2016年12月

2016年12月26日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1353信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)      2016年12月26日(月)     第1353信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼緊迫下にも世界各地でクリスマス祝う
     ▼教皇がクリスマスメッセージでテロ行為犠牲者に慰めの言葉

     ▼英女王が教会でのクリスマス礼拝欠席

     ▼トルコ警官がロシアのアンドレイ・カルロフ大使射殺

     ▼ルワンダ虐殺の風刺画掲載でウガンダ国営紙が謝罪

     ▼バチカン博物館に初の女性館長が来月1日誕生

       ▼≪メディア展望≫

====================================
◎緊迫下にも世界各地でクリスマス祝う

 【CJC】異常気象、地球規模の地殻変動、それらにも影響を受けてか、政治
的思惑によるためか人種・民族間の抗争と避難民の大量発生、移動中の遭難と、
相次ぐ悲劇的なニュースに緊迫が増すばかりの世界で、2016年のクリスマス
が祝われた。
     ☆
 フィリピン南部ミンダナオ島の北コタバト州にある教会周辺で24日夜、手投
げ弾が爆発し、クリスマスイブのミサの参列者ら16人がけがをした。
 ミンダナオ島は、ドゥテルテ大統領の地元。9月には、島内のダバオ市でもテ
ロが起きたほか、大統領警備隊の車両に爆発物が仕掛けられ、けが人が出るなど
治安が悪化している。
     ☆
 イラクでは過激派組織『イスラム国』から北部の都市モスルを奪還する作戦が
続く中、すでに解放された周辺の町で24日、キリスト教徒の住民たちが一時的
にふるさとに戻り、地元の教会でクリスマスを祝った。10月にイラク軍が奪還
したモスル東方20キロにある町バルテラでは24日、キリスト教徒住民たちが
3年ぶりに地元の教会でクリスマスを祝った。教会の屋根の上にある十字架は抗
争で破壊されたが、クリスマスに間に合うよう、ボランティアの手で修繕された
という。
     ☆
 ベルギーの首都ブリュッセルにある聖カトリーヌ教会の外壁に神社の鳥居や浮
世絵の波模様などが浮かび上がった。日本を紹介する映像を投影するプロジェク
ションマッピングで、「クリスマス市場」でにぎわう教会前では24日、観衆か
ら称賛の声が上がった。
 今年がベルギーと日本の国交樹立150年に当たるのを祝い、日本大使館など
が1年間行ってきた記念事業の一環。映像はベルギーの芸術家集団が制作した。
     ☆
 バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ大聖堂で、クリスマスイブのミサが
教皇フランシスコによって24日夜、バチカンのサンピエトロ大聖堂で、クリス
マスイブ恒例のミサが行われた。教皇は「爆撃を避けるため地下に隠れ、移民で
いっぱいになった船に乗る」子どもたちがいると指摘、各地の紛争や難民問題が
平穏な生活を奪っている現実に目を向ける大切さを訴えた。また「生まれること
もできず、飢えを満たされず、手におもちゃではなく武器を持つ子どもたち」の
ために立ち向かう努力が必要と説いた。
     ☆
 イエス・キリストの生誕地とされるヨルダン川西岸パレスチナ暫定自治区のベ
ツレヘムには世界中からキリスト教の巡礼者や観光客が訪れるが、イスラエル側
とを隔てる高いコンクリートの壁がたち、住民の移動の自由が厳しく制限されて
いる。
 23日、サンタクロースにふんしたパレスチナ人などのグループがイスラエル
の検問所に向けてデモ行進を行い、来年で50年となるイスラエルの占領政策に
抗議した。参加者らはベルを鳴らしながら「パレスチナに自由を」などと訴えた
が、検問所でイスラエルの治安部隊に催涙弾などで追い払われた。
     ☆
 ベツレヘムにある聖カテリナ教会で、24日深夜から25日未明にかけて、恒
例のクリスマスミサが行われた。
 聖カテリナ教会に隣接する聖誕教会の前の広場には、大きなクリスマスツリー
が飾られた。
 2015年はパレスチナ人によるイスラエル人襲撃事件などが相次ぎ、観光客
も激減したが、ベツレヘム市は12月に巡礼・観光客12万人の訪問を見込んで
いる。ホテルの客室稼働率も約90%にまで回復したという。
     ☆
 5年以上にわたり内戦が続くシリアでは、政府軍が22日、同国第2の都市ア
レッポ全域を反体制派から奪還したと宣言した。現地では銃声がやみ、キリスト
降誕の場面を再現する準備などが進められた。□

――――――――
◎教皇がクリスマスメッセージでテロ行為犠牲者に慰めの言葉

 【CJC】教皇フランシスコは12月25日、バチカン(ローマ教皇庁)のサ
ンピエトロ大聖堂のバルコニーから、毎年恒例のクリスマスメッセージを読み上
げ、「ローマと全世界」(ウルビ・エト・オルビ)を祝福した。

 教皇は、メッセージの中で特に「この地球に住む人達、とりわけシリアやウク
ライナそして聖地(パレスチナ及びイスラエル)をはじめ、世界中で行われてい
る戦争や激しい紛争の結果、苦しんでいるすべての人達のもとへ平和が訪れます
ように」と祈り、テロリズムの犠牲者たちに慰めの言葉を贈った。

 6年近く続くシリアの内戦では「あまりにも多くの血が流され」、移住者、そ
して住居を追われる人々が数多く生じたとして、同国で銃声が止むことを求める、
と教皇は述べた。

