2016年10月

2016年10月31日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1345信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)      2016年10月31日(月)     第1345信☆
====================================

              = 目 次 =

    ▼バチカン典礼秘跡省のメンバー総入れ替え
    ▼バチカンが火葬に新指針、散骨や自宅保管は認めず
    ▼教皇、イエズス会総会参加者らと出会い

    ▼北朝鮮主導「国際テコンドー連盟」が教皇に「名誉9段証」
    ▼教皇を描いた落書きをローマ市が撤去

    ▼ヘブライ語でエルサレムに言及した紀元前7世紀の文書
    ▼「キリストの墓」初調査し元の形を再現へ

    ▼イタリア連続地震で14世紀の教会ほぼ崩壊

       ▼≪メディア展望≫

====================================
◎バチカン典礼秘跡省のメンバー総入れ替え

 【CJC】教皇フランシスコが典礼秘跡省のメンバーを総入れ替えするという
思い切った措置に踏み切った。同省が典礼、特に秘跡を促進し、関連諸規則を定
めることを任務としていることから、教皇の意図も分かろうというもの。

 数年ごとに各省のメンバー数人を入れ替えるのは教皇の施策として珍しいこと
ではないが、10月28日の人事では同省のメンバーに27人を新任した。その
ほとんどが革新派として知られ、また国際色も強まった。

 今回の変革は同省長官のロベール・サラ枢機卿の行動に枠をはめたと見る向き
もある。同枢機卿は、典礼の敬虔度を強める方向と「改革の改革」を打ち出して
いた。

 新メンバーに国務省長官のピエトロ・パロリン枢機卿、聖職者省長官のベニア
ミノ・ステラ枢機卿、文化評議会議長のジャンフランコ・ラバージ枢機卿といっ
た「大物」が任命されたことも注目される。

 新メンバーで論議の的はピエロ・マリニ大司教。ヨハネ・パウロ2世教皇の元
で典礼の責任者として務めていた時には典礼保守派としばしば衝突していた。

 米国からは司教協議会の典礼委員会議長を務めているニュージャージー州パタ
ーソンのアーサー・セラテッリ司教が任命された。□

――――――――
◎バチカンが火葬に新指針、散骨や自宅保管は認めず

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が10月25日、火葬に関する新指針を
明らかにした。火葬後の遺灰を海にまいたり自宅に置いたりしてはいけないと規
定している。

 火葬後の遺灰は教会の墓地など「神聖な場所」に収めなければならないとし、
遺灰を親族の間で分けたり、遺品やジュエリーなどに入れるなどして保管するこ
とは認めない方針を打ち出している。

 カトリック教会は20世紀後半から火葬を容認してきたものの、今回の指針に
は、火葬が「死についての誤った考え」を生じさせかねないというバチカンの懸
念が見える。

 火葬が普及するに伴い、カトリックの教えに反する「新たな思想」が広まりつ
つあるとして、バチカンは自然崇拝や自然主義、ニヒリズム(真理に対する極度
の懐疑論)を特に問題視。そうした理由から火葬を選ぶのであれば、カトリック
の埋葬は受けられないという。

 カトリックの教えでは、人は肉体も魂もすべて復活する。指針では火葬につい
て「神がその全能性において遺体に新たな生命を与える妨げにはならない」とし
ながらも、死者の体が神聖なものとして扱われない懸念を生じさせると指摘。
「教会は遺体を埋葬(土葬)することによって、その遺体のよみがえりにおける
信仰を確かなものとし、その人格の一部としての肉体に対する多大な尊敬の念を
示すことを意図している」とする。

 こうした理由から、死者の神聖さを表すためには土葬が最善だとしながらも、
火葬には衛生面や社会、経済面で正当化できる理由があるとは認めている。□

――――――――
◎教皇、イエズス会総会参加者らと出会い

 【CJC】カトリック修道会『イエズス』は、ローマで第36回総会を開催。
10月14日、新総長として、ベネズエラ管区のアルトゥロ・ソサ・アバスカル
神父を選出した。ソサ神父はイエズス会の歴史で初めてヨーロッパ以外の国出身
の総長。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇フランシスコは24日、ローマ
のイエズス会本部に赴き、新総長はじめ総会参加者らに挨拶した。

 教会は皆さんを必要とし、信頼している、と教皇は述べ、特に霊的・物理的に
他の人たちが行けない場所、行くことが困難な場所に到達するために、教会は皆
さんに期待をかけていると話した。

 教皇はこの出会いで、会員らの宣教への情熱を新たにするために、聖イグナチ
オの霊性に沿って、「神に慰めを絶え間なく求める」「十字架につけられた主に
思いをはせる」「教会と共にいて、進んで善いことをする」の三つの助言を行っ
た。□

――――――――
◎北朝鮮主導「国際テコンドー連盟」が教皇に「名誉9段証」

 【CJC】北朝鮮情報専門サイト『デイリーNKジャパン』によると、北朝鮮
が主導する『国際テコンドー連盟』(ITF)は、テコンドーの精神を象徴的に
示す人物として、教皇フランシスコにテコンドーの名誉9段証を授与したという。
ITFのジョージ・バイタル広報担当が10月26日、米政府系の『ボイス・オ
ブ・アメリカ』(VOA)との電話インタビューで明らかにした。

 バイタル氏によると、9月4日にバチカンのサンピエトロ広場でマザー・テレ
サを聖人として推戴する儀式が行われた際、北朝鮮のリ・ヨンソンITF総裁の
委任を受けたアドルフォ・ビラヌエバ副総裁が、列聖式を執り行った教皇に名誉
段証を直接授与したと言う。□

――――――――
◎教皇を描いた落書きをローマ市が撤去

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)近くのローマ市内の壁に10月19日、
教皇フランシスコを描いた等身大より大きな落書きが出現したが、数時間後に当
局が撤去する出来事があった、とロイター通信が報じている。

 落書きには、教皇が踏み台に乗って三目並べのゲームをし、スイスの衛兵が見
張りをしている様子が描かれていた。マルとバツが書かれているが、マルの記号
はピースマークになっている。同日午後に当局が市の清掃職員とともに現場に到
着し、高圧洗浄スプレーで撤去した。

 落書きはストリートアーティストのマウロ・パロッタさんが製作、紙に書いた
ものを夜間に壁面に糊付けした。

 当局は昨年も同じ地区で、教皇をスーパーマンになぞらえたパロッタ氏の落書
きを撤去している。□

――――――――
◎ヘブライ語でエルサレムに言及した紀元前7世紀の文書

 【CJC】AFP=時事通信によると、イスラエルの考古学者らは10月26
日、ヘブライ語によるエルサレムの記述を含む紀元前7世紀のパピルス文書を公
開した。聖書以外で同地への言及がある文書としては最古のもの。イスラエル当
局者はユダヤ教とエルサレムのつながりを示す証拠だと主張している。

 イスラエル考古学庁のアミール・ガノール氏はAFPの取材に対し、「イスラ
エルの考古学の分野で、新約聖書以外で初めてエルサレムという都市がヘブライ
語で記されたもの」と述べた。

 このパピルス文書は死海近くで発見され、長期にわたる調査の末、闇取引で売
られる直前に密輸業者から押収したという。ガノール氏はこの文書について「ユ
ダヤ人がこの地に2700年前にいたこと」を証明するものだとしている。

