用意されています。

ヘルプから呼び出した環境移行ツールについて、必要に応じてチェックボックスの有り無しを変更して「OK」とするだけです。簡単ですね。



・環境移行ツールで移行できなかったもの
ボクセルルームの「プリセットブラシ」が移行できませんでした。
私はほとんどボクセルルーム目当てで3Dcoatを使っているため、このままでは困ります。
が、問題なく移行できました。旧バージョンのプリセットブラシのツールウインドウ内で右クリックして出てくるメニュー「プリセットの保存」をし、2021版では同様に「プリセットをファイルから追加」すれば大丈夫でした。




・それでも移行できなかったブラシ
なぜかボクセルルームの「絞り込み」ブラシだけは以降できませんでした。
メインPC、サブPCどちらでも駄目だったので、旧版との互換が無いのかもしれません。
フィギュアの髪の毛などエッジを出したい造形に不可欠なブラシだったので、これだけは手動でプリセットブラシに追加しました。
追加したいブラシを選び、プリセットウインドウで右クリックして「追加」としました。



ただしさらに問題が・・・
絞り込みブラシでは、旧版だと動作を「反転」のチェックボックスがあり、これで描いた部分をへこませる/出っ張らせるの切り替えができたのですが、2021版だと反転のチェックボックスが無い。

色々試した結果、「ツールオプション」>「変更」>「追加」>強度のパラメータを変更することで描いたところのへこませ/押し出しの切り替えができることが分かりました。
これでようやく(ボクセルルームの)旧バージョンからの環境移行が整いました。




・最新版への更新
ヘルプメニューから「アップデートマネージャ」にて最新版3Dcoatのリリースノートページを開くことができます。



2021/12/5時点ではバージョン75がリリースされていました。ただしこれはステータスが「ベータ」になっています。安定板はバージョン61なので、動作安定性を求める場合はバージョン61を導入するのが無難かもです。




■今後の制作予定(デグレチャフ少佐の胸像)
2022年2月 冬のワンダーフェスティバルに参加予定です。版権許諾がもらえる前提で動いている展示見本や商品の準備に追われると思います。

ワンフェスが無事に終わったら、すでにちょっとずつ進めている計画を本格的にやろうと思っています。
幼女戦記のターニャ・デグレチャフ少佐の1/2.5スケール胸像フィギュア化です。
ちょうど3Dプリント用に分割作業をする工程であり、3Dcoatが活躍する作業内容です。せっかく3Dcoatをアップグレードしたので使い勝手のフィーリングテストも兼ねて活躍してもらおうと思っています。




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ワンフェスオンライン(2021秋)を終えて

2021年のワンフェスはリアル会場での開催が中止になってしまいました。
かわりに初のワンフェスオンラインが開催され、私もディーラー出展しました。

丸井まお先生の「となりのフィギュア原型師」から「滝館おこめ」を出品しました。
少数のキットではありましたが、完売することができました
また、すべての購入者様への配送までが無事に完了でき、ようやくほっとしています。

今回のオンラインイベントは注文申し込み以降の、代金のやりとりから配送までをディーラーと購入者間で直接やり取りすることになっていました。大変そうだぞという噂は何となく聞いており、その大変さを体験することも含めて面白そうと思っていたのでディーラー参加を決めていました。
実際に経験してみると、1アイテムだけでも商品在庫管理や、購入者様一人一人とのやり取りなどに気を使い、地味に気持ちがワサワサして大変でした。やっぱり。
間違えちゃいけないぞというプレッシャーがちょいちょいあるのがね。


■ワンフェス2021秋で出品予定だった作品
・「幼女戦記」より「ターニャ・デグレチャフ少佐」と「セレブリャコーフ少尉(原型展示)」
・「となりのフィギュア原型師」より「滝館おこめ」と「羽喰ひたき(原型展示)」

下記は版権元へのサンプル写真撮影時に撮ったものです。
こんな感じで当日は展示する予定でした。
今までのフィギュア作品の中でどれも一番よくできた仕上がりと思っていたので、現物を見てもらうことができなかったのは残念でした。







■ワンフェス2022年冬に向けて
2021年の中止により優先参加権をもらっていたので、2022年冬のワンフェスに申し込み、しっかり当選しました。
なので、今回出展できなかったアイテムを再申請しての参加を目指します!

