SKE48とエアバスA380超絶推し男のblog

新型コロナウイルス禍の一日も早い終息を願います。がんばろう日本!

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2月22日(水)のSKE48の2ndアルバム「革命の丘」リリースに沸いている名古屋ですが、この街の玄関口であるセントレアこと中部国際空港にも、南の親日国から吉報がもたらされました。

タイ国際航空はこのほど、3月1日(水)~25日(土)の期間限定でバンコク(スワンナプーム)~名古屋(中部)線のTG644・645便にエアバスA380を投入すると発表しました。
あくまで期間限定の機材変更という扱いですが、同空港へのエアバスA380の就航は、2016年8月に3日間限定で飛来したシンガポール航空所属機以来2社目ということになりました。このほか、2013年に成田国際空港の滑走路が悪天候だか事故だかで閉鎖された際に、エールフランス所属機が飛来した実績もあります。

ちなみに、TG644・645便のダイヤは以下の通りとなっています。
バンコク(スワンナプーム)005→(TG644便)→730名古屋(中部)
名古屋(中部)1100→(TG645便)→1540バンコク(スワンナプーム)
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エアバスA380はファーストクラス12席、ロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)60席、エコノミークラス435席の計507席のコンフィギュレーションです。
現行のボーイングB777-300(ロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)34席、エコノミークラス330席)と比べて、大幅な輸送力増強、サービス向上が実現するわけで、これを機に中京圏と東南アジア諸国、さらにはその先のインドやイラン、オセアニア、ヨーロッパの間の移動に、タイ国際航空を利用する人が増えればと思うばかりです。
エアバスA380のロイヤルシルククラス
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エアバスA380の2階エコノミークラス
すでにバンコク(スワンナプーム)発着の東京(成田)線、大阪(関西)線で利用された方も多いかと思いますが、乗り得席として親しまれています。
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2012年10月1日にバンコク(スワンナプーム)~香港線とバンコク(スワンナプーム)~シンガポール線で就航。以来計6機が導入され、バンコクと香港や日本、ヨーロッパを結ぶ幹線ルートで活躍してきたタイ国際航空のエアバスA380ですが、ここにきてちょっとした異変が起きています。

タイ国際航空では、このところ相次ぐテロや不況などで需要減が続いているバンコク(スワンナプーム)~フランクフルト線において、期間限定で機材の小型化を決定。3月1日~6月30日の期間エアバスA380の運用を取り止めることになりました。これにより捻出されたエアバスA380は、バンコク(スワンナプーム)~名古屋(中部)線やバンコク(スワンナプーム)~東京(成田)線での期間限定の機材大型化に転用されることになりました。
バンコク(スワンナプーム)~東京(成田)線では3月26日から6月30日まで、エアバスA380での運航便が通常の1日1往復から2往復に増便され、またバンコク(スワンナプーム)~大阪(関西)線のTG672・673便でも運航が継続されるとアナウンスされています。

バンコク~ヨーロッパ路線の花形だったエアバスA380が、ヨーロッパの情勢不安とタイ人の訪日需要の増加を背景に、日本路線で1日3往復運航され、半ば「日本路線専用機材」となりつつあるわけですが、理由が理由なだけに少々複雑にも思えます。それでも、今回SKE48の都・名古屋に初見参したタイ国際航空のエアバスA380が、タイと日本を結ぶ夢の架け橋としてさらなる活躍を見せてくれることに期待し、今夜は締めくくらせていただきます。

”Flight report of Thai Airways International flight 622 (Bangkok Suwannabhumi(BKK)-Osaka Kansai(KIX)) Boeing B747-400(HS-TGA) 23 Jul 2015 Part 2”

その1(スワンナプーム国際空港ターミナルビル~搭乗)はこちら (Part 1)

