2017年01月

藤川先生が、待合室に置いてある書籍リストを公開していました。

 

私の外来にも、置きたい本ばかり。

 

やっぱり一般書を広く読み解き自分の診療を強化することが、医師にとっての最先端の学習法であることは間違いありません。

 

以下、引用させて頂きます。

 

タイトル 著者 発行所 発行年
1
糖尿病に勝ちたければ、インスリンに頼るのをやめなさい 新井圭輔 ㈱幻冬舎メディアコンサルティング 2016
2
「いつものパン」があなたを殺す デイビッド・パールマター   クリスティン・ロバーグ  三笠書房 2015
3
ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか 宗田哲男 ㈱光文社 2015
4
卵を食べれば全部よくなる 佐藤智春  マガジンハウス 2014
5
やせたければ脂肪をたくさんとりなさい ジョン・ブリファ 朝日新聞出版 2014
6
日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 渡辺信幸 ㈱講談社 2014
7
ココナッツオイルでボケずに健康 主婦の友 生活シリーズ ㈱主婦の友社 2014
8
グルタチオン点滴でパーキンソン病を治す 柳澤厚生 ㈱G.B. 2014
9
健康常識100のウソ 間違いだらけの「家庭の医学」 三石 厳 ㈱幻冬舎 2014
10
「野菜中心」をやめなさい 渡辺信幸 ㈱宝島社 2014
11
老けない人はやめている オーガスト・ハーゲスハイマー ㈱講談社 2013
12
小麦は食べるな! Dr.ウィリアム・デイビス ㈱日本文芸社 2013
13
「女性の脳」からストレスを消す食事 溝口徹 ㈱三笠書房 2012
14 100
歳まで長生きできるコレステロール革命 大櫛陽一 ㈱永岡書店 2012
15
「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法 宇津木龍一 ㈱青春出版社 2012
16
血糖コントロールの新常識!糖質制限完全ガイド 江部康二・大柳珠美 ㈱宝島社 2012
17
間違っていた糖尿病治療 大櫛陽一 医学芸術社 2012
18
発達障害の子どもが変わる食事 ジュリー・マシューズ ㈱青春出版社 2012
19
腸の免疫を上げると健康になる 奥村康 ㈱アスコム 2011
20
「体を温める」とすべての痛みが消える 坂井学 ㈱マキノ出版 2011
21
主食をやめると健康になる 江部康二 ダイヤモンド社 2011
22
コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる 浜崎智仁 ㈱講談社 2011
23
介護されたくないなら粗食をやめなさい 熊谷 修 ㈱講談社 2011
24
認知症は治せる 河野 和彦 ㈱マキノ出版 2011
25
脳から「うつ」が消える食事 溝口徹 ㈱青春出版社 2010
26
心療内科に行く前に食事を変えなさい 姫野友美 ㈱青春出版社 2010
27 100
歳を超えて人生を走れる身体づくり 中村巧・板東浩 ㈲メディカル情報サービス 2010
28
医学常識はウソだらけ 三石巖 詳伝社黄金文庫 2009
29
あきらめない!その頭痛とかくれ貧血 くどうちあき ㈱文芸社 2009
30
成人病の真実 近藤 誠 ㈱文藝春秋 2004

またまた三石巌先生の著書、「医学常識はウソだらけ 図解版(祥伝社)」から、とても大切な記述を引用させて頂きます。

 

かつては世の中に、医者ほど人から信頼と尊敬を得ている職業はありませんでした。

 

しかし、最近は、大病院で頻発する医療過誤、薬漬けの延命治療・・・・・・、こういった不愉快な話題が耳に届くにつれ、医者不信を募らせる人も多いことでしょう。

 

多くの医者は、彼らのあいだで「常識」となっているマニュアルどおりに治療を行なうだけです。ある治療法がひとたび「医学常識」として定着してしまうと、誰もそれを疑おうとしなくなります。科学は日進月歩で進歩しているにもかかわらず、医者は自分たちの「医学常識」が一転して「非常識」になるとは少しも思っていないのです。

 

これは、本書を通じておいおい説明しますが、そもそも医学という学問は科学ではありません。科学であるためには「検証の精神」が不可欠です。「検証」とは仮説を実証する科学的手続きのことですが、医学は人間の生命に関わる分野なので、昔からこの「検証」という手続きが曖昧のままに放置されてきたのです。

 

そうです。

 

自ら検証するという作業あるいは思考が、医師達に決定的に足りません。

 

医学は、そもそも検証しにくいという事情はありますが、検証しなくていい訳ではありません。

 

あらゆる治療を自分で実験、検証するのも現実的ではありませんが、上記のような考えを持っていれば、統計処理のみで導き出された結果を鵜呑みにはしないはずです。

三石巌先生の著書、「医学常識はウソだらけ 図解版(祥伝社)」の中に、疫学調査だけでは、因果関係を証明できないという記述がありました。

 

以下、引用させて頂きます。

 

疫学は地域や職域などを限定して、年齢、学歴、食生活、生活習慣、職業などの違いによって、病気の発生率にどういう分布の違いがあるかを調べます。統計から病気の原因を考えるわけです。

 

しかし、この手法には大きな落とし穴があります。ある病気が特定のグループに多く見られるからといって、そこに確実な因果関係があるとは限りません。統計的なデータというのは、見方によって引き出される結論が違ってきます。しかも、研究者は統計から何か結論を引き出そうという思いが強いため、自分の仮説を支えてくれる都合のいいデータだけを採用し、都合の悪いものを無視することが珍しくありません。したがって、疫学調査だけで病気の原因を確定することはできないのです。科学的な実験による裏付けがなければ、仮説はどこまでいっても仮説です。

