日本映画

2013年04月22日

メモ『オトナ帝国』『肝心な情報は隠される』『建つべき位置を学ぶ神社』

朝日新聞の土曜版Be(赤色)2013年4月20日付から、『俺メモ』(=自分用に保存したいメモ)を。///続きを読む

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2011年03月22日

美味しかったのだ、と…

原発による核汚染に恐怖するニュースを見るたびに、思い出してしまうドキュメンタリーがある。///続きを読む

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2011年01月16日

ヤマトの諸君…また会えて嬉しいよ…/『ヤマト』

新年一番で見た映画の話。(マサト・イブってどこに出てたの?そもそも出てたの?)///続きを読む

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2010年02月15日

人類は皆、障害者

日本映画のカテゴリにするのは気がひけますが、いちおう…『Shall we ダンス?』のダンス場面振付・演出・指導を担ったという、watariさんって人の、講演会ルポなので。(注:長文です)///続きを読む

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2009年12月17日

つかもっちさんのそんなところが好きなのよ

『悪夢探偵2』関連インタビュの覚書///続きを読む

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2009年08月30日

また会う日まで/『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

鑑賞感想。///続きを読む

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2009年05月19日

BL映画…『愛の言霊』

もし御覧頂けたら、ゼヒ感想を!と鳩さんから言われてましたので…感想をば。///続きを読む

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2008年03月17日

『医学としての水俣病 3部作』

日本映画感想///続きを読む

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2007年10月09日

冒涜してこそ…/『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』

日本映画『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』とマカロニ西部劇について//続きを読む

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2007年06月19日

4本見て原稿して/『レザボア15周年記念DVD』?!

『ゴール2』『しゃべれどもしゃべれども』『300』『恋愛睡眠のすすめ』の感想〜アニメ番組『怪物王女』『おおきく振りかぶって』『ロミオとジュリエット』について〜DVD『津波』『レザボア15周年記念』買うかの迷いなど///続きを読む

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2007年02月17日

きりきり舞いしそうなかわゆさ!/『こま撮りえいが こまねこ』

テム君相手でもきりきり舞いはしている私ですが今回はかわゆいこまねこちゃんについて。

昨年12月中旬から1月最初の1週間くらいの間、バイト先から車で10分くらいの映画館(シネコン)で上映されていた『こまねこ』だったのですが、12月は本作りと歯痛で手一杯で、泣く泣く見るのをあきらめてました。

その後、1月に北海道方面の読者さんに新刊案内を送付したら、注文と共に『こまねこ』のチラシを送ってくださって…!別に私が請求したわけではなく、単にいつも「最近見てよかった映画」をチラシを同封して教えてくれる方なのです。

お手紙には…
『こまちゃん可愛い…!
こまちゃんの横にティム君を並べておきたいです』

と書いてあってさらに私をもんどりうたせてくれました(笑)

そこでチラシの図柄(お手製人形2つと共にピクニックしているこまねこちゃん)に
へたれ座り(←脱力して手足をほーり出したように座っているため、やっちゃんから「お人形のよう。どこかにもたせかけないと倒れてしまう」と言われているような座り方)してコーヒーをすすっているテム君を並べた絵をつけて返信&本の送付をしましたよ しましたとも!笑

そんな事をしていたのが功を奏したのか(←そんなの功でもなんでもない!!)
私がすむ県の西地区(私のほう)では終わってしまったこまちゃんが、東地区でいきなり上映開始!
奇蹟だ…!!!

この天からのチャンスを逃す手はなしと、車運転のできる姉に
「夕飯とお茶をおごるから!」ともちかけ、遂に昨日、こまちゃん鑑賞成功!
東名高速道路まで使ったさ!!使ったとも!笑
インターチェンジ2つ分乗りました。軽自動車なので650円ですんだ。
ワーナーマイカルシネマズなので、素晴らしい上映環境…!

