クエンティン・タランティーノ関連

2018年10月13日

完売済みの『B級映画館』4号と6号、その他について

購買読者さまのお一人で当日誌にもコメントをお寄せ下さっている『Take』さんの御要望にほんのわずかでもおこたえするべく、『B級映画館』という同人誌の『4号』と『6号』がどういう内容の本であったかを写真を交えて御紹介。
4号と6号の表紙1
▲6号(左)と4号(右)の表紙
4号と6号の表紙2
▲6号(左)と4号(右)の裏表紙

どちらも右綴じの本。どちらも『レザック66』という紙を表紙として使いました。4号の色は漠然とオレンジ色っぽいものをチョイス。写真ではほとんど見えないかもしれませんが2冊とも黒と赤の『二色刷り』をしておりまして、出演者全員並んだ絵に重ねて大きく映画のタイトル英字を赤インクで刷ってあるのです。4号から6号の間には4年の歳月が流れておりまして、その4年間にコピー誌も含めて6冊(笑)もの同人誌を発行しましたが…あまり…二色刷りの完成度は上がっておりません。4号よりも色の薄い表紙にして、なんとかタイトル文字が見えるようにしたつもりだったんですが…

まあ、4号よりは二色刷りが見えるようになったかな…程度(苦笑)。

★御参考までにその4年間の6冊のタイトルと発行日と内容を下記。
『第5号』The 1993 Memoirs!(1993年回顧録)1994年8月刊・68頁
『第5.5号』1995年8月刊・76頁
『BPP特別号No.3』Helluva Night!!Special Issue! 1995年12月刊・24頁
『第6号 別冊ふろく』1996年8月刊・148頁
『号外』Little Odessa Special Issue 1996年12月刊・84頁
『第5.7号』How much is a pint of milk? 1997年8月刊・88頁

『6号別冊ふろく』だけがA5サイズの本で、他は全てB5サイズ。
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『5.5号』はMr.ピンクことブスケミ(ブシェーミ)さんの主演映画『イン・ザ・スープ』を表紙にしつつも中身はシカゴ&LA旅行記。後半は映画『ロブ・ロイ』小特集。

☆『ヘルヴァナイト!特集号』という別名の『BPP特別号3』は『Four Rooms』がメイン。helluvaというのはhell of a を発音通りに綴った言葉。映画の台詞からの引用。

『6号ふろく』はその直後で発行する予定だった(予定だった…んです本当です…)『6号』で詳細に映画について触れるつもりだったため、当時既に英語圏では広く出回っていた『レザボア』の脚本ペーパーバック(レザボア天国のイギリスでは映画雑誌の付録にすらなってたんです!どこまで『一般常識化』していたのか、という一例ですよ)を…全訳。翻訳は著作権違法なので、ドシロウトで営利目的でないというせめてもの意思表示として無料配布と表紙に明記し、即売会場で対面配布しました。

『号外』は映画『リトル・オデッサ』の小特集号。副題の副題?は「Like Tears in Rain」(←分かる人には分かる某名作SF映画の台詞の引用)。館主が初めて挑戦したストーリー漫画モドキ(4コマ形式のコマ割りページを使って「NYで映画の撮影中に風邪ひいたティム・ロスの世話をNY在住のハーヴェイ・カイテルとスティーヴ・ブシェーミが担う話」)などを収録。

『5.7号』の副題「1パイントのミルクのお値段は?」というのはイギリスの映画雑誌エンパイア(Empire)の2018年現在もなお続いている好企画で、映画役者や映画監督らに牛乳の値段などの珍妙な質問をするインタビュー記事。あまりにもオモシロイのと、ちょうどこの頃に遂に回答者としてティム・ロスが出て来た嬉しさで、そこまでのほぼ全員分を抄訳で紹介。
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…『レザボア特集』の続編である『6号』がどうして4年も空けて発行されたのか…要はティム君の新作映画が公開されるたびに小特集本を作っていたからなんですね…(愛は正直なのよ!笑)。

それとエンパイアという雑誌の素晴らしさを一冊使って紹介しちゃいましたし。『レザボア』という映画を愛した人間にとって、エンパイアほど『痒い所に手が届く』雑誌はありませんから!『4号』製作当時に買い始めて以来、その後ずっとずっと私はエンパイアを購読し続けております…(最近、定期購読用のネットシステムが改変っつーか…改悪されて、面倒くさい事に。なんとか定期購読は続けておりますが…家に届くのもひどく遅くなってトホホです。元から遅かったけど輪をかけて遅くなりました。通販の担当部署がグダグダなのね…きっと(>_<))

閑話休題。『4号』と『6号』の話に戻ります。

写真を御覧になればお分かりでしょうが2冊とも『表紙と裏表紙』が『続き絵』様式でした。2冊持って並べて見るかガバッと開いて見ない限り一枚の絵としての図柄は分かりにくくなっています。これと同じような事をしたのは…現在も販売中の『B級映画館And Now』くらい。それでも写真構成であってイラストではありません。

