2011年08月29日

住宅設計―住み手のライフスタイルと 住み良い住宅の設計 との関係は?

名 発注する便器の色の確認を建築主とする

 設計段階での便器の形は建て主と協議の上決めてあるのだが 色は住宅全体の色計画の中での便器の色として確認し発注したいので 今日の確認になったのだ

 建築主と己れの選んだ便器はT社の今人気のモデルである


 カタログの写真を見ながら色の話をしているのに 建築主と己れの見る同じページの写真への視線の先が微妙に異なるのに気がつく

 同じかたかな名の 仕様も価格も全く同じ便器に 便座のフタの形状が異なるAとRの2つの品番があったのだ そして そのフタが閉まった状態の カタログの小さな写真では 形の違いは殆どわからないのだ

 打ち合わせの間 建築主の頭の中はAの形の便器であり 己れの頭の中はRの形の便器なのだが お互いに同じ便器の認識でいたのだ

 己れがRを選んでいたのは たまたまそのカタログの次ページの写真のキャプションにあった型番のRを見て 「その名前の便器」の型番にはRがつくと思っていたのだ

 しかしながら 建築主がAの型でこの便器を認識してこの便器をを選んでいたのは 建築主にとっては重要な理由があったからなのだ

 Aの形の便座のフタは大きく 便器の全長いっぱいの長さがあり Rの形のフタはAの形のフタより少し短く 残った固定部分との間に目地(隙間)がある
 建築主はその目地にたまるゴミ そしてその掃除の煩わしさを考えて Aの形の便器を選んでいたのだ
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 住宅建築家は 住宅の住み良さ というものが 住まい手の ライフスタイルの違い 感性の違い によってそれぞれの異なるものであることにも思いを致さなければならない

 そして 住宅建築家は 住まい手の それぞれに異なる住まいに対する想い を十分にそして謙虚に受け止めて その住まい手のための 住み良い住宅 を設計しなければならないのだ

 住宅設計事務所建築家にとっては些細なことと思われる今回の様なことも 建築主にとってはそのそれぞれ個有のライフスタイルあるいは感性から その住宅に住む上での重要な事柄の一つになるのだ ということを 己れが改めて認識するできごとであった




 過去の貴重な経験を生かして失敗は二度と繰り返さない という己れの住宅設計における経験の積み重ねは

住宅設計―建築家の ある一日――じゅうたん色の間違い(2011/2/23)を御覧下さい)

今回のできごとでも 発注前の再確認の作業 という手間を惜しまなかったことで カタログの見損ないという己れの失敗から 己れを救ってくれたのだった





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skimura16jp at 13:37コメント(0) 

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