2015年03月

2015年03月30日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1262信

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(週刊)      2015年3月30日(月)     第1262信☆
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              = 目 次 =

     ▼英国国教会に初の「本式」女性教区主教

     ▼「北がスパイだと主張する人物は牧師」

     ▼教皇と米大統領会談は9月23日に
     ▼教皇が松浦悟郎司司教を名古屋教区司教に任命
     ▼「蟻の町のマリア」北原怜子さんが「尊者」に

     ▼フィリピンで離婚合法化賛成が多数に

     ▼『サドルバック教会』が創立35周年記念式典

     ▼トルコで最大の地下都市発掘か

       ▼《メディア展望》

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◎英国国教会に初の「本式」女性教区主教

 【CJC=東京】英国国教会グロスター教区主教にレイチェル・トレウイーク
大執事が3月26日任命された。これで同派には女性で主教に叙階された人は3
人になった。着座式は年内にグロスター大聖堂で行われる。
 トレウイーク新主教は1995年司祭叙階、2010年から同派総会議員。ロ
ンドン教区の司祭と結婚している。教区主教に任命されたのはトレウィーク主教
が初めて。
 トレウイーク主教は自身の教区を主管することで大主教に次ぐ位置に着くこと
になり、自動的に上院議員にもなる。
 前日の25日に叙階されたアリスン・ホワイト主教(58)もハル教区主教に
着座予定。リビー・レーン司教はチェスター教区補佐主教に1月任命されている。

――――――――
◎「北がスパイだと主張する人物は牧師」

 【CJC=東京】韓国の『大韓イエス教長老会・合同中央派』(総会長・チョ
・ガプムン牧師)は3月27日「北朝鮮がスパイ容疑で逮捕したと主張している
キム・グクキ氏(61)は、教団所属の牧師」だとして、直ちに釈放するよう求
めた。朝鮮日報(日本語電子版)が報じた。
 北朝鮮は26日「傀儡(韓国のこと)情報院の間諜キム・グクキ、チェ・チュ
ンギルの国内外記者会見が人民文化宮殿で開かれた」として、2人が北朝鮮の情
報を収集・提供したり、北朝鮮の体制を中傷したりする活動を行ってきたと主張
した。
 韓国政府は27日、2人の釈放と送還を要求する通知文を発送したが、北朝鮮
は受領を拒否した。□

――――――――
◎教皇と米大統領会談は9月23日に

 【CJC=東京】米大統領府(ホワイトハウス)は3月26日、教皇フランシ
スコが9月に訪米する際、バラク・オバマ大統領と23日にホワイトハウスで会
談、貧困、環境、移民などの問題について意見交換する、と発表した。2人は大
統領が昨年3月にバチカン(ローマ教皇庁)を訪問した際にも会談している。
 教皇は24日に、連邦議会の上下両院合同会議での演説を予定している。翌2
5日には国連総会で演説する。□

――――――――
◎教皇が松浦悟郎司司教を名古屋教区司教に任命

 【CJC=東京】教皇フランシスコは3月29日、名古屋教区の新司教に、大
阪教区のミカエル松浦悟郎補佐司教(62)を任命すると発表した。
 アウグスチノ野村純一司教(77)の定年による退任願いを受理したことに伴
うもの。
 松浦新司教は名古屋教区教区長としては歴代5人目。教区に昇格してからの司
教としては4人目となる。□

――――――――
◎「蟻の町のマリア」北原怜子さんが「尊者」に

 【CJC=東京】教皇フランシスコは3月23日、列聖・列福をめぐる教令を
承認した。
 教皇庁列聖省長官アンジェロ・アマート枢機卿に許可したこのたびの教令の中
で、「蟻の町のマリア」として知られる、神のはしため・エリザベト・マリア北
原怜子さん(1929~1958)の英雄的徳が認められた。これによって北原
さんは「尊者」の称号を得、列福への歩みで一歩前進することになった。□

――――――――
◎フィリピンで離婚合法化賛成が多数に

 【CJC=東京】フィリピンの民間調査機関『ソーシャル・ウエザー・ステー
ションズ』(SWS)が3月23日発表した「離婚合法化」に関する調査では、
賛成回答者は60%に上り、反対はわずか29%だった。賛成は前回2011年
調査50%、前々回2005年の43~44%よりも高まっている。
 昨年11月27日から12月1日にかけて実施したこの世論調査結果が、合法
化に向けた国会論議の追い風になるか注目される。
 「カトリック国」とされる一方、著名な政治家までも愛人の存在が噂されるフ
ィリピンでは、愛のない冷え切った結婚生活を送る女性や夫の家庭内暴力とに悩
む女性たちが離婚合法化の最大の支持者。
 離婚合法化には男性国会議員が障壁となっている。カトリック教会からの評価
が高まると期待し、子どもの養育費や慰謝料の支払いを回避できるという思惑が
合法化反対の裏にありそう。
 反対派は、「婚姻解消」という裁判制度を挙げる。しかし、それを利用出来る
のは富裕層だけとの指摘がある。□

――――――――
◎『サドルバック教会』が創立35周年記念式典

 【CJC=東京】米国の著名な「メガチャーチ」の一つ『サドルバック・バレ
ー・コミュニティー教会』が創立35周年を記念する式典を3月21日、カリフ
ォルニア州アナハイムのエンゼル・スタジアムで開催、2万人以上が参加した。
 同教会は、献金でもなく伝統でもなく「神の目的に主導された」『パーパス・
ドリブン・チャーチ(PDC)』教会を設立する理念を打ち出したリック・ウォ
レン牧師が1980年、カリフォルニア州レイクフォレストに開設した。
 記念式典で、ウォレン牧師とケイ夫人は、この「メガチャーチ」が次の段階に
進むための計画を打ち出した。□

――――――――
◎トルコで最大の地下都市発掘か

 【CJC=東京】米誌『ナショナル・ジオグラフィック』の最新号が、トルコ
中部カッパドキアのネブシェヒルで発見された地下都市を紹介している。201
3年に宅地開発事業の中で発見された。ビザンチン(東ローマ帝国)時代最初期
のものと見られ、正確な面積は450万平方メートル以上と推定される。これま
でカッパドキアで存在が確認された250の中では最大とされるデリンクユ地下
都市を超える可能性がある。デリンクユには2万人が居住していた。
 カッパドキアは、洞窟の中に建てられた教会やシェルターで知られているが、
新たに発見されたネブシェヒル地下都市では、教会の他にワイナリーまであり、
それらのため換気口、水路も設置されていた。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(3月29日)=http://www.cwjpn.com
★信徒発見150年=信仰伝える誓い 共に=歴史の舞台・天主堂で記念ミサ
★教皇「世界青年の日」メッセージ=キリストの教えは真の幸せへ導く
★いつも扉を開けて=教皇 裁く教会共同体は“残念”
★長崎市の中町教会=16聖人の庭 完成
★若者よ どう生きる=「人間塾」のキャリア・シンポ=東京=「進路選択」で
鋭い質問も

