
2万人の人々が処刑されたと言われているキリングフィールドはプノンペンの人々たちにもほとんど知られておらず、来るのは観光客ばかり。メコン大学の学生たちも初めて来たというのです。
処刑場跡から掘り出された骸骨の山を見上げると、背筋が寒くなります。ゼミ生の中でも女子学生たちは足がすくんでしまったようでした。そしてメコン大学の学生たちは遠くから見守るだけで、近寄ることもできない様子でした。彼らの心中は僕には推し量ることができませんでした。
あまりにも複雑なカンボジアの歴史の中で、何を考え何をすべきか、外国人である僕にはとても難しい課題です。ただ一つわかったことは、自分がなすべきことをこの地で見つけるべきだということでした。
明日はいよいよVDTOに行って日本の小学校のビデオレターの上映とスカイプを使った交流学習とをします。