 東エルサレムにあるイスラム教の聖地『アルアクサ・モスク』をめぐり、国連
教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)と論議が交わされている最中に今
回のパピルス文書の発表が行われた。ガノール氏は、密輸捜査の影響で発表が遅
れたためで、偶然の一致だと説明している。□

――――――――
◎「キリストの墓」初調査し元の形を再現へ

 【CJC】エルサレムの聖墳墓教会にはイエス・キリストの遺体を埋葬したと
伝えられる墓があるが、元の形を知るために、500年間で初めて墓の大理石の
板を取り外す。米誌『ナショナル・ジオグラフィック』が報じた。

 聖墳墓教会は、1810年の再建以来初めて改装される。墓の大理石の板は1
555年ごろに設置されたという。 同誌によると、学者は「伝説によるとキリ
ストの遺体が安置されていた石のオリジナルの表面を見る」ために、長い検査を
行う計画。□

――――――――
◎イタリア連続地震で14世紀の教会ほぼ崩壊

 【CJC】イタリア中部で大規模な地震が連続発生しているが、ノルチャ近郊
で10月30日発生したマグニチュード6・6の地震では、20人が負傷し、3
000人余りが避難を余儀なくされている。600年以上の歴史を持つ教会もほ
ぼ崩壊した。

 30日の地震は一帯を襲った地震としては36年ぶりの大きさだったが、死者
が出たという報告はない。負傷した20人も軽傷だという。

 被災した歴史的建造物のうち最も重要なものは、14世紀にさかのぼるノルチ
ャの聖ベネディクト教会。何世紀もの間多数の地震に耐えてきたが、8月末以降
続く地震で損壊し、30日の大地震で正面部分を残して全て倒壊した。

 ノルチャの住民は安全上の理由から自宅に戻るのを禁止され、一時的な宿泊場
所があるトラジメーノ湖までバスで移動した。

 AFP通信によると、マッテオ・レンツィ首相はローマで開いた記者会見で
「疲弊があきらめに変わってはならない」と被災者らを励ますとともに、被災し
た家屋は全て再建すると改めて確約した。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(10月30日)=http://www.cwjpn.com
★教皇の一般謁見講話=キリスト教的な慈善のわざ=募金だけでなく
個人的な関わりを
★教皇=「いつくしみの金曜日」=児童養護施設を訪問
★イラク北部モスル奪還作戦=キリスト教徒に期待と不安
★大阪教区=国際協力の日=国籍、文化超え 共に=滞日シリア人の声聞く
★新しいビル完成=真生(しんせい)会館で記念式典=東京

 =キリスト新聞(10月29日・休刊)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(10月30日)=http://クリスチャン新聞.com
★ゼロから出発し現在、47都道府県千800教会協力=日本CGNTV開局1
0周年=記念感謝礼拝でイ・ジェフン氏メッセージ=放送で神の御国発見を
★卓球で汗流し日韓親善=8教会参加 第2回ピンポンまつり卓球大会開催
★茨城県常総市水害から1年=地元出身者 復興支援に関わり続け
★『自由への指針』出版記念会で著者・大嶋重徳氏=十戒は喜びの教え
★今日の貧困への宗教者の役割は?=「教会と地域福祉」フォーラム21第6回
シンポ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        ◆世界キリスト教情報◆ご案内

☆ニュースレター(PDF)・メールマガジン(整形テキスト)・同報メール
(無整形テキスト)などのお申し込み・お問い合わせは ckoriyama★gmail.com
までご連絡ください。活動自体のご案内もいたします。アドレスの★印は半角の
@に置き換えてください。
☆既刊号は下の各サイトでご覧いただけます。
・ニュースレター=PDF
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/
・メールマガジン
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/
・同報メール
http://cjcskj.exblog.jp/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/
……………………
☆CJC通信(メディア向けですが、どなたでもお読みいただけます)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/
☆CJC通信速報(Twitterを利用しています)
http://twitter.com/cjcpress/
☆RSSご利用の際は
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 23:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年10月24日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1344信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)      2016年10月24日(月)     第1344信☆
====================================

              = 目 次 =

    ▼司教任命問題でバチカンと中国交渉〝大詰め〟
    ▼バチカンが中国と司教任命方法で年内に合意も

    ▼ウェルビー大主教とキリル総主教が会談
    ▼英国国教会が『教会法』の見直しへ

    ▼モーセ最期の地「ネボ山」の記念聖堂が10年ぶり再公
     開

    ▼イタリアでエクソシストの神父らを逮捕
    ▼マクドナルドのバチカン出店計画に枢機卿ら反発

       ▼≪メディア展望≫

====================================
◎司教任命問題でバチカンと中国交渉〝大詰め〟

 【CJC】中国政府から派遣された代表団がローマでバチカン(ローマ教皇庁)
の代表と10月中にも司教任命問題に関する交渉を決着させる、との観測をロイ
ター通信が報じた。

 さらに中国は、少なくとも新司教2人を年内に任命する準備を進めており、そ
れにバチカンも祝福を与えるものと見られる。

 バチカンの同意なしに中国が任命した司教は、教会からは正当性がないものと
されているが、その中の少なくとも4人をバチカンが認めることにしたとの情報
もある。□

――――――――
◎バチカンが中国と司教任命方法で年内に合意も

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が1951年に断交した中国との文化交
流に力を入れている。中国との関係改善を目指し、訪中に意欲を示している教皇
フランシスコの意向を受けてのものと見られる。司教の任命方法で双方が年内に
合意する可能性があるとも観測されている。

 歴代の教皇が避暑地として使用してきたローマ郊外の「夏の離宮」カステルガ
ンドルフォの宮殿の居室部分が10月22日から史上初めて一般公開された。こ
れに先立ち21日に開かれた宮殿公開記念式典では、中国の書と音楽が紹介され
た。バチカン権威筋によると、中国の文化機関と交流合意を結んだバチカン美術
館が中国の芸術家と代表団を式典に招待した。

 式典では、中国の女性楽団が民族音楽を演奏する中、中国人画家・書家の崔自
黙さん(49)が「仁愛」と大書した。数日前に教皇フランシスコと接見した崔
さんは「中国とバチカンの関係の幕開けだ」と述べた。

 バチカン美術館のアントニオ・パオルッチ館長は毎日新聞などの取材に「中国
とは雪解けが起きている。中国人芸術家の式典参加は親善の印。教皇は(在位中
に)中国との友好関係を樹立したいと望んでいる」とバチカンの対中接近を説明
した。

 バチカンで9月末に開かれた地球環境保全に関する学術シンポジウムには中国
の関係団体が参加している。一方、中国では、バチカン・システィーナ礼拝堂の
天井画を描いたミケランジェロなどの作品の展覧会を開催する計画が進んでいる
という。

 中国のカトリック教会は政府公認の『中国天主教愛国会』と教皇に忠誠を誓う
非公認の地下教会に分かれている。

 バチカンと中国政府は作業部会を設置し、受け入れ可能な司教任命方法につい
て議論を重ねてきた。ロイター通信は21日、双方が今月末までに合意の取りま
とめを目指す見通しだと報じている。□