関西国際空港行きのタイ国際航空TG622便は夜のスワンナプーム国際空港内をしばらくタキシングした後、現地時間でちょうど日付が変わってすぐぐらいの時刻に無事離陸しました。
前編でも述べたように、この時の私はスマートフォンの故障で意気消沈していたこと、その結果として旅の疲れがどっと出たこと、以上2点の理由により放心状態にありました。
そのため、いつものように搭乗してすぐに個人用モニターの画面を立ち上げるというような精神的な余裕はもはやなく、離陸の瞬間は特に機内オーディオの類を聴こうとはせず、ボーっとしながら座席にもたれていたように記憶しています。
タイ時間の7月24日(金)午前0時8分ごろ(日本時間の午前2時8分ごろ)に、座席ベルトの着用サインが消灯。
憔悴しきった身体で撮影活動を再開することにします。
写真は個人用モニターの起動画面。最新鋭機材の個人用モニターと同様、多言語対応で、画面に座席番号、便名、運航区間が表示される優れものでした。
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このTG622便でも、往路の大阪(関西)発バンコク(スワンナプーム)行きTG673便とバンコク(スワンナプーム)発シンガポール行きTG403便、そして先ほど搭乗したシンガポール発バンコク(スワンナプーム)行きTG410便の時と同様、きゃりーぱみゅぱみゅさんの10thシングル「もんだいガール」、藍井エイルさんの2ndアルバム「AUBE」を無限ループして楽しむことにします。
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座席ベルトの着用サインが消灯して数分したところで、軽食のサービスがありました。
メニューはツナサンドと飲み物。
飲み物についてはアルコール類を選択することもできましたが、先述の理由もありお酒の類に手を出す気持ちになれなかったため、今回はオレンジジュースをいただくことにします。
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軽食を平らげた後はお休みモードに入り、目をつぶって何も考えずに過ごしていました。
ただ、途中機内販売のカートが巡回するタイミングを見計らって一旦起床。寝ぼけ眼ながらお目当てのエアバスA380のダイキャストモデルを購入しました。
無事にお目当てのアイテムを手にしたところで、安心感からか再び眠りに就いた私でしたが、日本時間5時34分(タイ時間3時34分)にドリンクサービスで起こされました。
目覚めの一杯として、好物のトマトジュースを選択することにします。
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シップは曇天模様の東シナ海を、関西国際空港に向け順調に飛行しています。
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日本時間5時55分(タイ時間3時55分)にサービスされた機内食がこちら。
2種類のメニューが用意されていましたが、以前TG622便を利用した時は和風のお粥も選択できたのに、今回は2種類ともタイ風とのこと。
取るものも取りあえず、鶏肉料理を選択してはみたのですが、目の前に提供されたのはタイ風のスパイシーな炒め物でした。
これがまだ疲れのほとんどない状態の往路のフライトや、昼間、夕方のフライトならば、機内サービスのシンハービールと合わせてさぞ美味しく食べられるのでしょうけど、長旅の疲れがピークに達しており、しかも寝起きという状態では到底完食することがままならない状況でした。
結局、付け合わせのクロワッサンとヨーグルト、フルーツは全部食べられましたが、メインについては半分程度手を付けた状態でCAさんにお返しするという形になりました。今回の反省点を踏まえ、今度バンコクに行く際は往復とも昼間のフライトを利用することにして、美味しいタイ料理とシンハービールを心ゆくまで楽しみたいところです。
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日本時間6時2分(タイ時間4時2分)、シップは沖縄近海に達していました。
我が地元・関西国際空港まではもうあと1時間と少しで辿り着けそうです。
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ナビゲーションマップのフライト情報表示画面。
関西国際空港までの距離は、残すところ635Kmです。
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機内食のサービスが済み、あとは着陸態勢に入るのを待つばかりとなったエコノミークラスのキャビン。
ドア前の仕切りがないため、広々とした印象です。
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快晴の奄美群島上空を飛行中の一コマ。
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それからほどなくして、シップは関西国際空港に向け高度を下げ始めました。
日本時間の午前7時過ぎに関西国際空港の滑走路06Rに無事着陸。7時17分第1ターミナルビル北ウイングの5番スポットに入って停止しました。
隣のスポットでは、キャセイパシフィック航空のボーイングB777-300が並んで出発を待っていました。
タイ国際航空機とキャセイパシフィック航空機の並びは、朝の関西国際空港第1ターミナルビル北ウイングでは風物詩となっています。
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降機の際に撮影したエコノミークラスの座席。
タイ国際航空の創立55周年記念ロゴが入った枕カバーが取り付けられた、ピンクと紫の座席が美しいです。
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降機時、ボーディングブリッジに入ったところで撮影した1枚。
このアングルも、ボーイングB747-400ならではです。
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ボーイングB747-400の左主翼。
両側の主翼に2基ずつ取り付けられたGE社製のエンジンと、コーポレートカラーの紫色で鮮やかに塗り分けられたウイングレットが何とも頼もしいです。
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前方の2階建て部分を見るにつけ、他の旅客機に乗った時よりも得をした気分になる人は、私だけでなくきっとたくさんおられるはずです。
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隣のスポットで出発を待っていた、春秋航空のエアバスA320-200(機体番号B-1672)
シャークレット付きの新仕様の機体でした。
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HS-TGA号機、旅の疲れとトラブルで凹み気味の私を無事に祖国まで送り届けてくれてありがとうございました。
退役するまでにまたどこかでお会いできる日を楽しみにしています。
そして、次またTG622便を利用する機会があれば、自身二度目となるフラッグシップのエアバスA380への搭乗を狙いたいものです。上手く行けば、同行者ともども、アッパーデッキ(2階)のロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)にアップグレードされる可能性も0ではないでしょう。
なお、TG622便ですが、今回の旅行以前にも2012年11月に一度だけ利用する機会がありました。この時の使用機材は一般型のボーイングB777-300(機体番号HS-TKB)でした。
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ちなみに、旅先で突然充電できなくなったスマートフォンですが、帰国したその足で自宅近くの携帯電話ショップで本体交換の手続きを行い、翌日夕方には何とか通信・通話機能が復活しました。2年間ほど集めたデータの多くが消えてしまったことは悔しかったわけですが、それでもアドレス帳が無事だったこと、そして携帯電話が再び使えるようになったことをこれほど感謝したことは初めてだったように思います。