ヴィーシャとはぐちゃんは今回も展示のみとなりますが、グレーサフのままだと味気ないので、塗装済み完成品に挑戦します



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ワンフェス2021秋 オンラインへの出展

2021秋のワンダーフェスティバルは中止になってしまいましたが、オンラインイベントとして開催されることになったため、私も出展することにしました。
オンラインとはいえ、久しぶりのイベント参加なのでとても楽しみです。

・開催日:10/9(土) 10:00〜17:00
・ブース:7-11-11
・ディーラー名:sisioumaru

一般参加の場合、入場チケット(1,000¥)が必要になります。詳しくは公式サイトをご覧ください。

当ブースからは「となりのフィギュア原型師」より「滝館おこめ」を出品します!!

・価格:8,000円(+送料1,200円)
・サイズ:184mm (1/7スケール)
・材質:3Dプリンタ出力品(UV硬化レジン。グレー色)
・仕様:キット(未塗装、未組立)。目のデカール付き
・パーツ数:13点
・パーツ数は少なめで、突起(ダボ)に合わせることで比較的組立は易しいと思います。
・3Dプリンタ出力品のため、サポート材跡があります。組立前にヤスリなどで表面を整えてください。
・3Dプリント出力はPrimal Design.Laboさんに依頼しました。Form3系によるとてもきれいな出力です。








オンライン販売は初めてかつ、代金や発送対応をディーラーが直接お客さんとやり取りするらしいとのことで、ごく少数販売です。
杞憂かもしれませんが万が一、同時間帯に申し込みが集中した場合は抽選とさせていただくかもしれません。

購入申し込みをしても、購入が確定するわけではなく、ディーラーから受付(場合によっては支払い確認)ができてはじめて購入が確定するようです。

なので、当日は私もネットをいつでも見られるようスタンバイしていようと思います。



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ワンフェス2021秋の中止とワンフェスオンライン2021秋

ワンフェス2021秋もコロナの影響で中止となってしまいました。

参加ディーラーにはガイドブックが(記念に)送付してもらえまして、幻のガイドブック2冊目に。
来年の冬こそは、開催されるといいね。
優先参加権が割り振られているので、次回(2022冬)も申込しました。






会場でのイベントは中止となりましたが、ワンフェスとしては初めてのオンラインイベントが企画されているようです。
ワンダーフェスティバル2021[秋]  オンライン
・10/9 (土) 10:00〜17:00
・ブースNo.7-11-11

準備がちょっと大変そうだし、せっかくの新作は会場で初披露したいという気持ちと、オンラインイベントへの好奇心がせめぎ合った結果、参加することにしました!

幼女戦記も、となりのフィギュア原型師も、オンラインイベントでの許諾は降りていたのですが、当日確実にお披露目&販売の準備が整う自信があるのが「滝館おこめ」先生だけでしたので、こちらを極少数、販売予定です。




■未塗装・未組立品
自分で組み立てたり色塗りが必要です。パーツ数は少なめかつ、各パーツは組立用の穴(ダボ)が付いているため、ガレージキットとしては組み立てやすいと思います。
目はデカールが付属します。

■3Dプリンタ出力品(グレー色のレジン)
出力はPrimal Desigh.Laboさんにお願いしました。さすがに綺麗な出力仕上がりです。





ワンフェス3回目にしてようやくちゃんとした箱にパッケージングしてみました。
ホームセンターで買ったチャック付きの袋にある程度纏めたパーツを入れて。
箱はアースダンボールにてDVD 4枚入れられるサイズをチョイス。




