10月のリュミエール映画祭(動画拙訳)2013年10月と11月の『検索フレーズ』

2013年12月09日

「1秒24コマの魔法!」(前回の日誌記事への追記)

前回の『10月のリュミエール映画祭(動画拙訳)』という日誌記事において、「聞き取れませんでした」と私がギヴアップした部分について「柚子」さんからフォローコメントを頂きました。意味を解説するためにも項を改めて記事にします。///

貼り付けた動画の1つ目のほうでタラちゃんが『パルプ・フィクション』を「35ミリフィルムで」上映しますぞ!!と力をこめて言う場面があります。私が聞き取れなかったのはその直後、会場の拍手をひとしきり聞いた後で彼が続けて言う言葉でした。

柚子さんからのコメントを部分的にコピペ▼
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タラちゃんの、35ミリ云々のあとの言葉、ワシの耳には
24 frames per second of magic.
と聞こえます。残念ながらその意味は私にはさっぱりわからんのですが。

2013-12-06 08:34:36付
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なるほど!!そうか、そうだったのか!!
私も何度か聞きなおしてみました。
そう言ってる!!言ってます!!そう聞こえます!
ただ、「per」がほとんど聞こえません(笑)。
私だけでしょうか?(笑)

「24 フレイムズ・パー・セカンド・オヴ・マジック!」のパーってのは、
60km/h(hour) =時速60キロ
という表示における、スラッシュのことです。

英和辞書をひくと、基本的には
「60 kilometeres per hour(シクスティ・キロミーターズ・パー・アワー)」と言うのが英語では正しく、それを略した表記が「60kph」。

似た表記を使う業界はタイプを打つ速度を示す言葉で、たとえば「50wpm」なら「50 words per minute(フィフティ・ワーズ・パー・ミニット)」と読み、「1分間に50語」という意味となります。←ここで注意して頂きたいのは、50字ではなく、50語であること。字、ならletterなんです。word(s)は、単語。字数の多い単語(extraordinary とか simultaneously とか)だろうと少ない字数の単語(cupとか era とか)だろうと、お構いなく『1語』として勘定するのですから、不公平といえば不公平な表現ですが、これでまかり通っているらしいです(笑)。

本題に戻りまして…
ゆえに、タラちゃんが言ったのは「24 fps」のマジック、すなわち「1秒間につき24コマの魔法」だぜ!って宣言したということなのです。

映画のフィルムでは『1秒』の映像に『24コマ』費やすものなのです。35ミリフィルムでの上映だからこそ、彼はこう叫んだんです。

…なぜ俺はそこに気づかんのか…情けないっす。orz
俺の聞き取り力なんてこんなもんなんっす…orz

柚子さんを初め、常連さまでも通りすがり様でもどなたでも結構ですので、なにとぞこれからも、このヘッポコ聞き取りの私にフォローやお知恵をお貸し下さい。

さて、その『映画のフィルムが1秒24コマの理由』については、下記にご案内するサイトさんが詳細かつ分かり易く解説して下さっていますので、興味をお持ちの方々は御一読をオススメします。

http://www.pronews.jp/column/raitank/1205291130.html

『PRONEWS:[raitank fountain]Vol.06 シネマのネクスト・ウエーブ、"Higher Frame Rate" とは!?』(2012-05-29 掲載)という記事に飛べるアドレスです。

映画特撮に興味のある者なら誰でも知っているダグラス・トランブルさんや、ジェイムズ・キャメロンさん(←『タイタニック』の監督)、ピーター・ジャクソンさん(←『ホビット』の監督)の映画もまじえて解説されており、アナログとデジタルの違いも含めてとても読みごたえがあります。

柚子さんのコメントのお陰で、こんな興味深いサイトさんを検索発見できてラッキーでした。ありがとうございます、柚子さん!
\(^^)/

去る10月に『パシフィック・リム』を見たのですが遠方の映画館だったため、到着するのが遅くなり、イントロ部分をほぼ9割見逃してしまったのです。タイトルが出る1分前くらいからやっと着席して見たという次第。


注意:下記で『パシフィック・リム』のイントロのネタバレをしています。読みたくない方々はここまでで読むのをやめてください。
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(念の為、隙間を設けました)

二人のパイロットが(機械を使って)精神的に完全にシンクロしないと動かせない巨大ロボット(モビルスーツ…笑)ってのが出てくるお話なんですが、私が見損ねた冒頭部分で、シンクロしてる片方が死んでしまうらしいんです。

『精神的にシンクロしてて…死んでしまう…ってことは生き残るほうは「死の擬似体験」をしちゃうってこと?トラウマになるよね〜。見たかったな〜〜。』

今出るのか?!ってくらいのんびり出てくるイントロの映画タイトルを見ながらそう思った私でした。『…どっかで知ってるぞ、そういう映画…』と思いつつ、すぐ思い出せぬまま時間が経って、やっとひらめきました。それは…ダグラス・トランブル監督の『ブレインストーム』だったんです。

…製作途上で出演者の一人ナタリー・ウッドが急逝してしまったいわくつきの映画です。(演じた役柄は、体験を記録して他人の脳内で追体験するのを可能にした装置を発明した女性科学者…かな?うろ覚え)かなり苦しく完成させたんじゃなかったかなぁ…。

公開当時見逃し、今なお未見の映画ですが…『パシフィック・リム』を見終わって一番見たくなったのがその『ブレインストーム』でした。まさかこんな昔の映画を上述の『[raitank fountain]』さんが語っていようとは!さすがプロ!

少々脱線しましたが、タラちゃんの言葉の謎が解けて嬉しいです!柚子さんに感謝!

