SKE48とエアバスA380超絶推し男のblog

大阪府北部の地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。がんばろう大阪!

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既報のとおりですが、NMB48のエース・山本彩さんは、去る11月4日(日)にNMB48劇場で催された卒業公演を最後に同グループを卒業、8年間のアイドル生活を全うされました。
それに先立つ10月27日(土)、生まれ故郷の大阪府茨木市にほど近い万博記念公園東の広場で卒業コンサート「SAYAKA SONIC~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」が催され、私たち夫婦も観客の一人として山本さんの晴れ舞台に立ち合うことができました。
今日のブログでは、その時の模様を手短に振り返ろうと思います。

万博記念公園への入場には、通常大人250円、小・中学生70円の入園料がかかりますが、今回のコンサート参戦者についてはチケット代に入園料が含まれているということで、入場口でコンサートのチケットを提示するだけで園内に立ち入ることができました。
自宅最寄り駅から近鉄バスの路線バスで日本庭園前バス停に到着した私たちは、会場となる東の広場に近接する東口から入場。
東口付近には、機材運搬用のトラックが並んでいました。
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開演前の会場内。
ガールズバンドに在籍された経験のある山本さんの卒業コンサートは、空前絶後の野外公演として執り行われることになりました。それゆえ、タイトル自体が著名な野外ライブ「SUMMER SONIC」をもじったものとなった他、ステージの組み方や演出も豪華なものになった印象です。
心配されたお天気の方も、メンバー及びファンの強い願いが通じたのかお昼前には雲がすっかり無くなり、秋晴れのしゃんとした空模様となりました。
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会場内には少々高めの価格設定だったものの、飲食物の移動販売車が何台も出店しており、タコスやフライドポテトでお腹を満たして長丁場に備えました。
また、途中で一度離席し、城恵理子さんや山本望叶さんのグッズを購入したりもしました。
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指定されたB2ブロックに入ったのは開演時刻の16時半少し前。
「overture」に続き、山本さんのアカペラによる「初めての星」から、彼女自身の集大成となる約3時間のステージが幕を開けました。

ここからの感想は要点のみとなりますが、今回の山本さんの晴れ舞台となるコンサートが成功裏に終わったのは彼女本人の人徳・才能もさることながら、中盤で生演奏を行ったバンド「チームSY」の渾身の演奏、そしてそれぞれの持ち味を活かしてステージを大いに盛り上げた同期・後輩の熱い気持ちによるところも大きいと思います。

MCを仕切った三田麻央さん、渋谷凪咲さん。
「孤独ギター」でAKB48グループトップクラスのダンスを披露した日下このみさん。
次期NMB48のセンター最有力候補として、明るい表情と貫禄を見せつけた太田夢莉さん。
同期の晴れ舞台に立ち会うべく、国内外の各地から集結した1期生OGの皆さん。

あの日、あの場所にいた全てのメンバーが、最高のステージを作ってくれました。

特に、吉本新喜劇の地方仕事でどうしても駆け付けることのできなかった福本愛菜さんを除く1期生全員が集結した時は、その場にいた全員がこのうえなく高まったのではと思います。
山田菜々さん、渡辺美優紀さん、そして私がとりわけ推していた上西恵さんをはじめとする豪華な顔ぶれが一堂に集結したときは、私自身ほっこりした気持ちになりました。
なかでも岸野里香さんは出産後2ヶ月の身体で山本さん、小笠原茉由さん、三秋(小谷)里歩さん、山口夕輝さんとともに派生ユニット「俺ら」を再結成、同ユニットの楽曲「俺らとは」を熱唱されました。
NMB48の1期生OGでは、岸野さんの他松田栞さんがすでにママになられているということです。
さて、1期生OGのなかでも群を抜いた個性派として知られるのが木下百花さんですが、彼女もいつものノリで幕間の寸劇的な場面に登場、太田夢莉さん、山本さんを交えた百合シーンが展開され、観客席は騒然となりました。アイドルの百合やツンデレは、個人的に見ていると楽しいです。