 進展の兆候があまり見られない、イスラエルとパレスチナの問題に対しては
「歴史の新たな1ページを記す勇気と決意を持つこと」、さらには「残忍なテロ
行為の結果として大切な人を亡くした人たちには平安を希望する」と語った。

 天候に恵まれた同日、世界のカトリック教徒12億人を率いる教皇を見上げる
広場には約4万人が集まったが、広場を埋め尽くすほどにはならなかった。

 独ベルリンの「クリスマス市場」にトラックが突入、12人が死亡した19日
の事件直後の休祭日とあって、欧州では治安警備が大幅に強化されている。□

――――――――
◎英女王が教会でのクリスマス礼拝欠席

 【CJC】12月25日、英国のエリザベス女王(90)が重い風邪のため教
会でのクリスマスの礼拝を欠席した。ロイター通信などが報じた。女王がクリス
マスの礼拝に出席しなかったのは、ここ数十年で初めてという。バッキンガム宮
殿の報道官が明らかにした。

 女王と夫のフィリップ殿下(95)は、例年クリスマスを過ごしているノーフ
ォーク州サンドリンガムの邸宅への出発を1日遅らせ、22日にヘリコプターで
移動した。

 女王は、王室がウインザーでクリスマスを過ごしていた1960年代半ば以降、
サンドリンガムでクリスマスを過ごすようになった1988年以降も、クリスマ
スの教会での礼拝には毎年出席していた。

 フィリップ殿下やチャールズ皇太子と妻のカミラ夫人、他の王室メンバーらは
そろって教会に歩いていく伝統行事に参加したという。

 女王は英連邦諸国の国民に向けて事前に録画されたクリスマス恒例のメッセー
ジで、「非凡なことを成し遂げる普通の人に会うたびに力をもらいました。ボラ
ンティアや介護者、コミュニティーのまとめ役、良き隣人といった人々です。日
の当たらない英雄たちの目立たない献身、それが彼らを特別な人にしているので
す」と述べた。

 女王はマザー・テレサの言葉を引用し、「誰にでも偉大なことができるわけで
はありません。でも、偉大な愛で小さなことはできるのです」と語った。

 女王はリオデジャネイロ五輪や自身の90歳の誕生日の祝賀行事に言及した半
面、欧州連合(EU)からの離脱を決めた国民投票という英国にとって今年最大
の出来事には触れなかった。□

――――――――
◎トルコ警官がロシアのアンドレイ・カルロフ大使射殺

 【CJC】AFP通信によると、トルコの首都アンカラで開かれていた展覧会
の会場で12月19日、ロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使が警察官の
男に撃たれ、死亡した。男は「アレッポ」や「アッラー・アクバル(神は偉大な
り)」などと叫んでいたとされる。

 ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、大使が銃撃で負った傷により死亡
したと発表、同国当局が事件を「テロ」と断定したと述べた。

 現場に居合わせた日刊紙『ヒュリエト』の記者はAFPに、事件が「展覧会の
開幕式で発生した」と説明、「大使がスピーチを行っていた際、スーツ姿の背の
高い男がまず空に向かって発砲し、その後大使を狙った」と語った。□

――――――――
◎ルワンダ虐殺の風刺画掲載でウガンダ国営紙が謝罪

 【CJC】カンパラ発AFP=時事によると、ウガンダ国営紙『ニュービジョ
ン』は12月21日、隣国ルワンダで80万人以上が死亡した1994年の大虐
殺を題材にした風刺画を掲載したことを謝罪し、掲載内容を取り消した。

 同紙は20日、ルワンダのカガメ大統領がざんげ室の中に座り、フランシスコ
教皇がその外でひざまずいて大虐殺について許しを請う様子を描いた風刺画を掲
載した。大統領は先週、カトリック教会が虐殺に関与したとして教皇に謝罪を要
求していた。□

――――――――
◎バチカン博物館に初の女性館長が来月1日誕生

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)は12月20日、教皇フランシスコがバ
チカン博物館の新館長に副館長の女性、バルバラ・ヤッタ氏(54)を任命した
と発表した。共同通信が報じた。来年1月1日に就任し、初の女性館長になる。

 ヤッタ氏は1962年にローマ生まれ。ローマ大卒業後、公文書の収集や保管
などの専門家「アーキビスト」の学位を取得した。イタリア南部ナポリの大学の
教授を経て、96年からバチカン図書館で勤務。今年6月からバチカン博物館の
副館長を務めている。

 バチカン市国と教皇庁で働く女性の割合は近年、増加傾向にある。ただ、教義
に厳格な保守派の間では、女性聖職者を容認しない人も多い。□

――――――――
《メディア展望》各紙は年末・年始特別態勢で、今信は休みます。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        ◆世界キリスト教情報◆ご案内

☆ニュースレター(PDF)・メールマガジン(整形テキスト)・同報メール
(無整形テキスト)などのお申し込み・お問い合わせは ckoriyama★gmail.com
までご連絡ください。活動自体のご案内もいたします。アドレスの★印は半角の
@に置き換えてください。
☆既刊号は下の各サイトでご覧いただけます。
・ニュースレター=PDF
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/
・メールマガジン
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/
・同報メール
http://cjcskj.exblog.jp/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/
……………………
☆CJC通信(メディア向けですが、どなたでもお読みいただけます)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/
☆CJC通信速報(Twitterを利用しています)
http://twitter.com/cjcpress/
☆RSSご利用の際は
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 18:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年12月19日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1352信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)      2016年12月19日(月)     第1352信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼アレッポで市民ら数千人の避難停止

