2018年05月

2018年05月28日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1427信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)       2018年5月28日(月)     第1427信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼中国で日本人の男女21人拘束、違法布教活動が理由か
     ▼劉暁波氏の妻劉霞さんを中国当局が解放も

     ▼米首都で「最高レベルの政治」に聖公会カリー総裁主教ら抗議

     ▼教皇が同性愛男性に「神があなたをそのようにつくった」
     ▼教皇、台北大司教の訴えに「台湾を見捨てない」と

     ▼チリのカトリック聖職者14人を性的虐待で職務剥奪
     ▼豪アデレードの大司教に幼児性的虐待隠ぺいで有罪判決

       ▼≪メディア展望≫

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎中国で日本人の男女21人拘束、違法布教活動が理由か

 【CJC】中国各地で5月上旬から中旬にかけて、「キリスト教系」とされる
宗教団体の日本人信者21人が中国当局に拘束されていたことが25日、日中関
係筋の話で分かった。

 中国では公認されていない宗教団体の活動は違法とされる布教をしていた疑い
を持たれた可能性がある。一部はすでに強制退去処分とされた。

 21人は20代以上の男女。5月5日から15日にかけて、遼寧、山西、河北、
河南、貴州の各省と重慶市、寧夏回族自治区の計7省市自治区で、ビザの資格以
外の活動をしたなど国内法に違反したとして拘束された。

 ほかの地域でも拘束には至らなかったものの、帰国させられたとの情報もある。
中国では、政府に認められていない宗教団体の活動は違法となる。

 中国では昨年11月にも南部の広東省で、同じキリスト教系団体の日本人信者
約20人が拘束されて退去処分になっている。

 25日時点で中国当局に拘束されている18人のうち、正式に逮捕された日本
人はいないという。

 中国当局は2015年以降、スパイ活動に関わったなどとして日本人12人を
拘束し、うち8人が起訴されている。

 西村康稔官房副長官は25日の記者会見で、中国当局が重慶市など複数の場所
で拘束した日本人21人のうち、国外退去処分を受けたと見られる5人が帰国し
たことを明らかにした。

 西村氏は「日本政府として強い関心表明を行っている。現地当局から情報を収
集し、適切に対応していきたい」と話した。

 残りの18人は拘束中と見られる。

 中国外務省の陸慷報道局長は同日の記者会見で、事実関係の確認を避けながら
も、「中国を訪れる外国人も中国の法律・法規を順守すべきだ。違法な犯罪活動
に従事してはならない」と強調した。

 これまでの情報は、すべて特定の団体名公表を避けている。非公表の理由も不
明。□

――――――――
◎劉暁波氏の妻劉霞さんを中国当局が解放も

 【CJC】香港紙『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』は5月23日、中
国公安当局の高官が2月、ノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家、故劉暁
波氏の妻、劉霞さんの北京の自宅を訪れ、数週間内に劉霞さんの軟禁が解かれる
可能性を示唆していたと伝えた。複数の消息筋の話という。共同通信が報じた。

 この高官は習近平国家主席に近く、3月の全国人民代表大会(全人代)後の解
放を示唆していた。一方で、劉霞さんの弟は国内に残る必要があると話したとい
う。

 関係者によると、劉霞さんは弟と共に出国することを希望しており、結局解放
は実現していない。劉霞さんの精神状態はさらに悪化している。□

――――――――
◎米首都で「最高レベルの政治」に聖公会カリー総裁主教ら抗議

 【CJC】米首都ワシントンで5月24日、「最高レベルの政治的リーダーシ
ップにおけるモラルと政治の危機」に抗議してホワイトハウスまで行進するデモ
が行われ、米国聖公会のマイケル・カリー総裁主教も参加した。AFP通信が報
じた。

 市内の『ナショナル・シティ・クリスチャン・チャーチ』を夕刻に出発したデ
モ隊は、夜のとばりに包まれたホワイトハウス前で集会を開き、カリー総裁主教
らが演説した。主催者によると、デモは「最高レベルの政治的リーダーシップに
おけるモラルと政治の危機が、米国の魂とキリスト教の信仰の品位を危うくして
いる」ことへの抗議として行われた。□

