藤川先生のfacebookより、ビタミンAについての記事を再掲します。

 

ビタミンAの作用、非常に多彩です。

 

何とか診療に応用できないか、試行錯誤しています。

 

三石先生講演要旨、「ビタミンA

 

三石巌:全業績27,健康の自己管理について、より

 

分子生物学的には、生命は全部、物理の法則+科学の法則で解ける。

両親からもらった遺伝子ではあるが、全員突然変異を起こしている。

 

ビタミンAの一日最低必要量は2500IU、肝臓には50IU貯蔵されている。

つまり、非常に大切なものだから200日分貯蔵されている。

これほど沢山体内に蓄えているビタミンはない。

 家畜の餌で汚染されているのでレバーは食べない。

 

細胞分裂には、

 成長ホルモン→細胞膜の受容体→サイクリックAMP(セカンドメッセンジャー)→DNA→リボゾームによる翻訳。

 成長ホルモンをつくるのにビタミンAが必要=タンパク質の動的平衡にはビタミンAは必須。

ビタミンEがないとビタミンAが肝臓に溜まらない。

 

血中ではビタミンAはキャリアタンパクと結合している。

キャリアタンパクと結合していない単独のビタミンAは界面活性作用があり、細胞膜を融解する。

つまり、高タンパク食をしていれば、ビタミンA過剰症にはならない。

 自分はビタミンA13万単位、摂取している。

 

ビタミンAがないと、

1)眼球の硝子体が混濁する

2)皮膚の上皮細胞が角化して乾燥する

3)気管支粘膜が角化して乾燥する

4)胃上皮細胞が角化して胃ガンの原因になる

5)腸上皮細胞が角化する

6)核膜が軟化する

7)夜盲になる、視紅=タンパク質+ビタミンA

 

つまり、細胞分化にはビタミンAは必須。

 粘液コンドロイチン硫酸合成にビタミンAは必須。

 上皮細胞から粘液が出ないと、カルシウムなどの排泄が出来ない。

 腎結石、膀胱結石、椎間板ヘルニアはビタミンA不足。

 

細胞表面の多糖体が他の細胞と接触すると細胞分裂を抑制する=接触阻止。

 多糖体を作るのにビタミンAが必要。

ガン細胞では多糖体がすり切れており、接触阻止ができず、細胞分裂が止まらなくなる。

ビタミンA100IUでガン細胞の膜を溶かす方法もある。

 

ステロイド・ホルモンは成長ホルモンと拮抗する。

ステロイド投与時にビタミンAを投与すると、ステロイドの副作用をおさえることが出来る。

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"生命は全部、物理の法則+科学の法則で解ける。"と言う言葉にシビれます。

 

高タンパク食をしていればA過剰症にならない。

Aがないと上皮細胞、粘膜細胞が角化、乾燥してしまう。

ほとんどのガンは上皮細胞に生じるので、Aが不足するとガン化しやすいことになる。

 

Aは皮膚粘膜疾患の治療に有効なはず。

 皮膚科、耳鼻科、呼吸器内科、消化器内科の疾患など。

もちろん、手術からの回復にも影響が大きいので外科でも重要だろう。

 尿路結石にも関係するので、泌尿器科も。

ヘルニアにも有効なので整形外科も。

 精神科では、消化吸収能力の低い鉄タンパク不足の女性、摂食障害の患者に効果がありそう。

 

先日届いたA10IUで実験中です。