今季ここまで、清水の守備が大崩壊した試合はない。リーグ戦の4敗は、すべて1点差である。

 だからこそ、監督も選手も、「やっているサッカーは間違っていない」とか、「決めるべき時に決めていれば結果は違っていた」とかいったコメントになるわけである。

 本当にそうだろうか? 逆に、ここ5試合のうち、4試合で1点差で負けているということは、そうなる必然性がものすごく高いということだろう。今の清水が、そこそこ守れてはいても、一瞬の隙を突かれて必ず失点するチームである、そして、いったんビハインドになってしまうと、攻撃の創意と精度が低いので、まず追い付くことはできず、だとすれば相手はしゃかりきになって追加点を取る必要もないので(連戦が続くので省エネ大事)、清水の鈍い攻撃を適当に受け流して時間が過ぎ去るのを待てばいい、だからこそ1点差負けが続いているのではないのか?

 一連の1点差負けを、「紙一重」と勘違いすることは、ものすごく危険である。この戦いを続けていれば、いずれ勝てるのではなく、いずれもっと酷い大敗を喫するようになる、そう認識すべきだろう。

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