このほか、個人的な趣味も入った話になってしまいますが、私の神推しである渋谷さんは全体曲の「ナギイチ」に入る際の前振りを担当、自分の名前を掛けた軽妙なフレーズで場を盛り上げました。
阪神タイガース応援隊長「TORACO」で山本さんとともに活動されていた川上千尋さん、村瀬紗英さんは、阪神甲子園球場でお馴染みの「ガオー」ポーズを披露されていました。
そして、中盤のユニット曲は普段より少ない曲数でしたが、私の神推しでは城恵理子さんが「嘘の天秤」の、上西怜さんが「Blue rose」のメンバーに選ばれ、山本さん最後の野外ライブを最高潮に盛り上げました。
寄りすぐりの楽曲は、どれも山本さんにゆかりが深く、日頃から好んで聴いているものばかりで退屈しなかったように思います。

オールスタンディングで2時間以上続いた卒業コンサートでしたが、現在のチームN公演「目撃者」公演でお馴染みの「ずっと ずっと」で本編は一旦終了。
その後アンコールでドレス姿の山本さんが再登場、ソロ曲と1期生OGとの楽曲計3曲を歌い終えて卒業セレモニーを実施した後、「僕だって泣いちゃうよ」、「青春のラップタイム」の2曲を以て終演となりました。
シンガーソングライターになりたいという山本さんの決意表明、メンバーとのハイタッチ、そしてビジョンに映し出されるメンバー全員からの手紙を目にして、思わず心の中で涙を浮かべたものです。
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その後、11月3日(土)にNMB48劇場で開催された卒業特別公演に、卒業コンサートに立ち会えなかった福本愛菜さんが出演。山本さんは卒業を前に、晴れて福本さんと旧交を温めることができました。
また、4日(日)の卒業公演ではチームNの小嶋花梨さんがNMB48全体のキャプテンに指名され、山本さん卒業後に向けて着々と動き出している印象です。

2010年のNMB48結成以来、不動のセンターとして、グループの顔として君臨してきた山本彩さんの卒業した穴は途方もなく大きいように思えます。
しかし、ここは新しいキャプテンとなった5期生の小嶋さん、そして白間美瑠さん・吉田朱里さん・川上礼奈さんの1期生3人をはじめ、個性や技能に優れたメンバー全員で次の時代に向けサクセスストーリーを築いてほしいところです。今の彼女たちならば、山本さん卒業後のNMB48をアジアで一番、いや世界で一番のアイドルグループにすることは決して不可能ではないことだと思います。

最後になりましたが、山本彩さん、NMB48での8年間の活動お疲れ様でした。そして沢山の思い出をありがとうございました。今後はシンガーソングライターとして、頑張ってください!

京阪電気鉄道(京阪電鉄)の中之島線は、先月10月19日(金)で開業10周年を迎えました。
京阪本線の天満橋から分岐し、大阪市内中心部のビジネス街・中之島エリアの西にできた中之島駅に至る全長3Kmの短い中之島線ですが、今日は開業10周年記念イベントの模様と開業前後の様子を中心に振り返りたいと思います。

