あさ川進の、宗教と私

浄土真宗親鸞会に所属しながらアウトサイダーだった私(現在は会員でなくなりました)が、宗教(浄土真宗親鸞会)との付き合い方を考えつつ書いている更新頻度が低いブログ(この説明も暫定です)リンクフリーです。 なお、投稿文を受け付けております。「【投稿文】【○○さん】」と書かれている記事は、いただいた投稿文です。後ろ【】に投稿主の方の名前を表示しております(2020/6/20)。投稿文の内容や行事案内等については、投稿主に直接ご連絡ください。

2020年05月

昨日、緊急事態宣言が解除されたということで久々に記事を書きましたが、RCさんから投稿文をいただきましたので掲載します。『如来をきく』の本は、私もとある方から何年か前にご紹介いただいて読んだ記憶があります。

なんまんだぶ


========(以下、RCさんからの投稿文です)========

ご無沙汰しております。
RCです。

世界中のほとんどの人が、コロナに振り回されており、皆さまも、いろいろ不便な生活をされていらっしゃるかと思います。

埼玉恵日会も、4月、5月は中止とさせていただきました。
次回の7月18日(土)の埼玉恵日会は、可能であれば、開催したいと考えておりますが…。
新型コロナウイルスの感染状況をみて決めたいと思います。

ウイルスの感染症の為に、ご法話のご縁が、いただけない日が来るとは、今年の初めには、想像もしておりませんでした。
私たちは、本当に「一寸先は闇」の中を生きているんだなぁと、実感させられました。

でも、こういう状況にあっても、本願力は頼もしく、有り難く…。
この人生で遇うべきものに遇わせていただいた私たちは、幸せですね。

なもあみだぶつ です。

ところで、先日、響流書房から『如来をきく』という本が出版されました。
『如来をきく』は、稲城選恵和上、深川倫雄和上のご法話録です。

『如来をきく』は、絶版になってしまっていて、入手困難でしたが、瓜生さんがお骨折りくたさって、この度、電子書籍として、Amazonからダウンロードできるようになりました。

「これぞ、浄土真宗!」という内容で、皆さんにお読みいただきたいと思い、紹介させていただきました。
  
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なもあみだぶつ

国から配布されるはずのマスクはいまだに我が家には届いておりませんが、緊急事態宣言が全国で解除されたとのことです。自粛生活がしばらく続いたので、体もなんとなく自粛生活に慣れてしまった感はありますが、多かれ少なかれ生活が変わってしまったという方も少なくないのではないかと思います。


すっかり世の中変わってしまいましたね、という言葉。私は九年前もそんな言葉を見ず知らずのサラリーマンの方と語らっていました。


当時、東日本大震災という大災害のために関東地方は電力不足になっていました。どこもかしこも節電と称して照明は暗く、駅のエスカレータも止まり、鉄道会社の苦労のたまものである節電ダイヤなるものによって列車が運行されていた、ような記憶があります。


そんな折に珍しく、私はふと熊谷駅近辺で一人飲みをしていたことがありました。そこで、出張のために熊谷に来ていたというサラリーマンと出会い、つまみをごちそうになりつつ「世の中ずいぶん変わりましたね」などと語っていたことを折に触れ思い出します。


確かに当時、周りはずいぶん変わっていたと思います。しかしながら、いつしか節電という言葉も聞かれなくなり、一年も経たずにすっかり元通りになってしまった、そんな感じもありました。



今回の新型コロナウイルス騒動では、世界的に大きく生活が変わったのではないかと思います。今回は当時よりも大きく変わってしまっていて、すっかり元に戻ることはないだろう、そんなようにも思いますし、一方では、変わったようでなんとなく(完全ではないにしろ)戻ってしまうのではないかと思ったりもしています。



さて、仮に世の中変わっても、どうも私にとって南無阿弥陀仏は特段変わった気がいたしません。真摯な仏法者であれば、お念仏こそが心の拠り所であると御恩報謝の日暮らし、信仰を深めていかれるのでしょうが、どうも私はそのような境地とは離れているように思われます。変わらない南無阿弥陀仏に寄りかかって、甘えてと言いますか、常にそばにあるといいますか、境界がないといいますか、南無阿弥陀仏と私は九年前も今も、特段変わったようには思われないのです。

緊急事態宣言が解除されて、すっかり変わってしまったはずの世の中がこれからも変わっていくのでしょうけれども、これを機に改めて変わらない南無阿弥陀仏を味わうというのも味わい深いのではないか、とひとり呟くのでありました。



南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、、、、


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