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「君が遠くにいるから/僕の眼差しは僕のところに帰ってくる。」クリスティーヌ ビュシ=グリュックスマン『見ることの狂気』より

『道徳読本』と『The Book of Virtues』を巡るデマについて

 きっかけになったのは、有本香大先生のこの記事。
 
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181005/soc1810050005-n1.html
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1048201937407987712

 それをきっかけに、教育勅語について、また修身の教育について小池松次さんという方がいるのを知った。
 小池松次さんは現在あすか会教育研究所所長という肩書きである。
 その小池松次さんが1971(昭和45)年5月に出版された本がある。タイトルは『これが修身だ』である。でこの本は現在では増補・改題を含めて三版目が「世界の模範となった日本の修身教育の道徳読本』である。
 


 驚いたことに、この小池松次さんの本はアメリカでベストセラーとなっている本のネタ元であるというツイートが回ってきた。
 

 そもそもの問題として、アメリカでレーガン大統領が就任したのは1981年から1989年までであり、ウィリアム・ジョン・ベネットがアメリカ教育長官に任命されたのは1985年から1988年までである。そしてウィリアム・ジョン・ベネットが著書『The Book of Virtues』を発表したのは1993年である。
 ベネットさんが遅筆だとしても、任期中に仕事できないんですかね?
 なお、雑誌『TIME』1996年4月22日号の目次は以下のリンク通り。
 http://content.time.com/time/magazine/0,9263,7601960422,00.html
 ではこのツイートにあるように小池松次さんの『これが修身だ』とベネットさんの『The Book of Virtues』は同じなのか違うのか。似ているならどう似ているのか?調べてみた。
 なお小池松次さんの本である『これが修身だ』は、版を重ねる際に改題している。改題後のタイトルは『世界の模範となった日本の修身教育読本』であるが、これからは『道徳読本』と略する。
 さて、これからは小池松次さんの『道徳読本』について、前書きから目次までを引用します。

世界の規範となった 日本の修身教育の 道徳読本 発刊によせて
 国定修身教科書は、最初、明治三十六年に文部省から発行されました。それから昭和二十年までに、大きな改訂が五回ありました。外藥砲任蓮△海譴魄譟糎浚と区別しています。一期は明治三十七年、二期は明治四十三年、三期は大正七年、四期は昭和九年(ここまでは尋常高等小学校とよぶ)、五期は昭和十六年(これから国民学校とよぶ)から使用され、次の改訂までを同期とみなされています。(国語教科書も同じ)
 一から五期の間に発行された修身教科書の種類は、尋常科・高等科・国民学校と合わせて四十四種類にのぼります。この『世界の模範となった修身教育の道徳読本』は、これら四十四種類の教科書を整理して、八十八篇を選び出し、さらに修身に加えた方が適当と思われる内容のものを、国語教科書から十二篇、さらに行儀作法の話を五篇書き加えて、計一◯五篇を、二十五の徳目に配分して編集し直したものです。
 長い間、日本人の精神形成の中心的役割を果たしてきた修身は、昭和二十年の敗戦で廃止されてしまいました。今日の乱れた世相を見るにつけ、修身教育の必要性を痛感しておられる識者も多いことと思います。
 この度、憂国の士であられる「国づくり人づくり財団」木原秀成理事長の天佑神助とも思える慈愛により再刊できたことは無上の喜びであります。
 微力ではありますが、私は、この本が、日本人本来のしつけ(原文は中黒付き、引用者註)と道徳を見直す契機となることを期待して世に送ります。一人でも多くの人に、一冊でもよけいに愛読されて、日本国民、とくに青少年の道義心の確立、向上の一助となることを願って止みません。
  編著者 小池松次


 とあります。以下に目次を転載。
まえがき 7
 (一) 家庭のしつけ 23
 1、父母に対する心得 24
 2、兄弟姉妹に対する心得 26
 3、食事の心得 27
 4、言葉づかい・談話の心得 28
 5、よい子のしつけ 30

 (二)孝行 33
 1、孝行 甚助 34
 2、孝行 そよ女 37
 3、孝行 儀兵衞 40
 4、孝行 二宮金次郎 42

 (三)家族・家庭 45
 1、兄弟・父母 吉田松陰 46
 2、母の力 井上馨の母 51
 3、馬ぞろえ 山内一豊の母 57
 4、兄弟・姉妹 頼春水 60
 5、協同 毛利元就 64
 6、ぎょうぎ 松平好房 66

 (四)勤労・努力
 1、しごとにはげめ 金次郎 70
 2、勉強と規律 渡辺崋山 73
 3、勤勉 伊勢屋吉兵衛 76
 4、勤労 作兵衛 80
 5、勤労の心 大原幽学 84
 6、自立自営 渋沢栄一 86

 (五)勉学・研究 91
 1、咸臨丸 勝海舟 92
 2、松阪の一夜 本居宣長 98
 3、総検校 塙保己一 102
 4、日本地図 伊能忠敬 105
 5、万葉集古義 鹿持雅澄 108
 6、てんぼうの努力 野口英世 110

 (六)創意・工夫 115
 1、仕事に忠実に 円山応挙 116
 2、柿の色 柿右衛門 119
 3、自動織機 豊田佐吉 122
 4、創造 田中久重 126
 5、くるめがすり でん子 129

 (七)公益・奉仕 133
 1、協同 五人の荘屋 134
 2、公益 栗田定之丞 139
 3、通潤橋 布田保之助 142
 4、青の洞門 禅海 146
 5、稲むらの火 五兵衞 150

 (八)進取の気象 155
 1、進取の気象 牛島謹爾 156
 2、樺太探検 間宮林蔵 159
 3、勇気 高田屋嘉兵衛 163
 4、ダバオ開拓の父 太田恭三郎 167
 5、シャム王 山田長政 172
 6、末次船 濱田屋兵衛 176

 (九)博愛・慈愛183
 1、仁愛 瓜生岩子 184
 2、一切経の出版 鉄眼の一切経 187
 3、生きものをあわれめ 馬方孫兵衞 190
 4、じぜん 鈴木今右衛門 192
 5、博愛 ロベルトソン号 194

 (十)質素・倹約 197
 1、けんやく 徳川光圀 198
 2、倹約 上杉鷹山 199
 3、質素 乃木大将の妻 205

 (十一)責任・職分 209
 1、責任 吉良平治郎 210
 2、久田船長 久田佐助 212
 3、職分 佐久間勉 216

 (十二)友情・朋友 219
 1、朋友 新井白石 220
 2、朋友の交わり 杉浦重剛 222
 3、友だち 与七と仙吉 226

 (十三)信義・誠実 229
 1、信義 加藤清正 230
 2、誠実 加藤清正 232

 (十四)師弟 237
 1、先生をうやまえ 上杉鷹山 238
 2、師につかえる 吉田松陰 239
 3、松下村塾 吉田松陰 244
 4、師弟 伊能忠敬 249

 (十五)反省 251
 1、よい習慣 滝鶴台の妻たけ子 252
 2、反省と努力 広瀬淡窓 254

 (十六)正直・至誠 257
 1、正直 二宮尊徳 258
 2、至誠 二宮尊徳 262
 3、正直 正直な馬方 264

 (十七)克己・節制 267
 1、乃木大将の少年時代 泣虫少年 268
 2、わがままを言うな 高崎正風 270

 (十八)謝恩 273
 1、謝恩 秀吉の夫人高台院 274
 2、おんを忘れるな 永田佐吉 276

 (十九)健康・養生 279
 1、けんこう 貝原益軒 280
 2、身体 伴信友 280
 3、けんこう おやえ 283

 (二十)武士 285
 1、忠と孝 平重盛 286
 2、忠 楠政成 289
 3、孝 楠正行 292
 4、ひとさしの舞 清水宗治 295
 5、堪忍と勇気 木村重成 303
 6、日本刀 武士の魂 306

 (二十一)愛国心 311
 1、愛国 稲生若水 312
 2、ラッパ手 キグチコヘイ 316
 3、一太郎やあい 岡田カメ親子 317
 4、水兵の母 軍艦高千穂 318
 5、広瀬中佐 旅順港封鎖 322

 (二十二)人物・人格 325
 1、寛大 貝原益軒 326
 2、乗合船 益軒のけんそん 327
 3、近江聖人 中江藤樹 331
 4、度量 西郷隆盛 336
 5、人の名誉を重んぜよ 伊藤東涯 339

 (二十三)公衆道徳 341
 1、人ニ メイワク ヲ カケルナ 342
 2、ウソ ヲ イウナ 342
 3、キソク ニ シタガエ 343
 4、国法を重んぜよ ソクラテス 344
 5、礼儀 348
 6、公徳心 乃木大将 350
 7、公衆道徳 352
 8、社会生活と秩序 354
 9、権利と義務 358

 (二十四)国旗と国歌 361
 1、日本の国旗 362
 2、日本の国家 364
 3、世界の国旗 366

 (二十五)国際協調 369
 1、世界平和と国交 370
 2、国際親善と国交 372


 無駄に目次が長い割に、項目ごとのページが少ない。途中までは、とある人物のエピソードでいろいろ語っていたが、後半に進むに連れて、元ネタである修身教科書の中身がネタ切れを起こしていることを物語る。
 ちなみにこの『道徳読本』の奥付を確認すると、以下のように記載されている。
世界の規範となった 日本の修身教育の
 道徳読本

初版発行「これが修身だ」昭和45年5月5日
増補再販「修身・日本と世界」昭和51年6月10日
改題三版「世界の規範となった 日本の修身教育の 道徳読本」平成21年8月15日