     ▼カイロの教会爆破で『イスラム国』が犯行声明

     ▼米の教会銃乱射で黒人9人を殺害した白人被告に有罪評決

     ▼豪の日系団体『AJCN』が慰安婦像移動申し立て
     ▼豪の慰安婦像に抗議する日系団体に脅迫メール

     ▼教皇が誕生日前祝いは「縁起悪い」?
     ▼教皇が80歳の誕生日にホームレスを朝食へ招待

     ▼米で牧師が子どもたちに「サンタはいない」と説教

       ▼≪メディア展望≫

====================================
◎アレッポで市民ら数千人の避難停止

 【CJC】米メディア『CNN』(日本語版)によると、シリア政府軍がほぼ
全域を制圧した同国北部アレッポをめぐる情勢で、国際赤十字委員会(ICRC)
は12月16日、同市東部の反体制派が残る地区から数千人が避難する作戦が停
止したと発表した。

 赤十字やシリア赤新月社のスタッフ、世界保健機関(WHO)の関係者はアレ
ッポ東部から立ち去るよう指示を受けた。

 ICRCの中東担当報道官はCNNの取材に、「避難は停止された」と指摘、
「避難を前進させられるよう関係勢力が合意に達することを望んでいる」と述べ
た。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)は、武装組織『ヌスラ戦線』がアレッポ
にとどまる民間人1250人の脱出を阻止したと報じている。SANAはまた、
避難措置を一時的に停止した理由について、避難者の一部が武器や高度な通信機
器を持ち出し停戦合意が破られたためだと伝えた。

 英国に本拠を置くNGO『シリア人権監視団」は、一部地域からの数百人規模
の退避が遅れていることへの抗議として反体制派が停戦を破ったとの見解を示し
た。

 国連でシリアでの人道支援を指揮するヤン・エグランド氏は、「非常に成功し
ていたアレッポ東部からの避難が停止した。孤児を含む数千人の市民が脱出を待
っている」と語った。□

――――――
◎カイロの教会爆破で『イスラム国』が犯行声明

 【CJC】エジプト首都カイロにあるコプト教会で、12月11日に発生し2
5人が犠牲になった爆弾攻撃について、イスラム過激派組織『イスラム国』が1
3日、犯行声明を出した。AFP通信が報じた。

 ソーシャルメディア上で拡散した声明で、事件はアブ・アブドラ・マスリとい
う通称の人物による自爆攻撃だったと『イスラム国』が発表。さらに、「エジプ
トやあらゆる場所の異端者や背教者」に対する攻撃を継続するとしている。

 アブデルファタハ・アル=シーシー大統領は12日、自爆犯の身元をマフムー
ド・シャフィーク・モハメド・モスタファ容疑者(22)と断定した。内務省に
よると、同容疑者は現場に残った遺体の一部に対するDNA検査から実行犯と特
定された。□

――――――
◎米の教会銃乱射で黒人9人を殺害した白人被告に有罪評決

 【CJC】米サウスカロライナ州チャールストンの教会で2015年6月17
日、黒人の男女9人を殺害した銃乱射事件で、サウスカロライナ州の連邦裁判所
の陪審は12月15日、ディラン・ルーフ被告に有罪評決を下した。

 米メディア『ハフィントン・ポスト』(日本語版)にょると、ルーフ被告は連
邦検察からヘイトクライム(憎悪犯罪)、信教の自由に対する妨害など33の罪
で起訴されていた。

 当時21歳だったルーフ被告は、黒人の信徒が集まる『エマニュエル・アフリ
カン・メソジスト・エピスコパル教会』で聖書勉強会が開かれていたとき、教会
内に足を踏み入れた。信者たちが集まっている席に着席してから、銃を取り出し、
突然銃を乱射した。

 逮捕後、ルーフ被告はFBI捜査官に「俺は有罪だよ。誰が見たって有罪だ」
と語っていた。自分が事件を起こしたのは、黒人男性が毎日白人女性をレイプし
ており、白人は二級市民になってしまったからだ、などと動機を語っていた。

 同教会は人種差別が原因でメソジスト教会を追われた黒人たちにより1816
年に設立されたが、ここもまた差別の被害に遭い続けてきた歴史がある。182
2年には白人至上主義者が放火して全焼し、1834年には地元の法律で黒人教
会が禁止となり、信者は秘密裏に集まるしかなくなった。

 陪審団は1月3日に、ルーフ被告が死刑か終身刑になるかの判決を下すという。

――――――
◎豪の日系団体『AJCN』が慰安婦像移動申し立て

 【CJC】シドニー近郊の教会敷地内に韓国系市民団体の依頼で仮設置された
旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像について、現地で抗議活動を展開す
る住民らの組織『オーストラリア・ジャパン・コミュニティー・ネットワーク』
(AJCN)は、少女像を移動するよう求め、オーストラリア人権委員会に調停
を申し立てた。共同通信が報じた。

 同国の人種差別禁止法は人種や民族を理由にした差別を禁止している。『AJ
CN』は、不特定多数の人の目に触れる場所への設置は日本人への憎悪をあおり、
人種差別禁止法違反と主張、少女像の屋内への移動を求めている。

 少女像は8月、シドニー近郊カンタベリー・バンクスタウンにある『韓国人会
館』で除幕式が行われ、その後、教会敷地に移された。□

――――――
◎豪の慰安婦像に抗議する日系団体に脅迫メール

 【CJC】オーストラリア・シドニー近郊の教会敷地内に韓国系団体の依頼で
設置された慰安婦像をめぐり、現地で抗議活動を展開する住民らの組織『オース
トラリア・ジャパン・コミュニティー・ネットワーク』(AJCN)に脅迫メー
ルが届いていたことが12月18日、分かった。産経新聞が報じた。