――――――――
◎ウェルビー大主教とキリル総主教が会談

 【CJC】ロシア正教会のモスクワと全ロシア総主教キリルが10月15日か
ら18日まで英国を訪問した。

 キリル総主教の訪英は、英国のロシア正教会スールジ教区の招待に応じたもの。
同教区は今年、英国におけるロシア正教会300年の歴史を記念した行事を行っ
ている。

 総主教は18日、英国国教会の霊的最高指導者カンタベリー大主教ジャスティ
ン・ウェルビー氏と、ロンドンの大主教公邸『ランベス宮殿』で会談した。

 同日、キリル総主教はエリザベス英女王をバッキンガム宮殿に訪問しており、
そこでもウェルビー大主教はロンドン主教リチャード・シャルトルらと共に同席
した。

 2人は、この地球上のさまざまな地域での平和維持に共同して取り組む計画に
ついて論議した。

 総主教は16日には、ロンドンのエニスモアガーデンズにある生神女就寝大聖
堂を再び成聖(「聖なるものと成す」の意)しており、この成聖式にも、ウェル
ビー大主教とシャルトル主教が同席していた。

 総主教は18日夕、ロンドン北西部のルートン空港から帰国した。□

――――――――
◎英国国教会が『教会法』の見直しへ

 【CJC】英国国教会が、多くの教区で日曜礼拝を全ての教会で実施出来ない
事態に直面、朝夕の日曜礼拝の実施を義務付けている教会法の見直しに当たって
いることが、米メディアCNNの取材で10月23日までに明らかになった。

 礼拝が一部の教会では行うことが不可能となっている背景には、参加する信者
の減少や、司祭が担当する教会の増加があるとみられる。

 国教会は今年、日曜礼拝などへの参加者が過去10年で12%減少したとの2
014年版の統計データを公表した。参加者はイングランドの総人口の2%に留
まっている。

 国教会の報道担当者は、過去数十年にわたり複数の教会がある教区が増え、聖
職者が日曜ごとに全ての教会で礼拝などをこなすことが不可能になった、という。

 これでは聖職者や教会が教会法に違反していることになるが、それにはやむを
得ない側面があるとの判断を示したもの。

 報道担当者は、日曜礼拝に絡む教会法の見直しは礼拝参加者の減少とは関係が
ないことを強調、現状を正常化させることが本来の狙いと主張はしている。□

――――――――
◎モーセ最期の地「ネボ山」の記念聖堂が10年ぶり再公開

 【CJC】モーセが「約束の地」を見渡した後に死んだとされているネボ山
(標高817メートル)は、ヨルダンの首都アンマンの南西約30キロにある。
そこにモーセの死を偲んで4世紀後半に建てられた教会と修道院の遺跡があり、
そこにモーセ記念聖堂が建てられている。しかし遺跡が崩壊しかけていることが
判明したため、記念聖堂は閉鎖されたが、約10年を経て再び公開された。

 10月15日には記念式典が行われ、教皇フランシスコの特使で、教皇庁東方
教会省長官のレオナルド・サンドリ枢機卿が、宗教指導者やヨルダンの政治家、
外交官ら500人余りを前に、「今この地にある霊的宝は、ヨルダンと人類のも
の」と語った。□

――――――――
◎イタリアでエクソシストの神父らを逮捕

 【CJC】AFP通信が10月21日伝えたところでは、悪魔払いとスピリチ
ュアルな「ヒーリング」を行うことで知られるイタリア・シチリア島パレルモの
サルバトーレ・アネロ神父(59)と、サルバトーレ・ムラトーレ陸軍大佐(5
2)の2人が、性的虐待容疑で逮捕された。

 アネロ神父は、「ヒーリングの祈り」の最中に女性4人と12歳の少女に性的
ないたずらをした疑いが持たれている。この儀式は病気からの回復や悪魔払いの
ためとして行われていたと見られる。

 アネロ神父の逮捕に先立ち、ムラトーレ陸軍大佐に対し、同様の容疑で6カ月
間に及ぶ捜査が行われていたという。両容疑者は勾留中で、被害者が他にもいる
可能性があるとして捜査が続けられている。□

――――――――
◎マクドナルドのバチカン出店計画に枢機卿ら反発

 【CJC】AFP=時事通信によると、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエ
トロ大聖堂の右手に、米ファストフード『マクドナルド」』の店舗をオープンす
る計画が、聖職者たち、とりわけ入居予定の建物の階上で暮らす枢機卿たちを激
怒させている。

 この建物には7人の枢機卿が住んでいる。自身は居住していないものの、その
7人に代わって1015日付の伊紙『レプブリカ』のインタビューに応じたエリ
オ・スグレッチャ枢機卿は、「控えめに言っても物議を醸す、倒錯した決定」と
して「サンピエトロのコロネード(列柱)に面する、世界有数の特徴ある広場の
建築的伝統にまったく敬意を払っていない」と述べた。また怒った枢機卿の1人
は、店舗開設に介入するよう教皇フランシスコに嘆願書も書いた。

 家賃は月3万ユーロ(約340万円)と言う。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(10月23日)=http://www.cwjpn.com
★教皇フランシスコ=即時停戦 訴える=シリアの「非人道的」情勢に
★教皇の一般謁見講話=いつくしみの行いで「無関心の病」根絶を
★原発の問題 考えるために=『今こそ原発の廃止を 日本のカトリック教会の
問いかけ』=中央協議会から発行
★ドミニコ会設立800年=修道家族 一堂に=松山
★欧州外から総長=イエズス会史上初めて

 =キリスト新聞(10月22日)=http://www.kirishin.com
★「教会と地域福祉」フォーラム21=関西で初のシンポジウム=ボランティア
・福祉・教会=「外に」出ていき他者と
★〝震災経て教会観の転換を〟=第6回日本伝道会議 多彩な分科会
★「宗教改革500年」を前に企画展=ルーテル学院大図書館で11月5日まで
★イムマヌエル綜合伝道団=『讃美歌選』を来年発行
★18年のシノドスは「若者」テーマに

 =クリスチャン新聞(10月23日)=http://クリスチャン新聞.com
★“現代の奴隷制”日本にも=NFSJ代表 山岡万里子氏警鐘「知って伝えて
ほしい」=イエス様ならどうされただろうか
★「べっぴんさん」の舞台でキリスト教史学ぶ
★関西で初「教会と地域福祉」フォーラム21=教会の試金石とは=地域の人々
の痛みに寄り添っていくこと
★憲法9条にノーベル受賞ならずも=憲法が憲法である限り取り組み続ける
★「相模原障害者施設殺傷事件」受け声明=いのち尊重し合う共生社会を=NC
C「障害者」と教会問題委員会

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        ◆世界キリスト教情報◆ご案内

☆ニュースレター(PDF)・メールマガジン(整形テキスト)・同報メール
(無整形テキスト)などのお申し込み・お問い合わせは ckoriyama★gmail.com
までご連絡ください。活動自体のご案内もいたします。アドレスの★印は半角の
@に置き換えてください。
☆既刊号は下の各サイトでご覧いただけます。
・ニュースレター=PDF
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/
・メールマガジン
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/
・同報メール
http://cjcskj.exblog.jp/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/
……………………
☆CJC通信(メディア向けですが、どなたでもお読みいただけます)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/
☆CJC通信速報(Twitterを利用しています)
http://twitter.com/cjcpress/
☆RSSご利用の際は
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 17:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年10月17日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1343信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)      2016年10月17日(月)     第1343信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼ボコ・ハラムから解放の女子生徒らが家族と再会
     ▼中央アフリカで武装勢力が報復襲撃