中之島線の開業と同時に、中之島~出町柳間に設定された快速急行に充当することを主目的に8両編成×6本が製造された3000系(2代目)。
同系列はデビュー10周年と中之島線開業10周年を迎えるに際し、2018年9月29日(土)~10月28日(日)の期間、記念のヘッドマークを掲出して運転されました。
写真は10月14日(日)、寝屋川車庫での「ファミリーレールフェア」にて撮影。
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記念のヘッドマークには3000系電車と、中之島線沿線を代表する建築物である大阪市立科学館、同中央公会堂(中之島公会堂)、大阪府立中之島図書館のイラストがあしらわれていました。
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また、開業10周年を迎えた10月19日(金)から21日(日)にかけては中之島駅で中之島線開業&3000系誕生10周年記念グッズの即売会が実施されたほか、中之島線の各駅と同線開業に合わせて現駅名に改称された鴨東線の神宮丸太町(旧丸太町)駅をスポットに指定した記念クイズラリーも開催されました。
中之島駅に設けられた記念グッズ即売会場兼クイズラリーのゴールポイントには、3000系に掲出されていた記念ヘッドマークの実物と、中之島駅のホーム壁面の写真パネルをあしらった記念撮影コーナーが設けられていました。
記念ヘッドマークの背景の木目板は、中之島駅のホーム壁面をイメージしたものだったのです。
このほか写真はないのですが、19日(金)の昼間には2008年に掲出された開業記念ヘッドマーク、2013年に掲出された開業5周年記念ヘッドマークの特別展示もありました。
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10月20日(土)、クイズラリーに参戦した際に撮影した中之島駅改札口の発車案内表示器。
詳細は後述しますが、現在の中之島線のダイヤは、朝夕の一部時間帯を除き、10分サイクルで普通電車のみが運転されるというシンプルな内容になっています。
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ここからは、今から10年前の中之島線開業前後に撮影した写真を紹介します。
天満橋~寝屋川信号所間の複々線の片割れを、堂島・中之島といった都心のビジネス街まで伸ばすという中之島線の建設は、京阪電鉄にとって社運を賭けた一世一代のプロジェクトでした。
それゆえ、開業にあたっては従来車から大きくモデルチェンジしたクロスシート車の3000系(2代目)を投入したほか、大々的なキャンペーンを打つなど、全社一丸となって期待の新路線の売り出しに取り組んでいました。
京橋駅に掲出された中之島線の開業をPRする広告。
3000系(2代目)トップナンバーの3001Fが起用されています。
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こちらは萱島駅で撮影した2008年10月19日ダイヤ改正のポスター。
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「シマへ行こう。」のキャッチフレーズとともに、中之島線沿線ゆかりの豊臣秀吉・福沢諭吉が登場するポスターも用意されました。(以下4枚は関目駅にて撮影)
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中之島線の開業についての掲示
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中之島線の開業日、2008年10月19日(日)に実施されたダイヤ改正に関する掲示。
このダイヤ改正で、京阪電鉄には快速特急、快速急行、通勤快急、通勤準急、深夜急行、計5つの新しい種別が登場することになりました。
合わせて、種別ごとの運転系統の見直しも行われています。
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中之島線開業に伴う、運賃関係の取り扱いに関する掲示(萱島駅で撮影)
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中之島線開業前日の2008年10月18日(土)時点では、すでに京阪本線・交野線、宇治線、鴨東線各駅の時刻表・路線図はダイヤ改正後(中之島線開業後)のものに取り替えられており、上から紙を貼った状態で使われていました。
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こちらは中之島線開業を翌日に控えた2008年10月18日(土)に撮影した、天満橋駅中之島線ホームの駅名標。
次駅である「なにわ橋 Naniwabashi」の部分が紙で覆い隠されています。
なお、中之島線の開業に合わせ、京阪電鉄では新CIを導入。
駅名標その他のサイン類のデザインが一新されたほか、本線・鴨東線・交野線・宇治線・中之島線で運用される車輌の塗装が変更されました。
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中之島線の開業が目前に迫る頃になると、本線・鴨東線・交野線・宇治線で運用される電車の側面にもPRのステッカーが貼付されました。
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そして迎えた中之島線開業日の2008年10月19日(日)。