はじめてのワンフェスオンラインなので、少しでもにぎやかし祭りに加われたらなとも思っています。

詳しい情報が決まったらまた宣伝します。


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はぐちゃん(となりのフィギュア原型師)出力レビュー

Sonic mini 4K SKエディションを購入して早2ヵ月。
思っていた以上にガンガン出力しています。

最初期こそ、勝手がわからず失敗(ビルドプレートからの脱落)を繰り返していましたが、以前の記事に書いたパラメータ設定と、サポート密度を少し上げたことで失敗知らずになりました。
サポートは細く少ないに越したことは無いでしょうが、どっちにしても後処理(磨き)は必要なので、それなら割り切って失敗せずに出力できる方向に舵を切っています。

(私の露光時間などの設定)


(私のサポート設定)



■となりのフィギュア原型師 羽喰ひたき 出力
はぐちゃんはSonik mini 4Kですべてのパーツを出力しました。
途中、グレーのSK水洗いレジン(500g)を使い切ってしまったため、SK本舗さんに在庫が残っていた白の水洗いレジン(1kg)を追加注文しました。
グレー/白は前述のパラメータ設定は共通で出力できています。




大小合わせて16個のパーツを何グループかに分けて約30時間でした。
組み立てると全高220mmになります。



ワンフェス(2021A)での出展を予定しているため(当日版権許諾済み)、台座にはcを刻印しています。最悪手彫りするようかなと思っていましたが、ちゃんと出力できていました。これは地味に助かる。将来、許諾結果がギリギリまで分からない作品でもリカバリーできるので。

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軽くサフを噴いてみました。
ぱっと見はこのままで完成としてもいいんじゃないかというくらい綺麗な出来上がり。
(しっかり見ると積層跡がゼロではないので磨きは必要ですが)







■幼女戦記 セレブリャコーフ少尉 出力中
ヴィーシャも出力中です。
こちらは髪の毛や軍服など、より細かい造形なのですが、しっかり出力できています。
すごすぎる・・・
サフ噴けばより際立って見えるはず。




昔使っていたFDM系プリンタは失敗が多い&出力後の仕上げが大変な記憶や、光造形は出力後の処理(水洗いなど)が面倒そうなイメージで、もう3Dプリンタは購入しなくていいかなと思っていましたが・・・、Sonic mini 4K (SK版)は導入してよかったなと実感しています。

水洗いは確かにちょっと面倒くさいですが、実働は5分、10分の話なので慣れれば負担は小さかったです。失敗率が低いというのが心理的ハードルをグッと下げていると思います。



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3Dプリンタ (Sonic mini 4k SKエディション)導入とテスト出力

SK本舗さんからクラウドファウンディングされていた、Sonick mini 4k SKエディションを導入しました。(今は一般販売されています)

このお値段で、自宅で光造形できるって、いい時代になりましたね。

無事、2021/6月上旬に到着しました。クラウドファンディング版ではSK水洗いレジンも同封されているため、すぐに出力ができます。



初期サンプルデータ(ミニチュアの塔)の出力ができたので、いよいよオリジナルデータから、キャラクターの顔+髪の毛を出力開始!!

したところ・・・さっそく、ビルドプレートから出力品が脱落するという洗礼を受けました。



さらに、ビルドプレートから出力品を剥がせないという試練付き・・・
ホームセンターで買った、オルファのスクレーパーを使っても剥がせないんで、これはきつかった。
早速ビルドプレートを傷だらけにしてしまいました。

ビルドプレートから何とか引きはがし、組み合わせてみた感じ、顔が脱落によりのっぺらぼうであることを除けば、いい感じ。



その後、調べたところ、ラフトは「スカート」にするといいらしいと知り、さっそく設定変更。



また、初期露光時間も重要と知り。
SKエディションはビルドプレートが脱落しにくいよう表面処理されているため、露光時間は短めにした方がよいだろうと考えて、こんな感じに。



そして、出力を再挑戦!
結果、やっぱり顔が脱落・・・



だけどね、ビルドプレートからの引きはがしは格段に楽になった。
ラフトをスカートにすると、スクレーパーの刃が容易に入るので、その効果がまず大きい。
初期露光時間を短めにしたのも効果あったのかも。

脱落してしまうのは、なんでか分からなかったけれど、中身が詰まっているので重さも効いているのかなと推測。


■お文具といっしょ お文具さんの出力
ちょっと気分を変えて、最近よく見ているYoutubeアニメの「お文具といっしょ」から、お文具さんをモデリングしまして。これをテスト出力してみることに。



前出の失敗から、脱落の原因を、パーツが重すぎるためと推測して、3dcoatで中身を中空にくり抜いてみることに。



出力結果は・・・
見事成功!!