そして何が凄かったかって、シネマズが入っているショッピングセンターが「棚卸のため特別休業」だったこと。おかげで夕食&お茶難民にはなりましたが、営業してるのは映画館と隣接のボーリング場、無人営業のゲームセンターのみ。誰もいません。ほとんど。

無人の廃屋のごとき駐車場もすいすい入れて出れて、映画館の近接に停められて。
そんな日なのでお客もいなくて、半端な観客もおらず、私と姉以外には男性1人とおばさま1人だけ!
すばらしい…!

さらにこまちゃんはいつ見ても、鑑賞料金は大人1300円!
上映時間75分だからなのかどうなのか…ありがたいサービス価格!
後でパンフを見て知ったのですが、この『こまねこ』の5つのエピソードの中の
最初のお話、タイトル「はじめのいっぽ」は既にDVDで1900円くらいで販売されてるって…
だから、の1300円なのかどうかはわかりませんが…

寒風の中、6:50pmの上映開始までゴハンを探しに行く姉妹。
近くのスーパーで小学生の寄り道のようなものを食べました。
たこやき6個入り、いか焼きソバ、五平餅がお団子みたいに3つになってるもの。
テナントのパン屋の卵&ツナいりパン、生クリームいりチョココルネ、「切り株」パン。
(クロワッサン生地のパンが切り株のようになっているパンを我が家ではこう呼ぶ)
切り株パンはお土産に…(自分へのお土産。主に。笑)

寒いせいか全部美味しくてねぇ…
卵パンを食べるかツナパンを食べるか悩む、気の多い私にとって、そのパン屋のダブルサンドなパンは最高でした(そういうのってないんだよね…近くにもほしいな!)

デニーズに寄ってチャイを頼んだのが唯一のダメでした。450円もするってのに
最初から甘くしてある謎のお茶になっていた!まずい!
スプーンがないので、と他のお客に言っていたけど、なにその状態?変ですよ。
サービスで砂糖先にいれていたとしたら、いらないサービスだよ!!怒

映画はかわゆくてもんどりうち、
パンフ500円、メイキング本1800円、シール262円?まで買いました。
幸せです…
とんでもない出費でしたが。

県の海沿いを40キロとばして帰宅、夜9:30頃でした。
バイト終わったあとの午後よりはるかに早い。高速道路とは違う路線ですからね。
田舎です(笑)

こまちゃん台詞は「にゃー!」しか言わないところも最高です。うふふふ

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2006年02月12日

冬期五輪が始まったっすね〜

開会式の感想。地元で『ウルトラマン』(初代)が再放送されてたことに気づいた衝撃。『スキージャンプ・ペア』を見た感想。「おしどり」がどんな鳥か知らない私に、師匠が『信じられない!』と言った話。『偶然の音楽』を再読(原稿の足し)など///続きを読む

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2006年01月29日

三谷オールナイトに行って来た

とはいうものの、『みんなのいえ』(2001)と『12人の優しい日本人』(1991)
の2本立てがオールナイトで上映されてるってだけの…。

どうせなら上記2本に加え『ラヂオの時間』『The 有頂天ホテル』の4本立てで
パーっとやればいいのにねぇ。ふつーそうでしょうよ?

数年ぶりのオールナイトに一生懸命、睡眠調整して赴いた理由は
その映画館系列の会員だったので「無料」だった。
『みんなのいえ』未見だったのでスクリーンで見たかった。
の2つ。

既に見た事ある『12人〜』が夜10時台からで、以降0時台に『いえ』
2時台『12人』4時台『いえ』って感じ。
自宅からの最終電車10:41pmで出かけ、0時台の『いえ』から観戦!
満足したけど…フィルムの穴(←上映するための穴)がおかしいのか
映画館の機械がおかしいのか、そもそも機械へのかけかたがおかしいのか、
画面がガッタガタでした。
ちくしょ〜なんじゃこりゃ〜
まぁこんなの初めてじゃないから(しかし思い出すこれと同じくらいガタガタ
上映だったのは『デストラップ死の罠』だから相当昔か…)いいけどね…
バスで石だらけの山道登りながら映画見てると思えば!(どんなんだ?!)