 AJCNは差出人を韓国に住む人物と特定、地元警察に届け出る方針。メール
は英文で「できるだけ残酷な方法で命乞いをさせながら殺したい」などと記され
ている。

 メールは15日に届いた。教会敷地内の慰安婦像を公道に面した場所に移設す
る動きがあることから、AJCNは14日、豪州の人種差別禁止法に違反すると
して同国人権委員会に申し立てを行っていた。

 教会の牧師は慰安婦像について「慰安婦だけでなく紛争やDV(ドメスティッ
クバイオレンス)の被害者女性を象徴するもの」として対日非難ではないとして
いるが、碑文は日本だけに言及している。また、同牧師は「加害者に謝罪させる」
と発言したこともある。□

――――――
◎教皇が誕生日前祝いは「縁起悪い」?

 【CJC】教皇フランシスコは12月14日、バチカン(ローマ教皇庁)のサ
ンピエトロ広場での水曜恒例の一般接見で、信者らから17日に迎える80歳の
誕生日へのお祝いの言葉を贈られた。

 教皇は「ありがとう」と笑顔で応じた後、「でも誕生日の前祝いは私の国(ア
ルゼンチン)では縁起が悪いこと」と冗談交じりに語り、広場は笑いに包まれた。

 2013年に就任した教皇は、世界の首脳らも一目を置くほどの影響力を持つ。
独自のスタイルでカトリック教会の改革に取り組んでいる。ただバチカン内外で
の保守派の高位聖職者の抵抗にも直面している。□

――――――
◎教皇が80歳の誕生日にホームレスを朝食へ招待

 【CJC】教皇フランシスコは12月17日、80歳の誕生日を迎えた。教皇
はこの日、バチカン(ローマ教皇庁)にホームレスの8人を招いて朝食をともに
した。

 米メディア『CNN』によると、朝食のメニューはペストリーと肉類、イタリ
ア製のヘーゼルナッツとチョコのスプレッド「ヌテラ」、オレンジジュースなど。
教皇の出身国アルゼンチンの菓子も振る舞われた。

 ホームレスの男性6人と女性2人は当日の朝、サンピエトロ大聖堂周辺で選ば
れた。イタリア人4人とルーマニア人2人、東欧モルドバと南米ペルーから各1
人と、国際色豊かな顔ぶれ。

 教皇には誕生日を祝う5万通以上のメールが寄せられた。大半が英語圏からで、
次にスペイン語、イタリア語のメールが多く、1000通以上がラテン語で書か
れていた。

 教皇はツイッターを通し、祝ってくれた人々に感謝すると述べた。教皇のツイ
ートを読む「フォロワー」は1000万人を超えている。□

――――――
◎米で牧師が子どもたちに「サンタはいない」と説教

 【CJC】米アラスカ州の『ラストフロンティア・エバンジェリズム』という
福音派の教会に属しているデイビッド・グリシャム牧師。日ごろからクリスマス
シーズンにサンタクロースで盛り上がることに違和感を感じている。

 クリスマスはイエス・キリストが2016年前に生まれた日。その誕生を祝う
のが本来の姿なのだが、それなのになぜイエス・キリストでもないサンタクロー
スが注目されるのか。そこに納得がいかないと言う。

 「このことは幼い子どもに強く伝える必要がある」と感じたグリシャム牧師は
テキサス州アーリントンの『パークプレイス・ショッピングモール』に12月1
1日乗り込み、サンタクロースに会うのを楽しみにしていた親子に語りかけた。

 「今日はみんなに伝えたいことがある。サンタクロースなんて本当はいない!
 クリスマスはイエス・キリストのことを考える日だ。今から2016年前、イ
エス様はベツレヘムという小さな町でお生まれになった。これがクリスマスの真
実だ」

 「今日みんなが会おうとしている男はサンタクロースの格好をしただけの人。
サンタクロースなんて存在しないんだ」

 サンタクロースが実在しないことは周知の事実だし、クリスマスの日の意味も、
彼の主張する通りだが、現場はざわつき、父親らしい数人から「やめろよ」「子
どもが驚くだろう」と追い払われた。

 牧師は自らビデオに収録、フェイスブックに投稿したことで話題となった。彼
はカンザス州トピカを拠点とする「神はホモが嫌い」など同性愛者排斥運動で知
られたウエストボロ・バプティスト教会の支援者で、「ゲイ・プライド・パレー
ド」には常に抗議に参加することでも知られている。□

――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(12月25日)=http://www.cwjpn.com
★教皇=暗闇にこそ希望の光=一般謁見で降誕準備の講話
★糸永司教 逝去=鹿児島教区の名誉司教
★イエズス孝女会葉山修道院の旧館=国の登録文化財に=家具・調度もそのまま
使用
★ムスリムの学生に配慮=上智大学=戒律に即した食堂開設
★第6回アジア・太平洋カトリックHIV/AIDS(エイズ)連合会議=マニ
ラで啓発の実践学ぶ

 =キリスト新聞(12月25日・クリスマス新年号)=http://www.kirishin.
com
★特集・SNS時代のツイッター宣教=〝ラクして福音〟上馬キリスト教会=フ
ォロワー1万人超の実績
★『旧約新約聖書神学事典』刊行記念=廣石望ゼミ〝特別講義〟=事・辞典はこ
うして使いこなせ
★「キリスト教学Quo vadis?」=立教大学文学部キリスト教学科が創
設70周年でシンポ
★礼拝と同様に力を込めて伝道を=日基教団福音主義教会連合がシンポジウム
★宗教改革500年を前に日韓平和礼拝=日本ルーテル教団の教職者が渡韓