 

これは、本当はとても大切な内容ですがさらりと書いてあります。

 

少し考えれば分かりそうな内容です。

しかし、統計学的に有意差があると言われれば、その結果を自分で検証することなしに多くの医師は信じてしまいます。

 

病気の原因追及に大切なのは、因果関係の証明です。

 

上記の内容を、全ての医師は医学生のうちに学んでおくべきでしょう。

疲れやすい、全身の凝りなどで1年以上通院していう方に、処方薬のビタミンBCEを内服してもらっていました。

 

三石理論を学ぶことで、処方薬ではビタミンの量が不十分と考え、インターネットで購入できる人には、なるべく各種ビタミンを揃えてもらうようにしています。

 

この方には、ビタミンABCDEを早速購入してもらいました。

 

そうすると、ほとんど処方薬の出番がなくなります。

 

鉄不足があったときは鉄剤を処方していましたが、今は不要。

 

あとは食事療法とサプリメントの内服(メガビタミン)だけ。

 

こうなってくると、本当に三石先生の言う健康自主管理になってきます。

 

ビタミンB1不足によるイライラ、足の引っ張りあいなどについて、藤川先生が記事を書いていました。

 

精神症状を訴える多くの患者さんに、ビタミンB1不足が潜んでいるのでしょうか?

 

そしてどれだけ、ビタミンB1不足の対策が取られているのでしょうか。

 

脚気やウェルニッケ脳症とまではいかないまでも、ビタミンB1不足により多彩な症状を呈している人は多いと考えます。

 

みんなでビタミンBを摂取すれば、職場や学校のいじめも減りそうです。

 

以下、引用させて頂きます。

 

日本人のイライラ、足の引っ張り合いはビタミンB1不足

 

三石巌:全業績ー1、科学との出会いをもとめて、より

 

  ビタミンB群はビタミンCとともに水溶性ビタミンに属する。この種のビタミンの大量投与では過剰分が直ちに尿によって排出されるという説が、いわば常識となっている。しかしそれは極端な表現にすぎず、いわゆる過剰分が完全に排出されるまでにはかなりの時間を要するものであって、それまでは血中濃度を高める効果をもっている。そしてまた、水溶性ビタミンの高い血中濃度はそれ相応のメリットをもつと考えるのが正しかろう。

 ワラビ、ゼンマイなどのたぐいを半分まぜた飼料を馬に食わせた小柳達男氏の実験がある。それらシダ類にはビタミンB1を破壊するアンチビタミンが2種類もふくまれている関係上、この馬のビタミンB1の血中濃度は次第に低下する。すなわち、1週後には最初の2分の1となり、3週後には3分の1となった。生体にはビタミンの血中濃度を制御するメカニズムはないのである。

  そこにおいて、ビタミンの大量投与による血中濃度の高値が、生体にとって有利か不利かの問題がでてくることになる。むろん、ある濃度より低下すればいわゆる欠乏症状があらわれ、それの回復には血中濃度の上昇のための大量投与が必要になることは、実験をするまでもなく推察できるところである。

  前記の実験の場合、ビタミンB1の血中濃度が最初の2分の1まで低下する過程において、馬は憂うつな表情を示し、ぼう然と立って動くことをきらい、食欲は減退し、眼光はにぶった。次に血中濃度が2分の1よりさらに低下する過程において、馬は興奮状態におちいり手で触れられるのをきらい、眼光は異様に輝き、飼料の食い方は粗暴になり、横木をかじり、物を蹴った。

  3週目に入ると、後足がしびれたらしく犬のように坐ってしまい、数日後には飼料を呑むこともできなくなった。そして、ビタミンB1の大量注射によって、わずか1時間で馬は常態に復したのである。

  以上の実験について記した「食物と健康」のくだりのなかで 小柳氏は、ビタミンB1欠乏の初期には憂うつ、中期には興奮、末期にはマヒがおとずれることと結びつけて、われわれのまわりに、これらの各段階の人が見られることを指摘しているが、この背後には、日本人が慢性ビタミンB1欠乏に陥っているという見解がある。このことから、林たかし氏の日本人エンセファロパチア説を想起せざるをえない。

  エンセファロパチアとは潜在性脚気の意味であって、他人の足を引っ張る、判断力がにぶる、夢と現実とを混同する、などが主症状であると林氏はいう。これらに相当する現象が馬にあっても人間ではわかりにくい点は注意を要するところであろう。日本人のイライラもこのたぐいではあるまいかと思うこと度々である。ビタミンB1アリナミンが、猛烈な批判を受けているにもかかわらず、医家によっても素人によっても大量使用される事実は、日本人の食生活に欠陥があることを想像させる。

  わが国ではビタミンB11日必要量を0.3mgとする。これが食事でとれ、しかもこれだけの量でまにあう生活が普遍的にあるとすれば、イライラや足の引っ張りあいがわが国の世相の基調をなしているのはおかしい。大量投与とまでいかなくても、食後にナッツをつまむぐらいの心がけがほしいものである。ただしナッツでビタミンB150mgとろうとすれば、5kgという膨大な量をつめこまなければならず、食事では無理という結論がただちに出てくる。

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米を食べる日本人は程度の差はあれ全員ビタミンB1不足。

まず、精製糖質、米の摂取量を減らさないと話にならない。

ビタミンB1不足は身体面ではなく、まず精神面に”精神症状”として現れる。

 日本人のイライラ、足の引っ張り合いはビタミンB1不足。

 家庭内不和、職場での諍い、他人への怒り、などはビタミンB1不足の関与が大きいはず。

B1不足+鉄不足があるとさらに悲惨な状況になる。

こういう人には近づきたくないよね。

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