4号もくじ『B級映画館 第4号: Reservoir Dogs Special issue(レザボア・ドッグズ特集号)』(1993年12月刊・104頁)の目次ページ。

白くつぶしてある部分には個人名が書かれているため、情報保護として消しました。

タイトルだけですがこれで中身を察して下さいませ…想像力を駆使して脳内捏造をお願いします…
m(_ _)m

この本で英語の長文インタビュー(カイテルさん)だの、映画小評論だのを、英語の実力もないのに無理矢理訳す、という冒険(暴挙ともいう;)…に挑み、結果として良い勉強にもなりましたし、妙な自信にもなりました。さくさくっと完売にもなり、その後、第二版まで出してそれすら(『6号』よりも速く!)完売になったという、色々な意味でB級映画館のエポックメイキングになった本でございます。

『代表作』を選べと言われたらおそらくこの本…を選ぶだろうなぁ…。

6号もくじ1『B級映画館 第6号: Reservoir Dogs Possession Obsession Issue(レザボア・ドッグズ未練たらたら本)』(1997年12月刊…と奥付には記載してあるものの、12月末の即売会の前日入稿orz…だったため、即売会デビューは1998年8月・240頁)の目次ページその1。

白くつぶした部分は個人名の情報保護です。ここ以外の名前は全てペンネーム。

FM東京のラジオ番組を聞ける場所に当時も今も私は住んでいないのですが、なぜこの目次にある番組を入手できたのか。それは私の父親の知人が関東圏内に住んでいて、協力してくれたからです。持つべきものは<娘に優しい親父>、そして<娘に優しい親父に優しい(言い換えればシャレの分かる・気持ちに余裕のある)お友達> であります。ビバ!男の友情!!(レザボアなだけに←分かる人には分かる←レザボアは男の友情なのか愛情なのかという問題についてはこの本でもしつこく取り上げたネタ…かもしれません笑)

6号もくじ2同 目次ページその2。

白くつぶした部分は…以下略。

206ページから始まる、目次タイトル『愛の深淵(アビス)』(別名『ささやきのひみつ』)というのが、映画『レザボア・ドッグズ』がこっそりと抱えている永遠の謎、すなわち…

映画の冒頭あたりで、撃たれたMr.オレンジを介抱するMr.ホワイトが、Mr.オレンジの耳元にささやいた言葉は何なのか?


…という大いなる疑問、それが夜中にこの本の原稿書いてる(カイテルなだけに!←バカ笑)我が耳にいきなり聞 こ え て し ま っ たという事実を赤裸々に(笑)描いた実録(?!)となっております。

231ページまで続く長い実録になっちゃいまして…実録以外にもグダグダ書きこむからなんですが(笑)、その結果、手元にある自分の完成原稿や大勢のレザボア好き仲間だった皆様からの寄稿をまとめてみたら…

もう印刷所で引き受けてくれる最大ページ数240にほぼなっちゃってた…のでありました。

だから…今でも誰も信じてくれませんが(笑)…この『6号』の中身はそれまでの4年間、私がアレ書こう、コレ書こうと思っていた内容の100パーセント全部を注入できた本では…なかったのです。

その書けなかったネタは、その後に作った本のあちらこちらで書いたものもありますし、書けていないものもあります。前者の代表例が『10号』の映画『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』に引っ掛けたレザボア小論『Mr.ブルーとMr.ブラウンは死んだ』等…とは言っても、既に現時点でこの『10号』も完売ですので…お持ちの方だけお分かり頂ければと思います。

インターネット界は広いのですが英語圏と日本語圏に限って言えば…どうもこの『レザボアのささやきの謎』は解明されていない…と思われます。ここ最近は全然この謎についてどうなってるか検索かけたりして調べておりませんので全く知りませんが、少なくとも10年前くらいまでの状態では…英語圏の人ですらあれは聞き取れていないっぽい。そして気になってる人も少ないっぽい(笑)。←気になるって人はもうB級映画館のお友達だよ…(爆笑)。

…ですので、せっかくなので項を改めまして、『ささやき』が何だったのかという『6号』の実録ページの再掲をしちゃおうと思います。20世紀末に刊行された本からの贈り物だよ、新世紀くん。(←誰だよ)笑

この項はこれにておしまい。
(注記:後で、上記『4号』と『6号』の間に出した本の写真を貼付する予定です)

sith_ko2 at 18:08|PermalinkComments(5)