とある。と言うことは、1971年(昭和45年)に書かれているものを、増補して(1976年(昭和51年))、タイトルを変えているけれど(2009年(平成21年))、元々は変わっていないと言うことになる。
 さらにこの本の奥付を確認すると小池松次さんの主な著書に、サンマーク出版から『修身の教科書』という本を発表している。
 
修身の教科書
小池 松次
サンマーク出版
2005-08-03



 で、問題となるのは、小池松次さんの著作が、ウィリアム・J・ベネットさんの著作『The Book of Virtues』にどのような影響を与えているのかである。
The Book of Virtues
William J. Bennett
Simon & Schuster
1996-09-05


 実はこのベネットさんの本にはすでに日本語翻訳版がある。
 

 でこの翻訳本は、ベネットさんの本を全訳したものではないと言うことである。
 そもそもベネットさんの原著は365のエピソードを編んだものである。その中には童話や物語、詩、手紙などを含んでいる。日本語翻訳版はその中で100篇を訳出している。そして訳者代表が「訳者あとがき」で述べているように、加えて、田村俊介氏による書評に記されているとおり、365萹のエピソードを日めくりカレンダーのように、毎日エピソードを積み重ねることが企図されている(『カトリック教育研究第15号 97-98)。
 ちなみにベネットさんの著作『The Book of Virtues』の日本語翻訳版である『魔法の糸』(大地舜 訳、1997、実務教育出版)の中で目次を書き出してみよう。
1自分に厳しくなる[自己規律]
 ●プリーズ(アリシア・アスピンウォール) 5
 ●王様と鷹(ジェームス・ボールドウィン) 10
 ●男の子と木の実(イソップ) 14
 ●蛙と井戸(イソップ) 16
 ●漁師とその妻(クリフトン・ジョンソン) 17
 ●魔法の糸 26
 ●触れるものみな黄金に(ナサニエル・ホーソン) 37
 ●海辺のカヌート王(ジェームズ・ボールドウィン) 43
 ●フェイトン(トーマス・ブルフィンチ) 46
 ●ジョージ・ワシントンの処世訓 54
 ●人にはどのくらいの土地が必要か?(トルストイ) 61
 ●プラトンによる「自己規律」(ゴルギアスより) 74

2人にやさしくする[同情]
 ●ライオンとネズミ(イソップ) 84
 ●かわいいお日さま(エタ・A・ブライスデル&メアリー・F・ブライスデル) 86
 ●ラビット氏の感謝祭のディナー(キャロリン・シャーウィン・ベイリー) 89
 ●アンドログレースとライオン(ジェームズ・ボールドウィン) 95
 ●ひしゃくの伝説(J・ベルグ・エッセンウェイン&マリエッタ・ストッカード) 99
 ●美女と野獣(クリフトン・ジョンソン) 103
 ●大金持ちのクロイソス(ジェームズ・ボールドウィン) 118
 ●おばあさんのテーブル(グリム) 124
 ●職場の天使(ジョアンナ・ストロング&トム・B・レオナルド) 126
 ●愛のあるところに神あり(トルストイ) 131
 ●賢者の贈り物(O・ヘンリー) 146
 
3やるべきことを成し遂げる[責任感]
 ●聖ジョージと悪竜(J・ベルグ・エッセンウェイン&マリエッタ・ストッカード) 162
 ●アルフレッド王とパン(ジェームズ・ボールドウィン) 168
 ●馬蹄の鋲がなくて(ジェームズ・ボールドウィン) 172
 ●小さなエチケット集 176
 ●ガラスくずが入った金庫 178
 ●アトリの鐘(ジェームズ・ボールドウィン) 181
 ●イカロスとダイダロス 187
 ●ダモクレスの剣(ジェームズ・ボールドウィン) 192
 ●無口な夫婦 196
 ●ヒルトン家の休日(サラ・オーン・ジューエット) 200
 ●国家の良心を呼び起こせ(フレデリック・ダグラス) 226

4友達を大切にする[友情]
 ●ビロードのウサギ(マージェリー・ウイリアムス) 235
 ●カエルとヘビが一緒に遊ばないわけ 252
 ●木馬の国(ローレンス・ハウスマン) 255
 ●わがままな巨人(オスカー・ワイルド) 266
 ●バウシスとピレモン(トーマス・ブルフィンチ) 273
 ●ダモンとピュティオス 277
 ●ロビン・フッドはリトル・ジョンといかに出会ったか(ヘンリー・ギルバード) 282
 ●ヘレン・ケラーとアン・サリバン 288
 ●魔法の断崖(ウィラ・キャザー) 297

5一生懸命働く[仕事]
 ●家事を引き受けた夫 319
 ●マザー・ホリー(エタ・A・ブライスデル&メアリー・F・ブライスデル) 323
 ●農民と息子(イソップ) 329
 ●靴屋と妖精たち(J・ベルグ・エッセンウェイン&マリエッタ・ストッカード) 330
 ●敷物の下の誇り(マウド・リンゼイ) 335
 ●日曜日が一週間 342
 ●胃袋への反乱 351
 ●トム・ソーヤーへのペンキ塗り(マーク・トウェイン) 355
 ●リンカーン、融資を断る 363
 ●奴隷から抜け出して(ブッカー・T・ワシントン) 366
 ●地道な勤労が成功につながる(チャールズ・エジソン) 372
 ●品質(ジョン・ゴールズワージー) 383
 ●イライアス(トルストイ) 395

6困難に立ち向かう[勇気]
 ●チキンリトル 407
 ●ヘンゼルとグレーテル(グリム) 412
 ●おんどりとめんどり(J・ベルグ・エッセンウェイン&マリエッタ・ストッカード) 419
 ●ミノタウロス(アンドリュー・ラング) 424
 ●ウィリアム・テル(ジェームズ・ボールドウィン) 439
 ●スーザン・B・アンソニー(ジョアンナ・ストロング&トム・B・レナード) 442
 ●ローザ・パークス(カイ・フリーズ) 447
 ●仲間たちのモーゼ(サラ・ブラッドフォード) 453

7つらさを乗り越える[忍耐]
 ●小さな蒸気機関車 464
 ●カラスと水差し(イソップ) 468
 ●オランダの小さな英雄(エタ・A・ブライスデル&メアリー・F・ブライスデル) 470
 ●忍耐強いスズの兵隊(アンデルセン) 475
 ●空の星たち(キャロリン・S・ベイリー&ケイト・D・ウィギン&ノラ・A・スミス) 484
 ●傷あと(アミー・クルース) 490
 ●ユーリカ!(ジェームズ・ボールドウィン) 501
 ●ゲティズバーグの演説(エイブラハム・リンカーン) 505
 ●われわれは、野で戦い、街で戦う(ウィストン・チャーチル) 507
 ●レム・ワレンの思い出(ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー) 512
 
8素直な心をもつ[正直]
 ●「おおかみ」と叫んだ少年(イソップ) 537
 ●正気な木こり(エミリー・ボール村) 539
 ●誰かが見ている 542
 ●ジョージ・ワシントンと桜の(J・ベルグ・エッセンウェイン&マリエッタ・ストッカード) 544
 ●インディアンのシンデレラ(サイラス・マクミラン) 547
 ●レグルスの物語(ジェームズ・ボールドウィン) 552
 ●かえるの王子様(グリム) 555
 ●ハーメルンの笛吹き男(ジョセフ・ヤコブ) 562
 ●「真実」と「偽り」 568
 ●よき司教(ヴィクトル・ユーゴー) 572

9誠意をもち続ける[忠誠心]
 ●お母さんの作った帽子(キャロリン・シャーウィン・ベイリー) 581
 ●十六日間の支配者(ジェームズ・ボールドウィン) 588
 ●天国の門のユディシュティラ 593
 ●カストルとポルクス 597
 ●ペネロペの織物(ジェームズ・ボールドウィン) 599
 ●兄弟への忠誠(ウォルター・マックピーク) 609
 ●王位を拒否したワシントン 611
 ●最後の授業(アルファンソ・ドーデ) 613
 ●クヌート・ロックン(フランシス・ウォーレス) 620

10神を信じる[信仰心]
 ●ノアの箱船(ジェッシー・リーマン・ハーバッド) 633
 ●聖ニコラウスと金の延べ棒 639
 ●子どもが見た星の夢(チャールズ・ディケンズ) 643
 ●われわれは何も知らない 649
 ●信仰の見直しを勧めるジェファーソン(トーマス・ジェファーソン) 652
 ●アウシュビッツの志願者(チャック・コルソン) 656

 訳者あとがき 667

 この二つの全く方向性が違う本が、なんで結びついているのか、そしてそれがたくさんのデマとして流布しているのか。国立国会図書館の端末で「小池松次」とキーワード入力したら、ある雑誌がヒットした。
 

 この2005年の雑誌『WILL』11月号に、PEOPLEの欄に小池松次さんは紹介されている。ちょうどサンマーク出版で『修身の教科書』を発表した時と重なる。
 では小池松次さんは、どういう肩書きだろうか。当該の雑誌には次のように記されている。
 
こいけまつじ
 1928年佐賀県生まれ。長崎青年師範学校(現・長崎大学)卒業後、東京教育大学(現・筑波大学)教育学科に入学し、教育史学研究の対価、唐澤富太郎教授に師事。卒業後、大学講師、国際比較教育研究所所長を経て、現在、あすか会教育研究所所長。世界の教科書や家庭のしつけ等の国際的な比較研究と徳育の研究に従事する在野(強調は引用者による)の研究者である。