――――――――
◎教皇が同性愛男性に「神があなたをそのようにつくった」

 【CJC】米メディア『CNN』がローマから報じるところでは、教皇フラン
シスコが同性愛者の男性に、創造主である神が「あなたをそのようにつくった」
との言葉をかけ、性的指向は「問題ではない」と言明したことが分かった。

 チリのカトリック聖職者らによる性的虐待問題をめぐり、この4月にバチカン
(ローマ教皇庁)で教皇と面会した虐待被害者の1人、ホアン・カルロス・クル
ーズさんが、『CNN』とのインタビューで語った。

 クルーズさんは教皇と3日間にわたって面会した。この中で自身が同性愛者だ
と告げると、教皇は「それは問題ではない。神はあなたをこのようにつくり、こ
のままのあなたを愛している」「あなたも自分自身を愛しなさい。人々の言うこ
とを心配してはいけない」と話したという。

 バチカンの報道官は5月21日、『CNN』の取材に対し、「教皇の個人的な
会話については通常コメントしない」という方針を明らかにした。□

――――――――
◎教皇、台北大司教の訴えに「台湾を見捨てない」と

 【CJC】台湾カトリック教会のトップ、洪山川・台北大司教(74)が5月
23日までに、共同通信とインタビューしたところでは、洪大司教はバチカン
(ローマ教皇庁)で14日に教皇フランシスコと会見した際、「台湾は中国の一
部ではない。バチカンが中国と国交を結ぶとしても台湾を犠牲にしないでほしい」
と強く訴えたことを明らかにした。教皇は台湾を見捨てることはないと答えたと
いう。

 大司教は教会の状況を定期的に報告する「アドリミナ」で台湾地区司教団を率
いて訪問した。バチカンは中国との関係改善を図る動きが伝えられ、台湾では断
交の懸念も生じている。□

――――――――
◎チリのカトリック聖職者14人を性的虐待で職務剥奪

 【CJC】チリでカトリック教会聖職者による子どもへの性的虐待が相次いで
いる問題で、中部の都市ランカグアの司教事務所は5月22日、性的虐待に関与
した聖職者14人の資格を剥奪したと発表した。AFP通信が報じた。

 同事務所は「聖職者14人は教会内に限らず、一般社会でも犯罪に当たりかね
ない行為に及んだ」としている。

 この問題をめぐっては18日、チリの司教34人全員が辞意を表明。これに先
立ち、教皇フランシスコは同国司教らをバチカン(ローマ教皇庁)に招集して協
議していた。□

――――――――
◎豪アデレードの大司教に幼児性的虐待隠ぺいで有罪判決

 【CJC】オーストリアのニューキャッスル地方裁判所のロバート・ストーン
治安判事が5月22日、カトリック教会アデレード教区のフィリップ・ウイルソ
ン大司教(67)に、同僚司祭による幼児性的虐待を隠ぺいしたとして、有罪判
決を下した。

 ウイルソン大司教は、メイトランド=ニューキャッスル教区で司祭を務めてい
た1970年代に、同僚のジェームス・フレッチャー神父による幼児性的虐待を
知っていたにもかかわらず、隠ぺいした。

 2015年3月にニューサウスウェールズ州警察から起訴された大司教は無実
を訴え、教会から休暇を取り、裁判で身の潔白を証すため全力を投じると語って
いた。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(5月27日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★前田万葉(まんよう)大司教 枢機卿に=日本人6人目 来月叙任 
★教皇=米大使館エルサレム移転で“暴力の連鎖”を危惧
★チリの全司教 退任願い=性虐待問題で教皇と会議後
★教派超え 平和求めて=朝祷会全国大会=長崎で開催
★原発事故避難者=「緊急報告会」=国連でのスピーチ語る