     ▼教皇が新枢機卿名を発表、11月に公開枢機卿会議召集

     ▼国連総会が次期事務総長にグテレス氏を任命

     ▼アルゼンチンの裁判所が教会に520万円支払い命令
     ▼「宗教改革」記念式典への入場券追加発売

       ▼≪メディア展望≫

====================================
◎ボコ・ハラムから解放の女子生徒らが家族と再会

 【CJC】ナイジェリア北東部チボクの学校から2014年にイスラム過激派組織
『ボコ・ハラム』により拉致された女子生徒200人以上のうち、解放された2
1人が10月16日、家族と再会した。AFP通信が報じた。

 首都アブジャで開かれたキリスト教式の式典に出席した1人の少女は、40日
間食べ物なしで生き延びたとしながら、「森の中にいた時、飛行機からの爆弾が
すぐ近くに落ちたこともあった。けがはしなかった」と述べた。

 式典の途中で少女らの親族が到着し、2年ぶりの再会を果たした。

 式典は女子生徒らの解放の交渉を行ったナイジェリアの治安部隊によって催さ
れた。拉致された女子生徒の多くはキリスト教信者だったが、人質となっていた
間に強制的にイスラム教に改宗させられたという。

 当初、女子生徒276人が拉致されたが、直後に数十人が脱走。今年に入って
からは、4カ月の乳児を抱いた19歳の少女が見つかっている。□

――――――――
◎中央アフリカで武装勢力が報復襲撃

 【CJC】AFP=時事通信によると、中央アフリカ中部カガバンドロで10
月12日、イスラム教徒主体の武装勢力『セレカ』が教会などを襲撃し、避難民
ら30人が死亡、57人が負傷した。平和維持活動(PKO)の『国連中央アフ
リカ共和国多元統合安定化派遣団』(MINUSCA)が13日、明らかにした。
 地元ラジオ局から発電機を盗もうとしたセレカの戦闘員が殺害された。MIN
USCAは「セレカが行き過ぎた報復攻撃を行い、教会に隠れていた避難民らが
殺された」と説明している。□

――――――――
◎教皇が新枢機卿名を発表、11月に公開枢機卿会議召集

 【CJC】教皇フランシスコは10月9日、公開枢機卿会議を11月19日に
開くことを告げ、その中で任命される17人の新枢機卿(有権枢機卿13人、非
有権枢機卿4人)の名前を発表した。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、バチカンでは10月8、9日に、聖
母マリアへの信心をテーマにした聖年行事として、ロザリオの祈りや教皇ミサが
行われた。9日、ミサの後半に唱えられた正午のアンジェラスの祈りの際に、教
皇は公開枢機卿会議の開催を告知、さらに「いつくしみの特別聖年」の終了日の
前日11月19日に枢機卿会議を開き、この中で5大陸の11カ国から13人の
有権枢機卿(教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿)を任命することを明ら
かにした。

 教皇は、翌20日「王であるキリスト」の祭日に、『いつくしみの特別聖年』
の閉幕ミサを、新枢機卿らをはじめ、枢機卿団・司教・司祭らと共同司式したい
と述べた。

 新枢機卿13人の名前は次の通り。(以下、発表順・敬称略・括弧内は出身国
・所属修道会)
1.マリオ・ゼナーリ、駐シリア教皇大使(イタリア)
2.デュドネ・ヌザパランガ、バングイ大司教(中央アフリカ・聖霊会)
3.カルロス・オソロ・シエラ、マドリッド大司教(スペイン)
4.セルジョ・ダ・ロシャ、ブラジリア大司教(ブラジル)
5.ブレーズ・J・キュピック、シカゴ大司教(米国)
6.パトリック・ド・ロザリオ、ダッカ大司教(バングラデシュ・聖十字会)
7.バルタサル・エンリケ・ポラス・カルドソ、メリダ大司教(ベネズエラ)
8.ジョセフ・ド・ケセル、ブリュッセル大司教(ベルギー)
9.モーリス・ピア、ポートルイス大司教(モーリシャス)
10.ケヴィン・ジョセフ・ファレル、教皇庁信徒・家族・生命省長官(米国)
11.カルロス・アギアール・レテス、トラルネパントラ大司教(メキシコ)
12.ジョン・リバト、ポートモレスビー大司教(パプアニューギニア・聖心布
教会)
13.ジョセフ・ウィリアム・トビン、インディアナポリス大司教(米国・レデ
ンプトール会)

 また教皇は、教会の司牧に大きく貢献し、今は第一線を退いている名誉大司教
1人・名誉司教2人、またキリスト者としてのはっきりとした証しを示した司祭
1人の(教皇選挙の投票権を持たない)新枢機卿4人の名前を発表した。
1.アンソニー・ソテル・フェルナンデス、クアランプール名誉大司教(マレー
シア)
2.レナート・コルティ、ノヴァラ名誉司教(イタリア)
3.セバスティアン・コト・コアライ、モハレス・フーク名誉司教(レソト・オ
ブレート会)
4.エルネスト・シモーニ、シュコドラ=プルト大司教区・司祭(アルバニア)

――――――――
◎国連総会が次期事務総長にグテレス氏を任命

 【CJC】国連総会は10月13日、元ポルトガル首相のアントニオ・グテレ
ス氏を次期第9代事務総長に任命した。

 同氏は、潘基文事務総長の後任として2017年1月に就任する。任期は5年。

 ジュネーブに本部を置く国連難民高等弁務官事務所のメリッサ・フレミング報
道官はグテレス氏の正式な任命を受け、ツイッターで「新国連事務総長グテレス
氏こそが、ほとんど不可能な職務への適任者だ」と期待を述べた。

 同地の仏語日刊紙『トリビューン・ド・ジュネーブ』は、「国連の仕組みと移
民問題に関するグテレス氏の完璧な知識が有利に働いた」と述べ、同氏の元首相
としての経歴が重要視され、国連難民高等弁務官としての実務が評価されたとし
ている。

 グテレス氏はポルトガルの首都リスボン生まれ。67歳。1995~2002
年までポルトガル首相。2005~15年には国連難民高等弁務官に就任し世界
各地で難民問題に取り組んだ。英語、フランス語、スペイン語など4カ国語に堪
能。□

――――――――
◎アルゼンチンの裁判所が教会に520万円支払い命令

 【CJC】AFP=時事が伝えるところでは、アルゼンチンの首都ブエノスア
イレスの裁判所が10月15日、カトリック教会大司教から性的虐待を受けたと
主張する元神学生の男性の訴えを認め、教会に75万6000ペソ(約520万
円)の支払いを命じる判決を下した。

 カトリック信徒が多数を占めるアルゼンチンで、教会に対する民事訴訟でこの
種の判決が出たのは初めて。

 男性は、北部サンタフェ州で神学生だった1992年に教区の大司教から虐待
を受けたと訴えた。大司教は2002年に辞任。刑事裁判で09年に禁錮8年の
有罪判決を受けた後、控訴審が差し戻しを命じたが、再審理を待たず12年に7
5歳で死去している。□

――――――――
◎「宗教改革」記念式典への入場券追加発売

 【CJC】「宗教改革」500年記念式典が10月31日、スウェーデンのマ
ルメのアリーナでルーテル世界連盟(LWI)とカトリック教会合同で開催され
る。式典入場券はすでに完売しているが、武力抗争が劇化しているシリア難民救
援を旗印に入場券を追加発売することにした。1枚100スウェーデン・クロー
ネ(約1140円)でネット販売会社『チケットマスター』を通じる、と言う。

