エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > クラブ運営

 所長も過日のガンバ大阪とのフライデーナイト・マッチに参戦し、例の無料シャツをプレゼントされた。でも、あれ、一言で言うとダサい。まあ、フリーサイズで、前ボタンのシャツなので、スタジアムに来た人がその場で羽織りやすいという利点があったことは事実である。実際、あの日は多くの人が着ていた。しかし、黒基調でオレンジ要素が少ないし、サッカーというよりは野球のユニみたいだし、あれを今後の試合であえて着ようという人は少ないのではないか? かといって普段使いにも向きそうもなく、パジャマとして使うのが関の山かなという気がする。

 一方、昨晩のフライデーナイト・マッチ、横浜VS札幌をDAZNで観てみたのだけれど、横浜でプレゼントされた無料シャツはよりサッカーテイストのものであり、スタジアムで着るのにも、普段使いにも良さそうなベーシックな青デザインだった。なんで、清水はあんなデザインになっちゃったんだろうか。清水のフロントにアパレルのセンスがないということか?

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 本件は、単なる業務上横領じゃないよね。クラブの収入は、地域のスポンサー、そしてサポーターの愛の結晶なわけだから、それを横領するというのは、たとえば災害の被災者に寄せられた義援金を勝手に懐に入れるような、そのくらい人の道に外れたことだろう。仮に全額が返還されたとしても、それで済む問題じゃない。

 とはいえ、人間の中には、一定の割合で大馬鹿者がいるものであり、それがエスパルスの職員の中にもいたということ自体は、ありうる話である。問題はやはり、会社としてのガバナンスだろう。くだんの大馬鹿者だって、最初はビクビクしながら、千円、1万円程度の金をちょろまかしていたのだろう。ところが、何のチェックも受けない。人間というのは弱いものだから、そうなればちょろまかす額がどんどん大きくなっていくし、金を使う上での金銭感覚も麻痺してくる。問題を見付け歯止めをかけられなかったことに、重大な問題がある。零細企業なら「会計は●●さんにお任せ」でも仕方がないが、エスパルスのような、地域の多数のステークホルダーに支えられている企業であれば、高度な透明性と厳格性が求められる。人間性悪説にもとづいて、不正のチェック体制を築いておくべきだった。それを怠ったのは、企業としてのエスパルスの重大な落ち度だ。今のところ、社長の減俸が発表されているだけだが、たとえば直属の上司などは責任を問われないのだろうか?(それとも、不正を犯した大馬鹿自身が、経理部長みたいな要職にあったのか?) どうも、今般の発表を見る限り、会社としては穏便に幕引きを図りたいようなニュアンスを感じるが、スポンサーやサポーターはそれで納得するのだろうか。

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 Jリーグ各クラブの2017年度の事業規模(営業収益)が発表されたので、大した工夫でもなく恐縮だが、それをグラフにしてみた。清水は上から9番目なので、成績面でも、そのくらいを最低線と位置付けたいものである。ましてや、現状で経営規模が10分の1以下の沼津さんや藤枝さんに、練習試合であっても、負けるようなことは許されない。そういう、最低限のノルマを再認識する機会にしたい。

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 清水サポの皆さんは薄々感じているのではないかと思うが、日本代表のハリルホジッチ前監督をめぐる問題は、清水のゴトビ騒動と酷似している。

 なお、以前も書いたことがあるが、所長は今さらゴトビ氏を支持するとか、逆に支持しないとか、そんなことを論じるつもりは一切ない。むろん同氏についての個人的な評価というのは持ち合わせているが、もうすでにクラブと関係なくなった指揮官の是非を論じても意味がないし、そんなことをしても清水の団結にヒビが入るだけだからである。所長がここで言いたいのは、我々の体験したことが、現在の日本代表の状況と非常に似ているということにすぎない。

