ソーシャルグッド・サミット東京ミートアップ(2015/9/28)


市川裕康

 15人ぐらいの会議室でNYで行われているものが広まった。ソーシャルグッド事典も出版した。定義というものはまだない。社会の課題を正していくためにテクノロジーや分野を超えたコラボレーションが求められている。簡易的にこの言葉が使われている。6年目になってますます広がっている。肌で感じている。ニューヨークの様子については UNDPが作ったビデオがある。
 今までは閉じられた場所で会議をしていたが、Mashableニュースサイトで毎分750万回記事がシェアされた。メディアの情報発信は大事だ。+ソーシャルグッドは自発的なソーシャル活動。マニラでは1500人規模で開催されている。FBのソーシャルグッドプロダクトを作ったというイベントをやった。人をつなげる、安否確認などを社会への責任として取り組んでいる。
 グローバルな会話の一部になること。刺激を受けただけではなく、これからに繋いでいく。発信していってほしい。
meetupという言葉は馴染みがなかったが、そういうサイトがあった。オフラインで継続的に会うためのサイト。トピックと地域を決めれば継続的に活動できる。新しい何かが始まればいいなと思う。

講演

遠藤謙 ソニーコンピュータサイエンス研究所 リサーチャー
ロボット技術を使った義足の研究
「貧困を救うテクノロジー イアン・スマイリー」

 MITの教科書。絵がなく文章ばかりだった。この本が途上国の問題に関心をもったきっかけ。なぜ僕が義足をやるようになったか。バスケットの後輩が骨肉腫になり、義足を間近に見ることになった。ロボット研究の延長線にやることはあるのかと悩んだことがあった。ロボット義足を研究している先生のところで学んだ。彼は世の中には身体障害はない。うなわれた機能が技術で拡張することかできれば障害者ではなくなるといった。
 失われたところにモーターを付けて歩くという動作をするにはどうしたらいいか。大きなビジョンでやるよりも視野が狭いタイプの人間だ。南アフリカのアスリートを見て、足がないというものについてわくわくした印象。かっこいいと思うようになった。エンジニアなので為末大と一緒に義足を作ったりしている。
 対象は誰でもあてはまること。適正技術ということ。文化的にも環境的にも馴染んで現地の人が使え、雇用が生み出されるもの。D-Labは学部生向けの授業。この中で義足のデザインをやっていた。現地の人から情報を収集して試すというサイクルを回していた。現地の人を以下に巻き込むか。そういった貢献を出来るようにする。ローカルなイノベーションを起こす。現地の人と話すとわかってくる。こうやったほうがいいんじゃないかと試してみる。安定して歩けるようになった。現地の人が目を輝かせる。彼らが次の義足を生み出す。現地に雇用が生まれる。
最先端から適正技術までいろいろやっている。途上国の安いものが先進国で使えないか。足がないことで人権を奪われている。それならばパラリンピックで活躍できるうにできないか。こういうことができないかと提案している。

PADM遠位型ミオパチー患者会代表
織田友理子
「みんなでつくるバリアフリーマップを」

 グーグルインパクトチャレンジに応募してこのプロジェクトを始めた。一人ひとりが問題解決してくために挑戦していかなくてはならないのではないか。世界中の車椅子ユーザーがバリアフリー情報を共有できる。ここはいけないよということも大事。世界が広がる。
 今年度中にはα版を完成させたい。スロープはこうなっているとか、バリアフリー情報が構築されるのではないか。ケニアに行くときは不安だったが、意外なほど車いすのための設備がたくさんあった。これからの世界もどんどん変わっている。ゴツゴツした岩のあるところは車いすではいけないが、こういったアプリを開発することでちょっと手助けをすればうまい具合に世界は変わっていくんじゃないか。
 心のバリアフリー、どんどん日本が変わっていくのではないかと思う。日本の多目的トイレは世界一だと思う。日本が一番進んでいる。日本の技術の高さ。B-Freeで人生が変わった。そういうプロジェクトにしていきたい。

Connehito株式会社
大湯俊介

 ママリjp「ママのための情報誌」とママリQ「いどばた会議」という情報配信サイトをやっている。どういう観点でソーシャルグッドを提供しているか。女性に対して「安定」を提供している。知識の安定、精神的な安定。経済的な安定の3つ。地域の安定としては、たまざまな情報や記事を提供している。ふたつ目の安定。悩みを持った女性同士が月間50万件以上のやり取りをしている。経済的安定。知識をママリを活かして記事を書くこと。単純に良いことをしようということ。もう一つは株式会社としてビジネスとして両立すること。ビジネスとしてしっかりすることで安定していく。

