新井圭輔先生が提唱する低インスリン療法を参考に、私もSGLT2阻害薬を、糖尿病を持つ癌患者さん数名に処方していました。

 

そのうち腫瘍マーカーが高かった一人が、腫瘍マーカーが正常化。

 

同じく高かった一人は、かなり大きな腫瘍にも関わらず腫瘍マーカーがそれ以上に上昇せず。

 

SGLT2阻害薬だけの効果ではないと思いますが、比較的好感触を持っていました。

 

新井圭輔先生がfacebookで、癌診療における癌診療におけるSGLT2阻害薬の可能性について記事を書いていました。

 

癌組織へのグルコースの取り込みを直接阻害する作用があるようです。

 

つまり、SGLT2阻害薬が抗がん剤となりうる可能性があります。

 

これは凄い事です。

 

新薬であり長期使用による影響が不透明であること、高価であること、高齢の方の場合脱水症に注意しなければならないなどの問題がありますが、上手く使うことで、よい効果が明らかになるかもしれません。

 

色々な考え方、治療のいいとこ取りで、よりよい治療が確立されることを目指したいと思います。

 

以下、引用させて頂きます。

以下は私の解説
かつて、私の症例でも、腫瘍の増殖が綺麗に抑えられた症例があった。この症例は、そのエビデンスであろうと考えている。

SGLT2阻害薬は、がん細胞の糖の取り込みを直接阻害することがある』

 

Scafoglioらは膵臓または前立腺がんにおけるSGLT2の機能的発現を検証し、SGLT2阻害剤がグルコースの取り込みを阻害し、膵臓ガンの異種移植片モデル(マウスに移植したヒトのガン組織)における腫瘍の成長と生存を抑制することを確認しました。

 

以上はコピペ。

 

 以下は私の解説

かつて、私の症例でも、腫瘍の増殖が綺麗に抑えられた症例があった。この症例は、そのエビデンスであろうと考えている。

 

SGLT2阻害薬をすべての癌患者さんに、毎日内服してもらうようにするつもりである。

 

今までは、高価なこともあり、1日おき内服が多かった。SGLT2阻害薬をすべての癌患者さんに、毎日内服してもらうようにするつもりである。

今までは、高価なこともあり、1日おき内服が多かった。

 

 

『ガン細胞(悪性腫瘍細胞)とブドウ糖』

 

ガン細胞は、その種類によらずブドウ糖を細胞内に取り込む。

---PET検査を見ればわかる。

PET検査でのFDGの取り込み率は悪性腫瘍細胞の悪性度と概ね比例する。

ガン細胞がブドウ糖を取り込む主たる理由は、そこからエネルギー源を得るためではない。ブドウ糖(6炭糖)を5炭糖に分解して、それを核酸に変化させて、細胞分裂に備えるためである。

ブドウ糖の取り込み量と作られる核酸量が比例するであろうことは容易に想像できるはずである。

 作られた核酸量とガン細胞増殖分とも比例するであろうことは、これまた容易に想像できるであろう。

したがって、ガン細胞に取り込まれるブドウ糖量は、ガン細胞増殖分と比例することが推測できる。

ガン細胞増殖分と腫瘍マーカー上昇分とは、比例するであろうことも容易に想像できるはずである。

 

ガン細胞は、血中から糖を取り込むことは、いうまでもない。

ガン細胞に取り込まれたブドウ糖は、血中濃度の積分値と比例するであろうことも容易に想像できるはずである。

 

余剰糖質が多いほど、ガンの増殖分は増える。

 

『ガン=余剰(過剰)糖質処理装置』

 『糖質過剰がガンの唯一の原因』

 私が好んで使うフレーズである。

 

したがって、『ガンにガンらしい振る舞いをやめさせる』ためには、ガン細胞が取り込めるブドウ糖の量を減らしてやればいいことは、議論の余地はないことになる。

 

したがって、治療の肝は、厳重な糖質制限となるのである。

しかも、SGLT2阻害薬は、直接細胞に糖が取り込まれるところを阻害できるのである。

 

ガンに対する糖質制限とは、血糖値の上昇を抑えることのみならず、細胞へのブドウ糖の取り込みをも抑えることが肝要である。

 

これにガン細胞を狙い撃ちする高濃度ビタミンC点滴や、免疫賦活といった機序の異なる攻撃を加えれば、ガンとの戦いはより有利になることは、容易に想像できるはずである。