 では、小池松次さんは2005年に雜誌『WILL』11月号188ページから193ページでどのように言及されているのか、全文をそのまま書き起こしておこう。まずタイトルと著者紹介とリード。
修身を広めないと日本は滅びる
石原慎太郎氏にまで批判された「修身の教科書」
 昭和二十七年、占領軍の回収命令で全国から消えた修身の教科書を求めて

 小池松次 あすか会教育研究所所長

 ここから本文。
五十一年目の悲願
 この『修身の教科書』(サンマーク出版)の元本は昭和四十五年に『これが修身だ』というタイトルで出しました。当時、四十社くらいに持ち込んだですが、みんな興味を持ってくれなくて、逆に説教されることもありましたね。「こんなの売れると思っているの?」なんて言われたこともあります。
 どうしても本として出したかったので、とうとう借金して自費出版しました。二万部。ようやく本になったと思ったら、読売新聞の社会面で、石原慎太郎氏に「こんな古い道徳の本を出して何事か!」と批判されてしまいました。その頃から前途多難でしたね。
 私は自信を持って修身についての講演をしているんですが、みんなバカにします。親友も、応援してくれる方々も、
「“修身”という言葉が悪い。“新しい道徳”という言葉に変えたらどうだ?」
 と言ってきます。冗談じゃないです。論語や仏教が言い方を変えますか。修身は修身なんです。新しい道徳なんかじゃない。昔から日本にある最高の道徳なんです。
 内容はひと言で言えば短い偉人伝です。今回の本では、例えば「努力・熱意」の項では勝海舟や野口英世、渋沢栄一ら。「師弟・友情」の項では本居宣長、平重盛、新井白石らを取り上げて、計十項目あります。
 一つエピソードを取り上げると、「努力・熱意」の項で“一生懸命”と題し伊能忠敬のことを書いています。
 伊能忠敬は十八歳で傾きかけている家を継ぎ、四十歳になる頃には以前よりも豊かにしました。五十歳の時に長男に家をゆずり、学問の道へ行きます。十九も下の高橋至時という天文学者の弟子になり、観測の術を学びました。五十六歳の時に北海道の南東海岸を測量、地図を作り幕府に差し出しました。
 その後、幕府の命であちこちの海陸を測量し、とうとう全国の測量を成し遂げました。この時、すでに七十二歳。それからも身体が動かなくなるまで日本の地図を作ることに努め、ついに大中小三種の精密な地図を作り上げたのです。“一生懸命”を絵に描いたような人です。江戸時代にこんな人がいたなんて、凄いです。負けられません(笑)。

 唐澤富太郎先生の手伝い
 私の恩師で東京教育大学の教授・唐澤富太郎先生という方がいるんですが、先生は主に国語を中心に膨大な研究をしていました。
 戦争が終わって、国語の教科書は「天皇」とか「帝国」とかの単語をいわゆる“黒塗り”で消されただけですけど、修身の教科書は教科書自体がなくなってしまった。昭和二十年十二月三十一日、占領軍が廃棄処分だけじゃなくて回収命令も出したからです。「修身、日本歴史及ビ地理停止ニ 関スル件」という命令です。
 だから、唐澤先生の手元にも修身の本は少ししかなかった。そこで探すことになり、弟子の私がお手伝いすることになったんです。
 最初、私は軽く見ていて、「先生、こんなのすぐに見つかりますよ」なんて言っていたんです。それで関東、中部、東北の田舎を中心にいろんなところを周りました。
 ところが全然ないんです。学校は回収に出したけど、民間にはあると思っていたんですが一切ない。国会図書館にもありませんでした。
 民間にもない理由は、どうやら戦後の紙不足で廃品回収に出してしまっていたんですね。
 さてどうしようと考え、私は長崎の師範学校の出身でしたので、離島までは廃品回収も来ないはず、もしかしたらあるかもしれないと思いつき、さっそく対馬や壱岐などの島を周りました。
 島の古い校長先生たちに会ったら、学校の教科書は出してしまったけど、個人では持っていたんです。嬉しかったですね。ようやく見つけました。それが昭和三十年、探しはじめたのが昭和二十九年ですから、丸一年かかりました。
 たいていの本は古本屋でも見つかるのに、修身の教科書だけはウソみたいになかったんです。マッカーサー、占領軍がそれだけ影響力を持ち、また日本人も従順だったのかもしれません。

 全部で四十四種類
 修身教科は、尋常科、高等科、国民学校で使用され、全部で四十四種類あります。一期は明治三十七年、二期は四十三年、三期が大正七年、四期は昭和九年、五期は昭和十六年。全種類集めました。なんせタダだから、あるものは全部貰ってきました。
 一〜五期とありますが、中身はほとんど共通しています。違うのは実例が少し変わるくらいです。
 私の本は一〜五期の中からエピソードをいくつかピックアップしてしたものです。私が直接使っていたものをあって、四期からが一番多いです。章分けは私がやりました。中身を褒めてくれる人はいませんでしたが、章分けがうまいと褒めてくれる人は結構いましたよ(笑)。
 はっきり言って軍国主義の「ぐ」の字もない。私が省いたわけでもないです。もともとの教科書にもないんですよ。今回は二ヶ所だけ、「皇威を」という部分の言葉を変えました。編集サイドから誤解されては困るからどうでしょうか、と相談があったので、まぁ著作権もないですから構わないと答えました(笑)。
 占領軍がなぜ修身がいけないと判断したのか。さっぱりわからない。おそらく「修身」という言葉で判断し、内容は検証していないんじゃないかと思います。それに修身は禁止しておいて、教育勅語に手をつけていない。これは興味深いです。一体どういう話し合いがあったんでしょう。結局、教育勅語も昭和二十三年に衆参議員が排除してしまいました。

 海外は認めてくれている
 実は海外では「修身」という言葉は有名で、尊敬されているんです。
 明治四十一年九月二十五日から五日間、ロンドン大学で世界道徳教育会議というのが開かれました。日本からは七名行った。世界からはイギリス、ドイツ、フランス、全世界二十六カ国。文部大臣が十六名、大統領代理が二十人、学者が三百三十人で五日間も会議をしたんです。その時、日本は第一期の修身の教科書を全世界の学者に渡したんです。これで世界中の人が「こんなに凄い道徳があるのか」と驚いたそうです。
 ちなみに教育勅語も英語、フランス語、ドイツ語などに訳して渡したそうです。
 全世界のほとんどはキリスト教です。ところが日本は違う。儒教と仏教と神道。だからこんな考えがあるのかとビックリしたんでしょうね。その証拠はロンドン大学に資料として保存してあります。そのうち本にして出そうと思っています。
 講演をしても人が集まらないし、お金にならない。宗教団体にも売り込みにも行きましたよ。でも駄目。神社くらいは呼んでくれるかと思ったけど、呼んでくれませんでした。
 話せないけど英文法は達人だから(笑)、生活は予備校などで英語の講師をして食いつないでいました。
 でも、私はいくらでも賛同者がいなくても平気でした。なぜなら、分かってくれる人は分かっていたからです。
 ある時、アメリカの大使館員がウチに来たんです。何事かと思ったら、あなたの本をワシントンの国立図書館に贈りたいと言ってきた。おそらく修身については私しか本を出していないからでしょう。もちろんオーケーしました。
 その後、今度は世界一有名な『TIME』誌が取材に来ました。いきなり来て、しかも、日本語ができないんですよ(笑)。私も英会話は駄目なんで筆談です(笑)。なぜ日本に来たのかと聞いたら、「アナタは有名人」としか言わず、なぜ有名かはその時わかりませんでした。
 おそらく私の本がワシントンの図書館にあるから来たんでしょうが、有名になった理由を調べてみました。すると次のことが分かったんです。
 レーガンが大統領になった時、アメリカの青少年のあまりの非行と学力低下でアメリカが亡ぶと思い、日本に教育視察団を送った。
 その団長だったウィリアム・ベネット教育庁長官は辞めた後、本を編纂しました。タイトルは『道徳読本』(The Book of Virtue)(強調は引用者による)と言い、八百三十二ページという大作ながら、今まで三千万部を売る大ベストセラーになり、今ではアメリカ家庭の“第二の聖書”になりつつあると言われています。
 その内容は、「自己規律」「思いやり」「責任」「友情」「仕事・勉強」「勇気」「忍耐」「正直」「忠誠」「信仰」という十の項目によって章が構成され、それぞれの項目の説明と共に、関連する古今東西の民話や寓話、偉人・賢人の逸話や随筆を短くまとめたものが掲載されたものです。
 実は、その構成は九章までは私の『これが修身だ」のままなんです。最後に「信仰」という宗教の話を追加しています。これは聖書の国だからでしょう。
 おそらくその本から、私の本にたどり着いた『TIME』誌が日本に来たんじゃないでしょうか。
 それから一週間くらい後に今度はドイツの学者が来ました。これまた何で来たのか聞いても、悲しいかなよく分からない。
 ようやく帰る頃になって、「ドイツで何年もアナタのことを調べていた。一度会いたくて来た。三時間話して思ったのは、想像以上の人物だった」と言ったことがわかりました。「アナタを知らないドイツ人はいないと」とも。何で有名なのか調べてみたら、なんとマーガレット・サッチャー元英国首相が件の『道徳読本』をベタボメしていたんです。
 そこでドイツの人も同じようにこの本について研究したところ、元本はアメリカじゃなくて日本の修身だとわかった。そして、修身について調べると私の本しかない。
 だから、私は世界で認められているんです(太字は引用者による)。日本国内でいくら叩かれても、自信を持って講演をし、売り込みを続けることができるんです。

