2011年09月30日

住宅設計ー建築家の住まいが雨漏り!その原因は?

RIMG0021 今朝は気持ち良い快晴

 久しぶりに気圧計をのぞいて 先日の台風12号が東京を通った時に合わせた976hpのスパイ針に目が止まる

 少し遠のきかけていた当日の記憶がいっぺんに蘇る
 
 夕方4時過ぎ 急に強烈な強い風雨が断続的に訪れるようになる
 やがて連続して強い風雨が吹き付けるようになる

 上階から見る向こうの住宅の屋根は 白く泡立つ雨の水流が 強い風に南斜面の勾配を逆に吹き昇って棟から水しぶきになって散っている

 ヨットで 15メートルを超える風雨に バケツの水を己れに叩き付けられているような時間を過ごしたことを 今回の己れは 同じような光景を 濡れることなく窓ガラスの向こうに見ながら 思い返していた




 しけ にあってしまったとき ただひたすら港に入るまでの 忍耐 の時間は苦痛ですが 秋の夕暮れの穏やかRIMG0132な海でのヨットのセーリングは至福の一刻です









 下階が設計事務所である己れの住宅建物は鉄筋コンクリートのスケルトン(主要な構造体)に耐火パネルの外壁という構造なのだが 上階の住居部分で 鉄筋コンクリート造の梁の下にあるアルミサッシの上端から雨が漏り始める

 この10年 雨漏りは無かったので 40メートルにも達した風雨のためなのだ と己れに云い聞かせるが どんな条件下でも 建築家の住まいが雨漏り では云い訳が出来ない

 原因は己れの住宅設計の未熟さにある

 30余年以前の 若く経験の浅い建築家による 設計 がその原因なのだ

 「異なる材料の接合部は雨漏れ対策における最大のウィークポイントである
 コーキングに頼るな
 コーキング(シーリング)工事の不完全部分から雨漏りは広がる
 建築ディテール設計による 2重 3重 の雨漏り対策を施し 完璧を期さなければならない」

 は 当時 設計理論として充分認識していたのだが 己れが住む鉄筋コンクリート造ローコストの実験住宅だから と コーキングだけにたよる安易な設計を 大丈夫だろうとしてしまったのだ

 10年を経過したシーリングは 厳しい風雨の条件にさらされる時 その施工の甘い箇所から水漏れが始まる 
 という20年前に味わった苦い事実をまたもや突きつけられる





 己れは 他の いろいろな住まいの実験 をこの己れの住まい 鉄筋コンクリート造り と木造 2棟でおこなっている

 新しい考え 新しい技術 を住宅設計に取り入れることは重要なことではあるが 長い年月で見れば 日本の気候 風土に本当に合った住宅建築だけが残っている事実を 住宅建築家は謙虚に認識しなければならない

 そして 住宅設計に 新しい考え 新しい技術 を取り入れる時は その充分な検証を実際の住宅建築でおこない その結果に万全を期した上で 信頼を受けている住宅設計依頼主の住宅をつくらなければならない

 己れの鉄筋コンクリート造と木造の2棟の住宅は 新しい考え 新しい技術 の住宅設計の充分な検証をここでおこなう 実験住宅 の役目をはたしているのだ  
 




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skimura16jp at 18:04コメント(0) 

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