 マルメ・アリーナでは、ルーテル世界連盟とカトリック救援機関『国際カリタ
ス』が協力協定に署名する。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(10月16日)=http://www.cwjpn.com
★教皇フランシスコ=伊中部 地震被災地を訪問=静かに祈り、慰めの言葉
★教皇と聖公会大主教=宣教と奉仕で協力促す
★同性愛やトランスジェンダーの人にも司牧ケア受ける権利=教皇の機上記者会
★新枢機卿17人を叙任=教皇=紛争地の教区などから
★「性虐待被害者のための祈りと償いの日」=特別臨時司教総会で設置承認

 =キリスト新聞(10月15日)=http://www.kirishin.com
★東京国際ブックフェア=キリスト教書も幅広く=日本聖書協会ブースに1千人
★「命の最終的価値判断は神に」=ルーテル学院大・江藤直純学長が調布市市民
講座
★NCC宣教会議プレ集会=青年宣教を話し合う
★牧師が「ホンネで」語り合う番組=「What The Pastors!!」
1周年で公開収録
★阪神間の風景が作品の背景に」=関西学院大学で遠藤周作学会全国大会

 =クリスチャン新聞(10月16日)=http://クリスチャン新聞.com
★第6回日本伝道会議閉幕=福音宣教に更なる発進=伝道に柔軟性と積極性を
★「クリスマス見本市2016」開催=がん哲学外来樋野氏講演=生きる根源的
意味をがんを通して考える
★前回ラグビーW杯伝道のリーダー講演=「関係をもつことが大切」=7MED
IA Vision2020特別会議
★東京ホライズン25周年=10月16日に記念集会
★反戦、差別撤廃訴えた日基教団牧師=宗像基氏逝去

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        ◆世界キリスト教情報◆ご案内

☆ニュースレター(PDF)・メールマガジン(整形テキスト)・同報メール
(無整形テキスト)などのお申し込み・お問い合わせは ckoriyama★gmail.com
までご連絡ください。活動自体のご案内もいたします。アドレスの★印は半角の
@に置き換えてください。
☆既刊号は下の各サイトでご覧いただけます。
・ニュースレター=PDF
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/
・メールマガジン
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/
・同報メール
http://cjcskj.exblog.jp/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/
……………………
☆CJC通信(メディア向けですが、どなたでもお読みいただけます)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/
☆CJC通信速報(Twitterを利用しています)
http://twitter.com/cjcpress/
☆RSSご利用の際は
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 19:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年10月10日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1342信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)      2016年10月10日(月)     第1342信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼2018年のシノドスは「若者」をテーマに
     ▼スポーツと信仰の世界会議開幕式に教皇出席
     ▼教皇がカンタベリー大主教と夕べの祈り

     ▼ポーランドの中絶禁止法案が反対多数で否決
     ▼麻薬取引を公然非難したアルゼンチンの司祭殺害
     ▼次期国連事務総長へグテーレス氏任命確実に

     ▼バルセロナ市がサグラダ・ファミリア教会に建設業許可証取得要請?
     ▼キリシタン資料の修復を和紙の技術で

       ▼≪メディア展望≫

====================================
◎2018年のシノドスは「若者」をテーマに

 【CJC】バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇フランシスコは、次
回2018年10月にバチカン(ローマ教皇庁)で開催する世界代表司教会議
(シノドス)「第15回通常総会」のシノドスのテーマに「若者」を選んだ。

 諸国の司教協議会、東方典礼カトリック教会、修道会総長連盟、前回のシノド
ス出席司教らの意見を参考にし、「若者たち、信仰と召命の判断(仮訳)」を、
テーマとして設定したもの。

 若者たちに対する司牧を促すこのテーマは、最近行われた「家庭」をテーマと
した二つのシノドスで浮かび上がった課題と、シノドス後の教皇の使徒的勧告
『アモリス・レティティア』(仮訳=愛の喜び)」の内容を引き継ぐもの。□

――――――――
◎スポーツと信仰の世界会議開幕式に教皇出席

 【CJC】スポーツと信仰に関する最初の世界会議『人間性のためのスポーツ』
が10月5日から7日までの日程で、バチカン(ローマ教皇庁)で始まった。

 教皇フランシスコは、国連の潘基文事務総長や国際オリンピック委員会(IO
C)のトーマス・バッハ会長が出席した開幕式で「スポーツは民族や宗教の壁を
越えて全ての人が参加し、社会に偉大な価値をもたらす」と呼び掛けた。□

――――――――
◎教皇がカンタベリー大主教と夕べの祈り

 【CJC】バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇フランシスコは10
月5日、英国国教会カンタベリー大主教のジャスティン・ウェルビー氏と共に、
ローマ市内の『モンテ・チェリオの聖アンドレア・聖グレゴリオ教会』で夕べの
祈りを行った。

 この祈りの集いは、1966年の教皇パウロ6世とマイケル・ラムゼー大主教
の歴史的出会いから、今年で50年を迎えることを記念して行われた。

 『モンテ・チェリオの聖アンドレア・聖グレゴリオ教会』と英国のキリスト教
とは深い結びつきがある。

 教皇グレゴリウス1世(大聖グレゴリウス、在位590~604)は、聖ベネ
ディクトの影響を深く受け、ローマのチェリオの丘に修道院を建て、自ら修道者
として生活。575年、この場所に聖アンドレアに捧げた教会を献堂した。

 教皇に選出されたグレゴリウス1世は、596年、ブリタニア宣教のため、聖
アンドレア修道院の院長であったアウグスティヌス(カンタベリーのアウグステ
ィヌス)をはじめとする修道士たちを現地に派遣した。

 集いの言葉で教皇は、大聖グレゴリウスが1400年以上前にブリタニアに派
遣した神のしもべ・アウグスティヌスが、最初のカンタベリー大司教となり、仲
間たちと共に人々に福音のメッセージをを告げ知らせた、その歴史を回想。今日
わたしたちもまた、神の御国の喜ばしい知らせを伝えるために、兄弟たちを派遣
したいと呼びかけられた。

 この機会に、カトリック教会の司教と、英国国教会の主教、各19人が、2人
1組となって協力し、それぞれの大陸で、言葉と行いを通して、最も弱い人々に
奉仕し、福音を述べる使命を託された。

 教皇とウェルビー大主教によって署名された共同宣言では、完全な一致の障害
となっている諸問題を乗り越えるべく、神学対話だけに留まらず、特に自然保護
や、福祉・支援、平和構築などにおいて、行動や実質を伴ったエキュメニズムの
道を歩んで行きたいという趣旨が強調された。

 ウェルビー大主教と英国国教会の使節は翌6日、バチカン宮殿で教皇に迎えら
れ、会談した。□

――――――――
◎ポーランドの中絶禁止法案が反対多数で否決

 【CJC】ポーランド議会下院は10月6日、与党『法と正義』が成立を目指
していた、人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する法案を賛成58、反対352、
棄権18で否決した。中絶禁止法案に反対する女性たちの抗議の声が、政治家を
動かした形となった。

 国民の90%以上がカトリックのポーランドでは、ヨーロッパの中で最も厳し
い中絶禁止法が1993年施行されている。中絶が認められるのはレイプ、近親
相姦、母体に危険が及ぶ時、胎児に先天性異常がある時で、違反した場合、最高
で禁錮2年の量刑が科される。

 今回の改正中絶禁止法案は、中絶が母体に危険が及ぶ場合だけに限られ、量刑
は最高で禁錮5年まで引き上げられるというものだった。この中絶規制の強化案、
当初はカトリック教会の支持も受けていたが、司教たちから「中絶をした女性を
投獄するのは支持できない」という声が上がっていた。