 =クリスチャン新聞(12月18・25日クリスマス特別号)=http://クリ
スチャン新聞.com
★「聖書信仰と信教の自由」=信教の自由セミナーJEA社会委と神学委共催で
★元富士フイルム社長がスピーチ=聖霊を悲しませてはいけないと=国会クリス
マス晩餐会2016
★ポリセントリック(多中心的)な宣教パラダイムへの転換=WEAパナマ宣教
会議=JEA品川謙一総主事報告
★“教会で福祉に触れる機会を”=TCUケアチャーチセミナーで若い世代ら
★福音主義神学会=「聖書信仰」議論のなか聖書テキストに集中

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        ◆世界キリスト教情報◆ご案内

☆ニュースレター(PDF)・メールマガジン(整形テキスト)・同報メール
(無整形テキスト)などのお申し込み・お問い合わせは ckoriyama★gmail.com
までご連絡ください。活動自体のご案内もいたします。アドレスの★印は半角の
@に置き換えてください。
☆既刊号は下の各サイトでご覧いただけます。
・ニュースレター=PDF
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/
・メールマガジン
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/
・同報メール
http://cjcskj.exblog.jp/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/
……………………
☆CJC通信(メディア向けですが、どなたでもお読みいただけます)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/
☆CJC通信速報(Twitterを利用しています)
http://twitter.com/cjcpress/
☆RSSご利用の際は
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 21:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年12月12日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1351信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)      2016年12月12日(月)     第1351信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼カイロのコプト教会で爆弾テロ
     ▼カイロの教会爆発を大統領はテロと断定

     ▼ナイジェリアの教会で屋根崩落、死者200人も

     ▼バチカンでクリスマスツリーの点灯式

     ▼米高校生2人の人種差別的発言で退学処分に親が反発

     ▼紀元1世紀のユダヤ教の会堂跡を日本の調査団が発見

       ▼≪メディア展望≫

====================================
◎カイロのコプト教会で爆弾テロ

 【CJC】エジプトの首都カイロ中心部アッバセイヤ地区にあるコプト教会の
聖マルコ総主教座大聖堂に隣接する教会で12月11日午前、爆弾テロがあった。
同大聖堂が改修中のため、そこでミサが行われ、多くの信者が集まっていた。爆
発は総主教の座席の近くで起きたという。

 国営メディアは、25人が死亡、49人が負傷したと速報した。また治安当局
者は、TNT火薬を使った爆弾によるものと見ているという。

 これまでのところ犯行声明は出ていないが、エジプトでは、イスラム過激派組
織『イスラム国』に忠誠を誓う過激派組織『シナイ』が、エジプト政府に協力し
ているとして、これまでもコプト教徒などを標的にしている。

 エジプトの全人口約9000万のうちコプト教徒は約10%の少数派で、迫害
や差別の対象となることも多い。□

――――――
◎カイロの教会爆発を大統領はテロと断定

 【CJC】エジプトの首都カイロのコプト教会での爆発について、アブドルフ
ァッターフ・アッ=シーシー大統領は12月11日、声明で、「この憎むべきテ
ロに関わった者が誰であれ、法の裁きにかける」と、テロ事件だと断定したうえ
で徹底した捜査を行うことを強調した。

 エジプトでは、3年前の軍による事実上のクーデター以降、イスラム勢力への
締め付けを強化してきたシーシー政権を、コプト教徒が支持してきた。

 地元メディアは、今回の事件について、政権に対して反発を強めるとともに、
キリスト教徒も敵視してきた「イスラム過激派」が関わっている可能性を指摘し
ている。□

――――――
◎ナイジェリアの教会で屋根崩落、死者200人も

 【CJC】ナイジェリア南東部のアクワ・イボムで、教会の屋根が崩落し多数
の死傷者が出ている。AFP通信が報じた。ムハマドゥ・ブハリ大統領が12月
10日明らかにしたもので、国営メディアによると最大で200人が死亡した可
能性がある。

 地元メディアによると、屋根が崩落したキリスト教福音派の教会には当時、多
数の信者が礼拝に訪れていた。教会の屋根は工事中だったという。国営ナイジェ
リア通信(NAN)は死者数を50人から200人としている。□

――――――
◎バチカンでクリスマスツリーの点灯式

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で12月9日、毎年
恒例のクリスマスツリーの点灯式が行われた。共同通信が伝えるところでは、今
年のツリーはイタリア北部トレントから贈られた高さ約25メートルのモミの木。
イルミネーションで彩られたツリーの柔らかな輝きで、広場は華やかな雰囲気に
包まれた。

 広場にはキリスト降誕の場面を再現した模型「プレゼピオ」も飾られた。こち
らは地中海を渡って欧州を目指す難民や移民が多数到着するマルタから寄贈され、
「難民を象徴する」という船の装飾がある。

 プレゼピオの隣にはイタリア中部地震で被害を受けたノルチャの教会の尖塔も
置かれ、被災者への連帯が示された。

 教皇フランシスコは点灯式に先立ち、迫害を逃れてきたイエス・キリストを思
い起こし「広場を訪れた人たちが、分かち合いや他人を受け入れる気持ち、団結
を再発見するように」と、弱者に寄り添う思いを語った。□