 類似点としては、知将と期待された外国人指揮官を招聘し、当初はそれなりに結果も出ていたが、いつしか閉塞感が生じ、監督と選手の信頼関係が損なわれた。清水はシーズン真っ盛り、代表はW杯直前ではあったが、監督を代えなければにっちもさっちも行かないという状況に陥った。そこで、異例のタイミングで監督解任に踏み切り、半ば喧嘩別れのような気まずい解任劇となり、結果として裁判にまで発展した。後任監督には、危機管理的な意味合いで、内部昇格が選択されたが、状況が状況だけに、苦戦を強いられる。一部のサポは、「それ見たことか。名将をむげに解任するからこんなことになるのだ。前監督のサッカーそのものは正しかったのに、それを実践できなかった選手に責任があるのだ」と論じる。逆に、「いや、前監督の下だったら、座して死を待つのみだった。準備期間の短い後任者を責めるのは酷だよ」と、後任を擁護する向きもある。かくして、1つのチームを応援するという共通の目的を持っていたはずの共同体で、世論が二分され、不毛な神学論争が延々と続く。。。

 まあ、このような最悪の状況を回避するためには、なるべく監督のノルマを明確にすること、交代するにしてもタイミングを間違わないことが肝心なのだろう。我々清水は、その教訓をしかと胸に刻むことにしよう。

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 開幕戦のチケットが完売したそうで、それは当然喜ばしいことだが、過剰な席とりをする人がいて、せっかく入場したのに座れない人が出たりするのはまことに残念なことである。過剰な席とりに関しては、場内のアナウンスで注意が呼びかけられているものの、ルーティーン化しており、あまり効果があるようには思えない。

 そこで所長は思うのだが、たとえば、試合開始前に、清水のプレーヤーに大型スクリーンに登場してもらい(むろん事前に録画しておく)、「サポーターの皆さん、どうか1人でも多くのお客様が座れるように、席を詰めてお座りください。座席に荷物を置かないでください。1人でも多くのサポーターが快適に観戦できることが、僕たちの力になります」とでもメッセージを発してもらったらどうか。スタジアムDJが「詰めてください」と言っても効果がなくても、たとえば北川航也に大型スクリーンからそのようにお願いされたら、さすがの過剰席とり連中も自分の行為が恥ずかしくなり、詰めて座るのではないか。つーか、選手にそこまで言われて、それでも動かないとしたら、そんなやつはそもそもクラブ愛も何も関係ない、単なる馬鹿者である。

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 シーズン開幕直前だけど、個人的に特別な情報も持っていないので、ブログのネタに窮している。だからというわけでもないのだが、今般エスパルスに復帰しGMに就任した久米さんが昔書いた本を読んでみた。久米一正『人を束ねる(幻冬舎新書)』(2012年)という本である。

 まあ、これを読んで、人物像はだいたい分かった気がする。Jリーグでは、アントラーズの鈴木満氏が長らくチームの強化を継続的に手掛けてきた結果、一貫したチーム作りが可能になり、それが強さの秘訣だということが良く言われる。おそらく、久米さんは、それと並ぶ手腕の持ち主だろう。だが、アントラーズの鈴木氏がどちらかというと農耕民族的に一つの土地を丁寧に耕し続けるのに対し、久米氏の場合は遊牧騎馬民族的というか、勢いとかハッタリとか、そういう手荒な手段も用いながらチームを強化しようとするというか、そういう違いがあるのかなと感じた。だから、久米さんが手掛けたチームは必ず強くなるけれど(柏はカップ戦優勝、清水は健太黄金期、名古屋はリーグ優勝)、栄華が長続きせず、しばらく後にJ2に降格しているという共通点がある。まあ、名古屋のJ2降格における久米さんの責任については、評価が分かれているようだけどね。

