カテゴリ: 読書について

以前も触れましたが、思いっきり私の主観でパラダイムシフトのための必読書を厳選しました。

 

私の場合これらを読んでから治療を実践したのではなく、治療そのものの試行錯誤、周囲との駆け引きのなかで、大きく影響を受けた本です。

 

世の中にはたくさんの良い本がありますが、“パラダイムシフトのため”という観点により、ジャンルを問わず敢えてこれらを推します。

 

パラダイムシフトのために日夜奮闘している、特に医師の方々にこの一覧を捧げます。

 

騙されたと思って読んで頂ければ、読者の皆様の人生にとっても良い本であることを保証します。

 

1 医学系

 

医療の巨大転換(パラダイムシフト)を加速する糖質制限と湿潤療法のインパクト

 

当ブログを書くきっかけとなった尊敬する夏井先生、そして糖質制限を広めるため奮闘されている江部先生の対談本です。

何を隠そう当ブログの題名を考えるうえで、本書のタイトルをパクらせて頂きました。

お二人の対談を読みその男気に感激し、私も本格的に糖質制限と湿潤療法を実践することを決意した次第です。

 

医師ゼンメルワイスの悲劇 今日の医療改革への提言

 

産褥熱の撲滅のために医学界と闘った19世紀の医師ゼンメルワイスの悲劇と、虫垂切除の普及に尽力した外科医達の奮闘が学べます。

医学におけるパラダイムシフトがいかに難しいか。権威とは画期的な治療に対しどのような態度をとってきたか。人間はいかに愚かか、非常に考えさせられた本です。

パラダイムシフト治療を行う上で、必読書と考えます。

 

2 歴史・哲学系

 

ゲーテとの対話

 

1819世紀に活躍したドイツの偉人、ゲーテとその弟子エッカーマンとの対話がまとめられた本です。日本でも明治、大正、昭和の知識人達は本書をこぞって熟読し、ゲーテの偉大さの模倣に努めたようです。

ゲーテの代表作「ファウスト」「若きヴェルテルの悩み」よりも、本書をまず読むことをお勧めします。

 

キリスト教は邪教です! 現代語訳「アンチクリスト」

 

哲学者のニーチェの代表作である「アンチクリスト」を、我が国の哲学者であり作家である適菜収氏が現代日本人向けに超訳した本です。

いかに現代の人々が近代の病に冒されているか、非常によくわかる本です。

パラダイムシフトのためには社会からの洗脳に気が付く必要があります。

本書を読み私はニーチェに非常に感心を持ち、パラダイムシフト治療実践のための心構えが一変しました。

 

ねずさんの日本の心で読み解く百人一首 千年の時を超えて明かされる真実

 

私の一押しの本です。1000年前の平安時代の人達と現代に生きる私達は、同じようなことで喜び、悩み、生きていることが学べます。

他の百人一首本とは一線を画す、日本人に生まれて良かったと改めて思わせる作品です。

 

3 経済系

 

インベスターZ

 

三田紀房氏の漫画作品です。超優秀な中学生と高校生から成る秘密組織、投資部を通じてお金の本質を考える内容です。投資活動により通学する学校の運営資金を稼ぐという一見荒唐無稽な設定ながら、内容はとてもリアリティーがあります。

漫画でお金、経済について学べます。

本書をきっかけに、お金についての見方が大きく変わりました。

 

経済で読み解く、豊臣秀吉

経済で読み解く、織田信長

経済で読み解く、明治維新

経済で読み解く、大東亜戦争

 

経済評論家の上念司氏の、経済で読み解くシリーズです。

歴史上の重大な事件、社会の転換点を、経済的な視点で見直す興味深い内容です。

歴史も含め、面白おかしく経済を学べます。

 

 

4 民俗学系

 

夜這いの民俗学、夜這いの性愛論

 

民俗学者の赤松啓介の実体験込みの、裏の民俗学、夜這いについて知るには本書を最もお勧めします。

日本人の性愛の真実が学べます。

現代人は男女の性愛について、かなり洗脳されちゃっていることがよく分かります。

 

逝きし世の面影

 

江戸末期、明治初期に日本を訪れた欧米人から見た日本人の姿を通し、古きよき日本人について学ぶことができます。

 

 

以上です。

 

これ以外にも挙げたい本がたくさんありますが、厳選しました。

 

これらの本から得た知見、思考は、私の人生の支えになっています。

 

是非とも参照ください。

Bスポット療法の師匠である、堀田修先生の新著、「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい(あさ出版)」を読みました。

 

図が豊富で、慢性上咽頭炎を包括的に学ぶには最適です。

 

頭痛、肩こり、慢性咳嗽、不眠など。

 

多彩な症状に有効なようです。

 

堀田先生を始め多くの先生方が、Bスポット療法を含めた慢性上咽頭炎治療が医学界で広く受け入れられるよう、有効性の科学的な立証のために尽力されています。

 

