カテゴリ: ストレス解消法

ビタミンB1であるベンフォチアミンの大量内服の記事が思わぬ反響を呼び、少し驚いています。

 

もちろん「イラっ」としたり、「ムッ」としにくくなったのは、ベンフォチアミンだけの効果ではありません。

 

カッコ良く表現すると、これまで実践していた多角的なストレスマネジメントの成果だと自己分析しています。

 

前回記事ではその辺りの説明が足りなかったので、私なりに実践していることをまとめてみました。

 

優先順位をあえてつけると、①栄養の充実 ②人間関係、社会的ストレスの回避・軽減 ③運動 ④十分な睡眠 ⑤日光浴 ⑥先人の知恵などなど。

 

これらを同時並行に、満遍なく、意識的に行うことです。

 

順番に説明していきます。

 

まず栄養の充実

 

そもそも、まともな思考をするには十分な栄養が必要です。

 

ベンフォチアミンの内服も、これに当たるでしょう。

 

ビタミンB1だけでなく、蛋白質・脂質・ビタミン・ミネラル、全てが大切です。

 

糖質過剰摂取も控える必要があります。

 

本ブログの読者の皆様にとっては、基本中の基本ですね。

 

それなりに栄養状態が充実した人で、さらにその上を目指したい場合はどうするか。

 

やはりビタミンB1、ナイアシン、ビタミンC、ビタミンE、マグネシウム、亜鉛あたりを、十分に摂取するのがいいのではないかと思います。

 

とりわけビタミンB1は安全であり、メガ盛りしても問題ないでしょう。

 

ベンフォチアミンを750mgも内服すると、おしっこがビタミン臭くなるくらいです。

 

ナイアシンはフラッシュを克服できれば、精神的に非常に安定します。

 

私も遊び半分で水野先生の真似をして、朝1000mg、寝る前3000mgを内服しています

 

ビタミンCも、外部からのストレスに対応する体内のステロイドホルモン生成に影響しており、十分な摂取が望まれます。

 

ビタミンEも全身の血流が良くなり、効果的なはずです。

 

多くのミネラルの中で、マグネシウム・亜鉛は特に大切。

 

これらをしっかり摂取することも、イライラ軽減に役立つでしょう。

 

しかし鉄不足がある方は、その改善が優先されます。

 

個々の栄養素の詳細については、藤川先生のブログを参照ください

 

続いて、人間関係、社会的ストレスの回避・軽減

 

人間関係、社会的ストレスは、現代社会に生きている限りゼロにはできません。

 

真面目な人ほど、ストレスをすぐになくそうとしてしまいます。

 

そもそもゼロにする必要はありません。

 

無理なものは無理です。

 

回避する、減らすという発想が大切です。

 

それよりも大切なのは、冷静な分析です。

 

特にストレスを感じる瞬間は何か、自己分析をします。

 

そのトップ3くらいを回避・軽減するだけで、だいぶ気が楽になります。

 

私の場合、イライラする時は明確でした。

 

頻度順に並べると、電話で診療や読書が中断する時、さらに電話相手が結論を先に言わない時(プレゼンが下手)、合理的な思考や治療が周囲に受け入れられない時、疲労や寝不足の時。

 

自分のイライラパターンをかえりみると、ほぼこれに当てはまりました。

 

まずは電話で診療や読書が中断する時。

 

これは医師という職業上、どうしようもないと考えていました。

 

しかしホリエモンこと堀江貴文氏の著書、「多動力」が大きなヒントになり、それは思い込みであることに気が付きました。

 

ホリエモンは、電話に全くでない。

 

相手が誰であれ、それを徹底しているそうです。

 

これが私にとって大きなヒントになりました。

 

さすがに全く電話に出ないのはヒンシュクを買うし、私の業務に差し支えます。

 

ただ、今すぐ電話に出て連絡しなければならない要件は、実際はそれほどありません。

 

数分、数十分ずらせば、電話にもイライラせずに対応できます。

 

電話を一時的に他人に預け要件を取り次いでもらったり、ライン・メッセンジャー・メールを駆使すれば、電話を使わなければならない場面は各段に減ります。

 

それができれば、電話相手が結論を先に言わない時にも、イライラせずに対応できます。

 

続いて、合理的な思考や治療が周囲に受け入れられない時。

 

つまり、パラダイムシフト治療が周囲に受け入れられない時です。

 

これは診療経験・場数を踏むことで自信が付き、克服できてきました。

 

受け入れられないから腹を立てること自体が非常に傲慢な考えであることに気づき、そのような過去の自分にも反省しています。

 

相手のやる気・理解力に応じて、説明のレベルや処置内容を自在に変える。

 

治療が有効な場面を見極め、割り切って限界を認める。

 

さらに先人の知恵を学び、人間というものの特性をつかむことも有効でした。

 

そもそも人間は非合理的な生き物。

 

新しいものは警戒するし、色々な理由をつけて受け入れない。

 

残念に思うことは多々ありますが、生物としての特性に腹を立てても仕方がない。

 

理解してくれない、できない人を恨むのではなく、数少ない理解者を大切にする。

 

ようやくこのように心の底から考えることができました。

 

疲労や寝不足の時。

 