 あと、久米さんは名古屋のGMに就任する際、優勝のための3ヵ年計画というか、そのくらいのタイムスパンで物事を考えていたらしい。たぶん、それは今の清水でも同じだろうから(あるいは、当時の名古屋よりももっと時間がかかると覚悟しておくべきかもしれない)、辣腕の久米さんが来たからといって、1~2年ですぐに効果が出るとかは思わない方がいいだろうね。たぶん、今シーズンのルーキーは皆、久米さんが来る前に内定していたはずで、監督や補強の人選には関与したにせよ、まだチーム編成に久米色はそれほど反映されてないだろうしね。

 あと、この本を読んで面白かったのは、「有望な選手を獲得するためには、入団時点で将来のフロント入りを確約することもある」というくだりだった。「あの選手はそういう枠だったのかな?」なんて想像したりしている。

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 清水サポの皆様、心穏やかに過ごしておられますか?(笑)。無理だよね、これだけプレシーズンの仕上がりが悪ければ。

 まあ、J3だのJ2上がりだのに勝てないのもふがいないが、実際に試合を観ることができれば、あーだこーだと論評もでき、まだしも発散できるものの、現地にでも行かない限り、肝心の練習試合を観られないというのがもどかしい。

 シーズン前の鹿児島キャンプって、どうしても必要なものなのかね? 気候面だけ考えたら、清水よりも鹿児島の方がずっと良いというわけでもなく、現にここ数日は九州南部でも雪が降ったりしている。他方、山形が御前崎でキャンプを張ったり、松本に至っては清水でキャンプを張ったりしているわけで、雪国チームにとっては静岡県こそが手近な南国キャンプ地という位置付けになっている。元々静岡県にはJクラブが4つもあるわけだから、それに他県からキャンプ地を求めて来訪するクラブを加えれば、10近くのJクラブがプレシーズンに静岡に集結する、ということも可能なはずである。そうなれば、練習試合の対戦相手にも事欠かないし、ちょっとしたプレシーズン大会すら開催が可能であろう。サポもご近所で、愛するクラブの仕上がりをチェックできるようになる。

 それとも、九州・沖縄とか、あえて遠隔地に出かけて行って、いつもとは違う環境で集中して練習すること、共同生活を送ることにより、チームの結束とか成熟が図られるとか、そういう効果があるのかね? そういうことでもない限り、コスト面からも、地元キャンプでいいような気もするが。

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 先日、「各マスコミは、清水のJ2降格を想定した特集企画みたいなものを事前に用意していたはずなので、そういうのはお蔵入りさせず日の目を見せてほしい」というようなことを書いた。その後、静岡新聞のサイトで、まさにそういう特集が組まれた。そうそう、こういうのが見たかったのよ。

清水 J1死守(上)助っ人の差 実力と戦術かみあわず

清水 J1死守(中)負傷者続出 オーバーワークも一因

清水 J1死守(下)勝つ集団へ 契約内容見直しに着手

 この「J1死守」の部分を、「J2再降格」といったタイトルで準備してたんだろうねえ(笑)。ああ、差し替えになって良かった。

 ただ、これらを読んでも、まだ全体として釈然としない。2017年の清水が、なぜあれほどまでに崩れてしまったのか。「オーバーワークも一因」とあるけれど、世界の一流選手は代表戦も含め年間50~60試合戦うこともあるわけで、「J2激戦の疲れが・・・」などと言われても、にわかに納得はしかねる。なお、「上」の中で書いてある、「皮肉にも、(ホーム甲府戦で)決勝点が生まれたのはチアゴが負傷退場した後だった」というのは誤りであり、二見の得点が60分、チアゴの負傷退場が69分だったので(そもそも、チアゴの蹴ったコーナーから得点が生まれた)、報道機関たるもの正確を期してほしいものである。

 いずれにせよ、全体を読んで一番強く感じるのは、チームの歯車が狂い、迷走を深めていく中で、小林監督は孤独だったんだろうな、ということ。フロントとはぎくしゃくし、選手はついて来ず、サポからは批判を浴びて。おそらく、エガちゃん阪倉ヘッドコーチだけが心の支えとか、最後の方はそんな感じだったんじゃないかな。その孤立感から、「オレだって攻撃的なサッカーはできる」という承認欲求が高まり、フロントと守備的な戦術を確認しあったにもかかわらず、実際には攻撃に重点を置いたトレーニングをやって、直後の試合で守備が崩壊する・・・といった具合で。