【おまけ】今回の旅行中、シンガポールのオーチャードロードにあるショッピングセンター「ラッキープラザ」地下1階に入居している「ASIAN ENGRAVING STORE」で、自分用も含め何枚かのクルータグを作成しました。自分用に作成したのは以下の2点です。上がタイ国際航空仕様で、下がエバー航空仕様です。
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タイ国際航空仕様のクルータグの裏面には、この当時一推しに昇格せんばかりの勢いでハマっていたHKT48チームH・神志那結衣さんの愛称「じーな(JINA)」という文字を彫りました。今でも、握手会やコンサートの際、トートバッグにこのクルータグを付けて参戦しています。
なお、エバー航空仕様のクルータグの裏面には自分の名前を彫りましたが、プライバシーの都合上公開は控えさせていただきます。悪しからずご了承ください。
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機内2泊、現地3泊の慌ただしい行程になった昨夏のシンガポール・ジャカルタ旅行ですが、一番のお目当てであるエールフランスのボーイングB777-300ERの以遠権ビジネスクラス、そして関西国際空港やスワンナプーム国際空港、チャンギ国際空港でのラウンジ巡りと連日の収穫ラッシュに頬をゆるめる毎日だったように思います。乗り飛行機の間には、シンガポールMRTやKRLジャボデタベック鉄道の未乗区間への乗車、KTMマレー鉄道の廃線跡歩きといった鉄活動、さらには植物園の観光、グルメ、お土産屋さん巡りといった趣味も楽しむことができました。そして、シンガポールの友人2人との懇談も、かけがえのない時間となりました。忙しい中スケジュールを割いて駆け付けて下さった友人氏に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。Thank you friends!

