先週書いた『ちゅらさん4』の後編『ゆんたく三姉妹』先ほど鑑賞しました。

作品そのものは良かったと素直に思いました。面白かったし、ちゅらさんの世界観を壊すことなく、脇役のメンバーにもそれなりのシーンが用意されているし。
それにしてもやっぱり、今回の主役は城之内真理亜(菅野美穂)だったのではなかったかと。
大まかなあらすじは、一風館の住人である、柴田容子(余貴美子)が、夫の柴田幸造(村田雄浩)と娘に内緒で、恵里(国仲涼子)の実家であり、現住地である小浜島に引っ越しを勝手に決めることから始まる。
ちょうどその時、真理亜は、容子・真理亜・恵里をモデルにした「ゆんたく三姉妹」という小説を出版し、それが世間の注目集め、権威ある某小説賞にノミネートされていたという時期だった。
パート1から古波蔵家なり、一風館の住人を斜に構えてツッコミを入れる役柄だった真理亜が、いつのまにか「三姉妹」として、物語の主役になっているのも、別の文脈で成長したということか。

とくに「三姉妹」の長女と三女が小浜島に行く・戻ることによって、もともと古参の住人だったはずの次女が残される側になるというのも、「斜に構えていた」真理亜がはずせないキャラになってきたことか。

それにしても城之内真理亜著『ゆんたく三姉妹』ってどんな小説なんだろう?
もともと真理亜は絵本作家だったはずだよね?

さて「前編」のエントリーでいろいろツッコミを入れましたが、いくつかやっぱりあっているところとはずれているところがありました。
あたっているところ:
1.家族関係において男性の不在
柴田家が小浜島に引っ越ししたときに、恵里の父・恵文(堺正章)は留守番を命じられ、真理亜の受賞を祝うパーティーでは、文也(小橋賢児)と幸造は小浜島におかれ、終いには受賞したのか否かの連絡すらされず「忘れられている」。
この裏返しとしては、家族関係において女性の優位ということになるか。
その関係は、恵尚(ゴリ)と奈々子(佐藤藍子)の夫婦関係においても適応される。
このドラマの基本構造としては、女性はしっかり者で男性はいい加減という構造がある。ただしその規格外は恵里であり、文也はその恵里を優しく受け止めるという役柄を与えられる。そしてその構造からもはずれていたのは真理亜なのか。ついぞ真理亜の相方は現れず、彼女は「三姉妹」のなかと、一風館、さらには沖縄居酒屋「ゆがふ」のなかに居場所を確保するわけだが、彼女はいつでも基本的に1人である。

2.地理的範域の明確化
エンディング間際のシーンに、文也と恵里が想い出の木の前で「私の目標は太陽(ティダ)さあ!」と言うシーンがあるが、そこではやはり小浜島→那覇→東京の順番で語られるが、それは恵里の生きてきた経路を示すものであるし、それは彼女のなかではそれぞれが分離されているものでありながら、行き来できる範囲でもある。
それにしても、恵里の行動力はどー考えてもおかしい!
しかも正月過ぎだとしても、半袖で小浜島から東京の沖縄料理屋でワープしたみたいに移動できるってありか!?
60分のドラマの中で、2回小浜島から東京に移動しているけれど、金銭だとしたら10万円だし。
そのお金はどこから?

はずれたところ;
3.沖縄居酒屋「ゆがふ」はあいかわらず経営危機らしい。
これは恵里ならびに一風館のメンバーが、続々と沖縄に移住するからだし、それ以外のお客を集めることにそれほど熱心とは思えない。まあそういうことをちゃかすシーンがあるんだけどね。
それにしてもBEGINやKiroroが来ないと思ったら、「ゆがふ」にはMAXのメンバー(Nana Reina Lina Aki)がいる。
まさか、MAXかあぁ。orz
予想外でした。ここは想定外でした。orz

それにしても、このドラマこれから作れるのだろうか?
恵里は太陽(ティダ)が目標だと言っていたけれど。
これからドラマを作るなら、古波蔵家や一風館のメンバーの子どもたちの物語になるのだろうか?
あと沖縄料理屋『ゆがふ』には、一応沖縄(県)出身者の拠り所になっているシーンがちょっとあったかもしれないが、そうすると静子(真野響子)さん言ったように。
「人生いろいろだよね。沖縄に行く人。沖縄から来る人」
ってことかな。やっぱり。私はそういう人をいろいろ考えているのかもなぁ。