 =KiriShin(5月21日・既報)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(5月27日)=http://クリスチャン新聞.com
★宣教大会で信仰のバトンタッチ=「TORCH」プレ大会開催=6月16日本
大会
★韓国教会、南北首脳会談・板門店宣言歓迎=朝鮮半島「和解・協力」の時代開
く=「完全な非核化通し恒久的かつ確固たる平和体制構築を」
★OCCにコミュニティースペース=首都圏教会活性化のために=東京グレイス
センター開所
★インドネシアで自爆テロ=3教会襲撃=子連れの母親も

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
          ◆世界キリスト教情報◆ご案内

 『世界キリスト教情報』(週刊)と『CJC通信』(不定期刊)のご購読は、
次の各サイトで既刊号をご覧願います。

・メールマガジン(各行を最大全角36文字に整形してあります。パソコン(P
C)の画面でご覧いただくことを想定しています)
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/

・同報メール(各行の整形は行っていません。ケータイ、スマートフォンなど、
それぞれの画面の範囲でお読みいただくことや保存、転載されることを想定して
います)
http://cjcskj.exblog.jp/

・ニュースレター(かつてファクスでお送りしていた時と同様のイメージをPD
FにしてEvernoteに掲出しています。壁面展示、とじ込みなどを想定し
ています)
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/

☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/

……………………
●『CJC通信』(記事ごとにメディア向けに発信しています。しかし公開して
いますので、どなたでもお読みいただけます)

☆『CJC通信』ブログ
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/

☆『CJC通信』速報(各ニュースのタイトルをTwitterで配信しています)
http://twitter.com/cjcpress/

☆『CJC通信』RSS速報(利用されているリーダーから登録願いします)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 10:35|PermalinkComments(0)

2018年05月21日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1426信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)       2018年5月21日(月)     第1426信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼教皇、6月21日に世界教会協議会訪問

     ▼台湾司教団が10年ぶりバチカン訪問
     ▼教皇、「司教任命権、交渉難航」と台湾側に説明=毎日新聞

     ▼教皇が「世界召命祈願の日」に司祭16人叙階
     ▼「憎しみと暴力ではなく、和解と兄弟愛を」と教皇

     ▼児童性的虐待スキャンダル受けチリの34司教が辞意

     ▼前田万葉大司教を枢機卿に教皇任命

       ▼≪メディア展望≫

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎教皇、6月21日に世界教会協議会訪問

 【CJC】世界教会協議会(WCC)とバチカン(ローマ教皇庁)は5月15
日、教皇フランシスコが6月21日、WCC創設70周年を機会にジュネーブの
本部を訪問する、と発表した。WCC側は訪問を「諸教会への贈り物」と歓迎し
ている。

 WCCは「エキュメニカルな巡礼の旅――共に歩み、祈り、活動する」を主題
に、70周年記念式典を開催、『中央委員会』も同時に開催する。

 「WCC創設70周年を機に教皇が訪問されることは、キリスト教一致追求と、
平和・正義の世界を目指す諸教会の協力にとって歴史的な里程標である」とWC
Cのオラフ・フィクセ=トヴェイト総幹事が記者会見で語った。

 記者会見に出席を予定していたバチカン・キリスト教一致推進評議会議長のク
ルト・コッホ枢機卿は健康を損ない欠席したので、同評議会員でWCCの信仰職
制会議のコンサルタントを務めているアンドレ・コロマンスキー神父が出席した。

 「WCCにいるわたしたちは、教皇がわたしたちの訪問招請を今回受けてくれ
たことをこの上なく感謝している」と総幹事は語った。

 教皇は、6月21日午前10時30分にジュネーブに到着、WCC側と祈り、
会合を共にし、アラン・ベルセ連邦大統領と会見、午後5時半にパレクスポ・コ
ンベンション・センターでミサを行い、同8時、ジュネーブ空港を出発、帰路に
着く。□

――――――――
◎台湾司教団が10年ぶりバチカン訪問

 【CJC】台湾の通信社『中央社』は、地域の状況などを定期的に報告する
「アドリミナ」のためバチカン(ローマ教皇庁)に向かったカトリック司教7人
による司教団が5月8日、ローマのフィウミチーノ空港に到着した、と報じた。
李世明・駐バチカン大使が空港に出向き、司教団と面会したという。 

