ビタミン・ケトン療法を希望して、これまで何人かの患者さんが受診しました。

 

ほぼ全員が、蛋白質・脂質不足。

 

ビタミン・ミネラル不足。

 

血液検査を行えば、明らかな低アルブミン血症。

 

そしてこのような患者さんと面談を重ねることで気が付いたこと。

 

患者さん側は色々勉強しているのに、医療側が全くとりあってくれない。

 

話を聞いてくれない。

 

何かの宗教?的な扱いをされてしまうことです。

 

自分が受けてみたい治療があるのに、それを理解されない。

 

疎まれるような感覚。

 

非常に残念ですね。

 

ビタミン・ケトン療法以前に、癌患者さんは多数難民化しています。

 

難民というと、遠い外国の話だけではありません。

 

日本の癌診療の現場にも、確かに存在します。

 

行き場のない孤独感。

 

それを解消するために方々をさまようか、そのような気持ちを押し殺して気が進まない治療を受け続けるか。

 

交通網が発達し、情報を得やすくなった半面、迷いも多く生じているはずです。

 

医療機関側の原因の一つとして、行き過ぎた専門特化により診療に一貫性がないこと。

 

そして、継続して診療してもらえるという安心感を抱けないことでしょう。

 

手術や抗がん剤、放射線治療など、いわゆる標準治療以外は認めないという頑なな姿勢も、それに拍車をかけている。

 

医療機関側も、自信と余裕を失っていることは間違いありません。

 

人を診るということは、画一的にできるものではありません。

 

私は、医療というものをもっと単純に、緩く、自由に考えればいいと思っています。

 

こうあるべきだ、こうでなければならないということはない。

 

癌診療というものは、そこまで確立されたものではない。

 

今後もきっちり確立されることなど、ないでしょう。

 

その中で、これがこの人にとって一番いいのではないかという方法を、悩みながら採っていくことが大切です。

 

私のライフワークの一つとして、癌を治すこと、進行させないこと以上に、難民化している人達の閉塞感を少しでも和らげることだと感じています。

 

それは何も特別な治療を指すものではありません。

 

普段から考えている哲学を、お伝えするだけで喜ばれる患者さんもいます。

 

ああ、こういう考えで診療している人もいるんだ・・・。

 

そう思って頂けるだけでも、救いにはなるでしょう。

 

このブログ活動も、その一環として重要であると自負しています。

 

微力ですが、自分に与えられた役割を継続していきたいと思います。