スクー
中西孝之

 学びとあなたの間にある課題を解決して学び続ける人を増やす。学びで社会のあらゆる問題を解決する。何かを教えを請うという一対多という形は、先進的な国ならこれでもいけるが、距離的な制限があるとそういうわけにはいかない。十年後二十年後になくなる仕事。今後、情報の非対称性がどんどん進む。インターネットで解決する。インターネット生放送とビデオで構成している。学びで課題を解決する。カリキュラムを提供する。これを勉強するとWEBプログラマーになれますよというカリキュラム。ここで勉強すると転職につながる。インターネットを通じて仕事を受ける。世界にも転用できると思っている。
圧倒的に気軽に始められる。インターネット上で学習することでユーザーの人生を変革する。学習LOGがたまる。次に学ぶことのマッチング、仕事へのマッチングができる。自らを知り、適性をすることで人生が変わる。

公益社団法人プラン・ジャパン
城谷尚子
国際NGOプランとBecause I am a Girlキャンペーン

 世界70カ国で活動を展開する国連に公認登録された国際NGO。ビジョンは人々の権利と尊厳が守られ、すべての子どもたちが能力を最大限に発揮できる世界を実現する。子どもたちが参加する権利を大切にしている。一市民として社会的なサービスを途上国の人々に提供している。国の政府に義務を果たしてもらうこと。一番の活動の目的は多くの方々に途上国の現状を知ってもらう。寄付を募る。政府への政策提言なとも行っている。
 子どもの権利を実現するということだが、特に女の子の状況が男の子よりも厳しい。「Because I am a Girlキャンペーン」を始めた理由。ネパールの女の子。ゴミ漁りをしていた。お兄ちゃんは健康そうに学校に通っていた。母親にその理由を聞くと「女の子だから」。世界の人に女の子の価値を知ってもらう。薄いピンクじゃなく濃いピンクによるハンドレイジング。アドボカシー。
 世界のたくさんの人に知ってもらう取り組み。ノルウェーの12歳の女の子が35歳の男性と結婚するというストーリー。ソーシャル・メディアを通じて訴えた。参加しやすい写真署名。誰でもが参加しやすいキャンペーンになっている。

博報堂
兎洞武揚
ソーシャル・グッドを伝える・巻き込むアプローチ

 やっていることは二つ。ソーシャルブランディングとコンセルテーション。もう一つは博報堂として社会課題をテーマにしたプロジェクト。伝えるということではなく、一緒に創る。ふたつ目は否定形ではなく肯定形。
 コミュニケーションのあり方が変わってきた。いいことをわかりやすく使えるということがあったが、参加の場を作るほうがより伝わることになる。電気自動車を動く電池と考えて、何ができるか考えることにした。環境に関心がある一班の個人の皆さんやマーケティングの担当者が一生懸命考えて、Twitterで伝えた。このケースの場合は、記者会見で史上初めて拍手があった。新しい形のコミュニケーションだったと思う。
 相模大野駅前の商業施設。通常なら来てくださいという広告をするのだが、相模大野の町の広告をみんなで創っていくということをした。勝手に相模大野の町の広告をしていく。調子に乗って商店街に広告を貼っていった。入場目標も大きくクリアした。できた時にはブランドができていた。脳の司令は肯定形にできている。フードロス・チャレンジ・プロジェクト。エントリーのところで、悩む人が多い。食べ物を捨てないという発想から家に余っている食材を持ち寄ってシェフとパーティしよう!にする。フードロスの現状を知らなければならないという発想からフードロスゲームを作って子どもたちに体験させる。知らなけれはならないからゲームをしように変える。
 自分の人と他人の役割について。トランジションセオリーというものがある。ニッチレベル、レジューム、ランドスケープ。ランドスケールは世論。レジュームレベルでシフトが起きる。ニッチて活躍するする人は先に行く人。サンドスケープは伝える人。レジュームレベルはきちんと落としこむ人。これらを繋ぐ人がいると思う。坂本龍馬のような人。自分はどこの役割かという認識。他の役割を持っている人と繋がること。結果として物事を伝え合う。