まだまだCLIE UX50を使い続けるつもりでしたが、甥っ子からほとんど未使用のソフトバンクのスマートフォンX01Tを買ってほしいといわれ、買うことにしました。一通り使ってみましたので、その感想を書きます。
PDAとしてみれば、UX50の方がずっと使いやすいです。とにかくX01Tのもっさり感が耐えられない。これでも本当に最新のスマートフォンなのかと疑いたくなります。5
年も前の機種なのにUX50のきびきびした操作感は今でも最高。使いやすいし、PCとのシンクもあっという間。X01Tがとても遅く感じます。
PalmOS搭載のスマートフォンとしてはアメリカに滞在していたときにハンドスプリングのTreo180を愛用していました。CPUが遅かった点とモノクロだった点を除けば、本当にすばらしいスマートフォンでした。とにかく電話としてもPDAとしても使いやすくて完璧でした。
それに比べたらX01Tの電話としての使いにくさ、ごちゃごちゃしたWindows Mobileの操作性はひどいもの。PalmOSのすばらしさを改めて実感しました。とはいえ、事実上日本からはPalmは撤退し、PalmOSを搭載したスマートフォンが発売される見込みもなく、いやでもWindows Mobile系スマートフォンとつきあわざるを得ません。
もともとソフトバンクのケータイは海外用のつもりで、ホワイトプラン契約をしており、国内では携帯電話のキャリアを使ってネットに接続するつもりはありませんでした。せいぜい使うのは海外でも利用できるSMSメールですが、X01TのSMSメールソフトは使う気になれないほどひどいものです。
さて、けなしてばかりのX01Tですが、もちろんよいところもあります。一番気に入った使い方はSkypeフォンとして使う方法です。Windows Mobile用Skypeをインストールし、無線LANに接続してSkypeを起動させると、Skypeフォンに早変わり。パソコンが一切いらないので、無線LANさえあればどこでもネット電話がかけられます。国際電話も超格安。実際に使ってみたところ、普通の電話とほとんど変わらない音質に大満足。Skypeには転送機能もあるので、無線LANの電波が届かない場合は通常使用する電話に転送させておけばよいのです。
この機能が大活躍するのはやはり海外でしょう。海外からでも日本の国内通話の料金で日本に電話がかけられることになります。また、Skypeに電話番号を持たせるSkype Inサービスを利用することが前提ですが、日本からも気兼ねなく格安で電話がかけられることになります。