遠幌小学校住ノ江町

2007年02月25日

遠幌

遠幌 消えていく街

nekoyanagi.jpg

これは、遠幌小学校跡の前に生えている「ネコヤナギ」です。
猫の毛玉みたいで、とでも手触りがいい。

今回も前回つながりで、遠幌を紹介します。遠幌は「住ノ江町」「泉町」「岳見町」が主な町でした。岳見町より大夕張側は、南部で大夕張の地区でした。ボクが生まれる前後には、「北夕」という炭鉱がありました。南部の川向こうでした。
ボクは「住ノ江町」に住んでいました。1990年代後半、ボクが本当に久しぶりで訪れたとき、ショックなことに、「住ノ江町」そのものが土に埋められていました。そのときのショックが未だに尾を引いています。前に紹介した「遠幌会館」も小学生の頃、埋められたからです。人生で2度、想い出を埋められた。誰を責めることもできずに。
1970年頃の空撮写真があります。まだ、遠幌がそのままあります。
http://w3land.mlit.go.jp/Air/photo400/77/cho-77-37/c16/cho-77-37_c16_5.jpg

                      [泉町] 川 遠幌小学校

[住ノ江町]    遠幌駅           川  [岳見町]      南部  → 大夕張
             遠幌保育園     川

川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川
川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川

[清湖町]                                    北夕

といった位置関係です。これでもわかりずらいですよね。写真を拡大すると、真ん中のちょい下ぐらいの青い屋根が遠幌保育園です。遠幌小学校は丘の上というか山中です。

enhorohoikuen.jpg

遠幌駅側から撮影した2006年春の遠幌保育園です。逆に遠幌保育園から撮影した遠幌駅2006年はこうです。

enhoroekiato.jpg

2006年5月GW、雪が残っています。駅はもちろんありません。インターネット上で「遠幌駅」と検索すれば健在な頃の駅の姿が見れると思います。空撮写真でもまだあります。

enhorohoikuura.jpg
これは、遠幌保育園の裏です。この保育園は、ボクが園児になろうかという時、改築されました。元は北炭の事務所だったと聞きます。黒っぽい木造の建物だったと記憶しています。遠幌会館のつながりだと、この裏の窓から大夕張方向を見ると、遠幌会館の写真になり、昔は、その手前に遠幌会館があったのです。本当に、遠幌会館の写真がないのが残念です。石炭の歴史村にはあるそうですが。

なぜ、こんなに遠幌にこだわるかというと、消えたものへの郷愁ですね。ボクの記憶、実在した街を残したい。それだけです。このことに意味があるかないかはわかりません。

いま、夕張が主催している「想い出の散歩道」でも、財政破綻以後、想い出が語れなくなっています。ブログって、こういった郷愁を語るには最適ですよね。今のうち、ボクが生きている内に、記憶を、記録を残したい。



skanda at 13:07│Comments(1)TrackBack(0)夕張 

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この記事へのコメント

1. Posted by ハピ   2016年05月21日 05:01
遠幌会館で、夜に保育園の先生やら、近所の人が
ダンス練習してなかったっけ?

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