…これ書いたらまた朝になってしまった…くっ orz 
今日、映画見に行こうと思ってたけど…ダメかも(+_+)。しょうがない…

sith_ko2 at 05:52│Comments(5) クエンティン・タランティーノ関連 | 外国映画

この記事へのコメント

1. Posted by 柚子   2013年12月09日 22:05
いや、perは聞こえません。^_^; ただ、時々動画編集などさせらせることがありfpsがframes per secondの略だと知っていたのでそうであろうと思っただけです。それとて、シス子さんが訳して下さったものを読んで、35みりめーたー!が35ミリフィルムを指していると教えて下さるまではわかってなかったです。どう聞いても35みりめーたー!としか聞こえないが、3.5センチのものってなんじゃら?私の耳が変だとして!35minだとしても、映画がそんな短いはずはなし、もしやショートバージョン?、、なわけもないか、とちんぷんかんぷんでしたのです。
こんな含蓄のある言葉だったとは。教えていただいて聞き直してみれは、大層感動的でした。ありがとうございます。

シンクロして動くモビルスーツと言うと、私にはお台場に立ってるあいつしか思い浮かびません。マトリックスが日本アニメに影響を受けたと聞いた覚えがありますが、まさかそれも?ってことはないですね。

他人の脳内にシンクロして追体験といえば、the cellもそうでした。ビィンセント・ドノフリオが気色悪かった。ジェイク・ウェバーが出てなければ見てなかったと思います。
2. Posted by 春車   2013年12月11日 23:14
ブレインストーム!なんと懐かしい!確かにブレインハンドシェイク、あのシーンはそういうカンジになりそうな。いやあ、大昔にウォーケン見たさに映画館に行ったことが思い出されます。トランブル節はあれど、何分にも色々問題があったから、映画としては今ひとつでした。なんていうか、結構哲学的なテーマなんですけどね。
映像の進化は私たちに色々な新しいものを見せてくれますが、根本の発想はオールドファッションな方がグッと来るのかも。
パシリム、冒頭部分はかなりいろいろと考える部分なので、機会があればもう一回見てやってください。
3. Posted by 柚子さんへシス子   2013年12月15日 09:25
>柚子さんへ あはは(^^)『お台場に立ってるあいつ』は、操縦者は一人ですよ〜それに、お台場のモビルスーツは、操縦者の実際の動きに合わせて動く機械ではありません。空軍機のような操縦桿で動かすシロモノです。思えばエヴァンゲリオンに出てくる巨大モビルスーツも、『溶けちゃう(融合してしまう)』といったキケンなシンクロもどきをする割りに、手袋つき自転車みたいな形のものに腕突っ込んで動かしていたので、『パシフィック・リム』よりは『お台場のアレ』に近い機械ですね…。

古い話ですが『ライディーン』というアニメのほうが『パシフィック・リム』には近い感じです。(でも操縦者は一人なんですが)好きだったんですよ私…小学生の頃見てた『ライディーン』。『コンバトラーV』も好きでした(←オタク話ですみません笑)。

なお、『パシフィック・リム』は監督のギレルモ・デル・トロさんが完全に日本の怪獣映画とロボットアニメに傾倒しているのを公言してましたし、『お台場のアレ』を来日して見に行って感動、大喜びしていたそうですから、明らかに影響大です。原作漫画があるものを映画化しているらしいので、原作漫画の作家さんも日本には影響されていると思います。

タラちゃんも『レザボア』でティム君扮するオレンジ君を『漫画オタク』って設定にしたため、キャラ作りのために『鉄人28号』(と思われるアニメ)を見せたようですよ(笑)。オレンジ君の部屋に飾ってある『シルヴァーサーファー』がまさかその後、映画化されようとは…(←未見なんですが;)
4. Posted by 柚子さんへザ・セル語りシス子   2013年12月15日 09:28
>柚子さんへ(長すぎて分割しました;)
おお〜『ザ・セル』懐かしい。V.ドノフリオは『フルメタル・ジャケット』で狂う新兵の役で強烈な印象を残しすぎたせいか、どうしてもああいう役ばかり回ってしまう感じです。『ザ・セル』は衣装が良かったですね!石岡瑛子さんの衣装の自己主張が強くて思い出すのも衣装とか肉吊りとかばっかり;(笑)…。

ウェバーさん映画だったんですね〜忘れてました(←すみません;)。回りが濃すぎることを考えると、ウェバーさんの役どころって『一服の清涼剤』みたいな担当だったのでは…?違っていたらすみません///
5. Posted by 春車さんへシス子   2013年12月15日 09:36
>春車さんへ 私もウォーケンが見たかったんですよ〜〜!内容にもそそられましたけど!(でも見逃した;)

そうそう、公開時に見に行った私の姉も感想が『今ひとつ』って。そういう映画なんですよね…当時の『スターログ』では、最後?のその『追体験』場面でそれまでとは映画のスクリーンサイズが変わるのが問題だった(上映を困難にしたし、効果としてもイマイチに終わった)と書いてあった気がします。それを覚えていたので、近作の『ライフ・オブ・パイ』で、いきなりスクリーンサイズがコロコロ変わったのを目にして衝撃でした。3D上映を見ていないのでそっちではどうなっていたのかと興味深々です。デジタルだからあんな無茶ができるのかなぁ…。

哲学的なテーマ…やっぱり見たいな~『ブレインストーム』…。記憶とか脳に関わるネタにはいつもそそられます。

『~リム』、やっぱり冒頭は重要なんですね?!主人公がヨロヨロ出てくるとこから入ったので…くやしいっす。テレビ放送があったら必ず見ます…!コメントありがとうございました!

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