 =キリスト新聞(3月28日)=http://www.kirishin.com
★神学校新卒者エキュメニズム研修会=〝牧師の卵〟13人=NCC教育部前総
主事・大嶋果織氏が講演
★「首相の靖国参拝は政教分離違反」=違憲訴訟で神父、弁護士が意見陳述
★ケズイックの恵み今年も=箱根を始め10カ所で、大阪は第50回
★ジャン・バニエにテンプルトン賞
★「違法」中国人司教が台湾訪問=「叙階認めるのでは」との憶測広がる

 =クリスチャン新聞(3月29日)=http://jpnews.org
★「普段着の信仰」共に考え=第6回日本伝道会議開催地でプレ集会
★大道芸、ダンス、スキット、40ものブースに=子どもたち熱中!=ジョイジ
ョイキッズ&ファミリーフェスティバル
★共に隣人として祈りを捧げ=石巻・登米・南三陸・気仙沼の教会合同 東日本
大震災追悼記念会
★震災の宣教への影響 多角的に=宮城宣教ネットをモデルに「震災と信仰調査」
★「三浦綾子の描いた戦争」=終戦70年に初の巡回展示=開催地全国募集

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2015年03月23日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1261信

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              = 目 次 =

     ▼巨大サイクロン被害のバヌアツに救援難航

     ▼米長老教会が同性婚を受容

     ▼教会経営はビジネス専門家が適任か

     ▼原発は「バベルの塔」と教皇懸念
     ▼教皇が9月25日に国連総会で演説
     ▼教皇専用車にピザの「宅配」!

     ▼『イスラム国』が外国人医療従事者20人拉致

       ▼《メディア展望》

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◎巨大サイクロン被害のバヌアツに救援難航

 【CJC=東京】マグニチュード6・7の地震から半月、3月13日から14
日に掛けて南太平洋の83の島々で構成されるバヌアツを巨大サイクロン「パム」
が襲った。勢力はカテゴリ最高の「5」で、中心気圧は910ヘクトパスカルを
下回り、風速では毎秒約55メートルを超え、最大風速は80メートルを超え、
簡素な造りの家々が吹き飛ばされた。「村々が丸ごと消滅した」との目撃情報も
ある。首都ポートビラでは8メートルの高波で洪水が発生した。
 バヌアツ政府は15日、死者多数を出す被害となったポートビラなどに非常事
態を宣言した。
 仙台で開催された第3回国連防災世界会議に出席したバヌアツのボールドウィ
ン・ロンズデール大統領はNHKに、サイクロンによる被害は「壊滅的だ」と述
べて、被害が国の広い範囲に及んでいる可能性を示したうえで、対応に当たるた
め16日急ぎ帰国の途に着いた。
 また同国赤十字社のハニントン・アラトア社長は15日、仙台で記者会見し、
各地で電力と通信が遮断されているため確かな情報はまだないとしたうえで、サ
イクロンによる死者数は首都以外で44~46人に上るとの未確定情報を明らか
にした。「個人的見通しとしては、もっと多いと思う」と語った。被害は国の人
口のおよそ半分に当たる13万人に及んでいる可能性があると説明、「国土全体
がサイクロンの被害を受けた。感触と直感では、非常に甚大な被害が予想される」
と述べ、被害状況把握の困難さが救援活動を妨げていると指摘した。
 天候回復を待って、バウアフィールド国際空港が運用を再開、支援物資や救助
隊を搬送するオーストラリアやニュージーランドの軍用機が到着した。同空港は、
17日には民間機の乗り入れが可能になった。
 世界の子どもたちを支援する『ユニセフ』(国連児童基金)はバヌアツ国内に
備蓄している支援物資を配布する一方、フィジーのスヴァにあるユニセフ物資倉
庫から、追加の緊急支援物資の輸送を開始した。
 国連人道問題調整室(OCHA)は17日、ポートビラがあるエファテ島や離
島のタナ島などを含め、全土で死者24人が確認されたと明らかにした。確認が
難航していた離島の死者が含まれ、合計の死者数は増えた。
 周辺の島々の被害状況は依然として把握できていない。国際援助団体『CAR
Eインターナショナル』や赤十字などは、被災者のための水や食料、避難所が不
足しているとして、各国に支援を呼びかけている。ただポートビラ周辺以外、特
に各島に物資を送るのに時間が掛かるのは必至で、餓死者が多数出ることも懸念
されている。
 キリスト教関係救援組織も活動を始めたものの、本格化はこれからで、まずは
募金を進め、具体的な方策を検討する段階。
 教皇フランシスコは15日、日曜正午の祈りの集いで、バヌアツが大型サイク
ロンによって受けた深刻な被害を憂慮、犠牲者や負傷者、家屋を失った人々のた
めに祈り、国民に連帯を表明した。そして、救助と支援のために現地に速やかに
赴いた人々に感謝を述べた。
 世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ=トヴェイト総幹事は16日、
バヌアツのサイクロンによる破壊に憂慮と悲しみを表明、太平洋地域にある国々
のWCC加盟教会に宛てた書簡の中で、同地域の人々と教会のための祈りを伝え
た。□

――――――――
◎米長老教会が同性婚を受容

 【CJC=東京】米最大の長老派教会『PCUSA』(信徒180万人)は3
月17日、数年に渡る討論の結果、より寛容な結婚の定義を盛り込んだ新たな教
会規則『ブック・オブ・オーダー』を確定した。
 「修正第14条F」と呼ばれる新しい文言は、結婚を「男性と女性の間の」と
ある個所を「2人の間の」に修正する。
 同派は昨年6月19日、デトロイトで開催した総会で、ゲイとレスビアンの結
婚式を教会で牧師が執行することを認める議案を76%対24%で採択した。併
せて『ブック・オブ・オーダー』の修正案も採択された。
 ただ正式決定には、同派を構成する172中会(地域教会集合体)の過半数が
批准する必要があり、3月17日までに86中会が同性結婚への支持を表明し、
過半数に達した。
 「今日は私たちにとって、とても喜ばしい日。自分たちの教会共同体に入るこ
とを何十年も待ち続けた」とLGBT(女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、
性転換者・異性装同性愛者など)擁護団体『モア・ライト・プレスビテリアン』
の共同議長ロビン・ホワイト牧師は米電子メディア『ハフィントン・ポスト』に
語っている。
 修正規則が実際に施行される6月まで、さらに多くの中会が支持を表明すると
見られる。
 ただ全ての中会が変更に賛成することはなさそう。17日時点で41中会が反
対を明らかにしている。修正についても「2人の間の」との表現は「伝統的には
男女の間で」発生するものであるとの説明を付け加えられている。保守派とリベ
ラル派の間に存在する緊張感に配慮したものであることは明らかだ。修正に反対
する聖職者が同性婚執行を拒否することも認められる予定。
 同派がLGBTへの寛容姿勢を強めるにつれ、脱退する教会も出ている。『ハ
フィントン・ポスト』によると、2005年の1万959加盟教会が13年には
1万38教会にまで減少した。その中には、解散した教会もあれば、より保守的
な『アメリカ長老教会』(PCA)や『ECOプレスビテリアン』に加盟した教
会もある。双方とも、公然同性愛の聖職者を牧師に任命することはなく、同性結
婚へ寛容な態度を示していない。□