今回の旅行を始め、意外な航空会社のビジネスクラスに安く乗れるうえ、空港ラウンジや市内のレストランのグルメも美味しいものだらけというアジア諸国の旅はいつも新鮮な驚きと楽しみに溢れており、私はその後今日までの1年間に何と三度の新たな遠征を企画・実施したほどです。
ただ、それらの遠征のたびに「あの場所に行けば良かった」、「あれを食べ損ねた」、「あの鉄道路線に乗れなかった」、「大事な日に体調を崩してしまった」という悔いが生まれているのもまた事実なので、今後一生涯をかけて「やり残した宿題」をする旅を、1人のみならず2人、そしてそれ以上の人数で楽しむことができればと思うばかりです。(完)

”Flight report of Thai Airways International flight 622 (Bangkok Suwannabhumi(BKK)-Osaka Kansai(KIX)) Boeing B747-400(HS-TGA) 23 Jul 2015 Part 1”

その2(スワンナプーム国際空港離陸~関西国際空港到着)はこちら (Part 2)

今日は、昨年7月のシンガポール・ジャカルタ旅行の最終日、バンコク・スワンナプーム国際空港から帰国のため搭乗した大阪・関西国際空港行きのタイ国際航空TG622便の搭乗記を前後半に分けてお届けしようと思います。
なお、このフライトは2016年8月現在エアバスA380での運航となっていますが、取材当時は写真のボーイングB747-400での運航でした。タイ国際航空のボーイングB747-400にはこの当時まだ一度も搭乗したことが無かったため、引退する前に一度は乗っておこうというわけで、今回の旅行から帰国する際にTG622便を指名買いした次第です。
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2015年7月23日(木)のタイ時間22時17分(日本時間24日(金)午前0時17分)
シンガポール・チャンギ国際空港発のタイ国際航空TG410便でスワンナプーム国際空港に到着した私は、延々と歩いて乗り継ぎ客専用の保安検査場にたどり着きました。
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無事セキュリティチェックを済ませて、再度搭乗予定の関西国際空港行きTG622便の出発時刻と搭乗口を確認します。
先ほどTG410便機内の個人用モニターで確認した時から何ら変更はなく、定刻23時30分にA6番ゲートから出発予定とのこと。
これでようやく日本に帰れると胸を撫で下ろし、スマートフォンを充電し、軽く食事しようと一旦ロイヤルシルクラウンジに向かいました。
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ところが、この時間帯のロイヤルシルクラウンジは、日本、韓国、中国といった極東アジア各地、そしてオセアニアやヨーロッパへのフライトの出発時刻が集中していることもあり、空席を見つけることが困難なほどの混雑ぶりでした。さらに、充電用のコンセントもほとんど空きがなく、やっと見つかったものに手持ちの充電器を接続しては見たものの、今度もスマートフォンを充電することができませんでした。おそらく端末の方に不具合があるのでしょう。
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そうこうするうちに、TG622便の搭乗開始時刻が迫って来たので、やむを得ず何も食べずにロイヤルシルクラウンジを後にしました。個人的に、名物と言われているワンタンスープに興味をそそられたのですが、これはまた次の機会のお楽しみとして取っておくことにします。
ロイヤルシルクラウンジから10分近く歩き倒して、ようやくA6番ゲートのすぐ近くまで到着。
すぐ近くのA3番搭乗口からは、23時10分にソウル・仁川国際空港行きのTG658便(アシアナ航空OZ6762便とのコードシェア便)が、A5番搭乗口からは日付が変わった0時50分に福岡空港行きのTG648便が出発するようです。
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波乱あり、笑いありの長い旅行でしたが、残すところはこのTG622便のみとなりました。
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スワンナプーム国際空港の象徴とも言うべきアーチ状の屋根。
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本日の搭乗機、ボーイングB747-400(機体番号HS-TGA)。
2001年5月にタイ国際航空に引き渡された、比較的後期に製造されたボーイングB747-400です。
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私がA6番ゲートに到着したのはタイ時間の23時2分(日本時間24日(金)午前1時2分)のことですが、出発時刻が刻一刻と迫っているにも関わらず、一向に搭乗案内の開始を告げる気配がありません。ようやく英語と日本語でアナウンスがあったかと思いきや、そのアナウンスは搭乗案内の開始が少し遅れる旨を告げるものでした。
タイ時間の23時38分(日本時間24日(金)午前1時38分)。待ちわびたファーストクラス、ロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)、スターアライアンスゴールドメンバー対象の優先搭乗の案内があったので、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)保持者である私もようやく機内に入ることができました。
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搭乗口でインボラされるというような奇特なことは今回もなかったので、事前に指定しておいたエコノミークラスの座席に着席することにします。
今回指定していた座席は、エコノミークラスの55K席。
右主翼横の窓側席で、ボーイングB747-400のトレードマークであるウイングレットや右主翼上面に記された機体番号を撮影するには好都合のポジションです。
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55K席から眺めるスワンナプーム国際空港の夜景。
地元バンコクエアウェイズのATR72-500(機体番号HS-PGB)とエアバスA320-200(機体番号HS-PPD)が並んで駐機しているのが見えました。いつか機会があれば、バンコクエアウェイズの小さな飛行機で東南アジアのリゾート地を訪問してみたいものです。
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ボーイングB747-400は、タイ国際航空の国際線機材としては古参の部類に入る機種です。
エコノミークラスの座席にはもともと個人用モニターの類は装備されていなかったように記憶していますが、数年前のリニューアル改造の際に搭載された新座席は、ご覧のとおり大ぶりな個人用モニターを装備していました。しかもこの個人用モニター、タッチパネル機能の付いた優れもので、搭乗するなり度肝を抜かれてしまいました。