 とりあえず読んで欲しい
 本当にこの修身の教科書が自費出版以外の形で世に出て嬉しいです。これが出てビックリしている人は多いでしょうね。いまだにやっているなんて誰も思っていないでしょうし、私が死んでいると思っている人もいるでしょう(笑)。
 朝日新聞は前の時、広告を大きく載せましたが、まだ記事にはしてくれません。産経新聞は今回、二度も取り上げてくれました。修身という言葉によほど熱心なんでしょうね。ありがたいことです。若い人はもちろん、五十代以上じゃないと修身なんて知らない。六十以上の人が一番反応しますね。
 読んでくれればいい本だとわかってくれると思うんです。一冊買えばその周りの人も呼んでくれるでしょうから、影響は大きいと思いますよ。ベストセラーにして、サンマーク出版にお礼がしたいです(笑)。講演会をたくさん引き受けて、日本中にこの本の普及活動を展開します。修身を広めないと世の中の教育というものは滅びると思っています。
 いま自分でもまた新しい教育の本を書いています。「かつての日本の教育は本当によかった」というテーマです。『修身の教科書』が出て、これまでみたいに売り込みにいく必要がなくなったので、時間ができました。だから、講演でPRしながら、自分の新たに書きたいものを次々に書いて行こうと思っています。


 小池松次さんは2005年にこういう嘘だらけの文章を雑誌『WILL』に出したことが火元だったんだね。
 それから英字雑誌『TIME』1996年4月22日号と嘘をついて、読んでもいない本について、記者が取材したと嘯いているだけなんだね。
 これから連載していきますが。ウィリアム・ベネット著『The Book of Virtues』の日本語翻訳版の書評(田村俊輔(清泉女学院短期大学))を『カトリック教育研究』15号にあるものを書き起こす。

本エントリー更新履歴
 2018年10月16日 00時18分:『魔法の糸』の目次書き出し。

杉田水脈著『「LGBT」支援の度が過ぎる』を全文書き起こす(転載歓迎)

 きっかけはこのツイート。

 で指摘された杉田水脈議員がレスを返していた。


 じゃあ、全文確認してみましょう。



 に収録されている。杉田水脈著『「LGBT」支援の度が過ぎる』57-60.『新潮45』2018年8月号。
この1年間で「LGBT」(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンダー)がどれだけ報道されてきたのか。新聞検索で調べてみますと、朝日新聞が260件、読売新聞が159件、毎日新聞が300件、産経新聞が73件ありました(7月8日現在)。キーワード検索ですから、その全てがLGBTの詳しい報道ではないにしても、おおよその傾向が分かるではないでしょうか。
 朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアは「LGBT」の権利を認め、彼らを支援する動きを報道することが好きなようですが、違和感を覚えざるをません。発行部数から言ったら、朝日新聞の影響の大きさは否めないでしょう。
 最近の報道の背後にうかがわれるのは、彼ら彼女らの権利を守ることに加えて、LGBTへの差別をなくし、その生きづらさを解消してあげよう、そして多様な生き方を認めてあげようという考え方です。
 しかし、LGBTだからと言って、実際そんなに差別されているものでしょうか。もし自分の男友達がゲイだったり、女友達がレズビアンだったりしても、私自身は気にせず付き合えます。職場でも仕事さえできれば問題ありません。多くの人にとっても同じではないでしょうか。
 そもそも日本には、同性愛の人たちに対して、「非国民だ!」という風潮はありません。一方で、キリスト教社会やイスラム教社会では、同性愛が禁止されてきたので、白い目で見られてきました。時には迫害され、命に関わるようなこともありました。それに比べて、日本の社会では歴史を紐解いても、そのような迫害の歴史はありませんでした。むしろ、寛容な社会だったことが窺えます。
 どうしても日本のマスメディアは、欧米がこうしているから日本も見習うべきだ、という論調が目立つのですが、欧米と日本とでは、そもそも社会構造が違うのです。
 LGBTの当事者たちの方から聞いた話によれば、生きづらさという観点でいえば、社会的な差別云々よりも、自分たちの親が理解してくれないことのほうがつらいと言います。親は自分たちの子供が、自分たちと同じように結婚して、やがて子供をもうけてくれると信じています。だから、子供が同性愛者だと分かると、すごいショックを受ける。
 これは制度を変えることで、どうにかなるものではありません。LGBTの両親が、彼ら彼女らの性的指向を受け入れてくれるかどうかこそが、生きづらさに関わっています。そこさえクリアできれば、LGBTの方々にとって、日本はかなり生きやすい社会ではないでしょうか。
 リベラルなメディアは「生きづらさ」を社会制度のせいにして、その解消をうたいますが、そもそも世の中は生きづらく、理不尽なものです。それを自分の力で乗り越える力をつけさせることが教育の目的のはず。「生きづらさ」を行政が解決してあげることが悪いとは言いません。しかし、行政が動くということは税金を使うということです。
 例えば、子育て支援や子供ができなカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。にもかかわらず、行政がLGBTに関する条例や要項を発表するたびにもてはやすマスコミがいるから、政治家が人気とり政策になると勘違いしてしまうのです。

 LGBとTを一緒にするな

 ここまで私もLGBTという表現を使ってきましたが、そもそもLGBTと一括りにすることが自体がおかしいと思っています。T(トランスジェンダー)は「性同一性障害」という障害なので、これは分けて考えるべきです。自分の脳が認識している性と、自分の体が一致しないというのは、つらいでしょう。性転換手術にも保険が利くようにしたり、いかに医療行為として充実させて行くのか、それは政治家としても考えていいことなのかもしれません。
 一方、LGBは性的嗜好の話です。以前にも書いたことがありますが、私は中高一貫の女子校で、まわりに男性はいませんでした。女子校では、同級生や先輩といった女性が疑似恋愛の対象になります。ただ、それは一過性のもので、成長するにつれ、みんな男性と恋愛して、普通に結婚していきました。マスメディアが「多様性の時代だから、女性(男性)が女性(男性)を好きになっても当然」と報道することがいいことなのかどうか。普通に恋愛して結婚できる人まで、「これ(同性愛)でいいんだ」と、不幸な人を増やすことにつながりかねません。
 朝日新聞の記事で「高校生、1割が性的少数者」という記事がありました(3月17日付、大阪朝刊)。三重県の男女共同参画センターが高校生1万人を調査したところ、LGBTは281人で、自分は男女いずれでもないと感じているXジェンダーが508人。Q(クエスチョニング=性的指向の定まっていない人)が214人いて、合わせて1003人の性的少数者がいたというものです。それこそ世の中やメディアがLGBTと騒ぐから、「男か女かわかりません」という高校生が出てくる。調査の対象は思春期の不安定な時期ですから、社会の枠組みへの抵抗もあるでしょう。
 最近の報道でよく目にするのは、学校の制服問題です。例えば、「多様性、選べる制服」(3月25日づけ、大阪朝刊)。多様な性に対応するために、LGBT向けに自由に制服が選択できるというものです。女子向けのスラックスを採用している学校もあるようです。こうした試みも「自分が認識した性に合った制服を着るのはいいこと」として報道されています。では、トイレはどうなるのでしょうか。自分が認識した性に合ったトイレを使用することがいいことになるのでしょうか。
 実際にオバマ政権下では2016年に、「公立学校においてトランスジェンダーの子供や児童が“心の性”に応じてトイレや更衣室を使えるようにする」という通達を出しました。先ほども触れたように、トランスジェンダーは障害ですが、保守的なアメリカでは大混乱になりました。
 トランプ政権になって、この通達は撤回されています。しかし、保守派とリベラル派の間で激しい論争が続いているようです。Tに適用されたら、LやGにも適用される可能性だってあります。自分の好きな性別のトイレに誰もが入れるようになったら、世の中は大混乱です。
 最近はLGBTに加えて、Qとか、I(インターセクシャル=性の未分化の人や両性具有の人)とか、P(パンセクシャル=全性愛者、性別の認識なしに人を愛する人)とか、もうわけが分かりません。なぜ男と女、二つの性だけではいけないのでしょう。
 オーストラリアやニュージーランド、ドイツ、デンマークなどでは、パスポートの性別欄を男性でも女性でもない「X」とすることができます。LGBT先進国のタイでは18種類の性別があると言いますし、SNSのフェイスブック・アメリカ版では58種類の性別が用意されています。もう冗談のようなことが本当に起きているのです。
 多様性を受けいれて、様々な性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころか、ペット婚、機械と結婚させろという声が出てくるかもしれません。現実に海外では、そういう人たちが出てきています。どんどん例外を認めてあげようとなると、歯止めが効かなくなります。
 「LGBT」を取り上げる報道は、こうした傾向を助長させることにもなりかねません。朝日新聞が「LGBT」を報道する意味があるのでしょうか。むしろ冷静に批判してしかるべきではないかと思います。
 「常識」や「普通であること」を見失っていく社会は「秩序」がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません。


 書き起こし、終了。

憎悪の祝祭へようこそ!