 首都ワルシャワ、グダニスク、ウッジ、ヴロツワフ、クラクフなど各都市でお
よそ10万人が参加した大規模デモが起き、女性たちは黒い服に身を包み、「私
たちには医者が必要だ。宣教者じゃない!」などと抗議の声を上げた。□

――――――――
 ◎麻薬取引を公然非難したアルゼンチンの司祭殺害

 【CJC】アルゼンチン北部サン・ミゲル・デ・トゥクマンで、麻薬取引を公
然非難していたフアン・エラルド・ヴィローチェ神父の遺体が10月5日、司祭
館で発見された。カトリック・ワールド・ニュースが報じた。

 麻薬取引非難以後、度重なる脅迫に生命の危険を感じた神父は転任を志願、受
け入れられたが、「ノベナ」(9日間の連続祈祷)を全うしたいと異動を留保し
ていた。

 トゥクマン大司教区は「事実が敏速に明らかになることを望み、司法の動きに
信頼している。わたしたちに関係することには全て協力する」との声明を発表し
た。□

――――――――
◎次期国連事務総長へグテーレス氏任命確実に

 【CJC】今年で2期10年の任期を終える国連のパン・ギムン(潘基文)事
務総長の後任として安全保障理事会は10月5日、ポルトガルの元の首相、アン
トニオ・グテーレス前国連難民高等弁務官を唯一の候補として国連総会に勧告す
ることを決めた。

 グテーレス氏はポルトガルの首都リスボン生まれの67歳、カトリック。社会
党の国会議員を経て1995年から2002年まで首相を務めたあと、2005
年からは、国連の難民高等弁務官として、イラク、ミャンマー、ソマリア、シリ
アなど、世界各地で難民問題に取り組み、日本もたびたび訪れ、政府や企業など
を精力的に回って難民支援を呼びかけてきた。

 グテーレス氏が国連の次の事務総長に選出されることが確実になったことにつ
いて、同氏が妊娠中絶と同性婚に反対していることから、同性愛活動家の中には、
同氏を「ホモホビック」(同性愛嫌悪)と非難する人もいる。ただ同氏は201
5年に、「誰も自分の性的指向や性同一性を理由に脅かされない世界」を求める、
と発言している。□

――――――――
◎バルセロナ市がサグラダ・ファミリア教会に建設業許可証取得要請?

 【CJC】スペインのメデイア『ラ・バングアルディア』によると、アダ・コ
ラウ市長率いるバルセロナ市役所は近く、サグラダ・ファミリア教会と話し合い
をし、建設業許可証をどのように取得できるか解決策を模索する意向。

 サグラダ・ファミリア教会は現在まで、電気、水道、ガス代を支払っていたも
のの、バルセロナ市に対する税金を納めたことがない。

 1882年3月19日に着工後、134年間も建設業許可を申請していなかっ
たという。これまでバルセロナ市長が現在までサグラダ・ファミリア教会に要請
してこなかったため。

 建設業許可証を取得した場合、建築物の予算の3・35%が税金として徴収さ
れる予定。

 教会は年間2500万ユーロ(1ユーロは約115円)の予算なので、単純に
計算すると、大司教区は年間約84万ユーロが徴収される。

 ただ、サグラダ・ファミリア教会が世界遺産に登録されていることから最大9
5%減額される可能性はある。

 サグラダ・ファミリア教会の報道担当によると、この地域はその昔サン・マル
ティ市があり、アントニ・ガウディは1885年に建設許可証を取得していた。
しかしその後97年に同市はバルセロナ市に併合され、その際、建築基準に適合
しなかったとか。□

――――――――
◎キリシタン資料の修復を和紙の技術で

 【CJC】江戸時代のキリシタン禁制についての史料に関するバチカン(ロー
マ教皇庁)と日本の研究グループによるワークショップが10月5~6日、バチ
カン図書館などで開かれ、文書の保存や修復の取り組みが紹介された。和紙を使
った修復技術の実演もあり、欧州の専門家らが参加した。共同通信社が報じた。

 史料は1932~50年に大分県を拠点に活動したイタリア出身の宣教師マリ
オ・マレガ神父(サレジオ会)が同県臼杵市などで集めたもの。1万点以上がバ
チカン図書館で2011年に発見された。

 これを機会に、バチカン図書館と日本の共同研究として『マレガ・プロジェク
ト』が、史料の調査や目録化とデジタルデータ化による保存のために、準備段階
を経て2013年11月、日本側の大学共同利用機関法人『人間文化研究機構』
(総括責任者=国文学研究資料館)と同図書館との契約により正式に発足した。

 発見された文書群は、大半が新出の未整理状態にある。これらを世界に向けて
公開するため、『マレガ・プロジェクト』は内外の研究機関・関係者の協力を得
て目録作成や保存修復、デジタル画像作成、データベースの作成・公開などの基
本事業と同時に、この文書の学術的価値や可能性を情報発信するこ目指している。

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(10月9日)=http://www.cwjpn.com
★教皇 西アジア2カ国歴訪=ジョージア訪問 平和と一致求める旅
=アゼルバイジャン訪問 違いの尊重と対話促す
★空爆続くシリア北部=教皇、市民への支援訴える
★罪人のための教会=教皇=「悔い改め」と「ゆるし」語る
★日本カトリック難民移住移動者委員会=現代の“奴隷制度”学ぶ
★国際フェスタ開催=横浜教区の末吉町教会で

 =キリスト新聞(10月8日)=http://www.kirishin.com
★日本賛美歌学会 第16回大会・東京=賛美歌を〝共有〟する!?=歌集編纂
の関係者が教派超え議論
★教会と地域福祉をつなげるために=引地達也氏・最上義氏がアーモンドの会で
発題
★マザー・テレサ列聖記念に映画祭=千葉茂樹監督が撮影時の思い出語る
★「キリスト教書100選」フェア開催=八重洲ブックセンター本店皮切りに全
国で
★伊アッシジで宗教対話集会=60カ国から500人超が参加

 =クリスチャン新聞(10月9日)=http://クリスチャン新聞.com
★1,600人が参加=第6回日本伝道会議開催=「再生へのRe-visio
n」=ライト氏「教会は神のミッションのため存在」
★青年の声を聴けるか=NCC「宣教会議2018」に向けプレ集会
★国内法に影響を与えてきた人権条約=ヘイトスピーチ解消法成立は一歩前進=
青山学院大学神学科同窓会主催公開講座で申惠□(シンヘボン)氏講演
★小坂忠氏プロデビュー50周年=大阪・東京で記念コンサートwithユーオ
ーディア
★トランプ氏のヒラリー氏批判演説を牧師が中断

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        ◆世界キリスト教情報◆ご案内

☆ニュースレター(PDF)・メールマガジン(整形テキスト)・同報メール
(無整形テキスト)などのお申し込み・お問い合わせは ckoriyama★gmail.com
までご連絡ください。活動自体のご案内もいたします。アドレスの★印は半角の
@に置き換えてください。
☆既刊号は下の各サイトでご覧いただけます。
・ニュースレター=PDF
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/
・メールマガジン
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/
・同報メール
http://cjcskj.exblog.jp/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/
……………………
☆CJC通信(メディア向けですが、どなたでもお読みいただけます)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/
☆CJC通信速報(Twitterを利用しています)
http://twitter.com/cjcpress/
☆RSSご利用の際は
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 21:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年10月03日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1341信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)      2016年10月3日(月)      第1341信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼ジョージアとアゼルバイジャンを教皇が訪問
     ▼ジェンダー論を学校で教えるのは「教化」と教皇
     ▼教皇が2017年中にインドとバングラデシュ訪問へ
     ▼イスラエルのペレス前大統領死去に教皇が弔意
     