表面を磨かなくても、ほとんど積層跡が見えずきれい。
昔使っていたFDM系の3Dプリンタから比べると、この業界は本当に進歩しているんだなと実感。

お文具さんがかわいく顕現しました。
このあと、表面を磨いて、塗装して仕上げる予定です。



7/14追記
表面を少しヤスリがけして、塗装してみました。
かわいくできたのです。




■Shade3Dコミュニティはじめました
DiscordにてShade3Dコミュニティをはじめました。
ツイッターやブログは一方的な配信になりがちなので、ユーザー同士で交流できる場が欲しいとの思いから運営しています。


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ワンダーフェスティバル2021秋(WF2021A)に向けて

2021年もイベント関係者にとっては苦しい年になりますが、ワンフェース2021秋にディーラー参加当選しましたので、参加に向けて準備します!

ラインナップは下記4作を予定しています。
幻に終わった前回(2021冬)では幼女戦記と、となりのフィギュア原型師は当日版権の許諾をいただけていたので、今回もいただけるんじゃないかと前向きに期待して!!(許諾結果出てないので、あくまで期待です)


■ターニャ・デグレチャフ少佐(幼女戦記より)
WF2021冬で幻に終わりましたが、再度予定しています。
版権許諾可否やイベント開催によらず、すでに複製はしてしまっているため、もしダメだったとしても、自分用に完成塗装見本までやるつもりです。
色付きはまだCGでしかないですが、かっこよくなりそうな自信があります。




■セレブリャコーフ少尉(幼女戦記より)
少佐殿とのタニャ・ヴィシャ合わせを私が見たかったんじゃ。
さすがに複製までは手が回らないため、WF2021Aでは原型展示のみを予定しています。




■滝館おこめ(となりのフィギュア原型師より)
こちらも、WF2021冬で幻に終わりましたが、再度予定しています。
そして、版権許諾可否やイベント開催によらず、すでに複製はしてしまっているため、もしダメだったとしても、自分用に完成塗装見本までやるつもりです。
おこめ先生かわいいよ。




■羽喰ひたき(となりのフィギュア原型師より)
おこめ工房のはぐちゃんもかわいいよね。
やっぱり、おこめ先生との合わせを、私が見たいのでモデリングしました。
モデリングと原型出力で精一杯になりそうなため、こちらもWF2021Aでは原型展示のみを予定しています。






厳しいご時世ではありますが、秋にはある程度事態が落ち着いて、イベント開催できることを切に願って。


■蛇足情報
ガレージキットにするまでは下記のツール・工程を経ています。
・モデリング
Shade3D ver.18 professional
モデリングに使う機能はほとんど、ver.15以降のbasicグレードと同じものを使っています。
フィギュア用途であれば、私にとっては十分かなと思っています。ver.19以降は商業向けっぽいサブスクに変わってしまったという事情もあり。
ただし、レンダリングはプラグイン(DOKI for Shade3D)を使っています。

・フィギュアデータ編集
3D-coat
組み立て式フィギュアにするために避けては通れない、「分割・結合」作業。
Shade3Dでも工夫に工夫を重ねればできなくはないけれど、どんなに頑張っても乗り越えられない壁もあります。
それを、3D-coatならサクッとできちゃいます。フィギュアを作りたい私にとってはもはや必須ツールとなりました。

・3Dプリント
ターニャ・デグレチャフ少佐と滝館おこめ先生の原型出力は「Primal Design.Laboさん」に依頼しました。とても精巧な出力をしてもらいました。
セレブリャコーフ少尉と羽喰ひたきちゃんはSK本舗さんで買った3DプリンターのPhrozen Sonic Mini 4K SK editionにて出力に挑戦します!