2016年07月11日

『或る終焉』関連記事への雑感

『グランドフィナーレ』(原題YOUTH)『機動戦士ガンダムThe Origin III 暁の蜂起』『特捜部Q キジ殺し』『特捜部Q 檻の中の女』『或る終焉』を見た話。『海の上のピアニスト』への言及も少し。『或る終焉』の公式Twitterがリンクしている各メディアの記事の中から、AOLの『監督へのインタビュー』での設問(表現)についてケチをつける。また映画ドットコムの評論文の冒頭についてツッコミを入れる。終盤のクイズは『ティム・ロスが最も猫背ではなかった映画は?』と『ティム・ロスが最も猫背を極めた出演作は?』という二問とその答。///続きを読む

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2015年05月25日

やっぱタラちゃんの撮るテムは美しい

柚子さんから『ネタバレのおそれ無し』との保証を頂けたお陰で見る事ができた、タラちゃん新作でのテム写真を…載せちゃいます。

Hateful8 テム(EWより)引用元はこちら。アメリカのエンターテインメント・ウィークリー誌の写真を使ってるどこかのサイトさんです。

他のキャストの皆さんの写真も載ってます。完成がますます楽しみっす!

いやぁ〜 テムが美しすぎて…(>_<) キャーーーー!としか言いようがないっす…
さすがだよクエンティン…\(^^)/
いつもありがとうクエンティン…m(_ _)m
これからもテムをよろしく…(^o^)/

そして柚子さん、保証ありがとうございました。m(_ _)m

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2014年06月20日

サウンドトラックCDが千円ですと!?

なんと!私の知らぬ間に、サントラが約千円で買える!なんてキャンペーンが始まっていたのですね!
(ユニヴァーサルとワーナーのキャンペーンについて。後半で『フォー・ルームズ』CDと『オー!ファーザー』チラシのデザインが似てるって話と写真)///続きを読む

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2013年12月09日

「1秒24コマの魔法!」(前回の日誌記事への追記)

前回の『10月のリュミエール映画祭(動画拙訳)』という日誌記事において、「聞き取れませんでした」と私がギヴアップした部分について「柚子」さんからフォローコメントを頂きました。意味を解説するためにも項を改めて記事にします。///続きを読む

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2013年12月04日

10月のリュミエール映画祭(動画拙訳)

タランティーノ、ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロスが集った映画祭の動画を(遅まきながら)拙訳御紹介。『シー・ウルフ』日本版DVDの発売情報も最後に。///続きを読む

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2013年11月18日

夢の3ショットが実現したリヨンでの映画祭

去る10月にフランスのリヨンで映画祭があったそーで、そこで奇跡の『レザボア同窓会(もどき)』(笑)が展開していたのでした。///続きを読む

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2013年03月25日

『キング・オブ・マンハッタン』チラシ入手!

チラシの写真〜最近の映画が長すぎる話〜タラちゃん映画の編集者さんが『ジャンゴ』から新しくなった話///続きを読む

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2013年03月14日

2013年はティム・ロス映画公開ラッシュ?

第5次ティム・ロス(以下ティム君もしくはテム)出演映画公開ラッシュが訪れるんだろうか?!って話。(注:超!長文です。)///続きを読む

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2013年02月28日

映画の日に『ジャンゴ』ぉ〜♪

『ジャンゴ』を公開日に見に行くぞ〜という喜び。「皆殺しのジャンゴ」の英語詞版動画貼り付け、など///続きを読む

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2013年02月15日

やっと手に入れた『TED』パンフ、そして午前十時復活

『テッド』のパンフ入手、テッド公式ツイッターからの1件、今年の『午前十時の映画祭』について、タラちゃん新作『ジャンゴ』もうじき公開!など///続きを読む

sith_ko2 at 03:42|PermalinkComments(2)

2013年01月31日

ワーリツァーという名前の由来/『トゥルー・ロマンス』

クエンティン・タランティーノ脚本、トニー・スコット監督作『トゥルー・ロマンス』に出てくる名前の話。
(*『トゥルー・ロマンス』と『レザボア・ドッグズ』のストーリーのネタバレがありますのでどちらも未見の方はご注意!)///続きを読む

sith_ko2 at 06:40|PermalinkComments(0)

2011年01月30日

まさかの再会『リトル・チャロ2』

英語番組『リトルチャロ2』にドレッド再登場!という話。『レザボア』的なものも匂わすチャロとドレッドなのであります笑///続きを読む

sith_ko2 at 05:12|PermalinkComments(0)

2011年01月19日

CD『The Tarantino Connection』

1997年頃出たアルバムのライナーノート…というか、タラちゃんインタビューの拙訳///続きを読む

sith_ko2 at 05:27|PermalinkComments(2)

2009年11月26日

『黒沢清の恐怖の映画史』より その2「緩慢な死」

トビー・フーパー映画についての文章引用と某映画(『レザボアドッグズ』『素肌の涙』)との連想について///続きを読む

sith_ko2 at 00:45|PermalinkComments(5)