 近年低迷は続けていても、気位だけはやたら強い清水というクラブにあって、小林監督は結局は、最後まで「外様」から脱することができなかったと、そんなところだろうか。

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 コバさんみたいな、いかにも人徳がありそうな監督さんが解任されると、一部サポさんの間から、感情的な批判論が出たりする。また、コバさんみたいなタイプは、長期的にチームを任せてこそ効果があるのであり、目先の成績ですぐに首をすげ替えたりするのはいかがなものか、という意見もあるだろう。

 しかし、そういう議論は、サッカー界の常識には著しく反している。確か岡田武史さんだったと思うが、「サッカーの監督というのは、最終的にはクビになって終わる商売」というようなことを言っていたと記憶する。また、これもうろ覚えだが、以前、横浜マリノスの外国人監督に、マリノスのフロントが解任を言い渡す時に、日本人のフロント側はなかなか切り出せずに遠回りに話を持っていこうとしたらしいのだが、その外国人監督は、「要するに、クビだろ? 一言はっきりそう言えばいいのに、なぜこんな遠回りな話が延々と続くのだ?」と、内心呆れたそうである。そう、これが世界のサッカーの常識。もし、そういうドライな契約関係が嫌だというのなら、そもそもプロのサッカー監督なんて商売はやめた方がいい。

 サッカー監督というのは消耗品であり、賞味期限というものがある。また、クラブの状況によって合う監督、合わない監督というのもいる。チームが低迷している時に、それを打破する常套手段も、監督の交代である。変な感情論に支配され、自ら選択肢を狭めるようなことをしてはならない。長期政権を任せれば、それだけチームが成熟するという保証もなく、むしろますます閉塞状況が深まることだってあるだろう。

 繰り返すが、小林監督の解任は妥当であり、異論がありうるとすれば「もっと早くてもよかったのではないか」ということだけである(これも繰り返しになるが、だからと言って小林監督の功績が消えるわけではない)。後は、後任人事が上手く行くことを願いたい。

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 8日のガンバ戦は、「クラブ創設25周年記念マッチ」と題して、色んな催しが開催されるようだ。

 ただ、申し訳ないが、個人的に、5年前の20周年記念マッチが、ある種トラウマのように残っているので、若干微妙な感じがする。むろん25周年を祝いたい気持ちはあるものの、バラエティイベントでフワフワした雰囲気になるよりも、試合でガンバに立ち向かうことに集中したい気がする。ちなみに、5年前の記念マッチでは、川崎相手に、引き分けだった。

 5年前のイベントの中でも、とりわけ酷かったのは、みんなで歌おう「Happy Birthday S-PULSE」という企画だった。そもそも、試合前に ♪ Happy Birthday などと能天気に合唱しようという企画を考えた人のセンスを疑うが、決まってしまったものはしょうがないし、せめて皆で合唱したような雰囲気だけでも作り、やり過ごせばよかった。ところが、どういう人だか忘れたが、ある女性がリードして皆で歌いましょうという時に、あろうことか、ゴール裏はルーティーン通りのチャントを続け、合唱不成立となり、ただただそのリード役の女性が気まずい思いをしただけという、実に酷い光景だったと記憶する。大袈裟なようだが、そのバラバラな駄目っぷりを目の当たりにして、所長は、「ああ、このクラブ、永久に優勝できないんだな」と思ってしまった。

 そんな苦い記憶もあるんで、25周年はなるべくバラエティ色は排して、戦う雰囲気を醸成することに集中したいです。

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 クラブ創設25周年ということで、エスパルスのホームページがリニューアルされた。ざっと見た限り、残念ながら、及第点は与えかねる。