■Shade3Dコミュニティはじめました
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Shade3Dレンダリングプラグイン DOKI for Shade3Dを使ってみて

Shade3Dプラグイン製作でおなじみのft-labさんが公開されている「DOKI for Shade3D」がよさげなので、紹介します。



有料(1,000¥)ではありますが、Shade3D ver.14以上プラグインが使えるグレードであれば導入する価値は十分あると思います。Shade3Dのレンダリングは良くも悪くも昔から変わっていないので、劇的に絵を変えたいならこういうプラグインの導入が唯一の選択肢になります。

以前は標準のパストレーシングを使っていましたが、DOKIに切り替えたことで、レンダリング時間は平均すると半分くらいになりました。また、得られる画像も、設定内容をつかめてくるとパストレーシングよりも綺麗になりました。


■インストールの補足
インストールはPC操作に慣れていないとちょっと難しく感じるところがありそうなので、補足説明します。

・Pluginsフォルダ
Boothで購入したファイルの中にある「DOKI64.dll」をpluginsフォルダに入れよ、とマニュアルに記載あります。これは難しくないと思いますが、下図のようになります。




・バッチファイルの作成
次に、バッチファイルを作ります。メモ帳などのテキストエディタに、サンプルのような書き方(Shade3Dのバージョンに合わせて少し変更は必要)をします。
保存時にファイルの種類を「すべてのファイル」にしてから、「.bat」と拡張子を付ける必要があります。




保存したファイルは下図のようにscriptsフォルダにでも入れておきましょう。



・バッチファイルはショートカットにすると便利
「run_shade3d_v18_with_OSPRay.bat」はショートカットを作って、デスクトップなどに置いておくと使いやすいのかなと思います。この.batファイルをダブルクリックすると、Shade3D (DOKIレンダラー付き)が起動します。




・tbb.dllファイルの名前変更
Shade3Dのbinフォルダ内にある「tbb.dll」ファイルも「tbb._dll」に改名が必要です。




■起動
ショートカットで作成した「run_shade3d_v18_with_OSPRay.bat」をダブルクリックすると、Shade3Dが起動します。
レンダリングウインドウに「DOKI」と出ていれば成功です。




■使ってみる
さっそく、Shade3Dの標準パストレーシングと、DOKI for Shade3Dで比較使用してみます。
よくある単純なシーンだからか、レンダリング時間は半分以下となりました。
同じような結果になるよう表面材質の設定を微調整しているため、一概にどちらがいいとはいえないですが、金属の艶感はDOKIのほうがよさそうに見えます。

標準のパストレーシング(26秒)



DOKI for Shade3D (7秒)



・シーン構成
サンプルはシンプルに板の上に球を乗せているだけです。

・光源設定
DOKI はグローバルイルミネーションとすることで実力を発揮します。
そこで、「光源」はすべて「0」とします。



・背景光源
代わりの光源として、「背景」に写真をセットします。こうすると全体を包み込むリアルな光源(グローバルイルミネーション」となります。
また、「光源としての明るさ」はひとまず「1」としておきましょう。



背景の写真はこちらが、高品質&大量&フリーで利用できるため便利です。
ダウンロードしたHDR画像データは、直接Shade3Dの背景ウインドウにドラッグ&ドロップすれば読み込まれます。


・表面材質設定
表面材質ウインドウでも設定が必要です。
情報ボタンから、マテリアル情報(DOKI)を呼び出し、マテリアルの設定に「PBRマテリアル」を設定します。これにより、リアルな材質によるレンダリング(Physically Based Rendering 物理ベースレンダリング)ができます。

PBRの材質設定では、「反射」と「荒さ」のパラメータを調整して質感を表現するのがコツになります。
金属は反射を高めにするのは直感的にわかると思いますが、布や人の肌も若干反射の数値を入れて、荒さを大きめの数値にするとよさげな結果になるかもしれません。