さらに言うと、この旅行の際に利用したエアバスA330-300、ボーイングB777-300ERはエコノミークラスでも全座席にコンセントを装備していたわけですが、このボーイングB747-400のエコノミークラスでも全座席にコンセントが完備されていました。これは地獄に仏だ、今度こそスマートフォンを充電できるかもしれないと、一縷の望みを込めて充電器を接続した私ですが、やはり端末に問題があるのか手持ちのスマートフォンの充電表示ランプはうんともすんとも言いませんでした。
こうなった以上仕方がないので、帰国後に修理をお願いすることにしたわけですが、旅先でスマートフォンが使えなくなると精神的にかなり堪えますし、旅の疲れも二倍三倍に増幅してしまうことになります。

かくして、スマートフォンが壊れたことですっかり意気消沈してしまった私は、ブログ執筆に向けての取材に対する意欲を一気に失ってしまいました。どうなるのか、私?どうなるのか、タイ国際航空ボーイングB747-400の搭乗レポート?
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相変わらず気持ちは沈んだままでしたが、とりあえず気を取り直して、座席周りのアイテムだけでも写真に収めることにします。
まずは、ボーイングB747-400の安全のしおり。
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既に3回同じような画像を載せてはいますが、機内誌「Sawasdee」2015年7月号。
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機内販売カタログ「In flight Duty Free」2015年3~7月号。
すでに別のフライトに搭乗した際に確認していたわけですが、このカタログに掲載されていた商品の一つが、エアバスA380の1/500スケールのダイキャストモデルでした。タイ国際航空エアバスA380のダイキャストモデルは、以前実機に搭乗する機会に恵まれて以来どうしても欲しかったアイテムでしたので、今回の旅行中で最後のチャンスとなったこのフライト中に何が何でも購入せねばという心積りでした。
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座席に備え付けられた青色の毛布。
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そうこうするうちに、全てのお客さんが搭乗しドアクローズ。
タイ時間の23時51分(日本時間24日(金)午前1時51分)にプッシュバックが始まりました。
フライト中の詳しい様子は、後半でお届けします。(続く
※タイ国際航空のセーフティデモビデオ。