――――――
◎米高校生2人の人種差別的発言で退学処分に親が反発

 【CJC】「人種差別的なメッセージを発信した」として退学処分を受けてい
た、米カトリック系『マリスト高校』の女子生徒2人の親が、学校を相手に10
0万ドル(約1億円)の賠償金を求めて訴訟を起こした。米紙『ワシントンポス
ト』が報じた。
 
 抵抗する意思の無い黒人が白人の警察官に射殺された11月5日の事件をきっ
かけに、「ブラック・ライブズ・マター」運動というデモ活動が全米に広がって
いる。このデモに関して、学生たちが30人程のグループチャットで会話をして
いた。そこでなされた黒人への差別的な発言が、意図せずSNSで公開されたも
の。

 女子学生の親は、グループチャットでは退学処分を受けた2人のコメント以外
にも、似たようなコメントが多数あったとして、退学は「無作為で選ばれた」と
主張。また、メッセージは個人的なもので、学校の評判を下げることを目的とし
ておらず、処分は不当としている。□

――――――
◎紀元1世紀のユダヤ教の会堂跡を日本の調査団が発見

 【CJC】イスラエル北部のガリラヤ地方にあるテル・レヘシュ遺跡を発掘調
査している日本の調査団が紀元1世紀のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)跡を発見し
たと12月8日発表した。日本経済新聞が9日報じた。初期のシナゴーグ跡は同
国でも7カ所しか見つかっていない。

 見つかった会堂跡はナザレから約10キロにあり、南北8・5メートル、東西
5メートル以上。自然石を組んで基礎を築き、ベンチとして切り石を壁沿いに並
べてあった。日干しレンガで壁を築き、木製の屋根を架けたとみられる。中央に
は切り石の壇が据えてあった。

 天理大や立教大などの研究者らで構成した調査団は、2006年から同遺跡を
発掘、これまでに紀元前3200年(前期青銅器時代)から2世紀(ローマ時代)
にかけての建物跡や土器など、さまざまな遺構や遺跡を見つけている。□

――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(12月11日)=http://www.cwjpn.com
★いつくしみを日常生活で=教皇の一般謁見講話
★環境と生命の保全を=教皇、科学者に促す
★イラク北部で目にした「廃虚」=シリア典礼総大司教が語る
★干ばつ 飢饉段階に=食料は「サボテンの実」=マダガスカル
★アジアカトリック医師会=京都で総会開催

 =キリスト新聞(12月10日)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(12月11日・年末休刊)=http://クリスチャン新聞.
com

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        ◆世界キリスト教情報◆ご案内

☆ニュースレター(PDF)・メールマガジン(整形テキスト)・同報メール
(無整形テキスト)などのお申し込み・お問い合わせは ckoriyama★gmail.com
までご連絡ください。活動自体のご案内もいたします。アドレスの★印は半角の
@に置き換えてください。
☆既刊号は下の各サイトでご覧いただけます。
・ニュースレター=PDF
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/
・メールマガジン
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/
・同報メール
http://cjcskj.exblog.jp/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/
……………………
☆CJC通信(メディア向けですが、どなたでもお読みいただけます)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/
☆CJC通信速報(Twitterを利用しています)
http://twitter.com/cjcpress/
☆RSSご利用の際は
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 22:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年12月05日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1350信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)       2016年12月5日(月)     第1350信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼枢機卿たちの疑問に教皇の指示なしでは、と教理省長官
     ▼アンジェラスの祈りで教皇「神のみ国はもう始まっている」
     ▼教皇とベトナム国家主席が対話促進へ会談
     ▼教皇がスコセッシ監督と面会

     ▼WCC常議員会が中国で初会合
     ▼「脱北者の半数以上がキリスト者」と韓国の人権団体

     ▼米国聖公会の教会にヘイトクライムの攻撃
     ▼シリア政府軍がアレッポ東部に進入
     ▼仏カトリック関連施設の襲撃で女性1人死亡

     ▼南アの牧師が信者の顔に殺虫剤浴びせ治療?

       ▼≪メディア展望≫

====================================
◎枢機卿たちの疑問に教皇の指示なしでは、と教理省長官

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)教理省長官のゲルハルト・ルードビッヒ
・ミュラー枢機卿は、使徒的勧告「アモリス・レティティア(愛のよろこび)」
の解釈に関し枢機卿4人から出された疑問について、教皇フランシスコの指示が
なければ応答しないと述べた。カトリック・ワールド・ニュース(CWN)が1
2月1日報じた。

 オーストリアの通信『カトプレス』とのインタビューで、教理省は教皇のため
に発言し、「教皇の権威をもって」判断を発表するとミュラー枢機卿は語った。

 4人の枢機卿は、疑問点を教理省に提出したが、教皇に宛てたものだった。

 ミュラー枢機卿は使徒的勧告の解釈についての論争は誇大に報じられており、
教会の問題を政治的に捉えようとする記者たちの傾向が反映されている、と指摘
した。

 「アモリス・レティティア」に関する論議の焦点は、離婚して再婚したカトリ
ック教徒が聖体を受けることが可能か、にある。ミュラー枢機卿はその是非につ
いて直接言及しなかったが、1993年に教理省が発した指示に言及した。それ
は当時のヨーゼフ・ラッツィンガー長官(ベネディクト16世)が、離婚した夫
妻の聖体受領を認めるというドイツの司教団の意図を拒否したもの。

 「アモリス・レティティア」は、それまでの教皇文書に照らして読むべきであ
り、結婚という絆の永続性は、司牧的行為の「揺るぎない基盤」であるべき、と
枢機卿は語っている。□