・色補正
デフォルトの設定でレンダリングすると、全体が暗い出来上がりになります。
DOKIでレンダリングする(グローバルイルミネーションを使う)場合は、レンダリングウインドウから呼び出せる「色補正」により、「ガンマ」の設定を「2.2」にします(詳しい説明は省きますが、お作法として)。
それでも全体が暗い/ぼんやりしているなと感じる場合は、「ゲイン」や「コントラスト」も調整するとよいでしょう。




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DiscordでShade3Dのコミュニティはじめました

Discordというコミュニケーションサービスがあります。
ゲーム系のチャットでよく使われているため、チャットや画面共有しながらの配信が使いやすいです。

このDiscordを使って、「Shade3D研究会」というコミュニティをはじめました。
Shade3Dは潜在ユーザーは多くいると思うのですが、コミュニケーションをとれる場が少ないなと感じていました。
こういう場をきっかけに、作品作りのモチベーションにつなげてもらえたらいいなと思っています。

[こんなときに活用してください]
・Shade3Dの操作で困った
・相談したいことがあるけれど、公式フォーラムでは聞きにくい
・製作途中の作品を見てほしい/見せてほしい
・みんながどんなふうにShade3Dを使っているか見たい/知りたい
・他のShade3Dユーザーと交流を持ちたい



[Discordの導入とコミュニティ参加にあたって]
・無料で利用できます
・PC用のアプリ以外に、スマホアプリもあります
・アカウントを作成すると、投稿ができるようになります
こちらのリンクからコミュニティに参加できます。
・コミュニティ参加の条件などはありません。ひっそり見ているだけでもokです。
 でも、せっかくなので、左列にあるチャンネルの話題に合わせてぜひ投稿してみてください!
・3/23時点で28人の方がメンバーになっています。




マイペースにメンバー同士での情報交換やコミュニケーションがとられています。
公式フォーラムやツイッターではなかなかできない「交流の場」を求めているなら、ぜひ一度のぞきにきてください!


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Shade3D 図形ウインドウのカスタムによる作業性改善の試行

堅苦しそうなタイトルになってしまいましたが。
ようは、モデリングなどの作業効率を向上するために、画面環境を変えてみた感想を書きます。

結論としては、2分割レイアウトは良い感じだよ! ということを伝えたいです。


■導入
Shade3D(昔のShadeユーザーはとくに)は画面を4分割に区切ったレイアウトがデフォルトになっています。



これは建築パースなど、正面や側面などを図面に合わせてモデリングするには理にかなっているのですが、キャラクターなどをモデリングするときにも最適解なのかなという疑問がありました。

というのも、Blenderでキャラクターモデリングしている人の画面をみると、2分割もしくは透視図のみという割合が高いためです。以前にツイッターでアンケートをとった結果からもわかります。

また、Zbrushや3Dcoatなどのスカルプト系では1画面(透視図のみ)がデフォルトです。


■2分割画面の環境準備
そこで、Shade3Dでも2分割画面にすると何か変わるかなと思い、試してみることにしました。
こんな感じです。



次に、正面図や側面図といった視点切り替えは、視点切り替えアイコンからいちいちポチポチするのは非常に効率が悪い。



ということでショートカットキーに登録しようとしたところ・・・なんと、このメニューはショットカットできる操作に含まれていないとのことでした。
こちらのフォーラムより教えてもらいました。

そこで、前述のフォーラムでは、視点切り替えをスクリプトにして、ショートカットキーから各スクリプトを呼び出す方法を教えてもらいました。



私は、他のショートカットキーとの兼ね合いから以下のように割り当てましたが、この辺りは個々の好みになります。
F:正面図
R:上面図
G:右側面図

これでようやく、2分割画面での環境が整いました。




■2分割画面を試してみて
メリット:
・いちいち拡大をしなくても、モデリング対象の細かい部分が見やすくなった。
・ノートPCなどの小さい画面で作業する場合でも、上記利点を大きく感じるようになった
・マニピュレータを使うと、透視図内での直接のモデリング(頂点移動)が使いやすいということに気づけた