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※写真はタイ国際航空のエアバスA330-300(上は成田国際空港、下は福岡空港で撮影)

flyteam様の記事(2016年4月19日(火)付)

AviationWire様の記事(2016年4月25日(月)付)

去る5月23日(月)の記事でもお伝えしましたが、今年2016年はシンガポール航空、キャセイパシフィック航空をはじめとするアジア諸国の大手エアラインがこぞって最新鋭機エアバスA350-900XWBの営業運航を開始する記念すべき1年になる予定です。
そのトリを飾るのが、8月からエアバスA350-900XWBを路線就航させるチャイナエアラインとタイ国際航空であるわけですが、先日のチャイナエアラインに続き、今夜はタイ国際航空のエアバスA350-900XWBについて解説させていただきたいと思います。

タイ国際航空はエアバスA350-900XWBを計12機発注していますが、このほど4月19日(火)に初号機となるHS-THB号機がフランス・トゥールーズにあるエアバス社の工場でロールアウトしました。
今後、この機体はロールスロイス社製エンジンの搭載、機内の艤装、地上試験やテストフライトなどを経た後タイ国際航空に引き渡され、9月16日(金)よりバンコク(スワンナプーム)~メルボルン線のうち1日1往復に投入される予定です。(出典:航空情報サイト「airlineroute」公式Twitterアカウント 2016年6月13日(月)付投稿)

気になるダイヤは以下の通りです。
バンコク(スワンナプーム)015→(TG465便)→1205メルボルン
メルボルン1515→(TG464便)→2145バンコク(スワンナプーム)

なお、タイ国際航空では2014年にボーイングB787-8を導入した際、バンコク(スワンナプーム)~東京線をはじめとする国際線での本格運用に先立ち、国内線のバンコク(スワンナプーム)~チェンマイ線で慣熟運航を行った実績があります。今回のエアバスA350-900XWBについても、国内線に投入しても差し支えのないサイズの機体であるため、7月ごろにバンコク(スワンナプーム)発着の国内線で慣熟運航が行われる可能性も決して低いとはいえないように思います。
ただ、これについては6月8日(水)現在、タイ国際航空より何一つ正式なリリースが出ていないため、期待しながら待つのが賢明かと思います。
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ちなみに、我々日本の旅客機ファンとして何より気になるのが、エアバスA350-900XWBの日本路線への投入計画の有無なわけですが、タイ国際航空のノン=カリンタ日本・韓国・北米地域統括本部長兼日本地区総支配人は2015年9月25日の「Traicy」上でのインタビューで、将来的にエアバスA350-900XWBの日本路線への投入を検討している旨表明しています。これまでボーイングB747-400やエアバスA380、ボーイングB787-8といった花形の国際線機材を、受領後早い段階から日本路線に投入してきた実績のあるタイ国際航空だけに、おそらくエアバスA350-900XWBについても同様の流れになるというのは旅客機ファンの大方が予想していた通りかと思いますが、まずはエアバスA350-900XWBの頭数が揃い、日本路線への就航が正式に発表される日を座して待ちたいところです。