 全体的に、ホームページの中身はあまり変わっていないようで、デザインの模様替えに主眼があったと思われる。しかし、新装ホームページには、旧バージョン同様、マルチデバイス対応という観点から、大いに疑問がある。パソコンでの閲覧を前提にページがデザインされており、昨今重要性を増しているスマホでの閲覧対応が、ほとんどできていない。

 むろん、エスパルスのサイトにはモバイル版というのもあるわけだが、所長の理解するところによれば、モバイル版の主要部分は有料のはずである。その話ではなく、PC版のウェブサイトをスマホで閲覧する際の画面表示という観点から、リニューアルHPはほとんど何の改善もなされていないように、個人的に感じる。まあ、もちろんスマホ画面で拡大操作をすればページを読むこと自体は可能だが、お世辞にも使い勝手が良いとは言いがたい。

 所長の個人的意見としては、有料モバイルサイトなんてチマチマしたものは、とっととやめちまって、PCサイトとモバイルサイトを共通化し、全部無料でふんだんに情報発信するべきだと思う。その方が、回りまわって、清水というクラブを大きくしてくれるはずである。

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 先日、東洋経済Onlineに、「テレビ局の『ネット音痴』意外にも深刻な実態 ―『逃げ恥』大ヒットを大多数が学べていない」という興味深い記事が掲載された。テレビ局の話だが、Jリーグ、エスパルスにとっての教訓を含んでいると思う。

 デジタルネイティブな昨今の若者は、SNSなどで自然発生的に共感を広げていき、テレビ局が仕掛けがちなしつこい番組宣伝にはかえって反感を抱いてしまう。デジタル世代の価値観や行動様式を学んで、そこに刺さるようなキャンペーンを張らないと、ヒット番組なんか作れない。記事には、だいたいそんなことが書かれている。

 我がエスパルスにも、そんなところがあるのではないか。昔ながらの地道な宣伝活動は、活動してくださっている方には本当に頭が下がるものの、それによって新規の顧客、特に若者や女性を多く取り込めるかというと、やや疑問もある。逆に、皆がワイワイ盛り上がっている楽しそうなものには、「何?何?」と、放っておいても人が寄ってくるものである。

 現代社会で、女性や若者にアピールするツールと言えば、どう考えてもSNSであろう。上の記事に出ている逃げ恥の例もそうだし、Jリーグでも鹿島アントラーズなどはSNSの使い方が非常に上手いと言われている。そういった成功例に共通しているのは、SNSから公式HPに誘導していく導線が上手く練り上げられていることである。

 翻って、エスパルスはどうなのか? 一応フェイスブックやツイッターのアカウントもあるはずだが、機能しているとは言いがたい。とにかく情報をふんだんにばら撒き、シェアしてもらい、「いいね」してもらうことが大事という、そんな世の中になっているのだと思う。

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 静岡新聞のサイトに、「村松と竹内、順延味方に復調」なんて記事が出てたもんで、「おお、ついにタケが復帰か、J1中断のおかげでダービーに間に合うんだな!」と色めき立ったのだが、良く見たら高校野球の話だった。

 それにしても、春先に怪我人が続出し、当時の監督(みなまで言うな)が「おはらいをしなければ」などとコメントしたのが、2年前。入れ替わり立ち代り怪我人が出て、結局シーズンを通して怪我なく過ごした主力が一人もいなかったのが、昨シーズン。そして、今季もまた、多くの怪我人が出ている。こんな状態がもう3年も続いているのだから、何らかの具体的な原因があると、考えるのが自然だろう。外部の素人からはまったく分からないが、トレーニングの量・質・方法だとか、コンディショニングだとか、ピッチ等の環境面だとか、食事だとか、選手の心がけだとか、何らかの原因があるに違いない。もうそろそろ、原因の究明と対策を図らないと、いくらプレーヤーを補強したり強化したりしても、ザルから水がこぼれ落ちるように、戦力が低下してしまう。