デメリット:
・正面/側面/上面の視点切り替えのために、ショートカットキーを使う必要がある
※Blenderではこのような視点切り替えが当たり前との情報あります。本試作の可否はここが受け入れられるかどうかです。

一か月ほど試してみた感想としては、デメリットよりもメリットの部分の恩恵が大きくて、モデリング作業がやりやすくなったと感じています
とくに、画面がとてつもなく大きいのでなければ、一度に見回せるモデルが広がったことの恩恵は思ったよりも大きいと思います。
また、透視図+マニピュレータ操作は使ってみると直感的に頂点を移動できるため、2画面構成との相性は良さそうです。

※残念ながら私は透視図内での作業を完結できるほどは馴染めませんでした。そのため、2画面構成が互いの足りない部分を補完しあえてちょうどよいと感じています。

4分割画面って、図面をたしなんでいる人や古のShadeユーザーにはなじみ深いのですが、割と最近始めた人には使いにくさを感じている人もいるかもしれません。そんな場合には本記事を参考にしてもらえたら嬉しいなと思い執筆しました。


■DiscordでShade3Dコミュニティ「Shade3D研究会」を始めました
画像掲示板やツイッターだとどうしても一方的な発信に偏りますし、公式フォーラムでは雑談的な話題はなかなか難しい雰囲気があります。
そこで、Shade3Dユーザーに特化したコミュニケーションの場を作れたらなと思い、Discordというツールを使ってコミュニティ「Shade3D研究会」を作りました。

DiscordはPCでもスマホアプリでも使えます。
ユーザー登録しなくてもサイトを閲覧できるようですが、投稿するにはユーザー登録(無料)が必要です。
3/6時点で23人のメンバーが参加してくれています。
気負わず、ゆるゆると活動しているコミュニティですので、お気軽にご参加ください!


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プロフィール
3DCGソフトのShade3D, 3dcoat、3Dプリンタ Sonic mini 4k SK版でフィギュア造形する人。サークルShade3D研究会代表。主なジャンルは幼女戦記、となりのフィギュア原型師、お文具さん。ワンフェス(2022冬)目指してます。なお、日常はSUS304とモータに包囲された、こってりメカ設計者。
ホームページのご案内
●3DCGギャラリー
Shadeで描いた作品集

●2DCGギャラリー 
下書き・イラスト・写真

●Shade3Dのコツ 
入門講座・小ネタ集
著書(Booth/Amazonリンク)
「Shade3Dテクニック集」 (共著)
基本的な操作を習得したら、次のステップとして豊富な応用作例がたくさんの本書を。書店には売っていない、技術同人誌です!






「3D-CG キャラクターテクニック 〜「Shade 3D」で高度なデジタル造形〜 」 (共著)
Shade3Dの基礎習得後に読んでほしい、応用編。複雑なキャラクターモデルの造形から、リアリティあるレンダリングにするための材質、ライティングなどを解説。






「Shade3Dではじめる3Dプリント」 (自著)
Shade3Dの基本的な使い方を紹介しつつ、3Dプリントに適したモデルの作成方法を解説しています。






「Shade3D Ver.16 CGテクニックガイド」 (共著)
ポリゴンを使ってキャラクターモデリングをしたい方にとっての入門用にオススメです。


お勧めリンク集
3DCG(Shade3D) 作家さん
■cactiの日記
フォトリアルなCG。

■流れよわが涙とおぢさんはゆった
女性ポートフォリオと映画レビュー

■Merkmal@prosopopoeia
ハイレベルなShade3D作品。

■CG日記
セミリアルで美しい女性キャラクター。

■美夏屋
スーパーリアルで美人さんモデルがたくさん

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リアルな女性キャラクター。

CGコミュニティ
■創作庵 寺子屋
活発な投稿があります。

■ポリゴン連盟
Shadeでポリゴン好きが集う場。

■TINAMI
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造形作家さん
■C103のblog
フェスに向けての精力的な創作姿勢を見習ってます。
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