藤川先生のfacebookに、なぜ空腹感を感じるかについて考察した記事がありました。

 

ずばり、ATP不足。

 

自分でも実験してみると、非常に納得がいきます。

 

以下、引用させて頂きます。

 

どうしてお腹が空くのか-糖質摂取した3時間後に強烈な空腹感に襲われる理由-

 

糖質を摂取すると3時間後に“もうお腹ペコペコ、腹減ったー”という感じの強烈な空腹感に襲われます

糖質制限を継続している人はそのような絶えられない空腹感がなくなり、お腹が空かなくなります

 あるとしても程良い心地よい空腹感のみです

では何故糖質摂取すると強烈な空腹感に襲われるのでしょうか?

 

胃が空っぽになるため?

 夏井先生のブログに何度も登場している、肉を食べた後の胃内視鏡所見Vs.穀物を食べた後の胃内視鏡所見

 肉を食べた1時間後にはすっかり消化され胃の中は空っぽになります

穀物を食べると3時間後にも胃の中に穀物が停留しています

 この結果を見ると、胃が空っぽになるから空腹になるのではないですね

 

低血糖になるため?

 糖質過剰摂取3時間後には、機能性低血糖を生じ易くなります

糖質制限継続者は機能性低血糖になりません

 じゃあ血糖が下がるから空腹になるのが一見、正解のように思えます

 しかし、糖尿病患者に当てはまるとこれは誤りである事がわかります

空腹時血糖120、食後200とコントロール不良の糖尿病患者では低血糖を生じません

低血糖ではないにも関わらず、”腹減った”と言いながら甘いものを間食しますよね

 

正解は、ATP不足になるため

糖質制限継続者は脂肪酸(ケトン体)からの好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)で持続的に十分な量のATPが産生されます

胃の中が空っぽになっても強烈な空腹感はありません

 

糖質摂取を繰り返している人は、嫌気性解糖主導となります

 そうなると、産生されるATPが極めて少なく、かつ短時間で切れてしまう

ATP不足になると脳がSOS指令を出し、強烈な空腹感が出現します

胃の中に内容物がたっぷりあっても、低血糖ではなくても、ATP不足なら強烈な空腹感が出現する!

 

「シリコンバレー式最強の食事」には、朝はMCT(マクトン)オイル+バター入りコーヒーが良いと書かれています

MCTオイルはココナツオイルの中鎖脂肪酸を精製したものです

飲むと即座に好気性解糖に入ります(しかし、持続は2-3時間)

バターは長鎖脂肪酸が主体なのでゆっくりと好気性解糖に入ります

 しかし、バターは24時間くらい効果が持続するという印象です

 

お腹が空いたときに糖質を食べてしまうのはいかに愚かな行為であるかがわかりますよね

 

下記ファイルも参照を

 バターを食べると糖質過食要求が消失する

https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/834225043360488?pnref=story