     ▼安藤忠雄氏が「山の教会」を台湾に建設へ

     ▼沖縄・勝連城跡からローマ帝国時代コイン

       ▼≪メディア展望≫

====================================
◎ジョージアとアゼルバイジャンを教皇が訪問

 【CJC】教皇フランシスコは、9月30日から10月2日まで、ジョージア
の首都トビリシと古都ムツヘタ、またアゼルバイジャンの首都バクーを訪れた。

 教皇フランシスコの登位後、16回目の海外司牧訪問(イタリアを除く)。今
年6月に訪れたアルメニアに続き、コーカサス地方への訪問は2度目。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇フランシスコは、9月30日午
前ローマを出発、同日午後3時前、最初の訪問国ジョージアの首都トビリシ国際
空港に到着した。

 教皇は空港でギオルギ・マルグヴェラシヴィリ大統領夫妻と全ジョージアの
『カトリコス』イリヤ2世総主教の出迎えを受け、歓迎式に臨んだ。

 市内に入った教皇は、まず大統領官邸にマルグヴェラシヴィリ大統領を表敬訪
問され、大統領と個人会談を行った後、官邸の中庭で、ジョージアの各界要人・
外交団を前に挨拶した。

 教皇は、文明と文化の出会いと交流の地、聖ニロの宣教によって4世紀から息
づく長いキリスト教の歴史を持つ国、ジョージアを訪れた喜びを述べた。

 世界の様々な場所で、自分と異なるものを認めない風潮が広がっていることを
懸念される教皇は、市民間の対話のあるところに、理性や穏健さや責任が育ち、
民族・言語・政治的信条・宗教の違いは、互いを豊かにし、共通善に寄与するも
のとなると話した。

 カトリック教会が、当局や、ジョージア正教会をはじめとする諸教会・諸宗教
との協力のうちに、ジョージアの社会に奉仕することを願われた教皇は、同国に
神の祝福と、平和と発展の賜物を祈った。

 教皇フランシスコは、首都トビリシにある、ジョージア正教会の総主教庁で、
全ジョージアのカトリコス総主教ムツヘタとトビリシの大主教イリヤ2世に迎え
られた。

 イリヤ2世と教皇は個人会談の後、謁見の間で両教会の関係者と、ジョージア
の文化人らを前に、公式の会見を行った。

 この出会いでは、ジョージア正教会の聖歌隊によって、イリア2世自身作曲の
「アベ・マリア」が歌われた。

 その後、教皇は、カルデア典礼の共同体と交流された。トビリシの聖シモン・
バル・サバ教会には、東方カトリック教会のカルデア典礼に属する小さな共同体
がある。この共同体は過去の歴史の中で迫害や暴力を逃れて難民となったカルデ
ア典礼の信者たちによって生まれたもの。しかし今世紀に入り、特にイラクとシ
リアの内戦から避難した信者らが増加している。

 2009年に完成した新教会堂は、世界中に離散したカルデア典礼の信者たち
の寛大な寄付によって建てられた。

 カルデア典礼のルイス・ラファエル1世サコ・バビロン総大司教と共に、詰め
掛けた約300人の信者たちは、教皇の訪問を熱心に歓迎した。

 祈りの後、聖堂の外に出られた教皇は、信者たちに囲まれながら、平和の象徴
として一羽の鳩を飛ばされた。

 ジョージア訪問2日目の10月1日、首都トビリシの競技場で行われたラテン
典礼の教皇ミサには、カトリック教会の他典礼に属する信者や、正教会など諸キ
リスト教会の関係者らも参列した。

 リジューの聖テレーズ(幼きイエスの聖テレジア)を記念したこの日、教皇は
説教で、特に教会を支える女性たちの役割に言及した。

 教皇は、聖ニノに始まる古いキリスト教の歴史を持つジョージアで、信仰を守
り伝え、紛争など困難な状況の中で神の慰めをもたらし続けてきた、多くの祖母
や母たちの存在を示した。

 ミサの後、午後から教皇はトビリシ市内の聖母被昇天教会で、ジョージアのカ
トリック教会の司祭や修道者、神学生らと会見、その後、カミロ修道会の医療セ
ンターを訪れ、病者らに祝福を与え、医療従事者やカリタス関係者を励ました。

 教皇は10月1日、ジョージア訪問最後の公式行事として、ジョージア正教会
の精神的中心であるムツヘタのスヴェティツホヴェリ大聖堂を訪問した。

 ムツヘタは、ジョージア東部に紀元前3世紀から紀元6世紀にかけて存在した
イベリア王国の首都。教皇が訪問したスヴェティツホヴェリ大聖堂と、その他の
二つの修道院は、ムツヘタの歴史的建造物群として、ユネスコの世界遺産に登録
されている。

 大聖堂を訪れた教皇は、前日に続き、全ジョージアのカトリコス総主教イリヤ
2世に迎えられた。

 同大聖堂にはキリストの聖なるトゥニカ(上衣)が保管されてきたという古い
伝承がある。

 総主教と教皇は、キリストの聖なるトゥニカと共に聖シドニアが葬られたとい
われる祭壇に、共にろうそくを捧げ、祈った。

 教皇は、キリスト者たちが分裂を前に諦めることなく、むしろキリスト教的兄
弟愛の精神に力づけられ、その裂け目を再び縫い合わせることが必要と強調。ジ
ョージア正教会とカトリック教会のあらゆるレベルにおける兄弟愛と協力を育ん
でいくことを要望した。

 10月2日朝8時、ジョージアを後にした教皇は、2番目の訪問国アゼルバイ
ジャンに向かい、午前9時半に到着した首都バクーのヘイダル・アリエフ国際空
港で、教皇は同国の政府・教会関係者の出迎えを受けた。

 バクー市内に入られた教皇は、サレジオ修道会の司牧センターに隣接した無原
罪の聖母教会で、アゼルバイジャンのカトリック共同体のためにミサを捧げた。

 教皇は、首都バクーの大統領府で歓迎式に臨み、続いてイルハム・アリエフ大
統領と官邸で個人会談を行った。

 この後、教皇は、アゼルバイジャンの自由と国家の統一のために命を落とした
人々に捧げられた戦没者記念廟を訪問し、祈りを捧げた。

 バクーのアリエフ・センターで行われた各界要人との出会いの席で教皇は、ア
ゼルバイジャンが今月18日に独立25周年を迎えることに触れ、同国のこれま
での発展を振り返ると共に、今後の課題に考えをめぐらされた。

 教皇は、アゼルバイジャンのこれまでの経済・社会の目覚しい発展と、そのた
めの大きな努力を称賛、同国が弱い立場の人をはじめ、すべての人々に関心を持
ち、異なる民族・宗教による多文化の長所を認識した社会の構築を続けることに
期待を示した。

 教皇は、コーカサス地方が対話と交渉を通じて係争を乗り越え、かつて聖ヨハ
ネ・パウロ2世が同国訪問で述べたように、「東洋と西洋を結ぶ扉」となること
ができるようにと要望した。