 海外の司教がローマ教皇に地域の状況などを定期的に報告する「アドリミナ」
は5年に1回行うとされており、「10年ぶり」となった裏に、中国大陸の北京
政権(中華人民共和国)との関係改善を図るバチカンの意向も反映したとも見ら
れる。

 バチカンは、欧州では唯一、中華民国と外交関係を結ぶ「国交国」。だが、今
年2月には、バチカンが断交中の中国大陸と司教任命に関する枠組み協定を結ぶ
準備を整えたと報じられた。 

 李大使は、教皇の台湾に対する心遣いに司教たちは感謝していると語った。ま
た、司教たちは台湾とバチカンの関係をめぐって広がっている好ましくない噂の
多くは真実ではないとし、教皇が過去1年間で位の高い聖職者を台湾に多数派遣
していることなどを説明した。 

 台湾司教団による「アドリミナ」は、現教皇フランシスコが就任して以来、初
めて。李大使によれば、蔡英文総統や陳建仁副総統はそれぞれ、出発前の司教団
と面会し、今回の訪問を重視する姿勢を伝えたという。□

――――――――
◎教皇、「司教任命権、交渉難航」と台湾側に説明=毎日新聞

 【CJC】教皇フランシスコが5月14日、バチカン(ローマ教皇庁)で台湾
の司教団と会談した際、関係改善に向けて協議中の中国との間で司教の任命権を
巡り双方が折り合わず、交渉が難航していると説明した、と毎日新聞が台北発で
報じた。会談の出席者が同紙の取材に明らかにした。

 教皇は中国との関係改善に積極的で、欧米メディアは早ければ3月末にも合意
に達すると報じていた。教皇は台湾司教団に対し「私たちは妥協しない。バチカ
ンは司教任命権を手放さない」と説明したという。

 バチカンは司教任命権は教皇にあるとの立場だが、中国は司教を独自に任命す
ることを主張。双方に受け入れ可能な任命方式を巡る交渉が続いていた。

 台湾には、バチカンと中国が関係改善で合意すれば、バチカンは台湾との断交
に追い込まれるとの懸念もある。

 教皇が中国に妥協するのでは、と香港の陳日君・枢機卿らカトリック幹部の懸
念も表面化している。教皇の発言にはこうした懸念を打ち消す狙いもあると見ら
れる。

 台湾側は教皇の台湾訪問を要請したが、教皇は回答を避けた、と毎日新聞は報
じている。□

――――――――
◎教皇が「世界召命祈願の日」に司祭16人叙階

 【CJC】教皇フランシスコが、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ大
聖堂で、第55回「世界召命祈願の日」にあたる復活節第4主日の4月22日、
新司祭16人の叙階式を行った。

 司祭16人は、ローマ教区内の『大神学校』など各神学校で学んでいた学生。

 教皇は一人一人の手を握り、「わたし、そしてわたしの後継者へ尊敬と服従を
約束するか」と尋ね、皆がそれぞれに「はい。約束します」と答えた。

 今回の叙階式で、レデンプトーリス・マーテル神学院の関係者が自身のブログ
に記したところでは、同神学院からは6人が叙階された。

 この関係者は、「同神学院出身で今回叙階された6人のうち2人は、『日本宣
教のための叙階』であることが明らかにされた」とし、「この10年間、特定の
国のための宣教師を意図して教皇が自らの手で司祭に叙階した例は日本に対して
だけだ」と指摘している。□

――――――――
◎「憎しみと暴力ではなく、和解と兄弟愛を」と教皇

 【CJC】教皇フランシスコは5月13日、バチカン(ローマ教皇庁)で行わ
れた日曜正午の祈りの集いで、教皇は、同日インドネシアのスラバヤで起きたキ
リスト教教会を対象とした攻撃を強く非難、この攻撃によるすべての犠牲者と遺
族のために祈った。