――――――――
◎教会経営はビジネス専門家が適任か

 【CJC=東京】社会に出た人が、「召命」を受けて、神学校に学び「第二の
人生」を聖職者として過ごすケースは稀ではない。しかしそれだけで良いのか。
 特に聖職者不足に悩まされている教会では、その「有効活用」も課題のはず。
 聖職者になると、本来の仕事に付随するものがたくさんあり、それに忙殺され、
疲れてしまう例も見受けられる。教会堂一つを取ってみても、建設計画から始ま
って、完成後も修理・改修などが必要となる度に、時間を取られてしまう。
 米国の専門通信CWNによると、ニューヨーク・ミッドタウン地区の聖家族カ
トリック教会のジラルド・E・マレイ神父は信徒320人に奉仕している。「時
間の4分の1は、管理に割かれている。専門の教会マネージャーがいれば、もっ
と説教準備や研究に時間が取れるのだが」と言う。
 そこで発想を転換しよう、と米カトリック教会ニューヨーク大司教区が、「教
会経営」に関しては、ビジネスマン信徒の希望者を訓練して委ねる計画を打ち出
した。
 信徒としても、第二の人生を、自己の専門を生かしつつ、教会に仕えることが
可能なら、その道を選ぶ人も出て来そうだ。問題は「専門」の前に、社会と教会
の違いを、「専門家」に教えるとなると、教える方も「専門家」である必要があ
ること。
 ニューヨーク大司教区は、ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊にあるカト
リック系ビラノバ大学『教会経営とビジネス倫理センター』と提携して、2年間
の電子教育を行い、試験に合格したら「教会経営修士」号を授与することにした。
 同大学は2008年に教会経営で修士号を得られる課程を開設したが、これま
での所、年間修了者は20人以下に留まっている。
 今回大司教区が建てた構想では、「教会経営修士」課程のカリキュラムを財務
報告、ファンドレイジング(募金管理)、ヒューマンリソーシス(人材管理)、
民法・教会法、戦略策定などで構成する。会計実務などの実習科目はニューヨー
ク大司教区の要請に応じた内容になっている。
 大司教区としては50人を受講させ、授業料は大司教区と受講生が合格したら
採用する予定の小教区(教会)が負担するという。□

――――――――
◎原発は「バベルの塔」と教皇懸念

 【CJC=東京】教皇フランシスコは3月20日、バチカン(ローマ教皇庁)
を公式訪問(アドリミナ)した日本の司教団と会見。東日本大震災の福島第1原
発事故に関連し、人間のおごりと現代文明のひずみの一例として原発の開発に警
鐘を鳴らした。
 教皇は「人間は神の定めた自然のおきてに逆らってはいけない」と指摘。原発
を旧約聖書の「バベルの塔」になぞらえ「天に届く塔を造ろうとして、自らの破
滅を招こうとしている」と表現し、「人間が主人公になって自然を破壊した結果
の一つ」と述べたという。毎日新聞が報じた。
 教皇は広島、長崎への原爆投下と第二次世界大戦終結から70年を迎えること
に触れ、核兵器製造を「人類の悪行」と非難したという。日本司教団は教皇が日
本に向けた平和のメッセージを発表するよう依頼した。
 教皇は来年、日本で予定される列福式に「可能なら行きたい」と述べたという。

――――――――
◎教皇が9月25日に国連総会で演説

 【CJC=東京】教皇フランシスコは9月25日、国連総会で演説する。パン
・ギムン(潘基文)国連事務総長が3月19日明らかにした。
 教皇は国連事務総長、ジョン・ウィリアム・アッシュ総会議長と個別会談を行
い、さらに国連職員とも懇談する。□

――――――――
◎教皇専用車にピザの「宅配」!

 【CJC=東京】誰にも気づかれずにこっそり外出してピザを食べに行ってみ
たい――。教皇フランシスコの願いの一部が叶えられた。イタリア・ナポリでピ
ザ店『ドン・エルネスト』を営むエンツォ・カシアリさんが3月22日、街を専
用車で移動中の教皇にピザを届ける出来事があった。しかし誰にも気づかれない
はずはなかった。そこで米メディア『CNN』も報じた。
 カシアリさんの特製ピザはナポリ風の薄い生地に「Il Papa」(イタリ
ア語で「教皇」の意味)の文字をあしらい、バチカン国旗にあわせて黄色いチェ
リートマトをトッピングしたものだったという。
 『CNN』の映像には、柵を乗り越えたカシアリさんが教皇を乗せたオープン
カーに駆け寄って両手でピザを差し出し、教皇が受け取る様子が映っている。
「ピザを渡すと微笑んで『ありがとう』と言ってくれた」(カシアリさん)そう
だ。□

――――――――
◎『イスラム国』が外国人医療従事者20人拉致

 【CJC=東京】米メディア『CNN』によると、リビア中部シルト市内にあ
る病院が3月16日、イスラム過激派『イスラム国』のグループに襲われ、医療
従事者約20人が拉致された。
 拉致されたのは全員が外国人で、フィリピン人が大半を占め、ほかにウクライ
ナ人、インド人、セルビア人もいたという。
 『イスラム国』が昨年末に同市を占拠し、病院もその支配下に入った。職員ら
は情勢悪化を受け、トリポリへ逃れるためにバスを待っていたと見られる。病院
関係者によれば、ISISはスタッフが去ってしまうと仲間が負傷した際に治療
する者がいなくなるため、引き留めようとして犯行に及んだ可能性がある。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(3月22日)=http://www.cwjpn.com
★自国語ミサ開始50年=教皇=「神を理解し信仰を生きる助けに」
★首相の靖国参拝違憲訴訟=神父も意見陳述=東京地裁
★シリア北部=「イスラム国」攻勢で=キリスト者「危険な状態」に
★教皇フランシスコ=特別聖年開催を発表=「いつくしみの聖年」
★「ラルシュ」創立者にテンプルトン賞=ジャン・バニエさん

 =キリスト新聞(3月21日)=http://www.kirishin.com
★3月21日「キリスト教学校合同フェア」=「聖書」土台に人間教育=カトリ
ックとプロテスタントの小・中・高37校参加
★キリスト教学校教育同盟がアンケート実施
★ブラジル・プロテスタント教会の急成長をもたらした聖書協会の働き(渡部信)
★バハマ区の女性が式文作る=平和の実現願う「世界祈祷日」礼拝各地で
★非暴力・反暴力への思想問う=「宗教者九条の和」憲法講演会に岡野八代氏

 =クリスチャン新聞(3月22日)=http://jpnews.org
★東日本大震災から4年=「被災者」の側で立ち続ける
★2時46分に黙祷=石巻・登米・南三陸・気仙沼の教会合同で東日本大震災追
悼記念会
★第4回ケアチャーチ講座=教会と福祉の実践を考える=制度の狭間にある人々
にも目を向け
★若者に届く福音を、若者に託し、期待する=KGK青年宣教シンポジウム「若
者と生きる教会」
★北海道YMCA公開セミナーで岡村直樹氏=大人が青年への接し方を変えると
良好な関係作れる

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2015年03月16日

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              = 目 次 =

     ▼「バチカンは中国と接触している」とパロリン長官
     ▼教皇フランシシスコが短期在位に言及
     ▼教皇フランシスコが『いつくしみの特別聖年』開催発表
     ▼バチカンで働く女性は「2割以下」