 「2016年11月9日」という日付を100年後のとある教科書から引用すると、おそらくこういうことになるだろう。

 21世紀に入り、ある預言者の預言は的中した。そしてその預言は予言の自己成就的なる形で。
 またある別の預言者は言うだろう。その言葉はずっと昔から繰り返されていたと。人間に理性を求めるとは不可能であると。
 この日を境に、あらゆるパラダイムが壊れた。資本主義と社会主義・共産主義?新自由主義?グローバリゼーション?理性と倫理?そう言うものは、この教科書に書いてあることで、紋切り型の教師の飯の種のネタだよ。そしてそう言うことは過去の遺物になった。
 そしてこの教科書には、こう記述される。

 
全てをぶちまけろ!お前が思っている言葉を吐き出せ!お前が殴りたい奴は、お前が国境で散水車か壁を作らなければ、ゾンビのように絶え間なく、とめどなく押し寄せてくる!それを退治するのが『ヒーロー』の条件だ!
 そしてお前たち!覚えておけ!俺が見てるうちに、少しでも俺の意に背く奴がいたら、そいつらを俺は躊躇いなく殺す!お前たちはその殺人を見た、俺を祝福しろ!お前たちは壁を築いた俺を祝福しろ!(壁を作っても、トンネルを掘ったら、ミサイルで壊せばいい!、直すのは奴らの仕事だ!)、俺は王だ!お前らからカネを掬い取り、権力を牛耳る。お前らには教育の機会はない。与えるのは、洗脳だ。だってお前らは民主主義を理解しないまま、民主主義の亡霊をあちこちに産み落とした張本人であることを、お前らは永遠に理解できないだろう?
 俺は思うのだ。人間に理性などない。あるのは底知れないほどの自己愛であり排除意識と無関心だ。俺がコメント書くとRTとかFAV、コメントくるだろう?商売とパフォーマンスでやっているから、誰も自分のアタマで考えない。煽って、差別して、レッテル貼って、貶めて、次のネタを探すだけ。自分のアタマで考えていないから、見ている人間もアタマで考えたことないし、検証するとか面倒臭いことはカビが生えたような専門機関でやればいいけど、それよりも煽動できる奴が言うことが真実になるんだから、でアタマで考えることがない条件反射的な人間と、教科書も新聞も読めないけれど、ネットの記事は読めるような人が歴史を作りました。
 

 

Blog再開

 みなさま。ご無沙汰しております。Skeltia_vergberです。

 数年間全く更新していない本Blogに久しぶりにアクセスしてみました。
 前回の更新から2年9ヶ月の間に色々ありました。そのことは後々にて、本日よりBlog再開いたします。
 よろしくお願いいたします。

2013年映画鑑賞記録2(俳優部篇)

 真夜中に今晩は。Skeltia_vergberです。
 先のエントリー【備忘録】2013年映画鑑賞記録(時系列)の続きを書いておこうかな。というエントリーです。
 一応、書いておきますが、映画なり物語はあくまでも作り手の生み出したものです。

 俳優さんはあくまでも「俳優部」に属している人であり、映画の上では作りたい表現の「一部」です。さらに言えば「道具」としてしかないのです。
 そういう審美眼がありつつ、映画の出来不出来とは関係がなく、個人的な趣味、全快で書いていきます。

 さすがにまだ目標の年間200作品はどう考えても無理なので、120作品から130作品くらいなら、がんばればいけそうなのです。
 でも、Twitterに書いたかな?2013年の映画鑑賞の基準が「人間」だったはずなので、現時点で大まかにでも「作品賞」は抜きにして、「主演男優賞」「主演女優賞」「助演女優賞」「助演男優賞」などは書いておけるかな。ってな具合で、小出しにしながらダラダラと書いておきたいと思います。

 自分のインプットをどういうことにしろ吐き出すのは大事だと思うので。

 現在115作品鑑賞中で、タマフルリスナーの方たちからすれば、アレが無いこれが無いとお叱りを受けそうですが、それはごめんなさい。

 気を取り直して、2013.12.24現時点での各候補のノミネート;

 主演男優賞ノミネート are;
 イルファーン・カーン as パイ・パテル 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
 ジャレット・ギルマン as サム・シャカスキー 『ムーンライズ・キングダム
 ジョルジュ as ジャン=ルイ・トライティニャン 『愛、アムール
 加瀬亮 as 木下恵介 『はじまりのみち
 マック・赤坂 as マック・赤坂 『立候補
 福山雅治 as 野々宮良太 『そして父になる
 土屋瑛輝 as  『子宮に沈める

 このノミネートが一番悩むなぁ。実はもう1人いますが、あの人はこのランキングには入れたくないなぁ。

 主演女優賞ノミネート are;
 小原早織 as 佐々木ユキ 『あるいは佐々木ユキ
 カーラ・ヘイワード as スージー・ビッショップ 『ムーンライズ・キングダム
 ジェシカ・チャスティン as マヤ 『ゼロ・ダーク・サーティー
 桜木凛 as イブキ/倫子(アスカ) 『体温』(Facebookページです)
 ジャクリーン as ジャクリーン 『ただいま、ジャクリーン
 ミカ・ワシコウスカ as インディア・ストーカー 『イノセント・ガーデン
 クヮヴェンジャネ・ウォレス as ハッシュパピー 『ハッシュパピー バスダブ島の少女
 土屋希乃 as ...『子宮に沈める
 サンドラ・ブロック as ライアン・ストーン 『ゼロ・グラビティ
 ここは割と簡単でした。というか他にいない。実はもう1人いますが。

 助演男優賞ノミネート are;
 染谷将太 as 悟 『ただいま、ジャクリーン
 マシュー・グード as チャーリー 『』イノセント・ガーデン
 ハリソン・フォード as ブランチ・リッキー 『42 世界を変えた男』 
 ビハエル・バルデム&ブラッド・ピット 『悪の法則
 小沢獅子丸 as 百貫茂男 『太秦ヤコペッティ
 エルストン・ウンハウワー as クロード 『危険なプロット

 助演女優賞ノミネート are;(これはすでにベスト1位が決まっている中で選んでいます。それくらいずば抜けています。)
 イザペル・ユペール as エヴァ 『愛、アムール
 初音映莉子 『終戦のエンペラー』『ガッチャマン』(◀︎どちらもベスト20には入らないけれどどうしてもこの女優さんが好きなので)
 門脇麦&近藤真彩 as 三塚チユキ&森野アイ 『スクールガール コンプレックス
 鎌田紘子&福見真紀 as こたつ&みかん 『こたつとみかんと、ニャー。
 ニコール・キッドマン as イヴリン・ストーカー 『イノセント・ガーデン

 
 「音楽賞」「衣装賞」「編集賞」「脚本賞」「美術賞」「監督賞」「アニメーション賞」「新人賞」についてはある映画のラストを引用して「続く」。

【備忘録】2013年映画鑑賞記録(時系列)

 こちらではご無沙汰しております。Skeltia_vergberです。
 年の瀬ですが、日々の生活であまりそういうことは感じませんが、記録は大事ということで、時系列で2013年に鑑賞した映画、映画館、鑑賞時の評価(大学のレポート方式で、なお評価は鑑賞直後ですので、現在の評価とは違います)を記録したいと思います。
 今後時間を作って、ランキングや部門賞を書いてみたいのでその資料です。
2013年;
001)1.1.『砂漠でサーモンフィッシング』@ユナイテッドシネマとしまえん B−
002)1.1.『今日、恋を始めます』@ユナイテッドシネマとしまえん D
003)1.1.『フランケン ウィニー』(2D字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん D
004)1.4.『妖怪人間ベム』@ユナイテッドシネマとしまえん C−
005)1.5.『ニーチェの馬』@早稲田松竹 A
006)1.5.『ファウスト』@早稲田松竹 B−
007)1.9.『ホビット 思いがけない冒険』(IMAX 3D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん B
008)1.10.『バビロン2 THE OZAWA』@オーディトリウム渋谷 A+
009)1.11.『青二才』@ポレポレ東中野 A−
010)1.12.『劇場版 HUNTER×HUNTER』@ユナイテッドシネマとしまえん D
011)1.16.『LOOPER』@ユナイテッドシネマとしまえん A−
012)1.18.『96時間/リベンジ』@ユナイテッドシネマとしまえん C
013)1.25.『フリーランサー/NY捜査線』@ユナイテッドシネマとしまえん C
014)1.26.『アルマジロ』@新宿K's Cinema S
015)1.27.『あるいは佐々木ユキ』@ポレポレ東中野 S
016)1.30.『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(IMAX 3D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん A+

017)2.1.『しんしんしん』@渋谷ユーロスペース A+
018)2.5.『マリーゴールドホテルで会いましょう』@渋谷ル・シネマ B+
019)2.5.『東ベルリンから来た女』@渋谷ル・シネマ A−
020)2.8.『ムーンライズ・キングダム』@ユナイテッドシネマとしまえん S
021)2.8.『つやのよる』@ユナイテッドシネマとしまえん B
022)2.8.『アウトロー』@ユナイテッドシネマとしまえん C
023)2.15.『ゼロ・ダーク・サーティー』@ユナイテッドシネマとしまえん A+
024)2.15.『レッド・ライト』@ユナイテッドシネマとしまえん B−
025)2.22.『ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い』@ユナイテッドシネマとしまえん B−
026)2.22.『ダイ・ハード ラスト・デイ』@ユナイテッドシネマとしまえん D
027)2.25.『テッド』@ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 B+
028)2.25.『バチェロレッテ』@ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 A+
029)2.26.『脳男』@ユナイテッドシネマとしまえん A−

030)3.1.『フライト』@ユナイテッドシネマとしまえん A
031)3.1.『世界にひとつのプレイブック』@ユナイテッドシネマとしまえん A−
032)3.4.『ジャンゴ 繋がれざる者』@ユナイテッドシネマとしまえん A−
033)3.7.『体温』@オーディトリウム渋谷 S
034)3.8.『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』@ユナイテッドシネマとしまえん A−
035)3.8.『オズ はじまりの戦い』(IMAX 3D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん D
036)3.11.『横道世之介』@ユナイテッドシネマとしまえん B+
037)3.12.『ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』@新宿K's Cinema B
038)3.12.『マーサ、あるいわマーシー・メス』@シネマート新宿 B−
039)3.12.『あれから』@オーディトリウム渋谷 A−
040)3.12.『白い息』(『ファの豆腐』&『冬の日』2作品連続上映作品)@ユーロスペース渋谷 B&B
041)3.12.『ただいま、ジャクリーン』@オーディトリウム渋谷 A+
042)3.15.『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』@ユナイテッドシネマとしまえん D
043)3.15.『愛、アムール』@ユナイテッドシネマとしまえん A+
044)3.22.『プラチナデータ』@ユナイテッドシネマとしまえん C+
045)3.22.『草原の椅子』@ユナイテッドシネマとしまえん B−
046)3.22.『ジャックと天空の巨人』(2D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん B
047)3.26.『ボクたちの交換日記』@ユナイテッドシネマとしまえん D
048)3.29.『ひまわりと子犬の7日間』@ユナイテッドシネマとしまえん C
049)3.31.『相棒シリーズ X DAY』@ユナイテッドシネマとしまえん C−
050)3.31.『シュガー・ラッシュ』(2D 吹替版)@ユナイテッドシネマとしまえん A+

これで3月まで終了。一旦アップ。でも3ヶ月で50本鑑賞していたんだ。

051)4.5.『ドラゴンボールZ 神と神』(IMAX)@ユナイテッドシネマとしまえん D
052)4.5.『アンナ・カレーニナ』@ユナイテッドシネマとしまえん B−
053)4.9.『UFOー侵略ー』@シネマート新宿 D
054)4.9.『こたつと、みかんと、ニャー。』@シネマート新宿 A+
055)4.12.『ヒッチコック』@ユナイテッドシネマとしまえん B−
056)4.12.『だいじょうぶ3組』@ユナイテッドシネマとしまえん D
057)4.15.『舟を編む』@ユナイテッドシネマとしまえん A−
058)4.15.『ライジング・ドラゴン』@ユナイテッドシネマとしまえん D
059)4.27.『クレヨンしんちゃん バカうまっ B級グルメサバイバル』@ユナイテッドシネマとしまえん A
060)4.27.『名探偵コナン 絶海の探偵』@ユナイテッドシネマとしまえん C+
061)4.30.『ホーリー・モーターズ』@渋谷ユーロスペース B−
062)4.30.『ハッシュパピー バスタブ島の少女』@渋谷シネマライズ A+

063)5.3.『ラストスタンド』@ユナイテッドシネマとしまえん A
064)5.3.『リンカーン』@ユナイテッドシネマとしまえん B−
065)5.10.『藁の盾』@ユナイテッドシネマとしまえん B
066)5.10.『ジャッキー・コーガン』@ユナイテッドシネマとしまえん B−
067)5.11.『図書館戦争』@ユナイテッドシネマとしまえん C−
068)5.17.『モネ・ゲーム』@ユナイテッドシネマとしまえん B
069)5.17.『探偵はBARにいる2』@ユナイテッドシネマとしまえん B
070)5.28.『クロユリ団地』@ユナイテッドシネマとしまえん A

071)6.1.『グランド・マスター』@ユナイテッドシネマとしまえん D
072)6.1.『イノセント・ガーデン』@ユナイテッドシネマとしまえん S
073)6.4.『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ〜宿命』@新宿バルト9 B+
074)6.4.『コードネーム:ジャッカル』@新宿バルト9 B+
075)6.21.『ファインド・アウト』@ユナイテッドシネマとしまえん C
076)6.21.『二流小説家〜シリアリスト〜』@ユナイテッドシネマとしまえん C
077)6.28.『華麗なるギャツビー』(3D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん A
078)6.28.『オブリビオン』(2D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん C

079)7.1.『立候補』@ポレポレ東中野 S
080)7.1.『太秦ヤコペッティ』@ポレポレ東中野 A+
081)7.5.『はじまりのみち』@ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 A+
082)7.9.『ローマでアモーレ』@渋谷ル・シネマ C−
083)7.9.『嘆きのピエタ』@渋谷ル・シネマ A
084)7.9.『スプリング・ブレイカーズ』@渋谷シネマライズ A
085)7.19.『真夏の方程式』@ユナイテッドシネマとしまえん D
086)7.19.『G.I.ジョー』(2D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん D
087)7.24.『ワイルド・スピード EURO MISSION』(IMAX)@ユナイテッドシネマとしまえん B

088)8.1.『終戦のエンペラー』@ユナイテッドシネマとしまえん B
089)8.1.『モンスターズ・ユニバーシティ』(2D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん B
090)8.9.『パシフィック・リム』(IMAX 3D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん A
091)8.14.『ワールド・ウォーZ』(2D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん ?
092)8.20.『スクールガール・コンプレックス』@シネ・リーブル池袋 B+
093)8.30.『ワールド・ウォーZ』(2D 字幕版)(2)@ユナイテッドシネマとしまえん B−
094)8.30.『ガッチャマン』@ユナイテッドシネマとしまえん D
095)8.31.『風立ちぬ』@ユナイテッドシネマとしまえん A−

096)9.1.『サウンド・オブ・ノイズ』@新宿シネマカリテ A+
097)9.1.『ニーナ ローマの夏休み』@新宿シネマカリテ B
098)9.24.『そして、父になる』@ユナイテッドシネマとしまえん A+

099)10.4.『マン・オブ・スティール』@ユナイテッドシネマとしまえん C−
100)10.4.『エリジウム』@ユナイテッドシネマとしまえん A−
101)10.18.『きっと、うまくいく』@早稲田松竹 A
102)10.24.『R100』@ユナイテッドシネマとしまえん Z
103)10.24.『ダイアナ』@ユナイテッドシネマとしまえん B+
104)10.24.『許されざる者』@ユナイテッドシネマとしまえん C+

105)11.15.『42~世界を変えた男〜』@ユナイテッドシネマとしまえん A
106)11.21.『THE ICEMAN〜氷の処刑人〜』@新宿武蔵野館 B+
107)11.27.『ブエノスアイレス恋愛事情』@新宿K's Cinema A
108)11.27.『子宮に沈める』@新宿K's Cinema S
109)11.28.『マラヴィータ』@ユナイテッドシネマとしまえん D
110)11.29.『清洲会議』@ユナイテッドシネマとしまえん D
111)11.29.『悪の法則』@ユナイテッドシネマとしまえん ?
112)12.5.『悪の法則』@ユナイテッドシネマとしまえん(2) A
113)12.6.『子宮に沈める』@新宿K's Cinema(2) S
114)12.10.『危険なプロット』@渋谷ル・シネマ A+
115)12.13.『ゼロ・グラビティ』(IMAX 3D 字幕版)@ユナイテッドシネマとしまえん B+
116)12.13.『かぐや姫の物語』@ユナイテッドシネマとしまえん C+
117)12.20.『利休にたずねよ』@ユナイテッドシネマとしまえん C
118)12.20.『カノジョは嘘を愛しすぎてる』@ユナイテッドシネマとしまえん C−

To Be Continued

「敗北」と「勝利」。あるいは「勝者」のなかの「敗者」。そして「敗者」の「勝者」

敗北の文化―敗戦トラウマ・回復・再生 (叢書ウニベルシタス)
ヴォルフガング シヴェルブシュ
法政大学出版局
2007-08



 引用が難しい、そもそも脚注が膨大な歴史書をどのように切り取り、メモとして残すのかだけでも、面倒くさい問題がのこりそうだが、原註(41)p(26)をカットする。
 勝者側の戦死者を勝者の中の「敗者」と見なすならば,ーーこれは文化人類学的にも心理学的にも正当であると思われるーーその死者崇拝と英雄崇拝は,似たような意味合いを帯びることになる.栄誉と尊敬は,勝利の喜びと愉悦から締め出されたことに対する報酬あるいは補償となる.戦死者は英雄犠牲,殉教者として、まさに敗者側の全体に承認される特性のゆえに,崇拝されるのである.