私も微力ながら、眼の前の患者さんを片っ端から治すことで、少しでも世の中に貢献したいと思います。

 

私の場合色々な治療を横断的に、同時進行で行っています。

 

具体的には、糖質制限+三石理論・オーソモレキュラー+トリガーポイント注射+慢性上咽頭炎治療(あいうべ体操、鼻うがい、口テープ、Bスポット療法)。

 

パラダイムシフト治療の4乗です。

 

これが現時点で最強・最高の組み合わせだと考えています。

 

しかも安上りで、治療の合併症がほぼゼロ。

 

難しいことは考えずに、いいものは全て実践する。

 

これはやるっきゃありません。

献本頂いた新宿溝口クリニックの溝口徹先生の新著、「花粉症は1週間で治る!(さくら舎)」を読みました。

 

花粉症は1週間で治る!という題名が強烈です。

 

溝口先生ご自身が花粉症をすっかり治した経緯が記されています。

 

しかし花粉症だけではありません。

 

多くの疾患にオーソモレキュラー療法が有効であることも詳細に述べられています。

 

特に私が気になったのが、ビタミンDの効果です。

 

花粉症だけでなく、多くのアレルギー疾患に有効のようです。

 

早い人であれば、ビタミンDを内服して数日で症状が軽くなるそうです。

 

日本人の多くがビタミンDであることが疑われています。

 

もちろん糖質制限も必要です。

 

ビタミンDについては、藤川先生の記事を参考に、これまでも記事にしてきました。

 

パラダイムシフトの血が騒ぎます。

 

ビタミンDの血中濃度測定や、サプリメントなど。

 

私もビタミンDを診療に積極的に取り入れてみます。

先日夏井先生の書評についての記事で触れた、南和嘉男著 「医師ゼンメルワイスの悲劇 今日の医療改革への提言(講談社)」を読みました

 

もっと早く読まなければいけない書でした。

 

いや、まさに今のタイミングこそ、私にとって一番腹の底に収まる内容だったかもしれません。

 

19世紀まで世界中で猛威を振るった産褥熱という疾患に対し奮闘したゼンメルワイスを、今こそ私達は学ばなければなりません。

 

圧倒的な結果を出しているゼンメルワイスに対する時の権威者達の態度は、とても同じ人間とは思えない所業です。

 

権威者達は完全に、医師の本分は何か、という考えが抜け落ちています。

 

鬼か悪魔としか思えません。

 

時の権威者達は、既に新しい発想、新しい技術で、圧倒的に治療成績が良くなることが分かっているのに、自分達の立場・メンツを守るためにしか行動できない。

 

湿潤療法、糖質制限、分子栄養学、トリガーポイント注射など。

 

21世紀の現在においても、全く同じ構造が見て取れます。

 

著者の南先生は、権威者達が変わることはない、真実を伝えようとする少数の者と、賢明な一般大衆が増えなければ、同じ悲劇は今後も繰り返されると締めくくっています。

 

全くその通りです。

 

権威者とはそういうものだと割り切り、少数の理解者と賢明な患者さん達に語り掛けることこそ、医療におけるパラダイムシフトを拡げる最も合理的な方法であると再認識できました。

神戸大学の感染症内科教授、岩田健太郎先生の著書、「医学部に行きたいあなた、医学生のあなた、そしてその親が読むべき勉強の方法(中外医学社)」を一気読みしました。

 

私は研修医の頃から岩田先生の大ファンで、著書を読んだりDVDを観てきました。

 

岩田先生は専門分野が違えど、私にとってはアニキ的存在。

 

お会いしたことはありませんが、診療や考え方に大きな影響を受けました。

 

ブログでも積極的に発信されています。

 

かねてから海外での診療経験を活かし、日本の医療を客観的に批評されていました。

 

岩田先生が以前から主張している日本の医師に欠けていることの指摘は、非常に合点が行きます。

 

失敗を認めないこと。

 

質問ができないこと。

 

英語ができないこと。

 

そして本質的な意味で、勉強をしないこと、怠惰であること。

 

まさに私のことを指摘されている気がします。

 

知的な態度についての岩田先生の定義を引用させて頂きます。

 

「知的な態度」とは前提を疑い、臆見を廃し、何事もゼロベースで検討、吟味する態度のことである。

 

そのような検討、吟味を放棄して「そんなわけがあるか」と全否定してしまった時点で、知的な営為を放棄していることに気づかなければならない。

 

まさに、パラダイムシフトに必要な考え方です。

 

タイトルの通り、日本の医師・医学生、その親達、進路指導をする先生達に、本書を是非読んで頂きたいと思います。

 

そういえば先日、岩田先生が感染症診療とビタミンCについての考察を書いておられました。

 

岩田先生が分子栄養学やorthomolecularmedicineの世界に踏み込んで下さると、非常に面白いことになると思います。

 

今後の展開に、目が離せません。

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