笑えたのは、劇中で『地鎮祭』をした直後、数分だけ画面が落ち着いたことです。
地鎮祭、効果あるんだなぁ(スクリーンは地面じゃありません。笑)

さすがに、どんな理由であれ言わねばならんと思って、終了後に映画館の人に
ひとこと言いましたよ…機械とか人為的問題なら、その映画館がへっぼいだけですが
もしもフィルムが駄目なら、貸し出してくれた…東宝かな?…に返すときに
連絡すべきだろって。
「映写室、人、ずっとついてますか?」
とかゆっちゃったよ…恐いおばちゃん(性別年齢不詳)に見えたかな…?
煮え切らねぇな。どっちにしても。映画館の下っ端ってやつらは…ゴラ!
______

感想

●『みんなのいえ』…「ラヂオの時間」をテレビで見て、おお、よく出来てるじゃないか、
三谷監督、けっこういけてんじゃん…と思ったことがあったので期待してたのですが、
ちょっと360度パンのやりすぎかな…
それから、脚本のひねりが足らねえな…(←田中邦衛の声音でお読み下さい)
ま、そんなとこだな。
脚本弱い映画ってのは、もうその時点でかなり減点だからな。
三谷さんはそれを一番よっく分かってるはずだからな。
(ニール・サイモンとビリー・ワイルダーを好きだっていうオリジンが証明してるわな)

三谷脚本&監督ものなので、男と男の愛…はばっちり混入していた。それは結構でした。
ごっそさん

●『12人の優しい日本人』…言うまでもなく傑作。というよりも偉大なるパロディ。
いい映画だと分かっているので何度見てもいい。台詞を覚えてもなお面白い。
ここまで美しく愉快に『12人の怒れる男』を「翻訳」(日本人文化圏に置換)し得たことを
ただただ讃えたい。その気持ちは初めて見た時から変わらない。

そしてこれは三谷監督作ではないからね…すぐ前に見た『いえ』と比較するのは
舞台劇的な内容の『12人』と、ロケ的な『いえ』ってことで反則かもしれませんが、
ここぞというところできっちり映すべきものを捉えている『12人』の監督の力量が
実感されます。

『いえ』冒頭のゴジラネタの「絵」回し(画面展開)は、脚本家的弱点が露呈していたから…

1ゴジラがアパートの一室から出てくる不条理(な場面)
2すぐ続くパソコン画面を見つつキーボードを打っている男のバストショット
 男の左腕側にゴジラのミニチュアが見える
3「あなた、まだ?」と妻、奥のドアから顔を出す
4妻の視点から見た男の姿。本棚にもう一体大きめのゴジラのミニチュアが見える


1から2への展開を即座に『脚本家が打ち込んでいる内容を、場面として見ていたのだ』
と納得できる観客は少ないんじゃあるまいか。このあとモタモタと、男の台詞によって
男が脚本家であることが裏打ちされ、1が『フィクションの世界』だったのだと
観客は確信するようにはなっているものの
そんなに引っ張っちゃいかん気がする。

1と2の間に、たとえ常套手段であっても、男が打ち込むパソコンの画面の文字
(たとえば『逃げる着ぐるみゴジラを追う人々…』といったト書きなど)を
入れないのか。その文字画面から、パンで男のバストショット…
これですんなり行くと思うんですが。
そんなとこに演出力のアラを感じたわけです。

大ヒットしてるという『The 有頂天ホテル』の仕上がり(演出の成熟)を期待します。
________

ちょうど昨夜『チューボーですよ』で三谷さんが登場
ここでも怪しげでよかった。

マチャアキさんが「ここでちょっと演出をしてみてもらえませんか」と頼むと、
三谷さん「いいですよ。前から堺さんにやってみてほしい役があったんです」

三谷さんが言うには、「いい意味で生活感のないマチャアキさん」に
ホームドラマをやらせてみたかったと。
そこでマチャアキさんが『頑固親父:和風ハンバーグが好き』
助手の若い女性が『頑固親父の息子の嫁:子供達の好む洋風ハンバーグしか作らない』
三谷さんが『頑固親父の息子』