 教皇は、首都バクーのモスクで、コーカサスにおけるイスラム教指導者アッラ
ーシュクル・パシャザデ師に迎えられた教皇は、同師と個人会談を行った。

 続いて、教皇は同師と共に、アゼルバイジャンの正教会や、ユダヤ教、他のキ
リスト教教会などの、諸宗教の指導者たちと会見した。

 「神の名のもとに決して暴力が振るわれることがないように」と強調した教皇
は、世界で多くの紛争が広がるこの「夜」に、「諸宗教が平和の曙となるように」
と願った。

 この会見をもってコーカサス2カ国訪問を終えた教皇は、バクーのヘイダル・
アリエフ国際空港での送別式を経て、ローマに向けて出発、同日夜、バチカンに
帰着した。□

――――――――
◎ジェンダー論を学校で教えるのは「教化」と教皇

 【CJC】教皇フランシスコは10月2日、学校で子どもたちにジェンダー論
を教えることは「油断のならないインドクトリネーション(教化)」だとの見解
を示した。その一方で、同性愛者や体と心の性の不一致を強く感じるトランスセ
クシュアルに対しては常に敬意を払っていると主張した。AFP通信が報じた。

 3日間のカフカス地方訪問を終えてローマに戻る特別機の中で、教皇が同行記
者団に対し、「同性愛の性質や性別変更が存在することと、それを学校で教える
ことは別だ」と述べた。

 教皇はさらに、ジェンダー論は伝統的な家族観や結婚に対する「世界規模の闘
い」の一部だと主張。学校で子どもに教えるような方法で「考え方を変え」よう
とすることは「イデオロギーの植民地化」だと語った。

 一方で教皇は、記者団から同性愛者やトランスセクシュアルについて聞かれる
と、こうした人々は可能な限り社会に歓迎され、受け入れられ、溶け込むべきだ
との呼び掛けを繰り返し、「私はこうした傾向のある人々、同性愛の慣行に寄り
添い、神のそばへ導いてきた」「一人たりとも見捨てたことはない」と答えた。

――――――――
◎教皇が2017年中にインドとバングラデシュ訪問へ

 【CJC】教皇フランシスコは10月2日、来年中にインドとバングラデシュ
を訪問するとの予定を発表した。ジョージア(グルジア)、アゼルバイジャン歴
訪からの帰路、特別機中で、来年の外遊予定を問う同行記者団の質問に答えた。

 教皇は9月30日、出身国である南米アルゼンチンの国民に向けたビデオメッ
セージの中で「来年はアジアとアフリカで仕事の予定が入っている」と述べてい
た。□

――――――――
◎イスラエルのペレス前大統領死去に教皇が弔意

 【CJC】教皇フランシスコは、9月28日に死去したイスラエルのシモン・
ペレス前大統領を悼まれた。バチカン放送(日本語電子版)が報じた。

 イスラエルのルーベン・リヴリン大統領に宛てた電報で、教皇はペレス前大統
領の死去に深い悲しみを表明、同国民に心からの弔意を述べた。

 教皇はペレス前大統領との出会いを思い起こしつつ、同大統領の平和のための
尽力に大きな感謝を表した。そして、ペレス前大統領への追憶が、民族間の平和
と和解のために働く緊急な必要性をすべての人に喚起するようにと、教皇は希望
した。

 教皇は、ペレス前大統領の遺族をはじめ、同氏の死を悲しむすべての人々のた
めに祈ると共に、イスラエルに慰めと力をもたらす神の祝福を祈り求めた。□

――――――――
◎安藤忠雄氏が「山の教会」を台湾に建設へ

 【CJC】台湾の中央社通信によると、建築家・安藤忠雄氏は台湾南部・嘉義
県の観光地、阿里山に「山の教会」を建設することを決めた。

 安藤氏は9月24日、張花冠県長の招きを受けて建設予定地を視察。建築形式
について呉芳銘副県長や県幹部職員らと意見を交換した。 

山の教会の建築用地は長さ167メートル、幅70メートルで面積約1万340
平方メートル。 

 張県長はあいさつの中で、「逆境の中でいかに乗り越えるか考え、活路を見出
す」という安藤氏の理念は、逆境の中で嘉義の現状を打破しようとする県政府の
姿勢と合致すると言及した。□

――――――――
◎沖縄・勝連城跡からローマ帝国時代コイン

 【CJC】沖縄県うるま市教育委員会は9月26日、同市勝連にある世界遺産
「勝連城跡」内で、ローマ帝国とオスマン帝国時代のコインが発見されたと発表
した。琉球新報などが報じた。

 発見されたコインは鋳造製の銅貨計10枚。そのうち4枚は3~4世紀代のロ
ーマ帝国時代、1枚は1669~79年に製造されたオスマン帝国時代のコイン
と推測される。そのほか5枚の年代については調査中。

 市教育委の横尾昌樹主任主事は「勝連城が西洋との接点があったことは確かだ。
勝連城の廃城後の歴史は分からないことが多々あり、今後の解明につながる貴重
な資料になる」としている。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(10月2日)=http://www.cwjpn.com
★アッシジで諸宗教平和祈祷集会=教皇=「聖なる戦争はない」
★教皇=「いつくしみの金曜日」にいのちの聖性を強調
★マザー・テレサ列聖=記念ミサ 東京で=全国各地から千数百人が参加
★司教連名で文書=基地建設の問題点を指摘=那覇教区平和委
★ベトナムの教会=初の大学開校

 =キリスト新聞(10月1日)=http://www.kirishin.com
★ルーテル学院大に新オルガン=〝教会は音楽で生まれ変わる〟=ガルニエ社の
兄弟が提言
★「日本伝道のために祈る会」全国へ=日基教団東和歌山教会・阿部倫太郎牧師
が報告
★文学作品を通して見える宗教性=島薗進氏が上智人間学会で基調講演
★販売協会幹事長に日キ販社長・戸塚邦夫氏=「読んでおきたい100選」も披
★バチカンとWCCがスイスで協議=エキュメニカル関係の位置づけ検証

 =クリスチャン新聞(10月2日)=http://クリスチャン新聞.com
★韓国民主化運動の先駆者朴炯圭氏死去=戦いの前線で信仰の証し
★バザーで防災アピール=東京・板橋 常盤台バプテスト教会&めぐみ幼稚園
★神戸学生青年センター館長・飛田雄一氏語る=「震災前のことが 震災時に起
きた」
★バングラデシュBMISのモモタ氏が来日視察=「方向見えた」視覚障害女性
自立支援に
★11月ジョイジョイキッズへ決起集会開催=次世代の福音化のため祈ろう=よ
みうりランド集会の予約開始

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        ◆世界キリスト教情報◆ご案内

☆ニュースレター(PDF)・メールマガジン(整形テキスト)・同報メール
(無整形テキスト)などのお申し込み・お問い合わせは ckoriyama★gmail.com
までご連絡ください。活動自体のご案内もいたします。アドレスの★印は半角の
@に置き換えてください。
☆既刊号は下の各サイトでご覧いただけます。
・ニュースレター=PDF
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/
・メールマガジン
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/
・同報メール
http://cjcskj.exblog.jp/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/
……………………
☆CJC通信(メディア向けですが、どなたでもお読みいただけます)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/
☆CJC通信速報(Twitterを利用しています)
http://twitter.com/cjcpress/
☆RSSご利用の際は
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 22:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)