Spaceways
ゆるやかな下りのカーブを路面に吸い付くようにして走り抜ける高級車のように、余計なGもなく車体もビクともしないので、さらにアクセルを踏み込んでふとスピードメーターに目を向けると針が180kmあたりをふらついてびっくりするような。そんな適度な重厚感のある、"The One and Only"のドラムが心地よくて、なかなか2曲目以降を聴けずにいる(メロディに寄り添うようなベースのアレンジもにくい)。高速道路をぶっとばしたくなるドライビングミュージックだ。

数年前にリリースされたThe Terry Adams Rock & Roll Quartetのライブ盤『Crazy 8's』の"There Should Be A Book"も歌とドラムが素晴らしくて、この曲ばかりを繰り返し聴いていたのを思い出した。前任者より振り幅は幾分小さいかもしれないが、適度なスウィング感が心地よい。「僕に何かあったら、あいつがいる」と生前のTomが後釜に指名したのも頷ける素晴らしいドラミング。音も奇麗。ベストドラマー100という企画があったら、Conradを推したい。

というのも『レコードコレクターズ』のギタリスト100という企画を立ち読みしたばかりだったので。興味がありそうなところだけ読もうとパラパラとめくっていったが、目がとまったのはほんの数カ所だけ。僕はいわゆるロックが実はあまり好きではないのかも、と気がついてしまった。そういや大好きなAl Andersonとか入っていなかったような気がする。見落としたのかも。

NRBQ - Keep This Love Goin