といった配役で寸劇が展開。
***
親父が和風ハンバーグを作っていると「何やってるのお父さん!」と嫁、詰め寄る。
親父「俺の(←『わし』ではありふれているので俺とか僕でお願いします、と三谷演出)
大好きな和風ハンバーグのソースを作っとるんだ!」
もめる2人
嫁「あなた!あなた!」と助けを呼ぶ
息せき切って登場する息子「親父なにやってんだよ!!」叫び声
息子「これは和風ハンバーグじゃないか?!」
親父「何がいけないんだ。この嫁はいつも和風ハンバーグを作る作るとリアクションだけは
するが一度も作ってくれん。いつもデミグラスだなんだと…
お前はデミグラスか?!」と腕を伸ばして嫁を指差す。
親父「お前は西洋人か?!この和風の良さが分からんのか!
(息子に向けて)お前、なんとか言ってやれ!」
息子それまで2人の間に立って両者の顔を交互に見ていたがすぐに親父に寄り添い、
親父の指差す仕草をそっくり真似て
息子「出てけ!
嫁「なんで?」(当惑)
息子と親父「出てけ!出てけ!」とユニゾン
***

こうして、ウーマンレスな男と男の関係はここでもニホヒたつのだった。
マチャアキさんは上記の「出てけ」っていう息子の即断に大爆笑していた…(笑)
そりゃそうだよ(笑)
三谷さんがマチャアキさんより背が高くて、モエだった…
(マチャアキ孫悟空、大好きで…そうか、彼もチビ属性だったか…げほんげほん)
ごっそさん

番組で紹介された神田と大塚の和風ハンバーグ、激ウマそうでした…あうー
赤坂の和風ハンバーグは駄目でした(笑)
わさびソースだとかパテにお芋まぜてるのは面白いんだけどいかんせん、見た目が美味しそう
じゃなかった。

神田駅裏(ルー・ド・メール)の和風ハンバーグは、
酒とみりんと濃口醤油とはちみつに黒砂糖、そしてネギで
ソースを作るオーソドックス派。旨味とコク!じゅるじゅるり
大塚駅のほう(GOTOO)は、カツオだしに濃口醤油、
そこへニンニクを混ぜつつ隠し味に絞ったカボスを入れる、技巧派。
うっわー舌にのせてみたーい!
どちらもナツメグ、オールスパイスなどを肉に混ぜてまして、フライパンで焼く時には
洋酒?をぶっかけて炎がゴォ〜!って例のやつ。
おいしそーです〜グウグウ(ハラの音)
_____

2回目の「いえ」は30分だけ見て、地下鉄の始発に乗って帰路に。
途中、乗換駅で暖を取るためにホット缶「おしるこ」(サントリーだったかなー)を飲む。
膝かけも持ってきたので憂い無し。
朝7時帰宅、風呂で暖をとり、1時間眠ってから再び同じルートを逆流の形でお稽古へ。
午後1時半、暖をとろうと自販機へ…

お汁粉は朝飲んだから、コーンポタージュにしよ〜っと。ちゃりんがっこん

冷え冷えの缶が出てきたっつうの!(怒!!)
押し間違えたんじゃないんです。く、くやしい!
暖をとらずにおれぬので(睡眠不足と空腹で)こりずに「おしるこ」を…(アサヒ)
おしるこデーでした。
ホットと詐称したコンポタは、こんど鍋で石川ゴエモンの刑に処します。

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2005年10月01日

帰らざる河/『ナニワ金融道』

やっちゃんとの会話(学校で学ぶこととは。やっちゃんにとっての『テムのいる花園』とは。ほか)〜日本映画『ナニワ金融道・灰原勝負!起死回生のおとしまえ!!』における男同士の下ネタなやり取りのメモ、そして映画への感想///続きを読む