 これはまったくの素人談義だという前提で言わせてもらえば、試合前に水撒くの、そろそろどうなのかねえ? こう言っちゃ、せっかく水撒いてくれる消防団の方に申し訳ないが、開幕戦で河井とレアンドロが軸足を滑らせて大怪我したのは、水で滑ったせいではなかろうか? だいたい、日本平で水を撒き始めたのは、何代か前の監督が「バルサみたいなパスサッカーをやりたい」などと言い出したことが発端で、2012年から始まったものと記憶する。もうその監督はいないわけだし、現在清水はJ1復帰シーズンを戦っており、言ってみれば対戦相手はすべて格上であり、普通に考えれば敵の方がパススピードが速く、水を撒くことが常に我が方に有利に働くとは思えない。神戸戦でも、鹿島戦でも、相手のパススピードに苦しめられて、それで怪我人まで出たら、目も当てられない。水撒きは一度真剣に考え直した方がいいのではないかと思う。

 的外れだったら、謝ります。

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 角田の鹿島戦における挑発行為に対する清水の処分が発表された。「制裁金を課す」というのが、誰が誰に対して支払うことを意味するのか個人的によく分からないが(選手が球団に罰金を払うということ?)、起こってしまったことは残念なものの、クラブの対応が迅速だったことは評価できる。こういう事件では、問題を隠したり言い訳したり対応が後手に回ったりすることが一番悪く(ナントカれっずにありがち)、その点で今回選手もクラブも潔く迅速に対応したことは、救いだった。角田が社会貢献で罪滅ぼししたいと言っていることも、うなずける姿勢である。

 なお、当S研の鹿島戦予習で、鈴木優磨に対して角田あたりがガツンと行ってほしいといった趣旨のことを書き、それが変な形で具現化してしまって、所長も少々気まずい思いをしている。むろん当方が言いたかったのは、カードをもらわないギリギリぐらいの線で強く当たりに行って、相手を萎縮させてほしいということだった。以前、鹿島OBの秋田豊が、「試合が始まったら、敵のFWに、まず挨拶代わりに強く当たりに行く」というようなことを言っていたので、それをイメージしていた。ところが、挑発ポーズがばっちりカメラに写ってしまったのだから、どうにもまずかった。むろん、何か伏線があったのだろうが、言い訳にはならない。まあ、これが外国人選手相手とかだったら、人種差別問題も絡んでさらに騒動が大きくなったと思うので、その点で最悪の事態だけは免れた。

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 こちらに見るように、2/18(土)に「2017サポーターミーティング」が開催されるということである。個人的には、色々立て込んでいて、参加は無理だが、興味は大いにある。

 だが、当日は録音・録画など、一切禁止ということらしい。「当日、本ミーティングの円滑な進行に支障をきたす恐れがあると判断した場合は、ご退場いただくことがあります。」「選手契約や会社経営状況、個別案件等など守秘義務のあるご質問には、お答えできない場合があります。」といった断り書きもある。

 まあ、理解できないわけではない。たとえ一人でもモンスター・サポみたいな人がいたら、その人が経営陣をつるし上げようとしたりして、せっかくの場が台無しになってしまう恐れがある。そうした醜態が表に出てしまうリスクを排除したいという気持ちは、もっともである。

 でもなあ。クラブとサポの貴重な対話の機会なのだから、変に身構えるよりも、なるべく公開にしたらどうだろうか。これだって一つの立派なコンテンツなのだから、大胆に情報発信のツールとして活用したらいいと思う。まあ、事後に編集した議事録くらいは公表されると思うが、それって何だか霞ヶ関のお役所の事なかれ主義みたいに感じてしまう。

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 エスパルスに関連した掲示板などを眺めていて、所長がとても残念に思うのは、ゴトビ元監督、大榎元監督などの評価について、清水のサポさんたち同士が罵り合っていたりすることである。当S研では、そういう論争には一切コミットしないことにする。根本的に無意味であり、むしろ有害だと思うからである。