     ▼パキスタンで2教会爆発し14人死亡

     ▼ジャン・バニエにテンプルトン賞

     ▼キング牧師哀悼の大統領書簡が6万ドルで落札

       ▼《メディア展望》

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◎「バチカンは中国と接触している」とパロリン長官

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)国務長官のピエトロ・パロリン枢
機卿は3月11日、ローマ市内でバチカン外交について講演した際、報道陣に
「バチカンと中国の間には、対話しようという意思がある。接触が今後、より具
体的な対話につながるように期待している」と述べた。
 中国は1951年にバチカンとの国交を断絶した。現在、バチカンは台湾と国
交を結んでいる。中国政府は、カトリック教会を公認の『中国天主教愛国会』の
下に置こうとしたものの、教皇に忠誠を誓う非公認の教会は愛国会に参加せず独
自に「地下教会」を設立している。バチカンと中国との対立は、聖職者、特に司
教の任命に際し、中国が、バチカンの権限を無視して、独自に行ったことから、
深刻化した。
 パロリン長官の発言は、中国政府の方策にも関わらず、国交回復を図ることに
疑念を呈している香港の陳日君司教の発言に触れた記者の質問に答えたもの。
 国交回復は、バチカンの側から教皇ベネディクト16世時代に問題解決を目指
して接触が始まったものの、足踏み状態だった。教皇フランシスコは昨年8月の
韓国訪問の際、中国に「兄弟としての対話」を呼びかけ、訪中を望む意向を表明
した。翌9月には、習近平国家主席に親書を送り、バチカンに招待したとの報道
もある。□

――――――――
◎教皇フランシシスコが短期在位に言及

 【CJC=東京】選出から2年が過ぎた教皇フランシスコ(78)が3月13
日、今後の在位期間について短期になるとの思いを抱いていることが明らかにな
った。メキシコのテレビ局『テレビサ』との会見で述べた、と米メディア『CN
N』が報じている。
 教皇はこの中で「4年か5年。あるいは2年か3年」とも語り、何年になるか
は自らも「わかっていない」との心境も漏らした。「神だけが短期の教皇在位を
自らに求めているとも感じている」と指摘。その上で、教皇に定年を設けること
は支持しないとも述べた。
 教皇フランシスコは今回の会見で前任者がより多くの名誉教皇の誕生への道を
切り開いてくれたとも述べた。教皇フランシスコは昨年8月、前教皇の行動を称
賛し、自らも同様の決断をする可能性を示唆している。□

――――――――
◎教皇フランシスコが『いつくしみの特別聖年』開催発表

 【CJC=東京】教皇フランシスコは3月13日、『いつくしみの特別聖年』
の開催を宣言した。
 教皇は、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ大聖堂で共同回心式を行い、
「24時間を主に」という主題で行った説教中、『いつくしみの特別聖年』の開
催を宣言した。
 共同回心式では、みことばの祭儀に続き、参加の信者らは聴罪司祭たちにより
個別にゆるしの秘跡を与えられた。教皇自身も大聖堂内の告解場へ向かわれ、ゆ
るしの秘跡を受けた。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は説教で、イエスの愛を見つめ
るよう招きながら、神のいつくしみの豊かさを強調された。
 教皇は『いつくしみの特別聖年』が、今年の「無原罪の聖母」の大祝日、12
月8日に幕開けし、来年の「王であるキリスト」の大祝日、11月20日に終了
するとし、この特別聖年の準備を教皇庁新福音化推進評議会に託したいと述べた。

――――――――
◎バチカンで働く女性は「2割以下」

 【CJC=東京】共同通信によると、バチカン市国と教皇庁で働く女性の割合
は全体の2割以下だとバチカン放送が明らかにした。3月8日の『国際女性の日』
に際しバチカン放送が発表した。カトリック教会は教義上、女性聖職者を認めな
いなど「女性差別」が指摘されるが、近年は増加傾向で進出はじわりと拡大して
いるという。
 バチカン市国の博物館や郵便局などの女性職員は2014年時点で371人と、
10年前の195人に比べて2倍近く増加。割合では13%から19%と6ポイ
ント伸びた。一方、教皇庁勤務の女性は391人で18%。4年前の288人
(17%)から1ポイント増にとどまった。
 教皇フランシスコは教皇庁の意思決定を担う高位の役職により多くの女性を登
用するよう促しているが、現時点では女性の管理職は2人だけという。□

――――――――
◎パキスタンで2教会爆発し14人死亡

 【CJC=東京】パキスタン東部の大都市ラホールのヨウハナバード地区で3
月15日朝、2件の爆発が起き、地元テレビなどによると、信者ら14人が死亡、
78人が負傷した。
 自爆テロと見られる爆発は日曜朝のミサ中の聖ヨハネ・カトリック教会と約5
00メートル離れた別の教会の2カ所。いずれもキリスト者が多く住む地区に位
置している。
 反政府武装勢力『パキスタン・タリバーン運動』(TTP)が犯行を認める声
明を出した、パキスタンにイスラム教のシャリア法が導入されるまで攻撃を続け
ると予告している。TTPは先ごろ、内部対立のため分裂していた主要3派の再
結集を発表している。
 テロに怒った信者ら4000人が街頭に繰り出し、警察の車両を破壊したり、
市営バス停留所を襲撃したりした。自爆犯との関係を疑われた2人が撲殺された
との報道もある。
 AFP通信によると、現地の病院関係者は取材に対し「14人の遺体と負傷者
70人を受け入れた」と語った。これには群衆に暴行を受け死亡した戦闘員とみ
られる2人や自爆犯は含まれていないという。
 他の複数の都市でも抗議デモが行われ、同国の最大都市カラチでは200人が
参加して幹線道路を封鎖したり、タイヤに火を付けたりした。
 パキスタンのマムヌーン・フセイン大統領とナワーズ・シャリフ首相は犯行を
強く非難する声明を出し、住民や財産を守るためにできる限りの措置を講じるよ
う地方自治体に指示したと発表した。ただ少数派の権利擁護団体『パキスタン少
数派連合』のタヒル・ナヴィード議長は、今回の攻撃で政府の少数派保護策失敗
が明白になったた、と言う。
 教皇フランシスコは同日、事件の報に「大きな痛み」を覚えると述べ、パキス
タンの平和を呼びかけた。キリスト者に対する迫害はあまり注目されて来なかっ
たとも指摘、「世界が隠そうとしているキリスト者に対する迫害が終わり、平和
が訪れるよう」祈りをささげると述べた。□

――――――――
◎ジャン・バニエにテンプルトン賞

 【CJC=東京】米ジョン・テンプルトン財団は、2015年度のテンプルト
ン賞を、カナダ人のカトリック思想家で、知的障がいや発達障がいなどの知的ハ
ンディを持つ人々と持たない人々の共同体『ラルシュ』の創設者ジャン・バニエ
(86)に授賞すると発表した。賞金170万ドル(約2億400万円)。授賞
式は5月18日、ロンドンで行われる。
 テンプルトン賞は宗教分野のノーベル賞とも表され、高額な賞金で知られる。
 バニエは、マザー・テレサと親しい友人であり、ヘンリ・ナウエンにも大きな
示唆と影響を与えた。□