――――――
◎アンジェラスの祈りで教皇「神のみ国はもう始まっている」

 【CJC】教皇フランシスコは、「待降節」の第2主日に当たる12月4日、
バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場に集まった世界各国からの巡礼者
たちに、日曜正午のアンジェラスの祈りを唱えた。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は祈りの前の説教で、神のみ国
の到来の真の意味について語った。

 教皇は、わたしたちが心から神に回心するなら、すなわち、神に自分自身を開
くために、わたしたちの利己主義を捨て去るなら、真の幸福と、愛、自由を与え
てくれる神のみ国はもうこの地上で始まっていると述べた。□

――――――
◎教皇とベトナム国家主席が対話促進へ会談

 【CJC】教皇フランシスコは11月23日、ベトナムのチャン・ダイ・クア
ン国家主席と約15分間会談した。バチカン(ローマ教皇庁)が発表した。バチ
カンとベトナムは1970年代に断絶した外交関係の改善に向けて協議を続けて
おり、両者は対話を促進させることを確認した。

 会談では、「共通の対話の精神に支えられ、双方の間に良好な関係が存在する」
との認識で一致、ベトナム社会におけるカトリック教会と国家の協力について協
議したという。□

――――――
◎教皇がスコセッシ監督と面会

 【CJC】教皇フランシスコが11月30日、バチカン(ローマ教皇庁)で、
米映画監督のマーティン・スコセッシ氏と面会した。

 スコセッシ監督は近く公開される、遠藤周作の小説を映画化した。同作品につ
いて意見を交わしたという。□

――――――
◎WCC常議員会が中国で初会合

 【CJC】世界教会協議会(WCC)常議員会が初めて中国で開催された。1
1月17日から23日まで開かれた常議員会は、中国基督教協議会と三自愛国教
会の主催によるもの。 三自愛国教会は、世界最大のプロテスタント組織の一つ。

 中国は1970年代後半に開放政策を展開、宗教に対する寛容も徐々に増加、
今日では宗教上の自由が公認されている。無神論政権が成立した1949年、キ
リスト者は約70万人と推定されていた。現在、プロテスタントは3800万人
以上、年約50万人増加していると見られる。

 常議員会のメンバーは上海の中国基督教協議会を訪問、南京では『愛徳基金会』
代表者と会談した。11月24日には北京で国家宗教事務局を訪問、王作安局長
と会談した。

 常議員会では、オラフ・フィクセ=トゥベイト総幹事が、6月にノルウェーの
トロンハイムで開催した中央委員会以後の問安活動、コロンビア、南スーダン、
韓国の平和構築に焦点を当てた作業に関する報告書を提出した。中国、米国、中
東における加盟教会の働きについても言及した。

 常議員会は、2017年の活動計画を承認した。アフリカに焦点を定めた正義
と平和活動、特にナイジェリア、南スーダン、コンゴでの課題が取り上げられた。

 中国の『愛徳基金会』がWCC加盟を申請した。同会はすでにジュネーブのエ
キュメニカル・センターに事務所を設置している。

 常議員会は、南京で『愛徳基金会』を訪問、同会の運営とともに、聖書印刷や、
中国内外の社会福祉活動などについて議論した。同会の加盟は中央委員会が20
18年に決定する。

 次の常議員会は、2017年6月5~10日にスイスのジュネーブ近郊ボッセ
イで、11月17~23日にヨルダンのアンマンで開催される。□

――――――
◎「脱北者の半数以上がキリスト者」と韓国の人権団体

 【CJC】北朝鮮専門の情報サイト『デイリーNK』が、韓国に住む脱北者の
半分以上がキリスト教を信仰していることが明らかになった、と報じている。

 韓国のNGO『北韓人権情報センター』は、2007年以降に韓国に入国した
脱北者1万1730人を対象に調査を行い、その結果を『2016北朝鮮宗教自
由白書』という報告書にまとめた。

 「どの宗教を信じているか」という問いに、回答者の44・2%がプロテスタ
ントで最も多く、続いて仏教(10・7%)、カトリック(10・2%)の順と
なった。□

――――――
◎米国聖公会の教会にヘイトクライムの攻撃

 【CJC】ドナルド・トランプ氏の大統領選勝利にかこつけて人種差別的・反
LGBT的な落書きをされた米国聖公会の2教会が、人種嫌悪を強く非難し、愛
と寛容を示すよう訴えた。米メディア『ハフィントン・ポスト』(日本語版)が
報じた。

 「トランプの国、白人以外お断り」――メリーランド州シルバースプリングに
ある米国聖公会の救世主教会で11月13日朝、スペイン語礼拝を告知する横断
幕の裏側にこんな落書きをされていたのを信徒の1人が見つけた。横断幕はとこ
ろどころ切り裂かれており、教会の庭園墓地でもレンガの壁に同じスローガンが
落書きされていた。この教会は、主にラテン系の信徒向けに礼拝をしている。

 礼拝の後、ワシントン教区のマリアン・ブッディ司教は、信徒以外の人たちに
呼びかけた。

「教会での礼拝が暴力によって冒涜されました」とブッディ司教は語った。「こ
うした暴力を断固として拒絶します。私たちの国は移民の国、あらゆる異なった
文化と信仰を持つ人々の国であり、このような暴力が許される場所はどこにもな
いと明言するために、私たちはここに立っています」