 周知のように、ゴトビ元監督については、神格視するようなサポさんがいるかと思えば、嫌悪感を抱くサポさんもいる。そりゃ4年半も監督をやった人なので、所長も彼の手腕について、自分なりの評価というものはある。しかし、今さらそんな過去のことを蒸し返して、自分と意見の違う人を論破しようなどとは、まったく思わない。監督の手腕や人間性などというものは、客観的な評価は難しいのだから、論争は絶対に収斂しない。確実に「神学論争」に陥り、清水の団結にヒビを入れるだけである。もしも、今いる監督をどう評価するかということであれば、サポーターの世論がクラブの方向に影響を与えることもあるわけで、サポが自分の意見を表明することには一定の意味があると思うけど、とにかく、もう動かせない過去を題材に、不毛な神学論争で罵り合ったりすることは、見苦しいし、有害でしかない。そんなことをしたら、ライバルを利するだけである。

 たとえば、ゴトビ氏や大榎氏が甲府さんあたりを率いて、J1でリーグ優勝したら、「やはり名将だったんだ。いけないのは清水の選手の側だった」ということがはっきりするだろう。逆に、浦和のような、誰が見ても戦力が整っているチームの監督に就任しながら、そのチームをJ2に降格させてしまうようなことがあったら、手腕がなかったという事実が白日の下にさらされる。しかし、現実には、どちらの極端なシナリオも、生じそうにはない。そうである以上、元監督に手腕があったか、なかったかなどというのは、永遠の水掛け論にしかならない。

 所長の持論だが、サッカーの監督の手腕というのは、絶対値では図れないものである。ある特定の状況、戦力、ミッションの中では適任だけれど、別の条件では上手く行かないという指導者もいる。監督としての手腕で、A氏が50点、B氏が100点などという話は成り立たない。田坂前監督のことを悪く言う人も多いが、2015年の途中から清水を率いて残留させるなどということは、モウリーニョでも不可能だったはずだ。

 過去の監督の手腕や人格を攻撃するのは無意味だが、ただし、クラブとして、歴史の教訓を学ぶことは大切である。清水が誤ったのは、特定の監督の手腕や人格というよりも、クラブとしての固有の哲学や継続性の欠如と、マネジメントの稚拙さだった。ゴトビ氏のサッカーだって、大榎氏のサッカーだって、両方アリだとは思う。しかし、トップチームの監督がオランダ流ワイド攻撃サッカーを志向しながら、ユースの監督はそれとは真逆の哲学を抱いてトップチームのやり方を疑問視していたというのは、クラブとして失格だろう。そして、後任者が前任者の否定からチーム作りを始めざるをえない状況を作ってしまったことこそが、崩壊を招いた。マックからウィンドウズに急に切り替えたようなもんだから、不具合が多発するのも当然だ。ゴトビ氏の「カリスマ」や、大榎氏の「レジェンドとしての求心力」といったことに過度な期待をかけ、現実を直視できなかった。

 崩壊の本質は、クラブとしてのマネジメントの失敗だった。所長は、クラブはその反省に立ち、再生への道を着実に歩み始めてくれていると信じたい(今般の経営方針表明で、育成からトップまでの一貫した指導というような方針が掲げられたのは、大変に心強い)。だから、過去の監督についての不毛な論争には、一切コミットしない。

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 皆さん、新シーズンを前に胸が高鳴ったり、移籍の件で憤ったり、進まない補強にやきもきしたり、抑えきれない様々な感情を抱いておられるところだと思うけど、我々が今できる、確実にクラブのために役立ち、清水の躍進の材料になるはずのことはただ一つ、シーズンチケットを買うことです。