阪神本線の福島駅から徒歩で中之島駅を目指したわけですが、木材を生かしたデザインの地上出入口が目を引きました。
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開業初日に撮影した、中之島駅改札口の発車案内表示器。
開業当時の中之島線の昼間ダイヤは、快速急行が1時間あたり2本、区間急行が1時間あたり4本(土休日)6本(平日)という陣容で、新規開業路線としては異例の大盤振る舞いと言えるものでした。
しかしいざ開業してみると、中之島線の利用者数は開業前の需要予測を大幅に下回り、結果としてダイヤ改正のたび同線に乗り入れる優等列車の本数は減便が続きました。
2013年3月16日のダイヤ改正以降、昼間ダイヤの中之島線に乗り入れる列車は全て普通電車となっています。
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開業当時の中之島線の主役だったのが、3000系(2代目)による中之島~出町柳間の快速急行でした。
開業初日の中之島駅で撮影した、3006Fの快速急行出町柳行き。
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天満橋駅から中之島線に入る、3003Fの快速急行中之島行き。
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「快速急行 中之島」の文字を表示した、3000系(2代目)の側面種別・行先表示器。
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開業当時の中之島線で、快速急行と並ぶもう1つの主役だったのが、主に中之島~萱島・樟葉間で運転された区間急行でした。
開業初日、渡辺橋駅を発車する7200系7201Fの区間急行中之島行き。
この7201Fですが、実は中之島線開業に合わせて採用された一般車用の新塗装に塗り替えられた編成第一号でもあります。
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「区間急行 Semi-exp. 中之島 Nakanoshima」を表示した、7201Fの側面種別・行先表示器。
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中之島線の開業に当たっては、沿線にオフィスを構える企業をはじめとする関西財界も全力でPRに協力しました。
渡辺橋駅最寄りの朝日新聞大阪本社に掲示された、中之島線の開業を特集するミニ号外。
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天満橋駅地下通路の中之島線をPRする広告。
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天満橋界隈商店会は、天満橋駅付近の大川沿いに中之島線開業を祝う幟を立てていました。
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そして、中之島線の大きなセールスポイントの一つが、建築技術の粋を尽くした斬新なデザインの駅舎です。
渡辺橋駅構内にて
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大江橋駅の駅名標
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コンサートホールのホワイエと見紛うデザインの、なにわ橋駅のコンコース。
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ガラスを多用した、なにわ橋駅の中央公会堂付近に通じる地上出入口。
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華々しく中之島線が開業するなかで、消えゆくものもありました。
1956年に1810系特急形電車として登場して以来、52年間にわたり大阪と京都を結んで活躍した1900系は、中之島線開業前日の2008年10月18日(土)を最後に定期運用を終了しました。
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天満橋行きの区間急行・普通、京阪本線・鴨東線・交野線のK特急など、2008年10月18日限りで消滅した行先・種別の列車もいくつかありました。
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そして、京都市内の京阪本線五条駅、四条駅、鴨東線丸太町駅は、中之島線開業に合わせてそれぞれ「清水五条」、「祇園四条」、「神宮丸太町」に改称しています。
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中之島線の開業から10年。
「橋」にこだわるあまり、他の鉄道路線との連絡を意識した駅名を採用しなかったこと。
他の鉄道路線の駅との間に充分な連絡通路を作らず、なおかつ分かりやすい乗り換えルートもあまり案内しなかったこと。
終点の中之島駅で他社線との接続がないこと。
他にもいろいろな要因が重なり、大阪一のビジネス街を貫く期待の新線として生まれたはずの中之島線は効率の良い集客ができていない状況です。
中之島駅の普段使用していない3番ホームに至っては、列車の発着ではなく専ら車両展示会やバルイベントの会場として活用されているという状況です。