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2005年07月12日

「才能も無いのに一生懸命生きてる奴が一番偉いんだよ」/『江分利満氏の優雅な生活』

引き受けた原稿の締めきりまであと2週間を切ってますので、手短に。
四コマ漫画の下描きやりまっせー

タイトルは以前にも日誌に記した、今月初めの集中上映「岡本喜八監督/追悼」の5本のうちの1本から。映画の題の読み方は『えぶりまんしのゆうがなせいかつ』。

直木賞をとった文学の映画化だと知ったのは、見終わって御機嫌モードでついつい買ってしまったシネマテーク業書「岡本喜八」を読んでから。

岡本監督の従軍経験は『陸軍士官学校』(しかもたしか予備士官学校だったはず)どまりで、実際の戦場には行かれなかったそうです。それでも一応、戦時中に従軍したことはしたことになるのかな?

その時の経験を私財を投げうって映画化したのが追悼上映の最後の1本『肉弾』。
「21才と、6ヶ月…」
と主人公が自分の歳を数えるところから映画が始まります。
特攻隊として死ななきゃならない年齢がそれだ、と。
岡本監督も、その年齢の時に「明日は死ぬかも…」と思っていたら終戦を迎えたんだそうな。

『肉弾』は内容が特攻隊だからさぞ重たいだろうとお思いでしょう。
タイトルもなんだか生々しいでしょう。
それでも、コミカルでライトなんですよ。
そこが凄かった。
ラストショットも忘れられないインパクトでした。
初めて見る人のために書きませんが、今年見た映画の中ではいまのところ
最もインパクトがあった。古い名作と新作を比較するのはフェアじゃないですけどね。

『肉弾』は私の生年、1968年の製作映画。ラストショットの時代も同じ。
「昭和43年」のどこぞの浜辺で、若さ弾ける男女がキャピキャピ〜と人生を謳歌しているのが映ります。で…、というわけだ!
うむ、すごいですよ。

結局追悼5本のうち3本を見れただけでしたが、努力して3本でも見れて良かったです!
『独立愚連隊』『江分利満氏の優雅な生活』『肉弾』。
見逃したのは『暗黒街の顔役』(1959)と『斬る』(1968)の2本。

『暗黒街の顔役』のチラシの紹介文のここに惹かれたのに…
「足を洗い、歌手になろうとするやくざとそれを阻む暴力団の攻防を描くハードボイルド。」
シ、シビレル…!(笑)
主演は鶴田浩二さんですよ!すげー見たかった…たまらんです。
ハードボイルドと歌手になろうとするやくざっていう二つの言葉を繋げる想像力が私には欠けております(笑)。
想像を絶するエンターテインメントが期待できまくりくり栗きんとん!
キタハラさんにもいいかもしれない、と思ったほどの粗筋でしたよ…(笑)
(「リトル日記はうまうまマンボ」を頻繁に読んでらっしゃる方なら御理解いただけることでしょう。笑)

山本周五郎の『砦山の十七日』を原案にした時代劇だという『斬る』(ビルではない)も惜しかったなぁ…。出演、仲代達也です。やくざもんが上州で起きた争いに巻き込まれるそうですよ…か〜っ。見たかった…こればっか…。

『エブリマン氏』も物凄く良くて、でもって些末なことながら、うちの親父の酔っ払い方がこの江分利(えぶり)さんにそっくりでね!(笑)昭和の男だよ。良くも悪くも。

サントリーの宣伝部にお勤めのエブリさん、コピーの仕方も分からない朴念仁(←死語だね。わかんにゃい方は「ぼくねんじん」で調べよう)なんですが、週に一回、思いっきり外で酒を飲むのが唯一の愉しみ。見も知らぬ他人と仲良く飲めてしまうほどの深酒をするタイプ。しかも酔うとからむ、くだをまく、安請け合いをする。
おまけに酔いが醒めたら、酔ってた時の記憶をなくす。
俺の親父そっくりです(笑)。