――――――――
◎キング牧師哀悼の大統領書簡が6万ドルで落札

 【CJC=東京】ロイター通信によると、1968年に暗殺された米公民権運
動家マーティン・ルーサー・キング牧師の妻コレッタさんに、当時のリンドン・
ジョンソン大統領が送ったお悔やみの手紙が、3月12日にバージニア州で競売
にかけられ6万ドル(約730万円)で落札された。競売に出したのは歌手で社
会正義活動家のハリー・ベラフォンテ氏の姉妹。
 書簡はホワイトハウスの便せんにタイプライターで書かれ、暗殺翌日の196
8年4月5日の日付。「われわれはこの不幸な出来事を乗り越え、キング牧師の
遺産であり、われわれへの信頼である愛と正義のための運動を続けていく」と述
べている。
 コレッタさんは2003年に書簡をベラフォンテ氏に譲渡した。08年にベラ
フォンテ氏が書簡をサザビーズ社で競売にかけようとした際、キング牧師の子ど
もたちが反対し、法廷闘争となった。
 14年にベラフォンテ氏が書簡を所有することで和解が成立し、同氏が姉妹に
譲渡していた。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(3月15日)=http://www.cwjpn.com
★大空襲の猛火を逃れて=戦後70年=司祭らとの交流で育まれた信仰=「極限
状態」生き抜く糧に
★移住女性に重圧=東北被災地の根強い“家制度”=3団体、東京でセミナー
★教皇=利益より人を第一に=金銭は偶像になると人々を支配する
★内部告発者の保護も=バチカン財務部署の新規範
★高齢者の放置は罪=教皇=一般謁見で“尊重”呼び掛け

 =キリスト新聞(3月14日)=http://www.kirishin.com
★「子どもと礼拝の会」10周年インタビュー=体験通して神に出会う=ブラウ
ネル・のぞみさん
★戦後70年にあたり司教団がメッセージ
★エスター・アビミク・イバンガ氏に庭野平和賞
★ルーテル神学校に「神学基礎コース」=教派超え信徒教育への貢献目指す
★シリア北東部で「イスラム国」がキリスト者拉致

 =クリスチャン新聞(3月15日)=http://jpnews.org
★3・11記念集会=福島県キリスト教連絡会 新体制に=すべてに対処される
イエス
★韓国で日本宣教セミナーThe One=逆転発想の地方宣教=苦しむ人の目
線で道開ける
★「福島断食祈祷院」再建に祈り
★「良心者(コンチ)」が叫ぶ=9条にノーベル賞「神戸の会」 
★黒木安信氏召天=最後の一息まで主の愛を

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2015年03月09日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1259信

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(週刊)     2015年3月9日(月)      第1259信☆
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              = 目 次 =

     ▼「世界人口の77%は宗教抑圧の下で生活」調査
     ▼北朝鮮入国の韓国系カナダ人牧師が消息不明

     ▼「違法」司教の台湾訪問が懸念招くとUCAN通信

     ▼「お年寄りへの感謝・尊重・理解を」と教皇
     ▼教皇が「国際女性の日」で祈り、創造力を賛美
     ▼イタリアがバチカン銀行と顧客情報を交換も

     ▼『イスラム国』がシリアのキリスト者攻撃
     ▼『イスラム国』が6歳の幼女も釈放

     ▼北朝鮮がエボラ出血熱による隔離措置解除
     ▼「統一協会」合同結婚式へ日本から約800人参加
     ▼ユネスコが世界遺産「長崎の教会群」推薦書受理

       ▼《メディア展望》

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◎「世界人口の77%は宗教抑圧の下で生活」調査

 【CJC=東京】宗教や公共問題に関する人々の意識を調査する『ピュー・リ
サーチ・センター』(本部・米ワシントン)が発表した報告書によると、201
4年から15年にかけて、世界総人口の77%が宗教を「高度、極度」に抑圧さ
れる中で生活している。前回2007年の調査では68%だった。
 報告書はまた、調査した198国の中で102国ではキリスト者が政府や社会
集団のいずれか、または双方から攻撃されていることを明らかにした。□

――――――――
◎北朝鮮入国の韓国系カナダ人牧師が消息不明

 【CJC=東京】カナダのトロント西郊ミシサガにある韓国系プロテスタント
教会『ライト・コリアン長老派教会』のヒョン・スー・リム主任牧師(60)が
人道活動のために1月末に北朝鮮に入った後、連絡が取れなくなっている。トロ
ント・スター紙(電子版)が3月1日報じた。
 リム牧師は1月31日に中国経由で北朝鮮に入国。中国にいる教会関係者にそ
の日に連絡を入れたのを最後に消息が途絶えた。牧師は2月4日に北朝鮮を出国
する予定だった。
 同教会のライザ・パク広報担当は、エボラ出血熱阻止のため3週間の観察期間
を定めている北朝鮮の検疫政策によるものではないか、と見ている。ただ牧師は
北朝鮮に100回以上、人道目的と宣教のため入国しており、「予定より遅れる
こともあったが、これほど長期にわたることはなかった」と言う。
 カナダ政府が対応しており、パク広報担当は情報が不足している中でヒステリ
ックにならないよう、呼び掛けている。。
 ただトロント・スター紙の報道を、韓国の聯合通信が伝え、それを掲載したソ
ウルの英字紙『コリア・タイムズ』など、牧師が北朝鮮当局に拘束されているの
ではないか、と見る向きも出ている。□

――――――――
◎「違法」司教の台湾訪問が懸念招くとUCAN通信

 【CJC=東京】中国政府がバチカン(ローマ教皇庁)の承認なしに叙階した
「違法」司教の1人が、この春節(中国の正月)の間に台北を訪問したことに、
台湾カトリック教会が困惑している。バチカンが、中国政府の一方的な叙階を認
める用意が出来ているのでは、との推測に火が着いたとするアジア専門のカトリ
ック通信『UCAN』の報道を紹介する。
 台湾を訪問した中国北部・安徽教区のヨセフ劉新紅(リュウ・シンホン)司教
は、2006年5月にバチカンの承認なしに叙階された。劉司教は4日間の訪問
を2月26日に終えたが、台湾訪問中に現地の内外宣教者と会談している。
 同司教は台北市に隣接する新北市の神学校『聖博敏神学院』に滞在した。同神
学校には中国本土の司祭、修道女、神学生多数が学んでいる。
 しかし台湾の信徒は劉司教が、バチカン非認可の中国本土司教8人の1人だと
は気づいておらず、台北のヨハネ洪山川(ホン・シャンチュアン)大司教はUC
AN通信に、訪問について事前には知らされなかったと語っている。
 訪問は、劉司教がイエズス会のマルコ・ファン神父と、外国人神父や台湾人神
父も一緒に食事している光景を、ある女性信徒がフェイスブックに投稿したこと
で、初めて明らかになった。「訪問をフェイスブックの写真で初めて知った」と
洪大司教は語っている。
 劉司教は、台湾滞在中、他の聖職者とミサを公式に共同司式することはなかっ
た、と語っている。ただ私的にミサを司式した、とUCAN通信に語っており、
これはバチカンの怒りを買う可能性がある。
 「私は病床にある司祭を訪問したのだ」と劉司教は安徽教区に戻ってから語っ
ている。
 ファン神父は、本土の神学校で劉司教を教えたことがある。ただ自分が劉司教
を招請したのかについては言明を避けている。
 「違法」中国人司教と海外の教会関係者との会合は、激しい論議を呼ぶものと
考えられる。北京政府による一方的任命の正当化と見られ、バチカンの権威を危
うくすることになるからだ。
 昨年4月、昆明教区のヨセフ馬英林(マ・インリン)「違法」司教が、中国政
府が手配した宗教代表団の一員として台湾を訪問している。しかし同司教は台湾
南部の寺院で仏教僧侶と会見しただけだった。
 劉司教の訪問は、共産党が1949年に中国で政権を獲得して以来初めて相互
関係を確実なものにすることを目指して昨年に協議が再開され、バチカンと「北
京」の間の改善はされたがなお微妙な関係の時期に行われた。
 「劉司教は安易に台湾を訪問出来たわけではない。何か背後にあるに違いない」
と中国の教会観測筋は、問題の微妙さを理由に、匿名で語った。「ローマ(バチ
カン)は、『違法』司教8人という重要問題を、中国政府への応答として解決し
ようとしているのかもしれない」
 公式にはバチカンは、重要課題である司教任命権を「北京」(中国政府)が諦
めるべきであり、また信教の自由に関するこれまでの政策改善を要求するという
立場を維持している。
 しかしここへ来て、バチカン内部の状況が変わり、最近の窮状脱出の方法とし
て叙階について妥協することにしたとの推測が盛り上がっている。
 バチカンの公式通信『フィデス』のジアンニ・ヴァレンテ記者が複数の本土司
教と行ったインタビューは、香港のヨセフ・陳枢機卿など北京に対し柔軟姿勢を
取ることに反対する関係者からの批判を呼んでいる。
 教会観測筋は「中国・バチカン関係をめぐってローマと中国の外側の教会との
間に異なる二つの路線が出てきたことは明らかだ」と語っている。□