今後の中之島線に関しては、2025年の万国博覧会誘致やIRの整備に合わせて、中之島駅から先大阪メトロ中央線・阪神なんば線の九条駅、ないしは大阪環状線・桜島線・阪神なんば線の西九条駅まで延伸する構想が持ち上がっています。
しかし、この計画の実現はいつになるか不透明な面が強いため、当面は連絡通路の整備や駅名の改称(注)により他社線との乗り継ぎを改善、利便性の高さをアピールして潜在的な需要を掘り起こすことが手っ取り早い利用促進策かと思います。合わせて、大江橋駅発着となにわ橋駅発着の切符については加算運賃を無視し、運賃を淀屋橋駅・北浜駅発着の切符と同額にするのも一手です。
また、これは現在も行われていることですが、春秋や正月三が日の観光シーズンに運転される臨時列車のうち、淀屋橋駅に入り切らない分を中之島線に回すのも有効な策です。

(注)中之島駅の場合は、駅名を「中之島・福島(大阪国際会議場)」に改称、阪神本線の福島駅やJR東西線の新福島駅との徒歩連絡が可能なことをアピールすると有効かと思います。
渡辺橋駅については、「肥後橋」ないしは「肥後橋・堂島」に改称、大阪メトロ四つ橋線肥後橋駅との連絡を前面に押し出すと集客上プラスなのではと思います。
大江橋駅については、京阪電鉄にとって梅田進出が長年の悲願であったことを踏まえ、思い切って「南梅田」ないしは「梅田新道」に改称、そのうえで淀屋橋駅との連絡通路を新設するのが理想です。
最後のなにわ橋駅については、新北浜に改称するのもありですが、中央公会堂へのアクセスが良い点を踏まえて「公会堂前」とするのも良いのではと思われます。

最後になりましたが、中之島線が次の10年間に利用を伸ばし、当初期待されていた都心の大動脈としての使命を果たせるようになる事を願って結びとさせていただきます。
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半世紀にわたって関西とドイツを結んできた航空路線に、来春大きな変化が訪れることになりました。

ドイツのフラッグキャリアであるルフトハンザドイツ航空は、このほど2019年夏ダイヤが始まる2019年3月31日(ドイツ発基準)より、現行のフランクフルト~大阪(関西)線をミュンヘン~大阪(関西)線に変更する旨を発表しました。

使用機材とダイヤは以下の通りとなっています。
ミュンヘン1215→(LH742便)→620(翌日)大阪(関西)
大阪(関西)930→(LH743便)→1420ミュンヘン

【使用機材】エアバスA350-900XWB(旧塗装機、写真は友人氏提供)
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なお、ルフトハンザドイツ航空は関西国際空港の開港後間もない1995年3月~1998年3月にも、エアバスA340シリーズを用いてミュンヘン~大阪(関西)線を運航していたことがあります。今回の運航系統見直しに伴い、両都市間には実に21年ぶりに同じ航空会社・便名で直行便が復活することになった次第です。

今回のミュンヘン~大阪(関西)線の運航再開は、ルフトハンザドイツ航空が2017年以来取り組んできたミュンヘン国際空港のハブ機能強化戦略、及びその中心に位置づけたアジア路線の増強策の一環として行われるものです。
同社はLCCや中東系航空会社との激しいシェア争いで生き残りを図るため、フランクフルト国際空港よりも乗り継ぎの便が良いミュンヘン・フランツ=ヨーゼフ=シュトラウス国際空港発着の長距離路線の強化に乗り出しいました。そして、これまでに同空港発着の北京(首都)線や香港線に超大型機のエアバスA380を投入、またシンガポール線をエアバスA350-900XWBで再開するなど攻めの戦略を続け、一定の成果を得ていました。

そして2019年の夏ダイヤでは同空港発着のアジア路線にさらなるテコ入れが図られ、ソウル(仁川)線の増便、バンコク(スワンナプーム)線の再開と合わせて、大阪(関西)線の再開が決定した次第です。

ただ、ミュンヘン~大阪(関西)線の再開が決定し、ドイツ乗り継ぎによるヨーロッパ各地へのアクセスが向上する一方で、忘れてはならない事実があります。

それは、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)に合わせて1969年に開設されたルフトハンザドイツ航空のフランクフルト~大阪線(LH740・741便)が、ミュンヘン~大阪線に振り替えられる形で、2018年冬ダイヤを以って事実上廃止されてしまうということです。

大阪国際(伊丹)空港発着時代の1990年前後に、フランクフルト~東京(成田)線に先んじて受領後間もないボーイングB747-400が投入された歴史のあるこの路線。
大阪国際空港時代の末期にはフランクフルト~香港~大阪(伊丹)のルートで、関西国際空港開港直後にはフランクフルト~大阪(関西)~名古屋(小牧)のルートで運航されていたのを記憶しています。
その後ほどなく、大阪発着便と名古屋発着便の系統分離が実現、以降は2014年夏ダイヤの一時期(注)を除いてフランクフルト~大阪(関西)間の純然たる直行便として長らく運航されてきました。