 とりあえずのメモ。
 でも、この慧眼はおそらく今後、映画やこれまで読んだ文献の補助線になると思われる。

 以下に参照文献。


過去は死なない―メディア・記憶・歴史
テッサ モーリス‐スズキ
岩波書店
2004-08-26






夕凪の街 桜の国 [DVD]
田中麗奈
東北新社
2012-06-29


『エイサー』の定義(memo)

 部屋にいつ買ったか忘れたが、石神井公園の古本屋で購入した、真栄田義見・三隅治雄・源武雄編,琉球政府文化財保護委員会監修,1972(昭和47年3月15日初版印刷/発行),『沖縄文化史辞典』,株式会社東京堂出版.より;
 エイサーについての、定義の部分を引用。
エイサー
 沖縄本島の盆踊のこと。旧暦七月十五日の盆の夜、各家々が精霊送りをすませたころ、男女の若者たちが部落の神アサギ(神アシアゲ)前に集まり、唄・三味線・太鼓の音もにぎやかに先ず神アサギの前の遊び場(アシビナー)で円陣になって踊ってこれを諸神に奉納する。それからは裕福な家から次第に次第に部落の家々を巡り、各家の前庭で円陣をつくりながら、無事息炎と家族の繁栄を祝福し、特にオン(漢字をただいま検索中)や主婦を賞賛するうたいながら踊り、三味線弾き(地謡(ルビ:ヂウテー))が次ぎ次ぎに節を変えると、それに応ずるハヤシを入れながら踊り納める。そのときに、酒樽をかつぎはお神酒を家々から頂戴してこれを酒樽に移し入れる。また、お供え物の餅や、その他の御馳走をいただくこともある。盆踊のことを、沖縄では七月エイサーともいっている。盆祭が七月にあるためである。また、エイサーは、盆踊の歌の一節に、三味線歌につづいて、そのハヤシとして「サーエイサー エイサー」と、いちだんとにぎにぎしく踊人衆がはやしたてながら、軽快におどる場合があり、それがいかにも楽しそうなので、見る人を躍動せしめるほどの気分にひたらせ、はなはだ爽快味のあることから、いつのまにか、盆踊をエイサーというのようになったものである。毎年旧暦の六月になると、早いところは中旬の月夜の晩から、おそくとも下旬の夜から、男女の若者たちが広場に集まって太鼓を打ち鳴らし、三味線をひき、歌をうたい、そして大声ではやしたてる。こうして夜おそくまで先輩たちの指導を受けながら、毎晩その練習がつづけられる。それで農村では安眠を妨げないように、人里はなれた郊外に適当な場所をえらび、薪を持ち寄ってこれを燃し、その火を中にしてお盆の前夜までも練習にはげむのである。エイサーは、三味線弾きや太鼓打ちを中にして、そのまわりをまわりながる踊る円陣舞踊であるが、近年は、縦隊になったり、横隊になったり、隊形に変化をもたらせることもしている。また服装も、以前は男が芭蕉着にワラ帯、ワラ襷にワラ鉢巻、女が芭蕉着または紺地の着物にワラか白の鉢巻といった軽装で、はなはだ素朴なそよおいであったが、現在ではこれも次第に華美になりつつある。エイサーは、沖縄本島の中部地方が最もさかんで、北部地方がそれに次ぎ、南部には、わずかの部落にしか残っていない。この踊は、一般には男女が打ちまじっての踊であるが、北部の大宜味村や国頭村には女だけのエイサーがあり、また中部の嘉手納村の千原(せんばる)部落だけは男ばかりでおどる。
 
 とりあえず、メモでしかしないが、1970年代にこのような詳細な記述があるのは貴重。
 で、1972年から40年経過したときに、その時々の【エイサー】をどのように、研究者が定義して、何を見て、どこに『特徴』を見いだしたのかは、エイサーの一応「社会学的」な研究者としては、この記述がスタートだっただし、真栄田義見・三隅治雄・源武雄の巨人3名が、どんな『エイサー』を見て、どこに共通点を見いだしたのかを探るのは、民俗芸能学からフーコー的な『知の考古学』的な「知」というものの恣意性と、後学の研究者が、見つける/見落とす何かの端緒になるのかもしれない。
 ただし、真栄田義見・三隅治雄・源武雄の巨人3人のバックボーンが、どういうことだったのかも知らないといけないなぁと。三隅治雄先生はご挨拶したことがあるし、私の師匠も同じ時期におそらく「沖縄」(「」とか【】はいちおう分別しているつもり)にいるはず。

 というか、この「エイサー」の定義を読み直して、さらにキーボードで書き起こして思ったけれど、凄い人類学者っぽいというか、フィールドワーカーのメモ書きっぽい。だけれども、そこに見過ごせないメモの余白の記述が満載。
 それにイチイチ突っ込みどころというか、実際の当事者たちに聴いてみたいこと、あるいは三隅先生が取材した当事者に話を伺ってみたい衝動に駆られる。

 参照文献;
 ただし、祭礼関係は除き、さらに沖縄関係は除く。でも多分、この定義にはいろいろ面白い要素てんこもり。
知の考古学(新装版)知の考古学(新装版) [単行本]
著者:M・フーコー
出版:河出書房新社
(2006-02-21)

ディスタンクシオン <1> -社会的判断力批判 ブルデューライブラリーディスタンクシオン <1> -社会的判断力批判 ブルデューライブラリー [単行本]
著者:ピエール・ブルデュー
出版:藤原書店
(1990-04-30)

ディスタンクシオン <2> -社会的判断力批判 ブルデューライブラリーディスタンクシオン <2> -社会的判断力批判 ブルデューライブラリー [単行本]
著者:ピエール・ブルデュー
出版:藤原書店
(1990-04-30)

ファッションの文化社会学ファッションの文化社会学 [単行本]
出版:せりか書房
(1998-12)

監視社会監視社会 [単行本]
著者:デイヴィッド ライアン
出版:青土社
(2002-11)


映画『真夏の方程式』鑑賞録

 過日、映画『真夏の方程式』をユナイテッドシネマとしまえんにて、鑑賞。2013年85作品目。
 予告編;

 主要キャスト&スタッフ(from Wikipedia『真夏の方程式』);

湯川学 - 福山雅治
岸谷美砂 - 吉高由里子
草薙俊平 - 北村一輝
川畑成実 - 杏(幼少期:豊嶋花、15年前:青木珠菜)
川畑重治 - 前田吟
川畑節子 - 風吹ジュン
仙波英俊 - 白竜
塚原正次 - 塩見三省
柄崎恭平 - 山光
三宅伸子 - 西田尚美
柄崎敬一 - 田中哲司
多々良管理官 - 永島敏行
塚原早苗 - 根岸季衣
中川雅人 - 神保悟志
鵜飼継男 - 綾田俊樹

原作 - 東野圭吾(「真夏の方程式」文藝春秋刊)
脚本 - 福田靖
音楽 - 菅野祐悟、福山雅治
製作 - 亀山千広、畠中達郎、平尾隆弘
エグゼクティブプロデューサー - 臼井裕詞
プロデューサー - 鈴木吉弘、稲葉直人、古郡真也、大澤恵
協力プロデューサー - 牧野正
監督 - 西谷弘
撮影 - 柳島克己
照明 - 鈴木康介
美術 - 清水剛
装飾 - 田口貴久
整音 - 瀬川徹夫
録音 - 藤丸和徳
編集 - 山本正明
VFXディレクター - 山本雅之
選曲 - 藤村義孝
音響効果 - 大河原将
制作プロダクション - FILM
配給 - 東宝
製作 - フジテレビジョン、アミューズ、文藝春秋、FNS27社

 評価はD。D評価でも上の方ですが。でもDです。
 まず根本的な問題として、1)ミステリーとして物語は破綻しているわけではないが、物語り展開が杜撰。2)主要登場人物の行動に、この人を好きになるという一貫性や行動原理が描けていない。
 この2点で、ずっとちゃんと観れていたけれど、そもそもこの映画、どういうことを描きたかったのかをうまく説明できずに、ごちゃごちゃしたまま、提供された感じが否めない。

 映画分析の基本ですが、ログラインを2行で要約すれば、以下の通りになると思う。
主人公が、旅先で起こった殺人事件を解決するうちに、事件の当事者たちが抱えている15年前の別の殺人事件の謎を解き、帰る。

 当たり前ですが、主人公は基本的にこの映画の物語りの主人公は、メインストーリーからすれば外部者。むしろ外部からの参入者だからこそ、ある地域の問題やある家族の「秘密」を解き明かすという特権的な立場にいる。
 ネタバレはしたくないので、ものすごくざっくりとした物語り展開は以下の通り;
 15年前の1998年東京都杉並区で発生した殺人事件。容疑者はすぐに逮捕され、判決が下る。だがその殺人事件のすぐそばに住むある母娘は、この出来事をきっかけに誰にも明かすことをしない「秘密」を共有する。
 現在2013年8月。某県海岸沿いの寂れた地方都市。目下の話題は海底地下資源採掘に伴う、海洋開発工事に関する企業側と住民側の対立だった。主人公は企業側のオペレーションアドバイザーとして、この街にやってくる。そこで採掘工事反対派の女性と出会い、また夏休み帰省で移動した少年と出会う。そこで15年前の殺人事件と関連する新たなる殺人事件が発生した。
 主人公はこの殺人事件の真相を明らかにして行く中で、15年前に発生した殺人事件に絡む様々な人間模様を明らかにして行くことになる。

 こんな感じかな。

 それで、この物語というか、映画が、どうダメだったかについて。

 まず、褒めていく。
 1)主要キャスト。特に主役の湯川博士役の福山雅治は、ちょっとかっこいいかもしれないと思った。あと反対派女性のメイン(物語的にロマンスキャラクター)の杏のスレンダーは映画的かも。あと他のキャストは味があっていいんじゃないでしょうか。ただし、時代設定と役者の実年齢を考慮すると、あっていないなぁは多々あるが、まあ主人公があの年であの若さだからまあいいや。
 2)時代考証。これはエンドロールも確認してのことですが、缶コーヒーのBOSSのロゴが、1990年代後半のだったのをわざわざ見せたのは嬉しかった。あとその当時の核家族の住宅の雰囲気。電話の子機(今では死語だろうけれども)そういうのをしっかり組み込むのはいいかも。あと玄関からリビングにぶら下がっているすだれのような家具のリアリティはいいなぁ。
 3)現代でのロケーション。これは少なくともロケ地の美しさで映画の評価を相対的にあげさせる重要なポイントだから、これは合格。

 褒められるのはこれくらい。で、ダメだったところを叩くだけ叩きたいと思います。これからの記述はガンガンネタバレしますので、まだ観ていないし、楽しみにしている方は読まないで!!!