今回、新たにエアバスA350-900XWBのカスタマーとなるタイ国際航空は1960年創業のアジアを代表するエアラインの一つで、古くから日本路線を重視している航空会社として親しまれてきました。
毎年5月には東京と大阪で開催される「タイ・フェスティバル」に出展しているほか、機材面でもこの5月16日(月)よりバンコク(スワンナプーム)~札幌(新千歳)線にボーイングB747-400を投入、17日(火)よりバンコク(スワンナプーム)~大阪(関西)線にエアバスA380を再投入するなど、定期的にテコ入れを図っています。
北海道も関西もタイ人に人気の観光地ということで、今回の機材大型化は訪日観光客増加の呼び水の一つになるかと思います。
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フリートにエアバスA350-900XWBが加わり、今後ますます日本・タイ両国間の観光客やビジネスマンにとってのかけがえのない翼としての活躍が期待されるタイ国際航空ですが、その一方で去就が気になる機種もいくつかあります。
まず、バンコク(スワンナプーム)~東京(羽田)線や今は亡きバンコク(スワンナプーム)~ロサンゼルス線、バンコク(スワンナプーム)~ニューヨーク(ケネディ)線で活躍したエアバスA340-500はすでに定期運用から勇退して久しく、うち1機(機体番号HS-TLC)がタイ王国空軍にVIP専用機として売却されることになりました。同様に、バンコク(スワンナプーム)発着の日本路線ほかアジア路線、ヨーロッパ路線で活躍していたエアバスA340-600も、昨春を最後に引退し売却先を待っているとのことです。
そして、四半世紀に渡りバンコク~東京・大阪路線をはじめとするタイ国際航空の中長距離国際線でフラッグシップの座にあったボーイングB747-400も、エアバスA350-900XWBやボーイングB787シリーズ(-8、-9(2016年導入予定))の増備に伴いそう遠くないうちに退役が本格化するようです。
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最後になりましたが、タイ国際航空のエアバスA350-900XWBが、先輩のエアバスA340シリーズやボーイングB747-400の熱い思いを受け継ぎ、タイと世界各国の間を安全なフライトで結んでくれることを願って、今夜は筆を置かせていただきます。

”Flight report of Thai Airways International flight 403 (Bangkok Suwannabhumi(BKK)-Singapore(SIN)) Boeing B777-300ER(HS-TKK) 20 Jul 2015 Part 1”

後編(機内食~チャンギ国際空港到着)はこちら (Part2)