(注)2014年夏ダイヤでルフトハンザドイツ航空はフランクフルト~東京(羽田)線を開設しましたが、関係当局から従来の成田国際空港発着便の存続を求められた関係で、フランクフルト~大阪(関西)線とフランクフルト~東京(成田)線を統合したフランクフルト~大阪(関西)~東京(成田)線が一時期運航されました。しかしほどなくして、大阪(関西)発着便と東京(成田)発着便の系統分離が実施され、フランクフルト~東京(成田)線については2017年に事実上廃止されています。

一時は日本側からJALとANAも参入していたものの、ビジネスクラスの利用不振、さらには平成不況による需要低迷といった問題で数年で撤退、以降はルフトハンザドイツ航空の単独運航路線として存続してきたフランクフルト~大阪(関西)線は、長年にわたり関西とドイツを結ぶ唯一の航空路線として親しまれる存在でした。

私の父親はサッカー観戦の際に、学生時代の大先輩は鉄道旅行の際にこの路線を利用しています。そして、かくいう私も2013年7月にドイツ、オーストリア、ハンガリーを周遊した際、大阪(関西)発フランクフルト行きのLH741便を利用する機会がありました。
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ルフトハンザドイツ航空のフランクフルト~大阪(関西)線では、2000年代にエアバスA340-600での運航となった時期や近年の臨時の機材変更でボーイングB747-8Iが投入された日を除き、1990年代初頭から2018年現在に至るまで一貫して写真のボーイングB747-400が運用されてきました。
先述したように、フランクフルト~大阪(関西)線に代わって開設されるミュンヘン~大阪(関西)線の使用機材はエアバスA350-900XWB。
このことは同時に、関西国際空港から名機ボーイングB747-400による定期便(注)が消滅することを意味します。
(注)臨時の機材変更では、現在もチャイナエアライン、大韓航空、アシアナ航空のボーイングB747-400が飛来する可能性があります。
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フランクフルトまで約12時間のロングフライトでの楽しみといえば、和食の機内食や機内オーディオのJ-POPチャンネルでした。
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フランクフルト国際空港はヨーロッパを代表するハブ空港の一つで、日本からヨーロッパのみならず、アフリカや南米に向かう際の乗り継ぎ拠点として重宝されています。
また、国際金融の中心地として栄えており、製造業の拠点も数多いフランクフルトとその周辺地域を最終目的地とする関西からの出張族の需要も無視できないものがあります。
それゆえ、今回のミュンヘン~大阪(関西)線開設と引き換えに、フランクフルト~大阪(関西)線の運航がなくなることにより不便になる人が多数出るように思えます。
東京や名古屋、ソウル、台北にはあるフランクフルト線が、大阪にだけないという状況が長く続くことは、関西の経済界にとってはある意味懸念材料になってもおかしくはないです。
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また、現行のフランクフルト~大阪(関西)線で使用されるボーイングB747-400は371席もしくは393席(注)なのに対し、ミュンヘン~大阪(関西)線に投入予定のエアバスA350-900XWBは293席または319席(注2)となっており、座席の供給減による影響も気がかりなところです。
(注)ビジネスクラス67席、プレミアムエコノミー32席、エコノミークラス272席もしくはビジネスクラス53席、プレミアムエコノミー32席、エコノミークラス308席。
(注2)ビジネスクラス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス224席もしくはビジネスクラス36席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス262席。

長年親しまれたフランクフルト~大阪線の運航がなくなり、また旅客機ファンの間で人気が高いボーイングB747-400の乗り入れもなくなるのは寂しいですが、ミュンヘン~大阪(関西)線の再開により、ミュンヘンやアウグスブルク、ニュルンベルクといったバイエルン地域、近接するオーストリアのザルツブルクと関西地方の間を行き来する人が増えること、日欧間の旅行者の利便性が増すことを願って結びとさせていただきます。

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