 ダメだしポイント
 1)そもそも主人公の湯川博士は、この事件にどういう動機で謎解きをしようとしたの?
 まず最初に、海洋開発工事の説明会で、推進派とも反対派とも同じように距離をとり、どちらとも距離を置こうとしているし、自分のやるべき仕事を十二分にわかっている人物として描かれる。それなのに、そもそも同じ旅館の別の客が怪死したからだからといって、首を突っ込むことをしかも積極的に事件の当事者や関係者に関わることは、彼がどちらの立場を尊重し、対話すべきという話からするとイマイチ納得できない。ただ単に、探偵だったらわかるけれど。そもそも物理学者ってそういう人間じゃないしなぁ。
 まあ主人公だし、シャーロックホームズっぽい感じにしたくすれば、うまくいくんだろうけれど。そこはあまりうまくいっていない。少なくとも当事者でも関係者でもないのだから。それならば海洋開発工事にもっと当事者意識感じるだろうなぁ。

 2)他の登場人物たち。これまたうーん、物語を展開させるためだけに並べられて、それぞれの動機を語ったり、それぞれの行動を回想したりするから。映画のテンポとして、そこは別に長尺で映像で見せなくてもいいシーンが続くから、飽きる。特に、同じ回想を複数の人物でやると、ただ単に同じものをアングル違った視点から見ただけで、新規性ないし、感情移入もさせられていないから、鈍重になる。

 3)脚本の問題点。
 映画を観て行くときに、先に上映時間を確認する癖がついたが、そのおかげで、時計を見なくても(そもそも時計は見れないが)、体感的に物語の長さについての3幕分断をする癖ができた。で、この作品は、おそらく1幕は合格。2幕は及第点。3幕は赤点。なぜなら3幕が異様に長い。ミステリー映画で、謎が解かれるシーンこそクライマックスだから可能な限り短く、スムーズにしなければならないと思うのに、この映画は、登場人物への愛着を均等にしようとして、却って、焦点がぼやける。
 この映画で描かれる「秘密」を抱え込む人物は4人+主人公だが、4人全員をやる必要は全くない。むしろ一番重要な告白をするある人物こそ、一番短くすべきだと思う。なぜなら、その「秘密」は一番明かしてはならない「秘密」だから。それは観客にも「秘密」にすべきであり、その謎解きは、主人公の湯川博士のみが知っていて、その犯人とのある種の「共犯」関係を結ぶことが描かれるべきだったとおもう。
 なぜなら最も主要登場人物のなかで、もっとも「重荷」を抱き、希望を「夢」として描き、それを守り通した者の苦しみこそ、この物語の核になるのだから。そこに正直言って、その人物の動機とか背景とかはいらなかった。それでザックリ30分削れる。そしてその人物から「秘密」を譲り受ける2人の人物がいるが、それがある意味「家族」という物語の、「語り得ない」なにかを共有するプロセス。そして外部者の湯川博士が揺るがし得ない、モノを直面したときの葛藤を描けるはずだと思う。
 その部分がごっそり、ものすごい説明的だし、無駄に長い。だから、もっともおそらく物語の敵役が生きていない。
 そしてそれが、脚本段階でもダメだし、やっぱり編集で2重にも3重にも同じシーンを繰り返して見せるから、どんどん話がチープに、安っぽくなってしまう。

 4)物語展開の問題点
 この話がスタートし、ゴールにむけて行く中で、ログラインで書いた2行のことと、サブプロットが全然関係ない。これは非常に問題。特にそもそもレアメタル採掘の件が1幕でのみになるのかが意味不明。ある海を守りたいっていうある人物の動機付けがあるが、それ以外の要素はほとんど付けたし。
 あと、最もイライラしたのは、地元説明集会が非常に表面的な描写でしかないこと。そしてそれが、2幕3幕以降に全く活かされていない。そもそもの2つの殺人事件には、被害者が地元出身者だったことと、そのある関係者だけだからね。じゃあ、その1幕の説明いらない。主人公とサブキャラクターの説明付けのみでしかないという扱いって、これってどういう扱いなの。海を守るっていうお題目は重要だけれど、それを存在理由としている人間をヒロインに扱い、反対側も、賛成側もそもそも描写すらしない。湯川博士の台詞で「議論にならない話に関わりたくない」ってこれ、酷くないか?当事者の話を双方無知だと切り捨てて、自由研究するなら、自分でも当事者たちに関わらなくちゃならないのが科学者の立場じゃないのか?
 そこの科学感は書いていて、ちょっとビックリするくらい、科学者をバカにしていると思う。
 まあ、『猿の惑星 ジェネシス』っぽい科学者で、科学で真理が解けるという科学万能主義っていえば、それまでですが。あと途中から繰り返される、真理/答えを見つけるためには、客観的に証拠を積み上げなければならないってこと。これはこれでわかりますが、そもそも湯川博士は殺人事件については、熱心ですが、そもそも招聘された海洋開発工事の件については、ちゃんと調べているの?企業のオブザーバーで、地元がどういう問題意識で、どういうことで反対しているか、聞き取りした?もしかして、ペットボトルロケットと、ヒロインとの海でのデートでOKなの?

 5)総括
 えっと、いろいろ楽しみしたことはありました。とりあえず、海のシーンはやっぱりきれいだった。
 でも、これは映画としては赤点です。そもそも3幕構成としてはグダグダ。焦点はボヤボヤ。
 キャストはよかったけれど、物語がうまくいかないのは、どうしても登場人物たちが輝かない。所詮、説明会のメンバーたちと同じように、すべての人物が跡づけであのシーンはあーだったで、結局はトラウマを抱え込み生きることに、この物語は収束させるつもりなのか?もちろん少年の成長物語をサブプロットで入れ籠んでいるとしても、これは俺はできないなぁ。
 そもそもレアメタル採掘云々も、ある第二の殺人も当事者意識が、最も声が上げられない人間に押し付けられるのは、如何せん納得いかない。それを主人公がその経験を受け入れろというが、そんな経験を押し付けられたら、その人物はその後人生をどうなると思う?同じ経験をした別の人物がいるからOKとはならないんだろう?
 そういう意味を込めても、後味が悪い。

今週の映画とかDVD備忘録

 6/27木曜日。ニコニコ動画でたまたまやっていた、映画『七つまでは神のうち』を観た。
 七つまでは神のうち [DVD]七つまでは神のうち [DVD] [DVD]
出演:日南響子
商標:Sdp
(2011-12-02)




 6/28金曜日。ユナイテッドシネマとしまえんにて、映画『華麗なるギャツビー』3D字幕版と、映画『オブリビオン』2D字幕版を観る。

 映画『華麗なるギャツビー』予告編(from Youtube)
 
 映画『オブリビオン』予告編(from Youtube)

 今日、先週借りたDVDを返却する。
センチメンタルヤスコ [DVD]センチメンタルヤスコ [DVD] [DVD]
出演:岡本あずさ
商標:ティー オーエンタテインメント
(2012-10-26)

さまよう獣 [DVD]さまよう獣 [DVD] [DVD]
出演:山崎真実
商標:アミューズソフト
(2013-03-22)

 結局、観れず。
 またPrestigeもので1作品;
滝澤ローラ PRESTIGE PREMIUM BEST/プレステージ [DVD]滝澤ローラ PRESTIGE PREMIUM BEST/プレステージ [DVD] [DVD]
出演:滝澤 ローラ
出版:プレステージ
(2013-01-11)

 これも結局ほとんど観ていない。うーん、DVD観ない間に専属女優さんを抱え込んできたから、かつてのような「素人」感覚はなくなってきたのかな?
 ちなみにそもそもAV女優の「素人」はほとんどいない(はず)。

 で、映画『臍帯』を計3回観る。
 何回観てもいいし、3回目観たときは、水のメタファーを考える。
 冒頭とラストが海、途中何度か雨が降る。雨と人物、そして問題なのはこの映画ではずっと空は晴れない。というか晴れた映像を意図的に間接的にしか表現しない。朝だけだったはず。そして昼間はずっと曇り、夜も星空なんてない。
 そんなネタも思うのです。

 で、今日、また4本レンタル。
 不惑のアダージョ [DVD]不惑のアダージョ [DVD] [DVD]
出演:柴草玲
商標:角川書店 (映像)
(2012-09-07)

スノータウン [DVD]スノータウン [DVD] [DVD]
出演:ルーカス・ピッタウェイ
出版:東宝
(2013-03-22)

BADコミュニケーション [DVD] [DVD]
出演:田中龍都
商標:アートポート
(2013-03-22)

やぎの冒険【DVD】やぎの冒険【DVD】 [DVD]
出演:上原宗司
商標:東映ビデオ
(2012-06-21)


 
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livedoor プロフィール

Skeltia_vergber

東京10区の住宅地に在住。
酔いどれ日曜社会学者。普段は某飲食会社のアルバイト。
博士課程は無事に退学しました。
さてさてこれからどうなることやら。

このBlogでは、フィールドノーツもどきやら、読書ノートやら、気になったニュースをつらつらと書いています。

趣味:映画、読書、飲酒、喫煙、自転車で都市徘徊、Pascoのパンと生姜の活用法を模索すること。
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