2013年10月08日

住宅設計―住宅設計事務所による工事見積書検討の裏側は? その2

 住宅設計事務所建築家による工事監理業務の第一歩は 工事見積書の確認 検討 である 


1969年に完成した皇居神宮殿造営にあたり 請負工事入札の結果に 「入札一万円事件」 が起きたことを覚えている方もおられよう

RIMG0037 現在の価格で数百億円の工事費にもなろうかという新宮殿造営工事入札に 金一万円也 の金額が某大手建築会社から提示され 日本中の話題になった事件である

 結局は日本を代表する建築会社の共同請負工事となり この事件は良識にもとずいて収拾されたのであった
 

 しかしながら このようなとんでもない出来事が現実にあったことからも推測されるように 適正な工事原価をもとにした工事価格になるはずの建築会社提示の見積金額は この事件のような極端な数字にはならないまでも 大なり小なり その会社独自の諸事情 思惑 が加わったものになるのが現実の見積書に多く見られる姿なのだ

もちろん 複数の建築会社による工事金額の競争は 建築施工面でのより真剣な企業努力を促し 工事価格ダンピングは論外としても 最終的には建築主の利益につながる と己れは考える  

 そこで建築設計事務所建築家の建築工事見積書確認 検討 その結果の判断 の重要性が問われることになるのである

 適正な建築工事請負金額を求めて 建築主の代理人として請負会社と渡り合う己れの責任は重い


 T3世帯住宅建築工事監理の第一歩である工事見積書の検討とは

 設計事務所建築家の設計による住宅の設計図仕様書にもとずいて作成された工事見積書が 

 設計図書の内容をきちんと反映している中身であることの確認
 通常の住宅建築とは異なる大面積の地下住宅部分の工事費をいかに 少なくおさえることが出来るか を大きな目標として コストコントロールをしながらの設計を続けてきた内容を含む工事費の確認
 数量の大きな違い 工事単価の妥協性 設計仕様に見合った適正な作業価格 見積もれの有無等の確認

 などなどの検討作業をおこなうことである


 肝心なことは その検討結果の工事見積金額が妥当なものであることを確認し
 さらに その金額が工事予算をにらみながらコストコントロール設計をおこなってきた結果の 己れの計画する工事予算金額に限りなく近い数字になることである

 このT3世帯住宅の工事予算金額とは これまでに己れの設計した住宅の工事費データーをもとに工事予算計画をたて その金額でTさんの承認を得て設計をおこなう住宅建築予算金額のことである



 次回―その3 なぜ見積書の第1ページはたった一行の 金○○○○○○○○円也 という数字だけを記載し その金額のみが工事請負契約内容となるのか?その理由についてをご覧いただく予定です 



RIMG0031RIMG0028






T3世帯住宅工事は着工しました まずは 建築確認済みの表示 そして設計事務所の看板を出し 己れの責任を明示します
地盤の崩れを防ぐ山止めの鉄杭を打ち終わり いよいよ地下室の高さ分の地盤掘削がはじまります
 




T3世帯住宅設計が ここまで どのようにすすめられてきたか
に関連のあるブログをごらんください

1.住宅計画の第一歩は土地の選定
  住宅設計―住宅建築家に必須の重要な能力 土地勘の感性!

2.具体的な資金計画の第一歩は公的援助金の研究
  住宅設計―住宅設計の第一歩は 公的補助金 を受けるための周到な計画である

3.住宅設計―打合わせにT夫人が訪れる

4.住宅設計―住宅新築時省エネ計画書の届出をしないと50万円の罰金! 

5. 設計どおりの喫水線でヨットが海に浮かんだ進水式

6.住宅設計-住宅設計事務所による工事見積書検討の裏側は? その1



住宅設計事務所木村俊介建築設計事務所のホームページもご覧下さい


建築家木村俊介のつぶやき ブログリストから他の ブログ もご覧下さい  

skimura16jp at 23:57コメント(0) 

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: