2016年08月

2016年08月29日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1336信

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(週刊)      2016年8月29日(月)      第1336信☆
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              = 目 次 =

     ▼バチカンに信徒・家庭・生命を扱う新組織設立

     ▼カンタベリー大主教が教皇と10月会見
     ▼台湾の陳副総統がマザー・テレサ列聖式へバチカン訪問

     ▼イタリア地震で教皇定例演説中止
     ▼アンジェラスの祈りで教皇「出来るだけ地震お見舞いに」

     ▼ノルウェー教会で脱会者が4日間で1万5053人
     ▼アメリカ人の宗教離れ進む=『ピュー・リサーチ・センター』

     ▼インドネシアのカトリック教会で司祭襲撃

     ▼イエス時代のシナゴーグ跡をガリラヤ湖南方で発見

       ▼≪メディア展望≫

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◎バチカンに信徒・家庭・生命を扱う新組織設立

 【CJC】教皇フランシスコは8月17日、自発教令を通して、バチカン(ロ
ーマ教皇庁)に信徒・家庭・生命を扱う新組織を設立した。教皇は自発教令の形
を持つ使徒的書簡「セドゥラ・マーテル」を発表した。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、書簡「セドゥラ・マーテル」で、教
皇は、信徒と家庭と人間の生命が福音の生きた証し、贖い主の愛の表現となるよ
う、これらを支え、助けることを望み、今日の状況を考慮すると同時に、教会の
求めに適合した、新組織の必要を述べた。

 新設される『信徒・家庭・生命省』は、独自の規約を持ち、これまでの教皇庁
信徒評議会と教皇庁家庭評議会の管轄と機能を合わせた組織となる。

 9月1日、教皇庁信徒評議会と教皇庁家庭評議会は新組織に移行し、両評議会
は廃止される。

 教皇は新組織の長官として、米ダラス教区のケビン・ジョゼフ・ファレル司教
を任命した。

 また、これまで家庭評議会議長を務めたヴィンチェンツォ・パリヤ大司教を、
教皇庁立生命アカデミー会長、および結婚と家庭のための教皇庁立研究所『ヨハ
ネ・パウロ2世』の理事長に任命した。□

――――――――
◎カンタベリー大主教が教皇と10月会見

 【CJC】聖公会の霊的最高指導者『カンタベリー大主教』のジャスティン・
ウエルビー氏が10月に2日間の日程でローマを訪問、8日に教皇フランシスコ
と会見する、と米カトリック通信『CNA』が報じた。

 ウエルビー大主教は同日、教皇と「晩の典礼」をサングレゴリオ・アル・セリ
オ・バシリカで行うと見られている。□

――――――――
◎台湾の陳副総統がマザー・テレサ列聖式へバチカン訪問

 【CJC】中華民国(台湾)総統府は8月24日、バチカン(ローマ教皇庁)
が9月4日に行う故マザー・テレサの列聖式に、蔡英文総統の特使として陳建仁
副総統を派遣すると発表した。訪問団は9月2日にバチカンに向け出発、8日に
台湾に戻る。台湾の『中央社』通信が報じた。

 陳副総統はカトリック信者。バチカンから「大聖グレゴリウス勲章」を授与さ
れており、『エルサレム聖墳墓騎士団』のメンバー。

 総統府によると、マザー・テレサは1985年に台湾を訪問、『仁愛伝道修女
会』を創立している。列聖式典では台湾の『台北愛楽室内合唱団』が歌声を披露
する予定。

 バチカンは欧州で台湾と外交関係を持つ唯一の国で、国交を樹立した1942
年から交流を続けている。ただ1951年に断交したバチカンと中国の歩み寄り
が伝えられ、双方が復交した場合の台湾への影響が注目されている。

 外交部の呉志中政務次長は、中国大陸がバチカンと対話するのは正常なことと
して「反対しない」と語っている。□

――――――――
◎イタリア地震で教皇定例演説中止

 【CJC】教皇フランシスコは8月24日、イタリア中部のペルージャ付近で
同日未明にマグニチュード6・2の地震が発生したことを受け、予定していた定
例演説を中止した。

 ロイター通信によると、教皇は、バチカンのサンピエトロ広場に集まった数万
の聴衆に対し、地震の被害に「深い悲しみを覚える」と述べ、共に犠牲者への祈
りをささげるよう呼びかけた。演説は来週に延期された。□

――――――――
◎アンジェラスの祈りで教皇「出来るだけ地震お見舞いに」

 【CJC】教皇フランシスコは8月28日、日曜正午のサンピエトロ広場での
アンジェラスの祈りに際し、出来るだけ早く、24日に起きた中部イタリア大地
震の被災者たちに会いに行きたいとの希望を表明した。同時に救援活動に従事す
る人々の献身的な働きを賛美し感謝した。バチカン放送(日本語電子版)が報じ
た。

 教皇は、「今日の主日のミサ中に朗読されたキリストの福音は 、傲慢心や出
世主義、虚栄,見栄などがどれ程の悪をわたしたちにもたらすかを示しています。
イエスはわたしたちにいつも最後の場を選ぶよう,すなわち小ささや,謙遜な態度
を取るよう勧めています。神のみ前でわたしたちが謙遜になればなるほど神はわ
たしたちを高め、神ご自身がわたしたちを高く上げるためにその身をかがめてく
れます。なぜなら自らを高める者は低くされ、へりくだる者は高められるからで
す」と語った。□

――――――――
◎ノルウェー教会で脱会者が4日間で1万5053人

 【CJC】ノルウェー国教会(ルター派)は8月15日、オンラインで信徒が
教会脱退の手続をできるようにした。AFP通信によると、開始後4日間で脱退
者は1万5053人に上った、と19日発表した。画面を数回クリックするだけ
で手続きが完了する手軽さが加速したのは予想通りという。

 同国の福音ルーテル教会は信徒総数を総人口の73%に当たる380万人と称
している。

 現在、ノルウェーは、国教会制度の廃止など政教分離を進めており、先行する
スウェーデンと同様、今後信徒数は減少してゆくと見られる。□

――――――――
◎アメリカ人の宗教離れ進む=『ピュー・リサーチ・センター』

 【CJC】アメリカの宗教は変革期にある、として電子メディア『ハフィント
ン・ポスト』が、自らの宗教から離れるアメリカ人が多いことの理由を、世論調
査機関『ピュー・リサーチ・センター』の調査を元に紹介している。

 「無宗教」に分類されるのは無神論者、不可知論者や組織化した宗教に関係の
ない人たちで、アメリカ市民の約4分の1に達している。

 「無宗教」は急成長して、今では福音派キリスト者に次いで、分類としては二
番目に大きい。

 「無宗教」の8割近くは、成人に達してから、それまで所属していた宗教から
離れる選択をしている。

 世論調査機関『ピュー・リサーチ・センター』が行った宗教分布調査では、信
仰者がその宗派を離れた理由を調べたが、とても示唆に富んでいた。

 宗教の中で育った「無宗教」の49%は、ただ信仰を止めたと回答している。
無神論者の82%、不可知論者の63%にも当てはまる。回答者の中には、科学
的な思考が年月と共に湧き出て来たという。信仰に幻滅するようになったと言う
人も。□

――――――――
◎インドネシアのカトリック教会で司祭襲撃

 【CJC】インドネシア・スマトラ島メダンのカトリック教会で8月28日、
ミサの最中に司祭が男に刃物で切り付けられ、腕を負傷した。男は教会内にいた
人々に取り押さえられた。共同通信が報じた。

 男は過激派組織『イスラム国』の旗に似た絵が描かれた紙を所持しており、警
察が事件の背景を調べている。

 警察によると、男は17歳。ミサに参列していたが、突然立ち上がり、司祭に
襲いかかった。手製の爆弾のようなものが入ったバックパックを背負っていたと
いう。

 首都ジャカルタで今年1月に起きた爆弾テロやジャワ島中部ソロで7月に起き
た自爆テロは、いずれも『イスラム国』に関係する過激派による犯行とされてい
る。□

――――――――
◎イエス時代のシナゴーグ跡をガリラヤ湖南方で発見

 【CJC】イスラエルのガリラヤ湖南端のタボル山近くのテル・レヘシュ遺跡
でで、イエスが生きていた時代のシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)跡をイスラエル
考古局の調査団が発見した。ユダヤ教正統派のサイト『ブレイキング・イスラエ
ル・ニュース』が8月16日報じた。

 『ガリラヤ湖キネレット大学』のガリラヤ湖考古学調査に当たっている研究所
上席調査担当のモッティ・アヴィアム博士は、第二神殿時代のシナゴーグで発見
されたのは8カ所しかないが、今回のものはその一つ、と言う。「ガリラヤ湖の
辺境地域で初めて発見されたものだ。イエスがガリラヤの村々のシナゴーグで説
教されたという新約聖書の記述を裏付けるもの」と同博士は指摘している。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(8月28日)=http://www.cwjpn.com
★主は困窮する人に共感を示し 信者を奉仕へ突き動かす=教皇の一般謁見講話
★教皇=聖母に祈る=搾取された女性のために
★第6回 東日本大震災復興支援全国担当者会議=これまでの支援踏まえて=地
元密着の活動に意欲=地域の潜在的課題との線引きに困難も
★バチカンに新省庁=「信徒と家庭、生命のため」
★毎日メールで“福音”=「信仰の糧」届けるサービス

 =キリスト新聞(8月27日・休刊)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(8月28日)=http://クリスチャン新聞.com
★各地で8・15集会=東京告白教会平和講演会で島田善次氏 沖縄の現状訴え
=「主よ、いつまでですか。解放を」
★貧困・多文化家庭で育った韓国の児童・青年ら=演奏を通して日韓交流=プル
ンチョジャンブラスバンド初来日公演
★戦前戦後の在り方問い信仰告白=戦後70年信者の罪の悔い改め聖会開催
★平山武秀氏逝去=OCCカレッジ校長・日本聖書協会評議員議長
★和解の実を求め核兵器のない世界を=第22回英連邦戦没捕虜追悼礼拝

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2016年08月22日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1335信

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(週刊)      2016年8月22日(月)      第1335信☆
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              = 目 次 =

     ▼米ルーテル教会がカトリックとの合意認める宣言採択
     ▼独カトリック司教協議会がルターを「信仰の教師」と呼ぶ
     ▼教皇がオランド仏大統領と会見、教会保護で連携確認

     ▼イタリアで司教がポケモンGO批判

     ▼人権抑圧地域にドローンで聖書落とす計画

       ▼≪メディア展望≫

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◎米ルーテル教会がカトリックとの合意認める宣言採択

 【CJC】マルチン・ルターがいわゆる95カ条の提題をウィッテンベルグ城
の教会の扉に貼り付けてから約500年、米最大の福音ルーテル教会(ELCA)
が、カトリック教会との間に「もはや教会を分裂させる問題はない」ことを認め
る宣言を8月10日採択した。RNS通信が報じた。

 「途上の宣言」と題されたもので、ニューオーリンズのアーネスト・N・コン
ベンションセンターで開催された「2016米福音ルーテル教会全教会大会」の
席上、931対9の大差で承認された。

 エリザベス・A・イートン総裁監督は宣言を「歴史的」なものとして、「わた
したちはまだ到達はしていないものの、一致への途上にあるのは事実。宣言はカ
トリックのパートナーとキリストにあってこれまで以上に十分に結び付いている
ことを認める助けになっており、さらに全てのキリスト者との一致を目指すわた
したちの関わりを強めることに役立っている」と語った。

 宣言は、いわゆる「宗教改革」500周年記念年に向けて準備を進めている中
で出されたもの。□

――――――――
◎独カトリック司教協議会がルターを「信仰の教師」と呼ぶ

 【CJC】独カトリック司教協議会がマルチン・ルターを「信仰の教師」と呼
ぶレポートを発表した。

 「エキュメニカルな展望における宗教改革」と題する文書は200ページを超
している。プロテスタント宗教改革がカトリック側には、否定的、軽蔑的な光の
中で捉えられることが多すぎる、と論議を提起している。マグデブルグのゲルハ
ルト・ファイゲ司教(エキュメニカル委員会議長)が発表したもので、ルターを
その「悔い改めと改宗における革新に対する関心」を理由に称賛している。

 文書は、カトリックとプロテスタントの間のより密接な結びつきを歓迎、特に
1980年と99年に発表された、義認問題に関する共同声明を取り上げている。

 教義上の違いはなおあるが、「もはや教会を分裂させる効果はありえない」と
言う。□

――――――――
◎教皇がオランド仏大統領と会見、教会保護で連携確認

 【CJC】各地でイスラム過激派の影響を受けたと見られるテロが相次ぐ中、
フランスのフランソワ・オランド大統領は8月17日午後、バチカン(ローマ教
皇庁)を訪れ、教皇フランシスコと会談した。

 今回の同大統領訪問は、私的な性格のもので、教皇は大統領とパウロ6世ホー
ルで約40分間、個人会談を行った。双方は教会や信者の安全確保について協議、
連携を確認した。

 フランスでは7月、85人が犠牲となった南部ニースのトラック暴走テロや、
司祭が殺害された北部ルーアン近郊のカトリック教会襲撃の惨事が続いた。オラ
ンド大統領は会談で、フランス国民に対する教皇の連帯姿勢に謝意を示した、と
イタリアのANSA通信は報じている。

 教皇は、イスラム過激派によるテロを非難する一方で、「一部の原理主義者の
蛮行」と強調。イスラム教徒とカトリック教徒が互いに憎悪を募らせるのではな
く、「平和的に共存」することが必要だと訴えた。

 教皇との会見に先立ち、オランド大統領は報道関係者の質問に答える中で、最
近フランスで相次ぎ起きた、ルーアン近郊の教会での司祭殺害と、ニースでのト
ラックテロ事件に言及した。

 「これらの恐ろしい試練において、教皇の言葉は大きな慰めとなり、フランス
の教会指導者らの言葉もフランスの一致を思い起こさせることに貢献した」と、
大統領は感謝を述べた。□

――――――――
◎イタリアで司教がポケモンGO批判

 【CJC】AFP=時事通信によると、イタリア・シチリア島南部ノートのア
ントニオ・スタグリアーノ司教が、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」
を「悪魔的」なゲームと呼び、ゲームをプレイする大勢の人々を「歩くしかばね」
にしていると批判した。現地紙が8月18日、伝えた。

 スタグリアーノ司教は、「ポケモンGO」の禁止を求めて訴訟を起こす用意が
あると語ったと言う。

 同司教は数日前にも「ポケモンGO」を批判、その際は「ナチズムに近い全体
主義システム」だと宣告、モンスター探しに夢中にさせることで「非常に大勢の
若者たちを疎外化した」と語っていた。

 スタグリアーノ司教は、ミサ中に人気歌手のノエミやマルコ・メンゴーニらの
ヒット曲を演奏したりすることで有名。□

――――――――
◎人権抑圧地域にドローンで聖書落とす計画

 【CJC】スウェーデン・ウプサラの『リーヴェッツ・オード(いのちの言葉)』
教会が、封鎖された地域に住む、人権を否定されている人々に、高度上空を飛ぶ
ドローンからカプセル大の超小型聖書を届けようという計画を発表した

 同教会のミッション・ディレクター(宣教部長)クリスチャン・オーケリエル
ム氏は、報道キャスターに「わたしたちの願いは、その人たちに希望とキリスト
の愛を伝えること」と語っている。

 同教会は、まずイラクにカプセル薬ほどの電子聖書数千個を送る計画。電池込
みなので、電気のない所でも使用可能という。

 同教会は、スウェーデンの福音派では有力で、米国のペンテコステ運動と密接
な関係にあるという。

 パレスチナ自治区の西岸地区でのイスラエルによる不法入植を資金面で助成し
ており、「カルト」と批判されている、と英メディア『メール』は報じた。

 聖書空輸計画は、同教会としては、新たな挑戦とは捉えていない、と言う。1
980年代には、当時のソ連に聖書を秘密裏に持ち込んでもいる。□

――――――――
◎「世界最悪」のキリスト画修復がオペラに

 【CJC】スペインの北東部の小さな町ボルハで、夫に先立たれた老婦人が教
会のイエス・キリストのフレスコ画を修復した結果、あまりにひどい出来上がり
に世界的な笑いの種になる出来事が、2012年2月にあった。

 「修復」された絵画は、漫画風な目で描かれた顔色の悪いサルのようで、口は
ゆがんだ染みのようだった。

 この出来事から数年がたち、修復したセシリア・ヒメネスさん(85)に対す
る評判は一転した。修復されたキリストのフレスコ画を一目見ようと、教会には
人々が押し寄せ、修復画がプリントされたマグカップやTシャツが販売されてい
る。そして8月20日に、この出来事から着想を得て作られた歌劇が上演される
ことが決まった、とAFP通信が報じている。

 歌劇を書いた米国の脚本家アンドリュー・フラック氏は「バッハやグレゴリオ
聖歌などの音楽と、レディー・ガガやフランク・シナトラ風の楽曲を合わせたハ
イブリッドだ」と、話している。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(8月21日)=http://www.cwjpn.com
★長崎「平和祈願祭」=いつくしみを伝えるために
★パキスタンの教会=病院での自爆テロ非難
★香港の枢機卿=使徒座非難 退ける=対中交渉は「互いの利益」目指す
★性暴力、対応が課題=全教区参加で「集い」開催
★群馬地区=ハンセン病問題考える=療養所内で平和旬間行事

 =キリスト新聞(8月20日)=http://www.kirishin.com
★中国 政治不信の時代こそ=香港紙「時代論壇」編集長インタビュー=意見交
わせるプラットホーム
★未信者の葬儀は遺族に慰め語る=「葬儀から日本宣教」シンポに清野勝男子氏
★日基教団と在日大韓教会がメッセージ=共生社会構築の道を模索
★「教団」の将来へと向かう集い=「日本伝道のために祈る会」
★イエスに信頼し、世界を変えよう=教皇ポーランド訪問、「世界青年の日」出

 =クリスチャン新聞(8月21日・休刊)=http://クリスチャン新聞.com

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2016年08月15日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1334信

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              = 目 次 =

     ▼米国務省報告書が欧州移民への宗教差別指摘

     ▼脱北者支援の牧師殺害の背後に孤児「臓器密売」組織?

     ▼「教会に官僚や有能な役人はいらない」と教皇
     ▼教皇、子どもが自らの性を選べると教育されるのは「とても不快」

     ▼バチカンが中国と国交回復決断か

     ▼天正遣欧使節の絵を教皇グレゴリウス13世子孫宅で発見

       ▼≪メディア展望≫

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◎米国務省報告書が欧州移民への宗教差別指摘

 【CJC】米国務省は8月10日、各国の宗教の自由に関する年次報告書(2
015年)を発表した。国内の少数宗教集団に対する各国政府の抑圧がなおも懸
念される中で、宗教的テロリストの脅威も増している

 欧州への移民や難民申請者について、「いくつかの政府が、宗教を理由に移民
の入国を懸念している」と指摘し、宗教差別に憂慮を示した。

 報告書は、ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相が「欧州のキリスト教的
価値」の擁護を繰り返し強調したり、スロバキア当局者が「イスラム教徒を治安
や文化、社会への潜在的脅威」としてキリスト者難民だけを選別すると言明した
りしていることを挙げている。

 報告書は、約200国について個別に「信教の自由」への対応に関し、調査し
た結果をまとめている。

 中国浙江省で2013年以降、キリスト教会が破壊されたり、1500以上の
十字架が撤去されているとし、教会の法律顧問をしていた人権派弁護士が15年
8月から数カ月間拘束されたことにも触れている。

 日本については、NGO諸団体や『世界平和統一家庭連合』(旧統一教会)や
『法輪功』などへの対応に関心を寄せている。「反ユダヤ主義」にからむ人権侵
害については、『サイモン・ウイゼンタール・センター』代表と会談したことを
記している。

 福岡にある、広島以西では最大のイスラム教モスクを在福岡領事館員が訪問し
たこと、在札幌領事館員が創価学会関係者、北海道神宮の神官と、信教の自由に
関する米国の立ち位置に関して討議したという。□

――――――――
◎脱北者支援の牧師殺害の背後に孤児「臓器密売」組織?

 【CJC】在京の北朝鮮観測サイト『デイリー・NK』が報じる所では、中国
吉林省の長白朝鮮族自治県で、脱北者の支援を行ってきた韓忠烈(ハン・チュン
ニョル)牧師が4月30日殺害されてから数々の疑惑が伝えられる中、北朝鮮の
国家安全保衛部(秘密警察)の仕業との見方が支配的だが、米政府系のラジオ・
フリー・アジア(RFA)は可能性の一つとして、違法な臓器密売組織の秘密を
探ろうとしたためではないかと見ている。

 長白教会から川を挟んですぐの北朝鮮領内には、愛育園と恵山中等学院がある。
いずれもコチェビ(浮浪児)や孤児を収容する施設だが、厳しい監視と教師によ
る暴力が日常化している。生徒たちは、冬は寒さを凌ぐために施設にいるが、暖
かくなれば施設から出て、川を越え韓牧師のもとに来て、横行している虐待行為
について話し、生徒3~4人が教師によってワンボックスカーに乗せられ、どこ
かへ連れていかれたきり行方がわからなくなっていると伝えた。

 韓牧師は、恵山中等学院、両江道(リャンガンド)の保衛部がグルになって、
中国の臓器密売組織に生徒たちを売り飛ばしているのではないかと疑い、教会の
屋上から望遠鏡で監視するようになった。それで殺されたのではないかという説
がある。

 一方、韓国のキリスト教放送(CBS)は、対北朝鮮情報筋を引用し、北朝鮮
国内での地下教会の設立計画が事前に保衛部に漏れたことで、韓牧師は殺害され
たのではないかと伝えている。長白教会は、地下教会を設立するために米国の某
団体から資金援助を受けていたと言う。□

――――――――
◎「教会に官僚や有能な役人はいらない」と教皇

 【CJC】8月14日、日曜正午のアンジェラスの祈りで、教皇フランシスコ
は、「キリストはこの世に愛熱の炎をもたらしに来た」という言葉を解説しなが
ら、教会には官僚は要らない、冒険を恐れない熱意に満ちた司牧者こそが必要な
のだと強調した。バチカン放送(日本語電子版)が報じた。

 聖霊の愛熱の炎は全て人間的な惨めさやエゴイズム、罪を焼き尽くし、内部か
ら全てを革新し、再生させ、愛することを可能にしてくれる。神の心から出発し
て神愛の炎は神のみ国を発展させ進歩させる。

 わたしは皆に聖霊の働きに完全に心を開くよう勧める。

 聖霊は、恐れることなく大海原に漕ぎ出し、全ての人々にキリストとその救い
と慈しみの慰めに満ちたメッセージを伝える勇気と大胆さを与えてくれるだろう。

 恐れや計算からひきずられることのないよう、またただ安全地帯だけを歩くこ
とに慣れてしまわないために教会は聖霊の助けを必要としている。この二つの態
度が教会を危険を決して冒さない官僚的なものにする。

 聖霊がもたらす炎は使徒的勇気を点火する。聖霊は壁やバリケードを乗り越え
させ、わたしたちをより創造的にし、さらに危険や不便や不確実さに満ちた道を、
出会う全ての人々に希望を提供しながら恐れなく進ませる。

 多くの宣教師たちや修道女、そして信徒たちが世界中多くの国々で時にはその
生命をもかけてキリストの福音の宣教に専念している。

 彼らの貴重な模範はわたしたちに、教会は官僚や優秀な役人たちではなくキリ
ストの慰めに満ちたことばとその恵みを全ての人々のもとに届けようとの熱愛に
燃えている宣教者たちこそ必要としていることを思い起こさしてくれる。これこ
そ聖霊がもたらす炎である。

 教会はこの炎を持たなければ生命を与えることの出来ない冷たく生ぬるい教会
になってしまう。なぜなら冷たく生ぬるい信徒たちの教会になってしまうからだ。

――――――――
◎教皇、子どもが自らの性を選べると教育されるのは「とても不快」

 【CJC】教皇はポーランドの司教らに対する講話のなかで、自らの性自認を
自分で決めることができると子どもたちに教えることを厳しく批判した。

 米専門週刊紙『カトリック・ヘラルド』などによると、「今日では、子どもた
ちは学校で次のように教わっている。誰もが自分の性別を選べる、と」と教皇が
述べたと言う。

 教皇はさらに「神は男と女を創造した。神は世界をこのように(男と女という
二つの性別が存在するように)創造したにも関わらず、わたしたちは神の意思と
はまったく異なったことをしている」と述べたと報じられた。

 子どもたちに自らの性を自分で決めることができると教えるのは、教皇によれ
ば「とても不快」なことという。

 LGBT(性的少数者)のカトリック者のための組織『尊厳あるアメリカ』
(ディグニティ・USA)は8月3日、声明を発表、性自認に関する教皇の言葉
は、多くの国でトランスジェンダーの若者に対する暴力を誘発しかねないことか
ら、「命を危険にさらす」と非難した。

 同組織のマリアン・ダディー=バーク事務局長は声明で、「教皇は、LGBT
について嘆かわしく危険なほどに無知だ。LGBT問題は該当する人々にとって
は文字通り、生死に関わる問題だというのに」と不快感をあらわにした。

 同事務局長はさらに、「教皇をはじめとして多くの人がいまだに理解していな
いことは、性は自ら『選ぶ』ものではないということだ。性は誕生のときに与え
られるものであって、なかには異なる性が間違って与えられてしまったと後に発
見する人がいる……今では、カトリック教会の公教要理でさえ『同性に対して排
他的にあるいは支配的に性的魅力を感じる』人々がいることを認めている。この
ことは、『深く根差した』現実だ」と述べた。□

――――――――
◎バチカンが中国と国交回復決断か

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が、かねて中国との国交回復を目指し準
備を進めている中で、最大の対立点である「司教任命権」について合意する用意
を示している、と香港カトリック教会の指導者、湯漢・枢機卿が香港のカトリッ
ク系週刊紙『公教報』(電子版)へ7月31日付けで寄稿、中国政府が司教任命
問題に関してバチカンとの間で「相互に受け入れ可能な計画を追求している」と
指摘した。

湯枢機卿は「中国教会と世界教会の統合」という題名の寄稿で「幸いにも数年間
の努力を傾けた末に中国政府が面目を一新する成果を上げた」と書いている。 

香港の宗教界やメディアは「ベトナム方式」が適用されると予想している。中国
当局が認める天主教愛国会所属の教会と中国当局が認めていない地下教会の主教
も共に参加する「中国主教団」を構成し、ここで主教を推薦する案が有力視され
ているという。

この問題が最終妥結すれば中国とバチカンの国交樹立への道が開かれるが、「一
つの中国」の原則を守る中国との修交は、台湾との断交までバチカンが覚悟した
ことを意味しているのか。

 「一つの中国」に反対し、台湾の「独立」を図るグループは、バチカンが中国
との国交を樹立する際に、教皇が台湾とも並行して国交を維持することに期待を
掛けている。□

――――――――
◎天正遣欧使節の絵を教皇グレゴリウス13世子孫宅で発見

 【CJC】九州のキリシタン大名、大友宗麟・大村純忠・有馬晴信の名代とし
て16世紀後半にローマに派遣した天正遣欧少年使節が1585年に当時のロー
マ教皇グレゴリウス13世(在位1572~85)に接見した際の様子を天井に
描いたフレスコ画が、ローマにある同教皇の子孫の邸宅で見つかった。

 フレスコ画は1855年ごろ、同教皇の子孫アントニオ・ボンコンパーニ・ル
ドビージ公爵の依頼で、画家のピエトロ・ガリアルディが制作。使節代表格の伊
東マンショとみられる少年の額に教皇が口づけする様子などが描かれている。

 20世紀前半に食堂が改築された際、新しい天井が造られ、フレスコ画は見え
なくなった。一家の古文書を研究するコーリー・ブレナン米ラトガース大准教授
が2012年、フレスコ画の全体像を収めた20世紀初頭の白黒写真を発見。6
月、小型カメラで天井の向こう側の元の天井に鮮やかな色彩の絵が描かれている
のを確認した。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(8月14日)=http://www.cwjpn.com
★今こそヒロシマから=平和のともしび 次世代に
★比叡山宗教サミット=世界平和祈りの集い=「人類の傷を一変させる」=宗教
者の使命=トーラン枢機卿がメッセージで
★回勅『ラウダート・シ』刊行=貧困・格差・環境問題 同じ根から
★教皇=ポルツィウンクラ訪問=「アッシジのゆるし」800年
★「女性助祭」研究へ=教皇、委員会メンバー任命

 =キリスト新聞(8月13日)=http://www.kirishin.com
★聖公会が「8・15平和メッセージ」=アジアにおける平和の実現目指す
★中東の現状知り「戦争反対」の声を=聖公会のG・コプティ氏が難民支援語る
★非軍事による紛争解決、平和構築へ」=M・ダンカン氏「非暴力平和隊」活動
報告
★仏ルーアンの教会で立てこもり=ジャック・アメル司祭死亡
★女性聖職復活の検討委設立=まず女性助祭の役割探る

 =クリスチャン新聞(8月14日)=http://クリスチャン新聞.com
★宣教師となった日・米元兵士たちの「出会い」NHKで放映=憎しみと報復の
連鎖超え
★人気観光地に刻まれた戦争=済州島は“本土防衛”の最前線
★ロシアで「伝道規制法」成立=いかなる伝道も禁止=シンポ「苦難と不条理の
中でいかに聖書を読むか」
★『3・11以降の世界と聖書 言葉の回復をめぐって』刊行記念=「教会が嘆
きの言葉発せる場に」=シンポ「苦難と不条理の中でいかに聖書を読むか」
★「第48回日本伝道の幻を語る会」で柏木哲夫氏=「イエスの平安こそ良き死
をもたらす」

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2016年08月08日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1333信

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(週刊)       2016年8月8日(月)      第1333信☆
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              = 目 次 =

     ▼女性聖職復活の検討委設立=まず女性助祭の役割探る
     ▼バチカンが司教任命権限で中国と合意へ?

     ▼「赦しの日」創始800年を記念し教皇がアッシジ巡礼

     ▼ケニアで「子どもが産めない」と夫が妻の両手切断

     ▼「平和の少女像」オーストラリアにも

       ▼≪メディア展望≫

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◎女性聖職復活の検討委設立=まず女性助祭の役割探る

 【CJC】教皇フランシスコはカトリック教会で認められていない女性聖職の
役割について検討する委員会の設立を決めた。バチカン(ローマ教皇庁)広報事
務所が8月2日発表した。

 教皇は5月12日、「女性助祭について研究するよう教理省に依頼すると共に、
この問題を研究する正式な委員会を設け、この問題を明らかにすることは、教会
のためにも良いだろう」と語ったが、バチカン内外で、発言の真意をめぐり理解
に微妙な差が生じていた。

 委員会は男性7人、女性6人の学者らで構成。カトリック教会内部では司祭に
次ぐ助祭に女性がなることの是非が議論されてきており、委員会は初期キリスト
教会に存在していた女性助祭の役割をまず明らかにする方針。

 委員長には教理省次官のルイス・フランシスコ・ラダリア・フェレール大司教
が任命された。委員には米紙『ナショナル・カトリック・レポーター』のコラム
ニストで、女性と助祭に関する著作もあるフィリス・ザガノ(Phyllis Zagano)
氏も任命されている。

――――――――
◎バチカンが司教任命権限で中国と合意へ?

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が、かねて中国との国交回復を目指し準
備を進めていたが、最大の対立点である「司教任命権」について合意する用意を
示している、と香港カトリック教会の指導者、湯漢・枢機卿が推測を明らかにし
た。中国とバチカンは1951年に断交している。

 湯枢機卿は香港のカトリック系週刊紙『公教報』(電子版)へ7月31日付け
で寄稿、中国政府が司教任命問題に関してバチカンとの間で「相互に受け入れ可
能な計画を追求している」と指摘した。

 将来、新たに設立される『中国司教協議会』をバチカンが公認し、同協議会が
司教候補者リストを教皇に提出、その中から教皇が適任者を司教として任命する
仕組みになるという。

 現在、中国のカトリック教会は、政府公認の『中国天主教愛国会』と教皇に忠
誠を誓う非公認の地下教会に分かれている。新司教協議会は愛国会と地下教会の
双方の司教で構成される。

 教皇フランシスコは2013年3月の着座以来、中国との関係改善を目指し、
訪中の意向も示している。しかしバチカンの対中急接近を懸念する声が内外にあ
ることも事実。湯枢機卿の寄稿は教皇の対話路線を支持する内容で、新展開が近
く行われることを事前に示唆したとも見られる。□

――――――――
◎「赦しの日」創始800年を記念し教皇がアッシジ巡礼

 【CJC】教皇フランシスコは8月4日、イタリ中部アッシジを巡礼、サンタ
・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂内の『ポルツィウンコラ小聖堂』で祈りを捧
げた。

 サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂は、聖フランシスコ大聖堂がそびえ
る旧市街の丘を下った西南地区にある。

 『ポルツィウンコラ小聖堂』は、聖フランシスコが回心後に修復した教会の一
つであり、フランシスコと同志たちにとって祈りと布教の重要な拠点だった。

 8月1日正午から2日の深夜まで、ポルツィウンコラで恒例の「アッシジの赦
しの日」が祝われた。この日に、痛悔と心からの回心をもってこの小聖堂を訪れ
る者には、免償(有限の罰の免除)が与えられる。今年は「赦しの日」の誕生か
らちょうど800年。

 教皇はこれを記念し4日、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂を訪れた
もの。ポルツィウンコラ小聖堂の中に入られ、長い祈りの時間を持たれた。

 続く講話の中で教皇は、聖フランシスコが開いた「赦しの道」は、8百年経っ
た今も天国を生み出し続けていると述べ、「赦しの道」が教会と世界を真に刷新
するということを、この「いつくしみの聖年」によりはっきりと示していこうと
招いた。

 講話に次いで教皇は、大聖堂に隣接する修道院で、地元の司教や、フランシス
コ会関係者と挨拶を交わした。教皇は修道院内の病棟を訪れ、療養中の会員らを
励ました。

 教皇は大聖堂の外に集った大勢の巡礼者、市民らに挨拶と祝福をおくり、アッ
シジを後にローマに戻った。□

――――――――
◎ケニアで「子どもが産めない」と夫が妻の両手切断

 【CJC】ケニアの英字紙『デイリー・ネーション』報道として、ネットメデ
ィア『テクインサイト』が伝えるところでは、結婚7年目を迎えるも自分たち夫
婦になかなか子どもが授からないことに憤った夫が妻に激しい暴行を働く事件が
発生した。

 子どもができない責任は一方的に妻のジャクリーン・ムエンデさんにあると決
めつけた夫のスティーブン・ンギラがジャクリーンさんの頭を斬りつけ、左の耳
の聴覚を失わせ、両手を切断した。

 しかしナイロビの病院の検査では、ジャクリーンさんは妊娠できる身体であり、
問題があるのはスティーブンの生殖器だとわかった。

 原因が自分自身にあることを隠すために妻の命を奪おうと考えたスティーブン。
ジャクリーンさんの父親はそのような理不尽な理由で娘が両手を奪われ、命さえ
も落としかねない怪我をさせられたことに対し激しく憤り地元の牧師に事情を訴
えた。しかし、牧師はジャクリーンさんにそのまま結婚生活を続け、祈り続ける
ように説得したという。現在、ジャクリーンさんはマチャコスにある母親の自宅
で療養している。

 警察も、傷が治れば暴力を振るう夫のもとへ戻れと言う。古い風習や因習にと
らわれる途上国にいまだ女性蔑視が深く根付いている現実を如実に表している、
と『テクインサイト』が報じている。□

――――――――
◎「平和の少女像」オーストラリアにも

 【CJC】オーストラリアのシドニーに「平和の少女像」が8月6日設置され
た。韓国紙『ハンギョレ』(日本語電子版)によると、米国(2カ所)、カナダ
に続き、韓国外に建てられた4番目の少女像で、北米地域以外に少女像が建てら
れたのはこれが初めて。

 『シドニー平和の少女像建設推進委員会』が同日正午、シドニーの韓国人会館
でオーストラリア除幕式を行った。

 平和の少女像は除幕式の後、近隣のアッシュフィールド教会に移された。アッ
シュフィールド教会は、人権運動家であり、シドニー少女像の建設を助けたビル
・クルーズ牧師が務める教会。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(8月7日)=http://www.cwjpn.com
★「恐れず 主に従おう」=教皇フランシスコ 閉会ミサで=WYDクラクフ大
★教皇、ポーランド訪問=キリスト教化1050年=歴史が示す神の「謙遜な愛」
★教皇=アウシュビッツで祈る=沈黙のうちに犠牲者を追悼
★国際診療の最前線=外国人患者の宗教大切に=東京・早稲田奉仕園で講演会
★ヘリパッド工事再開強行に抗議=正義と平和協議会会長

 =キリスト新聞(8月6日)=http://www.kirishin.com
★コプト教会初の会堂取得=京都・木津川=関係者ら100人が歴史的日を祝う
〝自分たちの言葉で礼拝できる〟
★3・11を聖書学の見地から研究=福嶋裕子、大宮謙、左近豊の3氏がシンポ
★獣化する国家に立ち向かう希望を=秘密保護法に反対する牧師の会が緊急セミ
ナー
★ふじかけ賞に『信仰問答』ほか5冊=著者らが授賞式に出席しスピーチ
★参院選結果受け、「なおも希望を」=同盟基督教団とバプ連が呼び掛け

 =クリスチャン新聞(8月7日)=http://クリスチャン新聞.com
★「JOMA Mission Seminar 2016」で鎌野直人氏=十
字路にたち十字架に歩め=「多様化する世界宣教 みんなでミッション!!」= 
自分はどう神様の働きに参画していくか
★介護事業運営の原点確かめて=TCU・ケアチャーチ=「世界孤児の日」へ歌
★田内千鶴子ゆかりの韓国からオケと歌手が来日=「世界孤児の日」へ歌声
★教会は自浄能力の回復を=卞牧師裁判=日韓の牧師が連名で声明
★「ホーム」が生きる意味生む=北九州ホームレス支援・奥田知志氏の講演

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2016年08月01日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1332信

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(週刊)       2016年8月1日(月)      第1332信☆
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              = 目 次 =

     ▼仏ルーアンの教会で司祭ら5人を人質に立てこもり
     ▼教皇がルーアン大司教に祈りのメッセージ

     ▼教皇がポーランド訪問、「世界青年の日」出席
     ▼教皇「イスラム教はテロリズムではない」

     ▼教皇が来年訪日の可能性

       ▼≪メディア展望≫

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◎仏ルーアンの教会で司祭ら5人を人質に立てこもり

 【CJC】仏北西部ルーアン近郊サンテティエンヌ・デュルヴレで26日午前
9時45分ごろ、刃物で武装した2人の男がミサ中の教会に押し入り、司祭や修
道女、信者ら5人を人質に取り、立てこもった。出動した警察特殊部隊が突入、
2人を射殺した。

 ジャック・アメル司祭(85)が喉を掻き切られ死亡、1人が重体、残る3人
は解放された。

 現場を訪れたフランソワ・オランド大統領は「過激派組織『イスラム国』(I
S)を名乗った」と記者団に語り、犯行は『イスラム国』によるテロと断定した。

 『イスラム国』系の通信社『アマク』は同日、「十字軍連合国を狙えという呼
びかけに呼応した作戦だった」との記事を配信し、2人は「戦士だ」と述べた。

――――――――
◎教皇がルーアン大司教に祈りのメッセージ

 【CJC】教皇フランシスコは7月26日、仏北西部ルーアンのドミニク・ル
ブラン大司教に電報を送り、殺害への深い悲しみを表明、「被害者の家族の苦難、
サンテティエンヌ・デュルヴレ教会とルーアン教区の痛みを覚え、祈りを共にす
る」と述べた。

 教皇は、「神、慈しみの父、ジャック・アメル神父を光の平和の中に、負傷者
を安らぎの中に受け入れてください」と祈りを捧げた。□

――――――――
◎教皇がポーランド訪問、「世界青年の日」出席

 【CJC】『世界青年の日』(ワールドユースデー=WYD)の出席を主な目
的としてポーランドを司牧訪問する教皇フランシスコは7月27日午後2時、ロ
ーマ郊外のフイウミチーノ国際空港からアリタリア航空特別機で出発、約2時間
の飛行の後、同日夕、ヨハネ・パウロ2世・クラクフ・バリツェ国際空港に到着
した。

 空港にはアンジェイ・ドゥダ大統領や政府関係者、同国カトリック教会のスタ
ニスラウ・ズヴィッツ大司教らが出迎えた。歓迎式典の後、教皇はオープンカー
で市内に向かった。

 バチカン放送(日本語電子版)などによると、ポーランド訪問2日目の28日、
教皇はカトリック教会の第31回『世界青年の日』(ワールドユースデー)世界
大会が開催されているクラクフから東北約100キロにあるチェンストホヴァに
向かった。

 同地のヤスナ・グラ巡礼聖堂を訪問した教皇は、ポーランドの保護者として、
人々の熱い崇敬を受けている『黒い聖母』のイコンの前で、祈りの時を持った。

 続いて教皇は、聖堂前の広場で捧げたミサの中で、ポーランド宣教1050年
を信者たちと共に祝った。説教で教皇は、神は自ら小さくなられ、人々の近くに
いて、具体的な業を行なわれる方、と述べた。同国への宣教1050年の祝いが
「いつくしみの聖年」と重なったことを摂理として喜びを表明した。

 「柔和で謙遜」 (マタイ11・29)で、その御国を「幼子のような者」(同
11・25)に好んで示される神は、自らもまた小さくなられ、ご自分の声を伝
え、その御名の啓示を助ける者として単純で心の素直な人々を選ばれた、と教皇
は述べた。

 ポーランドの人々の聖母への深い信心に触れながら、教皇は、マリアは主と完
全に呼応し、神の糸は歴史の中で「マリアの糸」と交わったと述べ、マリアは神
がわたしたちのところまで降り、近くに来られるための階段、「時の充満」のも
っとも明らかなしるしとなったと話した。

 教皇はポーランド訪問3日目の29日、南部オシフィエンチムにあるナチス・
ドイツのアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所跡を訪れ、有名なスローガン
「働けば自由になる」が掲げられた鉄製の門をくぐった。

 被収容者たちの点呼が行なわれ、集団絞首刑が執行されていた『点呼広場』で、
教皇は長い沈黙の祈りを捧げた。

 次いで『第11ブロック』を訪れた教皇は、ここで10人の生還者と会見した。
教皇は一人ひとりの手を固く握り、生存者たちの言葉にじっと耳を傾けられた。

 多くの無実の人々が銃殺された『死の壁』の前にランプの火を捧げられた教皇
は、壁を見つめ、それに手を触れ、祈った。

 続いて、教皇はマキシミリアノ・マリア・コルベ神父が他の被収容者と共に餓
死刑のために入れられ、亡くなった地下牢を訪れた。

 収容所で脱走者が出たことへ見せしめとして、10人が餓死刑に定められた時、
コルベ神父は、家庭を持つ1人の男性の身代わりとなることを自ら申し出て、他
の9人と一緒に地下の餓死室におくられた。

 地下牢でコルベ神父は仲間を励まし続け、2週間後、まだ生存していた他の3
人と共に注射を打たれ、殺害されたという。

 暗く狭い地下房に入られた教皇は、その中に一人で長い間留まり、頭を下げ祈
り続けられた。同日は、コルベ神父が死刑を宣告されてからちょうど75年目。

 教皇は、アウシュヴィッツ収容所の訪問帳に、「主よ、あなたの民を憐れんで
ください。主よ、多くの残忍さをお赦しください。フランシスコ 2016年7
月29日」とスペイン語で記した。

 続いて教皇は、アウシュヴィッツ収容所から3キロ離れたビルケナウ収容所へ、
カートで向かった。ビルケナウの犠牲者国際慰霊碑では、「暗い淵の底から、主
よ、あなたを呼びます」という言葉でで始まる詩編130編が、ユダヤ教のラビ
と、ポーランドの司祭によって、唱えられた。

 碑文を見つめながら歩んだ教皇は、慰霊碑の前にランプの火を灯し、沈黙の祈
りを捧げた。

 教皇はここで、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害の中、自らの命をかけてユ
ダヤ人を守った人々、「諸国民の中の正義の人」たち、25人と会見した後、教
皇は、『世界青年の日』大会が開催されているクラクフへ戻った。

 教皇は同日午後、クラクフ郊外プロコチム地区にある小児科病院を訪れた。こ
の大学系病院は、小児総合医療施設としてポーランド南部では最大の規模。

 教皇は病院のホールで、子どもの患者とその両親、医療関係者らに迎えられた。

 挨拶の中で教皇は、福音書の中には、主イエスが病者と出会ったり、病者の願
いを受け入れたり、病者のために快く赴く場面が何度も出てくることを指摘した。

 キリスト者として、イエスのように沈黙のうちに病者に触れ、祈りをもって寄
添えるならば、どれほどよいだろうかと教皇は感嘆しつつ、残念ながら今日の
「切り捨ての文化」の中で犠牲となるのは、まさに最も弱く傷つきやすい人たちで
あると述べた。

 支えが必要な人々に愛と優しさをもって奉仕することは、人類を成長させ、わ
たしたちに永遠の命への道を開かせると述べた教皇は、常にいつくしみをもって
良い業を行うよう、関係者を励ました。この後、教皇は病棟の子どもたちを見舞
い、その家族らを励まし、最後に、教皇は病院の礼拝堂で祈りを捧げた。

 教皇は同日夕、若者たちとキリストの受難を黙想しながら行なう信心業『十字
架の道行き』をブオニエの野外イベント場で行った。イエスが死刑の宣告を受け
てから、十字架上で息を引き取り、墓に葬られるまでの過程を、14の場面に分
け、各所ごとを黙想し祈る。

 世界各地でいつくしみの業を行う様々な教会系団体や修道会がビデオで紹介さ
れ、その関係者らが十字架を担いだ。舞台では現代舞踏のパフォーマンスを通し
て、イエスの道行きが表現された。

 『十字架の道行き』の後の説教で、教皇は「神はどこにいるのか。世界に悪が
あるのなら、神はどこにいるのか。人々は飢え、渇き、家もなく、難民となって
追われ、多くの無実の人が暴力やテロや戦争の犠牲となり、病気が人生や愛情の
絆をゆるがし、子どもたちが搾取されている世界で、神はどこにいると言えるの
か」と問いかけた。

 教皇はそれに対するイエスの答えとして、「神は彼らの中にいるのです」と説
明した。

 教皇は、訪問4日目の30日午前、ポーランドの教会関係者とミサを捧げた。
クラクフの『神のいつくしみ巡礼聖堂』で若者たちに赦しの秘跡を授けられた後、
続いて、近くにある『聖ヨハネ・パウロ2世巡礼聖堂』に向かわれた。 

 聖堂内は、神学者・イコン画家のマルコ・イヴァン・ルプニック神父のモザイ
ク画で覆われ、このミサのために祭壇には聖ヨハネ・パウロ2世の聖遺物が据え
られた。

 教皇は説教の中で、心を開き、自分自身から外に出るようにと、教会関係者ら
を励まし、故教皇ヨハネ・パウロ2世の、キリストのために「扉を開きなさい」
という招きに従い、恐れや快適さのために扉を閉めていようとする誘惑に打ち勝
たなければならないと説いた。

 『世界青年の日』クラクフ大会は31日、教皇による閉会ミサをもって終了し
た。

 クラクフ郊外の『いつくしみのキャンパス』で行われた閉会ミサには、警察の
発表によれば、約150万人が参加した。

 教皇はこのミサで、イエスに信頼し、世界を変えようと呼びかけ、正義と平和
に満ちた社会の構築に参加するよう、若者たちを励まされた。ミサの終わりに教
皇は、次回2019年の国際大会の開催国として、パナマの名を発表した。

 教皇は、同日午後、クラクフ大会のボランティアと実行委員らと会見、心から
の感謝を述べた。

 5日間にわたるポーランド司牧訪問を終えた教皇は、クラクフ・バリツェ空港
での送別式を経て、午後7時半、LOT・ポーランド航空特別機で帰国の途につ
いた。空港には、空港にはアンジェイ・ドゥダ大統領やアガタ・コルンハウザー
=ドゥダ夫人、スタニスラウ・ズヴィッツ大司教らが見送った。出発は悪天候の
ため約1時間遅れた。□

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◎教皇「イスラム教はテロリズムではない」

 【CJC】教皇フランシスコは7月31日、イスラム教徒をテロリストと同一
視することはできないと述べ、欧州社会が若者たちを過激派の手中に追い込んで
いると警告した。

 AFP通信などが報じるところでは、「イスラム教がテロリズムだと言うのは
真実ではなく、間違っている」、と教皇はポーランド訪問の帰路、特別機の機内
で報道陣にこう語り、さらに「イスラム教を暴力行為と同一視するのは、正しい
ことだとは思わない」と続けた。

 教皇の発言は、仏北西部ルーアン近郊の教会でジャック・アメル司祭(85)
が男2人に殺害され、イスラム過激派組織『イスラム国』が犯行声明を出した事
件を非難する際に、イスラム教に言及しないとの自身の決断を再度明らかにした
ものと見られる。

 「ほぼ全ての宗教に、原理主義者の小集団は常に存在する。われわれキリスト
者も例外ではない」「もしわたしたちがイスラム教徒の暴力について語るならば、
キリスト者の暴力についても語らなければならない」などと教皇は述べている。

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◎教皇が来年訪日の可能性

 【CJC】河井克行首相補佐官は7月28日、バチカンで国務省外務局次長の
アントワン・カミレリ神父と会談、教皇の早期訪問を要請した。同神父は来年の
訪日を検討したいと応じた。□

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《メディア展望》

 =カトリック新聞(7月31日・休刊)=http://www.cwjpn.com

 =キリスト新聞(7月30日・休刊)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(7月31日)=http://クリスチャン新聞.com
★内なる差別に目をとめよ=KGK共催=信州夏期宣教講座エクステンションで
李明忠氏
★日本初=エジプト発の伝統キリスト教=コプト正教会の会堂が誕生
★世の秩序超える選択肢示せ=緊急連続セミナー「この国はどこへ行くのか」で
島薗進氏講演
★近代日本キリスト者の衝突=成瀬仁蔵新史料発見の辻直人氏が講演
★「助けて」言える社会目指す 北九州ホームレス支援の奥田知志氏が講演 

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