阪急神戸線ダイヤ改正と北海道新幹線開業関連の特集があったためしばらく中断していましたが、今日は久々に昨夏のタイ経由シンガポール・ジャカルタ旅行のレポートの続編をお届けします。
高品質なサービスで定評のある、バンコク・スワンナプーム国際空港のタイ国際航空ラウンジ「ロイヤルシルクラウンジ」で2時間近く寛いだ私は、乗り継ぎ予定の8時発シンガポール行きタイ国際航空TG403便の搭乗ゲートであるC2番ゲートに急ぎました。
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C2番ゲート入り口にあった搭乗案内の液晶モニター。
前回訪問時(2012年11月)以降に更新されたようで、フルカラー表示が可能な新しいものに置き換えられていました。
この液晶モニターは、タイ語・英語の2ヶ国語表示に対応しているようです。
ガラス越しに見える機体は、おそらく搭乗機でしょうか?
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本日の搭乗機は、ボーイングB777-300ER(機体番号HS-TKK)でした。
今回利用した大阪(関西)~バンコク(スワンナプーム)~シンガポール間往復のチケットは、Expediaで予約したのですが、バンコク(スワンナプーム)~シンガポール間のTG403便・410便の機材は予約段階では「ボーイングB777-300」としか表示されていませんでした。
そのため、おそらく中短距離仕様で、バンコク(スワンナプーム)発着のアジア線とオセアニア線を主戦場としている一般型のボーイングB777-300が宛てられるのではと予想していたのですが、予想に反してタイ国際航空のヨーロッパ線の主力機材である最新鋭機・ボーイングB777-300ERがやってきたので思わず小躍りしてしまいました。
ちなみに、タイ国際航空の一般型ボーイングB777-300には、2012年11月にバンコク(スワンナプーム)発大阪(関西)行きTG622便で搭乗した経験があります。
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7時30分ごろ、優先搭乗の案内があったため機内に入ることにします。
バンコク・スワンナプーム国際空港のボーディングブリッジは、どういう理由からか分かりませんが、中から外が見えない構造になっており、旅客機ファン泣かせです。
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せっかくスターアライアンスのゴールドメンバーになったというのに、残念ながらこのフライトでもインボラアップグレードはありませんでした。
そんなわけで、あらかじめ指定しておいたエコノミークラスの50K席に着席します。50K席は右主翼のすぐ後ろにあたる、窓側の座席でした。
なお、ロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)の座席は、フラッグシップのエアバスA380に搭載されているものと同様のスタッガード配置のフルフラットシートでした。
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ボーイングB777-300ERの安全のしおり。
一般型のボーイングB777-300とは別仕様のものが用意されているようです。
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座席備え付けの、タイ国際航空のロゴが入った枕。
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機内誌「Sawasdee」2015年7月号
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機内販売カタログ「In flight Duty free」2015年3~7月号
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エコノミークラス座席の個人用モニターは、今朝大阪・関西国際空港から搭乗してきたTG673便に充当されていたエアバスA330-300の新仕様機のものとほぼ同一仕様でした。
TG673便の機内でも思ったことですが、画面に座席番号と便名、運航区間が表示されているのは有難いです。
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ビニール袋に入った状態でサービスされる機内エンターテイメント用のヘッドホン。
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ヘッドホンを開封した図。耳当てのスポンジと本体を組み合わせれば出来上がりです。
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出発までまだ時間があるので、機内オーディオに収録されているきゃりーぱみゅぱみゅさんの「もんだいガール」を聴いて待つことにします。
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8時過ぎ、定刻よりやや遅れてようやくプッシュバックが始まり、シップはスワンナプーム国際空港のC2番ゲートを離れました。ANAのボーイングB787-8初号機やノルウェー・エアシャトルのボーイングB787-8、タイ国際航空の絶対的エースであるエアバスA380に見送られながらタキシングし、8時22分に滑走路01Lから勢いよく飛び立ちました。ちなみに、タイ国際航空の機内では、出発時のドアクローズから座席ベルトの着用サインが消えるまでの間と、着陸時の座席ベルト着用サイン点灯からスポットインまでの間にデジタルカメラなどの電子機器を使用することが禁じられているため、離着陸前後の写真はないためあらかじめご了承ください。
雨上がりで快晴の空の下、右手にバンコク市街地を望みながら上昇したシップですが、離陸6分後の8時28分ごろに座席ベルトの着用サインが消灯しました。これより、機内の撮影を再開することにします。
写真はボーイングB777-300ERの座席ベルト着用サイン。
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ほぼ満席の機内。ヨーロッパやオセアニア、極東アジアからの深夜便に接続しているため、そちらからの乗り継ぎ客も多いはずです。
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空港付近の天気は回復していましたが、離陸後数分で再び雲の中に入ってしまったようです。
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機内では個人用テレビの言語を日本語に設定したうえで、ひたすらナビゲーションマップを見て過ごしていました。
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TG403便は、SKE48の13thシングル「賛成カワイイ!」のMVロケ地として名高いリゾート地・パタヤの上空からタイランド湾に差し掛かります。
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水平飛行に入って15分ほど経ったところで、飲み物のサービスが行われました。
早朝の時間帯、しかも先ほどラウンジで少し飲んだばかりだったので、大人しくオレンジジュースで済ませました。このオレンジジュースは、日本のものと比べて、甘ったるくねっとりした味わいでした。
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先ほど搭乗したエアバスA330-300や2012年に搭乗したエアバスA380同様、エコノミークラスの座席にもフットレストとコンセントが設けられていました。
エコノミークラスにもこのような居住性の高い座席を搭載しているタイ国際航空のサービスレベルには、ただただ目を見張るばかりです。
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そして何より、コンセントが装備されているのは有難かったです。
シンガポールまでの約2時間、ご覧の通り持参のスマートフォンを充電することができました。
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後半となる次回は、空の旅の最大の楽しみである機内食の模様などをお届けします!(続く

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