 クラブは新たな取り組みとして、「2017エスパルスシーズンシート チャレンジ6000!」という目標を掲げた。もちろん、試合ごとにチケットを買って参戦するのも結構だけれど、ここは一つ、クラブの呼びかけに乗っかって、新シーズンに向け勢いをつけようじゃありませんか。所長の記憶では、これまでシーズンシートがどれだけ売れているのか、公式に発表されたことはなかったように思うけれど、今般上掲のような数字が明らかになった。まあ、過去数年の趨勢からすれば、5000超えも簡単ではないような気もするけれど、まずは我々の思いを、ここにぶつけてみようじゃありませんか。

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 当ブログでは「プレイバック2016」と題し昨シーズンの振り返りを続けているが、少しは新シーズンに向けたことにも触れておこうかな、と。

 新しいユニフォームの予約受付が始まり、またぞろ争奪戦になったようですね。実を言うと所長は、レプリカユニフォームを着て応援することは、あまりないのです。Tシャツとかポロシャツとかパーカーとか、エスパルスオリジナルのアパレルは着るようにしているけど、ユニフォームを着るのはそれほど好きじゃなくてね。これまで、特定のプレーヤーの名前と背番号が入ったユニは、2回しか買ったことがない。20周年の時に出たレジェントユニ(大榎)と、昨年大前が怪我した直後に溢れ出る愛を抑えきれずに買った大前のユニ。何だよ、どちらももう、アイスタで着れないじゃないかよ(笑)。まあね、大前ユニなら持っている人が大量にいるから、惰性で着続ける人もいると思うけど、さすがに本人直筆サイン入りの大榎ユニを着たら、袋叩きに会いそうで怖い。そんなわけで、もうちょっと落ち着いたら、新シーズンのユニを買うかもです。

 あと、2017シーズンの目標は、1桁順位(9位以上、すなわちAクラス)ということが、公式に表明されたようですね。いいんじゃないですか、良い目標だと思いますよ。ちなみに、当S研でもしばらく前に、まったく同じ目標設定を提案していたので、我が意を得たりという思いだ。もちろんね、簡単な目標じゃないということは所長も分かっているし、クラブも百も承知のはず。でも、2016年のJ1を見ても分かる通り、J2上がりのチームには大宮パターン(躍進)もあれば、磐田パターン(辛くも残留)もあれば、福岡パターン(あえなく降格)もあり、すべては自分たちの努力次第。大宮なんて、あの鹿島と、年間勝ち点が3しか違わなかったわけだからね。地に足をつけて確実に残留を勝ち取りつつ、1つでも上の順位を目指してほしいものである。

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 そんなわけで、波乱万丈、色々あった2016年が暮れようとしている。2015シーズンに完膚なきまでに崩壊した清水だったが、経営陣・首脳陣、選手、そしてサポーターの奮闘と団結により、何とか1年でのJ1復帰という目標を成し遂げることができた。

 振り返ってみれば、近年の清水は、「何かを成し遂げる」ということが、ついぞなかったように思う。強いて言えば、2014年のJ1残留は一つの成果達成ではあったが、決して強いとは思えない相手にホーム最終戦でやっとの思いで引き分けての残留であり、あの時の感情は達成感には程遠いものだった。それに比べると、2016シーズンの方が、「成し遂げた」という感覚は、はるかに強い。こんな晴れやかな気持ちで年末年始を迎えられるのも、クラブのお陰であり、そのありがたみを噛み締めているところである。

 2015年のJ2降格は屈辱以外の何物でもなかったが、問題はその教訓や経験を、今後どれだけクラブの発展に活かしていけるかだろう。「落ちるは恥だが役に立つ」、まあむろん1回限りの話だが(笑)、J2降格という苦い経験を糧に、強靭なクラブを作り上げていけるかどうか、すべては自分たちにかかっている。

 最終節徳島戦の余韻冷めやらぬ中で11月下旬に立ち上げた当ブログ、お読みいただきありがとうございました。毎日とは行かないと思いますが、2017年もできるだけ更新していきたいと思います。それでは皆様、良いお年を。

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