――――――――
◎「お年寄りへの感謝・尊重・理解を」と教皇

 【CJC=東京】教皇フランシスコは3月4日、バチカン(ローマ教皇庁)の
サンピエトロ広場で行われた水曜日恒例の一般接見の際、1万2000人の信者
を前に「医学の発達により人間の寿命は延びたが、寿命に対して社会が広がって
くれない」と述べ、高齢者が増加する一方で、尊重と理解をもってお年寄りを受
け入れる態勢が社会において十分でないと指摘した。バチカン放送(日本語電子
版)が報じた。
 教皇は、若いうちは歳をとることを考えなくてすむが、実際に老人になった時、
特に経済的問題や病気、孤独を抱えている場合に、高齢者を無視する、効率優先
にできた社会の欠陥を知ることになると語った。
 教皇はブエノスアイレスの大司教時代、老人たちの限界は自分たちの限界でも
あるということを理解し受け入れることができず、若い人だけを必要とする社会
のエゴイズムのために打ち捨てられた多くの高齢者たちの現実に触れたと、疎外
され孤独に生きる老人たちのエピソードを想起した。
 教会の伝統は、「叡智の宝庫」である高齢者に常に愛情と連帯をもって寄添う
ことを教えてきたと教皇は強調した。
 AFP通信によると、教皇は「高齢者の切り捨ては大罪だ」と言明、「お年寄
りはエイリアンではない。私たちも間もなく、あるいはいずれ、必ず年をとる。
つい、そのことを考えないようにしがちだが」と語った。□

――――――――
◎教皇が「国際女性の日」で祈り、創造力を賛美

 【CJC=東京】教皇フランシスコは「国際女性の日」の3月8日、バチカン
(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で行った日曜の祈りの際、「私たちの生活
の中で、女性の存在がどれほど重要かを再確認する機会だ。女性が軽んじられて
いる世界は貧弱な不毛の地だ」と語り、女性の創造力を賛美した。共同通信が報
じた。
 教皇は「女性は生命を生み出すだけでなく、創造力や忍耐、優しさを持って感
じ、異なる視点で世界を見る力を授けてくれる」とたたえた。□

――――――――
◎イタリアがバチカン銀行と顧客情報を交換も

 【CJC=東京】イタリア政府はバチカン(ローマ教皇庁)の財政管理組織
『宗教事業協会』(バチカン銀行)との間で、それぞれの顧客の情報交換を柱と
する協定の合意に向け協議している、と主要紙『レプブリカ』などが3月7日報
じた。相互に運営の透明性を高め、脱税対策を強化する狙いがあると見られる。
 バチカンのフェデリコ・ロンバルディ報道事務所長は「透明性を目指すため双
方で話し合いをしている」と述べるにとどめ、協議の進捗状況には触れなかった。
 バチカン銀行はマネーロンダリング(資金洗浄)などの疑惑が絶えず、教皇フ
ランシスコは改革に乗り出し、財政内容の公開などを進めている。□

――――――――
◎『イスラム国』がシリアのキリスト者攻撃

 【CJC=東京】シリア北東部ハサカ県のアッシリア人キリスト者が多数居住
する町を、過激派集団『イスラム国』が3月7日早朝、襲撃した。
 『イスラム国』が2月28日、一帯を襲撃、教会堂を破壊し、キリスト者25
0人を拉致してから1週間後に当たる。米国の支援を受けたクルド人兵士にキリ
スト者も参加、『イスラム国』との間に激戦が交わされた。
 現地はハサカ県を縦断するハブール川沿いにあり、『イスラム国』にとっては
イラクとシリアの勢力圏を結ぶ重要地点だが、多数派のキリスト者と少数派クル
ド族の双方とも『イスラム国』としては敵対視している。
 今回の交戦はハブール川の渡河点とされるトール・タマーで行われた。『イス
ラム国』の狙いは、昨年6月から支配下においたイラク第二の都市モスルとシリ
アの拠点との連係強化にあると見られる。
 イラク軍も米国の援助の下、モスル奪還を計画しており、現地のキリスト者は
戦闘激化を控え、脱出するか、クルド族と協力して戦闘に参加するか選択を迫ら
れている。□

――――――――
◎『イスラム国』が6歳の幼女も釈放

 【CJC=東京】シリア北東部ハサカ州のハブール川流域の村で2月下旬、過
激派集団『イスラム国』がアッシリア系キリスト者220人以上を拉致、『イス
ラム国』は3月1日、拉致したキリスト者のうち少なくとも19人を解放したが、
3日になってテル・ゴラン村に住んでいた幼女マリアナ・ミルザちゃん(6)も
釈放した。マリアナちゃんの両親は1日に釈放されていたが、それは母親が妊娠
していたことが判明したためと見られる。
 今回テル・シャミラム村のヤトゥロウン・マルコ氏とワルディヤ・ヨナン夫人
も同時に釈放された。3人はハサカ市の聖マリア教会に保護されている。『AI
NA』(アッシリア国際通信)が報じた。□