酔っ払って請け負った、某女性雑誌への寄稿。
エブリさんは「平凡なサラリーマンの日常」をエッセイで綴ることにします。
映画はその内容と、その寄稿が巻き起こす影響を追います。
軽妙洒脱にしてユーモラス、小市民のペーソスと、戦争への怒りをほんのり封じ込めて…
やっぱりさすがの岡本喜八映画となっているのでした。
帰宅して親父に激賛して「お前そっくりだよ!」と笑い飛ばしてやったら
「ビデオが出てるなら買って来いよう」とモウモウ言いました。
商品化されてたら買う予定です。

脚本も書く岡本監督の映画はとにかく台詞が素晴らしいっす。
今回のタイトルはもすこし長く引用すると、こう。
映画ではエブリさんのナレーション(ボイスオーバー)です。
『才能もないのに一生懸命生きてる奴が一番偉いんだよ。
宮本武蔵なんかちっとも偉くないんだよ、あいつは強かったからな。』

大橋巨泉さん似のエブリさんを演じたのは、小林桂樹。
声がこれまたとってもイイのだ!

岡本映画の日本人キャストはカツゼツが良い上に、声もよく通る人ぞろい。
なんとも、いわく言いがたい響きの声なんだねぇ。
エブリさんも、愚連隊の佐藤允も、肉弾の寺田農も。
おかげで台詞がとってもクリアー。聞き逃しなし。
どこがどう間違って、『日本映画の台詞はよく聞こえない』ってことになってきちまったんだろか?

見た3本全部、白黒でした。
岡本監督は、かなり早くからカラー映画だとフィルムが褪色することを苦にして、白黒を好んだそうです。
台詞がいいばかりでなく映像もバリバリにいいっすよ。
『エブリマン氏』で1つあげれば、こんな場面。

貧乏なエブリさんちのお祖母さんは、まだ借家に住んでいたころに亡くなった。
遺書に、どこそこの葬儀屋の3段組くらいの葬式で安く上げてくれればいいだの、どこそこの仕出しは安いからいいだのと書き残すような、気をつかう人だった。
エブリさんは葬儀が終わってから見つかった遺書の中身を読んで、
『これを書いたお袋の気持ちを考え』て、泣きに泣いた。
彼は母親が不憫で、その母親に思ったような暮らし、質素でも満足して暮らせるような生活を与えられなかった不甲斐ない自分が情けなくもあったのだ。

その後、社宅に住めるようになったエブリさんちに、信じられないような素敵なことが起こる。
1人息子は感激のあまりフスマを拳でボスボスと突き破る。
やったあ、やったあ、と繰り返す声が泣いている。
そのフスマの上のほうに、お祖母さんの微笑む写真が額にいれて飾ってある。
カメラはその額から見下げた形で1人息子が見上げるのを撮る。
おばあちゃん、やったよ!
と息子がカメラに向かってまっすぐ言う。
こんどは息子からの目線の映像で、額が振動でゆらゆらと揺れる。


こういう「カメラの目線」というのを「ミタメ(見た目)」って言うらしいです。
シネマテーク業書によると、岡本監督はとんでもないミタメで先輩からいつも怒られていたそうで。黒板のミタメ(笑)とか。
引き出しの中からのミタメとか!
引き出しの時に「これは何のミタメだ?!」と問われて「ネズミでもいたんじゃないですか(笑)」って答えたんだとか…(笑)
親父にそのエピソードを言ったら「そりゃあれだろ、どらえもんだろ!」とほざいてましたが(笑)。

おばあちゃんの写真がニコニコしてる、その揺れ。それが泣けるんですっぴ。

とにかく優れた監督による優れた映画ってもんをたっぷり堪能しました。
あたしが初めて見た岡本作品は『大誘拐』でしたが、あれも体制への反逆がほんのりきっぱりと込められていて、これは、イイ!と痛感したもんです。
やっぱりいいものはいいのよね。
こういう映画を永遠に保存してゆかねばね…。

才能もないのに頑張って原稿、やってゆきますよあたしゃ〜(全然手短かに終わらなかった。例によって例の如し…○| ̄|_笑)


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