 インディアナ州ビーンブロッサムにある米国聖公会セント・デイヴィッド教会
では12日夜、ハーケンクロイツ(カギ十字)や「ハイル・トランプ」「ホモ教
会」といった言葉が落書きされていた。米国聖公会は LGBTの信徒に向けて
門戸を開いており、地元のテレビ局WTHRによると、この教会で同性愛者の結
婚式を開いたことがあるという。□

――――――
◎シリア政府軍がアレッポ東部に進入

 【CJC】シリア北部アレッポをめぐる戦闘で、シリア政府軍は11月28日
までに、反体制派が掌握していた同市東部に進入し、最大地区であるマサケン・
ハナノの一部を奪還した。

 地上攻勢は政府軍による空爆の支援を受けて行われた。政府軍がアレッポ東部
の主要地区を奪還したのは、反体制派が4年以上前にこの地域を奪取してから初
めて。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)などの情報によると、政府軍は26日、
反体制派の防御線を突破し北東部から陸路で同地に入った。□

――――――
◎仏カトリック関連施設の襲撃で女性1人死亡

 【CJC】フランス南部モンペリエ近郊にある引退した修道士たちが暮らす施
設に11月25日早朝、武装した男が押し入り、少なくとも女性1人が殺された。
地元当局が明らかにした。米ネットメディア『CNN』が報じた。

 CNNの系列局BFMテレビが地元当局者の話として伝えたところでは、覆面
をした容疑者の捜索が続いているという。

 捜査関係者によれば、事件当時ほとんどの入居者は眠っていた。女性スタッフ
1人が施設内に侵入した容疑者に縛り上げられたものの、何とか警察に通報する
ことができたという。

 通報を受けて駆けつけた警察は、ナイフで刺し殺された別の女性の遺体を発見。
この女性を狙った犯行だったのではないかと見られている。□

――――――
◎南アの牧師が信者の顔に殺虫剤浴びせ治療?

 【CJC】南アフリカの教会のレセボ・ラバラゴ牧師が体の痛みなどを治せる
として信者の顔に「殺虫剤」のスプレーを浴びせる処置の画像がソーシャルメデ
ィア上で拡散し、国民が反発したり殺虫剤の製造元が懸念する騒ぎとなっている。
米ネットメディア『CNN』が報じた。

 ラバラゴ牧師は同国リンポポで活動している。フェイスブックの自らのページ
にこれまで様々な疾患を治したとして信者の顔に殺虫剤を吹きかける写真を公開
した。また、信者1人がこの措置を受けて背中と腹部の痛みが消えたとの証言も
最近書き込んだ。

 同牧師は電話によるCNNの取材に応じなかった。ただ、南アのテレビ局eN
CAとの会見では、神から殺虫剤を使うようにとのお告げがあったとし、これま
で数え切れないほどの人間の治癒に成功したと誇示した。

 「ドゥーム・スーパー多用途殺虫剤」の製造企業タイガー・ブランズは声明で、
憂慮すべき事態であり極めて懸念を抱かせる使い方とし、人間の顔に吹きかける
のは安全ではないと強調した。

 南アフリカでは現在、文化、宗教や言語の保護などに当たる委員会が宗教の商
業化や信仰の悪用への調査を進めている。同委は報道機関向け声明で、ラバラゴ
牧師の事例に触れ、衝撃的な嫌悪感を催させるものと指摘した。□

――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(12月4日)=http://www.cwjpn.com
★北東アジアの平和求め=韓国・インチョンで=第22回日韓司教交流会
★教皇=使徒的書簡で強調=いつくしみのわざ=聖年閉幕後も継続を
★疑いは願いのしるし=一般謁見 教皇、信仰上での前進語る
★ドイツ大統領、長崎訪問=日本から宗教改革記念で親書
★大阪教区=想像力(イマジネーション)で自分探し=青年、司祭修道者ら研究
集会(ワークショップ)

 =キリスト新聞(12月3日)=http://www.kirishin.com
★日本キリスト教婦人矯風会創立130周年=〝人権・福祉事業を柱に実情に即
して提言する〟=川野安子理事長に聞く
★平和を目標に宗教者は手を携えて=岡田武夫氏と庭野光祥氏が対談
★国際基督教団代々木教会が70周年=記念礼拝で近藤勝彦牧師が説教
★日本YMCA大会に300人超=35歳以下が半数占める
★「いつくしみの特別聖年」閉幕ミサ

 =クリスチャン新聞(12月4日)=http://クリスチャン新聞.com
★アジアの文脈で学ぶ=聖書的リーダー論とは=アジア福音同盟総会・アジア宣
教会議から=品川謙一氏レポート
★アジア福音同盟総会新議長に植木英次氏
★「想う力」をかたちに=ワールド・ビジョンが代官山でコインアート募金箱設
★キリスト新聞70周年=「荒れ野」の志を次代へ
★トランプ次期大統領にどう対応?=キリスト教会 暗中模索

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        ◆世界キリスト教情報◆ご案内

☆ニュースレター(PDF)・メールマガジン(整形テキスト)・同報メール
(無整形テキスト)などのお申し込み・お問い合わせは ckoriyama★gmail.com
までご連絡ください。活動自体のご案内もいたします。アドレスの★印は半角の
@に置き換えてください。
☆既刊号は下の各サイトでご覧いただけます。
・ニュースレター=PDF
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/
・メールマガジン
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/
・同報メール
http://cjcskj.exblog.jp/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/
……………………
☆CJC通信(メディア向けですが、どなたでもお読みいただけます)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/
☆CJC通信速報(Twitterを利用しています)
http://twitter.com/cjcpress/
☆RSSご利用の際は
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 22:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)