――――――――
◎北朝鮮がエボラ出血熱による隔離措置解除

 【CJC=東京】北朝鮮が、エボラ出血熱対策の入国制限を解除したことがわ
かった。日本のテレビニュース『NNN』の取材に、北朝鮮の航空会社『高麗航
空』は3月3日、「エボラ出血熱による外国人の隔離措置が解除された」と明ら
かにした。同航空はこれにより、週3日に減便していた平壌と中国・北京を結ぶ
便を4月から7月にかけ、週5日に戻すという。
 また読売新聞報道によると、中国国営『新華社通信』も、北朝鮮当局が3日、
エボラ出血熱対策として昨年10月から続けていた入国者の隔離措置を解除した
と伝えた。北朝鮮は約4か月にわたり、自国民を含む全ての入国者を3週間隔離
するなど、出入国を厳しく制限していた。
 アフリカの一部地域からの入国者に対する隔離措置は続けられるが、中朝関係
者などによると、停止されている観光や商用ビザ発給は近く再開される見通し。
 北朝鮮当局は隔離措置の解除について、北朝鮮駐在の各国大使館などに通知し
たとも伝えられる。□

――――――――
◎「統一協会」合同結婚式へ日本から約800人参加

 【CJC=東京】宗教団体『統一神霊教会』(統一協会)の合同結婚式が韓国
ソウル近郊の加平(カピョン)で行われ、80を超える国から、3800組のカッ
プルが参加した。
 白いウエディングドレスやタキシードに身を包んだ男女が、会場を埋め尽くし
た。
 式には、日本からも、約800人の新婚の参加者がいたという。
 「統一協会」は、日本では、霊感商法の被害を訴える裁判が相次ぎ、合同結婚
式が一時、社会問題化したこともある。□

――――――――
◎ユネスコが世界遺産「長崎の教会群」推薦書受理

 【CJC=東京】『国連教育・科学・文化機関』(ユネスコ)は3月3日、
「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界文化遺産への推薦書を、正式に受
理したことを明らかにした。読売新聞が報じた。
 日本政府が1月下旬に提出した推薦書の要件や記載事項などに不備がない点を
確認した。今後は、ユネスコの諮問機関『国際記念物遺跡会議』(イコモス)に
よる本格調査が始まり、2016年に遺産登録の是非をユネスコの世界遺産委員
会に勧告する予定という。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(3月8日)=http://www.cwjpn.com
★臨時司教総会=戦後70年メッセージ発表
★使徒的書簡 中央協から発行=『奉献生活の年にあたって すべての奉献生活
者の皆さんへ』
★「福島」問題の中で奮闘=児童養護施設「堀川愛生園」=職員住み込み、補充
難しく=東日本大震災から4年=子どもたちに寄り添う
★ウクライナの教会指導者=教皇に訪問を願う
★難民に厳しい冬=シリア人、高原でテント生活=レバノン

 =キリスト新聞(3月7日)=http://www.kirishin.com
★「建学の精神」活かすには?=キリスト教・仏教・神道の大学が実践紹介
★〝支援と宣教は分けられない〟=東日本大震災から4年を前にシンポ
★「特定秘密」以外の動向にも注視必要=2・11集会で井堀哲弁護士が講演
★〝平和への聞き乗り越え、和解を〟=政治学者・中野晃一氏が講演
★ロンドンで宗教者が「共存巡礼」

 =クリスチャン新聞(3月8日)=http://jpnews.org
★詩人・尹東柱が夢見た世界=没後70年 評伝著者宋友恵氏講演=各地で遺稿
・遺品巡回展
★「イスラム国」シリアでキリスト教徒90人拉致
★子どもの貧困、虐待…石井十次の働きを現代に=〝自己責任〟こえ〝寄り添い
〟=岡山・YMCAせとうち「社会的養育を学ぶ連続学習会」
★7つの確信で自信と平和の人生を=キム・サンボク先生出版記念 来日講演
★石巻・登米・南三陸・気仙沼合同で=東日本大震災4周年追悼記念集会

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2015年03月02日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1258信

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(週刊)     2015年3月2日(月)      第1258信☆
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              = 目 次 =

     ▼シリア北東部で『イスラム国』がキリスト者拉致
     ▼教皇が『イスラム国』のキリスト者迫害を非難

     ▼教皇が私信で麻薬密売増加を「メキシコ化」と表現
     ▼メルケル独首相がバチカン訪問、教皇と会見

     ▼過激派シオニストがキリスト教会に放火
     ▼独ケルン大聖堂の価値はなんと3600円
     ▼無神論者がスペイン語聖書アプリで年1200万円売り上げる

     ▼少女に性的暴行加えたフィリピンの牧師逮捕

     ▼庭野平和賞に反『ボコ・ハラム』活動家

       ▼《メディア展望》

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◎シリア北東部で『イスラム国』がキリスト者拉致

 【CJC=東京】シリア北東部ハサカ州のハブール川流域の村で2月下旬、過
激派集団『イスラム国』がアッシリア系キリスト者220人以上を拉致した。
『イスラム国』が3月1日、拉致したキリスト者のうち少なくとも19人を解放
したことが確認された。ただ未解放の人たちをめぐる不安はなお解消されていな
い。
 英国に本部を置くシリア人権監視団体は2月26日、「『イスラム国』は3日
間、シリア北東部の地域を攻撃し、クルド人戦士と衝突し、ハサカ市近郊のキリ
スト者の住む10の村を制圧したあと、220人のアッシリア人を拉致した」と
発表した。さらに、「23日、ハサカ州タル・シャミラム村で、90人のアッシ
リア系キリスト者が拉致された」と報告している。
 アッシリア民主組織のバシル・サエディ氏は、男性16人と女性3人が3月1
日、ハサカ市の聖母マリア教会に無事戻ってきたと述べた。同氏によると、19
人は全員タルゴラン村出身。
 サエディ氏は、19人の年齢が50歳ぐらいかそれより上で、解放には年齢が
関係した可能性があるとしている。アッシリア人権ネットワークは、19人は非
イスラム教徒に課される税金を払ったあと、シャリア(イスラム法典)裁判所の
命令によって解放されたと伝えている。金額は不明。□

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◎教皇が『イスラム国』のキリスト者迫害を非難

 【CJC=東京】教皇フランシスコは3月1日、シリアやイラクで過激派組織
『イスラム国』によりキリスト者らが迫害を受けていることについて「容認でき
ないほどの残忍さ」と強く非難した。AFP=時事通信などが報じた。
 教皇はバチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で行われた祈りの後、
「(残虐行為が)早急に終わることを一心に願う」と述べた。□

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◎教皇が私信で麻薬密売増加を「メキシコ化」と表現

 【CJC=東京】米メディアCNNによると、教皇フランシスコが私信のなか
で用いた表現がメキシコ政府の反発を買い、バチカン(ローマ教皇庁)が釈明に
追われる出来事があった。
 発端は、教皇が友人に送った個人的な電子メール。このなかで、教皇は母国ア
ルゼンチンで麻薬密売が増えていることを「メキシコ化」という表現を使って嘆
いた。
 教皇は「『メキシコ化』を回避する時間がまだ残っていればいいのだが。メキ
シコ人司教たちから話を聞いたが、ひどい状況だ」と書いたと伝えられている。
 これを受けてメキシコのミード外相は「教皇の私信に関して伝えられている発
言について、悲しみと懸念を表明したい」と述べ、抗議文を送る意向を表明した。
 バチカン高官は2月25日、フランシスコ教皇が「メキシコ化」の表現を使っ
たことを認めるとともに、「メキシコの人々に不快感を与えたり、麻薬密売との
戦いにおけるメキシコ政府の対応を過小評価したりする意図はなかった」と述べ
た。□