これはまあ、当たり前ですね。

 

疲れている時は仕事をせずに、さっさと寝る・休む。

 

何より、疲れても頑張る、寝ずに頑張るという価値観を見直すことです。

 

休むことに罪悪感を感じない。

 

いい仕事をするために休む。

 

休める時に休むというのは、戦略的な、前向きな行為でもあると解釈しています。

 

私のような医師の場合、職業倫理・義務であるとさえ思います。

 

この発想ができれば、自分の生活を見直し、寝たり休むために必要な工夫が次々と生まれるでしょう。

 

私の場合、要件を済ませてから寝るのではなく、先に寝て要件を済ます。

 

このような発想の転換が有効でした。

 

次に運動

 

体を動かすと、その最中は余計なことを考えません。

 

運動中にいいアイデアが浮かぶこともあります。

 

私も含め、現代人は体を動かさな過ぎです。

 

自発的な、自分にあった強度の運動で良いでしょう。

 

次に十分な睡眠

 

同じ内容は上に述べました。

 

これに異論がある人はいないでしょう。

 

次に日光浴

 

日光浴の効能は、多くの研究者も指摘しています。

 

昼間は屋外で活動し、夜は寝る。

 

そのような生活リズムが、人間の生理学に合致しているのでしょう。

 

夜に活動できるようになったのは、人間の長い歴史からすると最近のことです。

 

余程の悪天候・体調不良でもなければ、例え数分、いや数秒でも屋外に出る。

 

現代社会においては、意識して実践する必要があるでしょう。

 

最後に、先人の知恵

 

すぐれた先人の教えから、哲学と感性を育むことです。

 

同時代に生きる身近な人でなくても良いです。

 

古今東西の古典を読めば、立派な人達はいます。

 

私の場合は、歴史の研究百人一首の研究も非常に役に立っています。

 

ストレスマネジメントが上手にできれば、圧倒的に生きやすくなります。

 

少し調べるだけでもストレスマネジメントには様々な方法が紹介されていますが、現実的に今の自分にできること、続けられることから始めればいいと思います。

 

私なりの方法が読者の皆様の参考になれば幸いです。

最近はまっているものがあります。

 

計算です。

 

小学生に戻った気分です。

 

ひと昔前に話題になった、陰山英男先生の「百マス計算」をやっています。

 

足し算、引き算、掛け算、割り算。

 

小学生でも取り組める内容ですが、自分でやってみると、これが面白い。

 

本当に、計算が早くなります。

 

普段計算をする機会は、滅多にありません。

 

同じ問題を毎日繰り返すことで、私も各段に計算が早く正確になりました。

 

解説書には、足し算、引き算、掛け算は2分以内、割り算は5分以内に正確に解けるようになれば、上出来と書かれています。

 

いずれも、目標を達成できました。

 

頭の体操にちょうどいいです。

 

さらに応用のため、色々な計算のテクニック本も調べてみたいと思います。

 

こんなにハマるとは、自分でも思ってもいませんでした。

小学生が夏休み期間に入りました。

 

ここ数日、息子と娘それぞれと、どうぶつしょうぎの対戦をしています。

 

どうぶつしょうぎは、女流棋士の北尾まどかさんがルールを考案し、同じく女流棋士の藤田麻衣子さんがデザインしたものです。

 

通常の将棋に比べ、将棋盤の範囲が狭い。

 

駒数も少ない。

 

それでも、駆け引き、奥深さは将棋に負けていません。

 

デザインも可愛く、愛着が持てます。

 

娘がすっかり気に入り、何度も対局を挑んできます。

 

将棋好きな父に鍛えられ、小学生時代は将棋クラブに所属していた私にとって、娘には正攻法では負けません。

 

と思って油断していたら、王様であるライオンが相手の陣地に入れば勝ちとなる“トライ”をされ、負けてしまいました。

 

子供でもルールが分かりやすく、将棋に比べ短時間で決着がつくので、子供と遊ぶにはうってつけです。

以前はまっていたヨーヨーに、またはまっています。

 

夜間の当直業務などの空き時間に、徹底訓練しています。

 

子供時代に戻ったような気持ちになり、気晴らしに最適です。

 

当然、左手でもやってみて脳を刺激します。

 

手を引くタイミング。

 

力を抜いて行うなど。

 

色々なコツがあり、新たな発見があります。

 

仕事に支障を来さない程度にやってみようと思います。

最近、時間がある時には努めて運動をするようにしています。

 

自ら進んで行う適度な運動は、ストレスを軽減する。

 

本当の意味で、この事実を体感できています。

 

パラダイムシフト治療がなかなか普及しない、理解されない現状に、イライラすることも多々ありました。

 

世の中は、矛盾だらけ。

 

思うようにいかないことがほとんど。

 

そんな当たり前のことに、いちいちストレスを貯めていてはいけません。

 

何でもいい。

 

とにかく体を動かす。

 

体を動かすことで、ストレスが軽減します。

 

最近では左手でボールを投げたり、ブレイブボードに挑戦することで、脳のいい刺激を与えることができています。

 

そうすると不思議と、普段の仕事にも意欲が出ます。

 

これは私だけの反応ではないはず。

 

何とか適度な運動を、診療に応用できればと思います。

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