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◎メルケル独首相がバチカン訪問、教皇と会見

 【CJC=東京】ドイツのアンゲラ・メルケル首相が2月21日、バチカン
(ローマ教皇庁)を訪問、教皇フランシスコと会見した。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、会談では、今年6月ドイツ・バイエ
ルン州で行なわれるG7サミットに言及。同サミットで扱う国際的テーマの中で
も特に貧困と飢餓との闘い、人間の搾取と女性の権利、環境保全などの問題が取
り上げられた。
 また、世界のいくつかの地域における人権と宗教の自由をめぐる問題、社会の
まとまりを育むための精神価値の重要性などにも話題が及んだ。最後に、ヨーロ
ッパ情勢について意見を交換、特にウクライナ紛争に対する平和的解決への努力
が強調された。
 メルケル首相は、教皇との会見後、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機
卿および外務局長リチャード・ギャラガー大司教とも会談した。□

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◎過激派シオニストがキリスト教会に放火

 【CJC=東京】イスラエル国家・文化の再建を図る「シオニズム」運動の中
の過激派(シオニスト)集団が、パレスチナ・ヨルダン川西岸のベツレヘム近郊
で2月25日、モスクに放火したが、翌26日にはベイトルモガッダス・エルサ
レムにあるキリスト教会に放火した。パレスチナの『ヴァファー通信』が報じた。
 過激派集団は、教会の壁に反キリスト教的なスローガンや、イエス・キリスト、
預言者ムハンマドを侮辱する文句を書いたという。
 ベツレヘム近郊にあるモスクに放火した際にも、モスクの壁にアラブ人やイス
ラム教徒に対する差別的な言葉を書いている。□

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◎独ケルン大聖堂の価値はなんと3600円

 【CJC=東京】ドイツ西部ケルンとその周辺のカトリック教会を統括するケ
ルン大司教区の総資産が、2013年末時点で33億5000万ユーロ(約45
00億円)に上り、帳簿上はバチカン(ローマ教皇庁)を上回ることが分かった。
時事通信が報じた。世界遺産のケルン大聖堂は売却不可能なため、象徴的な価値
として「27ユーロ(約3600円)」と算定している。
 教会財務の不透明性への批判を受け、同教区が初めて収支を公開したもので、
内訳を見ると、世界のカトリック教会の中でも有数と言われる、同教区の裕福さ
が裏付けられた。
 総資産のうち約7割が有価証券で、2割弱は教会や学校、商業用施設などの不
動産。ケルン大聖堂は立地する26区画と大聖堂自体に、それぞれ1ユーロの価
値をつけたという。
 収入は教会税を中心に8億ユーロ超。人件費や慈善活動、教育などに支出をし
た結果、残った黒字額は5900万ユーロだった。□

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◎無神論者がスペイン語聖書アプリで年1200万円売り上げる

 【CJC=東京】かつてはモルモン教徒、今は無神論者だという米国のトレバ
ー・マッケンドリックさんが、家賃支払いの足しにでもなれば、とスペイン語聖
書をiPhoneで読むアプリを作成、売り出したところ、今では年間10万ド
ル(約1200万円)以上の収入を得ていると『インターナショナル・ビジネス
・タイムズ』が報じた。
 マッケンドリックさんが大喜びしているか、というと、自分が本当と信じてい
ない聖書を販売していることにジレンマを感じているようだ。
 それはそれとして、スペイン語の聖書が、たとえ質は悪くても、とても多くの
売り上げを上げていることに着目したマッケンドリックさん、他よりも髙品質な
アプリを作ることで、スペイン語聖書の市場が明るいことが分かった。聖書本文
をネットで見るだけでなく、音声版も発表したら、これが大当たり。制作費も素
材が聖書なだけに安上がりな所にメディアの関心を集めたと見られる。□

(写真参考=iPhoneで見るスペイン語聖書。http://www.ibtimes.com/ath
eist-sells-bible-app-iphone-grosses-100000-year-1805602/)

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◎少女に性的暴行加えたフィリピンの牧師逮捕

 【CJC=東京】マニラの大衆紙テンポが2月26日、ミンダナオ地方サンボ
アンガのプロテスタント系教会で、10歳の少女に性的暴行を加えた疑いで男性
牧師が逮捕された、と報じた。
 邦字紙マニラ新聞によると、少女は牧師に性的暴行を受けたと姉に告白、牧師
から少女に誘いの連絡が再び入ったため、警察が教会でおとり捜査を実施し、牧
師を逮捕した。□

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◎庭野平和賞に反『ボコ・ハラム』活動家

 【CJC=東京】第32回庭野平和賞を『障壁なき女性たちのイニシアティブ』
会長でペンテコステ派のエスター・アビミク・イバンガ牧師に贈る、と同財団が
2月28日発表した。賞金2千万円。
 授賞理由は「様々な宗教・民族グループの間に平和を打ち立てるよう活発に活
動」し、『ボコ・ハラム』による女性誘拐を非難したこと。
 同牧師はナイジェリアでキリスト者の家庭に生まれた。大学で経営学を学んだ
後、ナイジェリア中央銀行に勤務。1995年に『ジョス国際キリスト教伝道所』
を設立、主席牧師に就任。2010年に『障壁なき女性たちのイニシアティブ』
を創設、同団体の会長として、ナイジェリア国内を中心に、平和構築のための女
性の訓練や社会的弱者の権利擁護、国内避難民や貧困者への援助、紛争状態にあ
るコミュニティ間の対話・調停活動などで活躍している。
 贈呈式は5月14日、東京で行われる。□

(写真参考=イバンガ牧師。http://www.npf.or.jp/)

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《メディア展望》

 =カトリック新聞(3月1日)=http://www.cwjpn.com
★教皇、新枢機卿を親任=「奉仕に心開く教会に」
★教皇フランシスコ=エジプト人犠牲者のため祈る=キリスト者という理由で殺
★長崎・国宝 大浦天主堂=献堂150年祝う
★日本の信徒発見の聖母=典礼式文を中央協公開
★大航海時代の日欧文化交流史=無料のオンライン講座=上智大学が3月末から

 =キリスト新聞(2月28日)=http://www.kirishin.com
★映画「ヴァチカン美術館――天国への入口」公開=ワイン片手にキリスト論
★憲法9条の素晴らしさを世界へ=ノーベル平和賞受賞目指してシンポ
★〝社会の同調圧力になびかないで〟=石浜みかる氏が2・11集会で講演
★旧約聖書学「彷徨」これからも=東京女子大・守屋彰夫氏が最終講義
★「イスラム国」がエジプト人キリスト者斬首

 =クリスチャン新聞(3月1日)=http://jpnews.org
★各地で「2・11信教の自由を覚える集い」=私たちの問題意識のルーツ問う
=崔善愛さん
★今年こそノーベル平和賞!=「憲法9条」実行委 衆議院議員会館でシンポ
★オセアニア在住日本人を愛する集会=旅行者減でも人集まる=ニュージーラン
ド・渋沢憲一さん
★JEA社会委員会が声明=自衛隊海外派兵口実に邦人人質殺害事件を用いない
★正田真次氏が急逝=元KGK主事、学座・とうごまの葉の下代表

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