 教皇は、これらの暴力行為の停止をアピールするとともに、すべての人の心に
憎しみと暴力ではなく、和解と兄弟愛が育つよう、平和の神に祈った。

 この事件では、スラバヤのカトリック教会・無原罪の聖母教会とプロテスタン
ト2教会の、キリスト教会3カ所が相次いで爆破攻撃を受け、13人が死亡、4
0人以上が負傷した。□

――――――――
◎児童性的虐待スキャンダル受けチリの34司教が辞意

 【CJC】チリ・カトリック教会の司教34人が5月18日、同国でのカトリ
ック聖職者らによる児童性的虐待スキャンダルを受けて辞任する意向を明らかに
した。

 チリの聖職者による児童性的虐待の告発を受け、教皇フランシスコは同国の司
教らをバチカン(ローマ教皇庁)に招集、3日間の集中的な協議を行った。

 これら司教が発表した声明によると、辞意を示したのは現役の司教31人と引
退司教3人。1国の司教全員の同時辞任はカトリック教会の歴史で前例がないと
みられている。バチカンの報道官は教皇が今回の一斉辞任を認めたのかの事実確
認は避けた。

 教皇は17日、チリの司教らへの短い声明文の中で「正義を取り戻す」ために
同国のカトリック教会への「改革」を約束したことを発表した。

 だが、米メディア『CNN』によると、チリのテレビ局『T13』が18日に
暴露した、協議の最初にチリの司教らに手渡された10ページの極秘文書の中で
は教皇はさらに踏み込んだ言及をしている。

 同文書は、「犯罪」と「未成年者に対するつらく恥ずべき性的虐待、権力乱用、
聖職者らの善悪の観念」について喚起。さらに、一定の司教を解任する措置は必
要ではあるが「不十分」であるとし、チリのカトリック教会の「エリート主義者
と権威主義者」がこうした性的虐待を許容した「根源」を調査するよう要請して
いる。

 渦中にあるのはオソルノ教区のバロス司教で、虐待の事実を知り、隠蔽に携わ
ったともされる。ただ、教皇は自らが2015年に任命した同司教を強く弁護し、
非難は中傷に等しいとも主張していた。

 しかし、4月にバチカンの調査報告書を受けた後、判断で重大な過ちを犯した
と教皇は認め、チリの虐待被害者への謝罪を表明していた。5月にはバチカン内
で同司教の主要な告発者3人と私的に面会し、許しを求めてもいた。□

――――――――
◎前田万葉大司教を枢機卿に教皇任命

 【CJC】教皇フランシスコは聖霊降臨日(ペンテコステ)に当たる5月20
日、大阪教区のトマス・アクィナス前田万葉(まえだ・まんよう)大司教(69)
を枢機卿に任命すると発表した。6月29日に開かれる枢機卿会議で就任する。

 日本人が枢機卿に就任するのは2007年に死去した浜尾文郎氏以来、6人目。
故白柳誠一枢機卿が2009年12月に死去して以来の日本人枢機卿となる。

 教皇は、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場に、教皇と共に聖母マ
リアのレジーナ・チェリの祈りを唱えその言葉に耳を傾けようと集まった多くの
巡礼者や訪問者に、新枢機卿14人の任命を発表した。

 今回任命された14人の出身は、イラク、パキスタン、ポルトガル、ペルー、
マダガスカル、イタリア、ポーランド、メキシコ、日本の9カ国にわたっている。

 教皇は、新枢機卿の出身地が多様性に富んでいることについて「これらの地の
すべての男女に向けられた神の慈愛深い愛を知らせ続ける、カトリック教会の普
遍性を示す」と述べた。

 枢機卿はローマ・カトリック教会で教皇に次ぐ高位聖職者で、教会行政の中央
最高機関であるバチカンの要職などを占める教皇の最高顧問。教皇選挙(コンク
ラーベ)の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は世界で現在約110人。

 前田氏は1949年、長崎県新上五島町生まれ。75年に司祭叙階、91~9
4年長崎教区報『よきおとずれ』編集長。2006年にカトリック中央協議会事
務局長となり、広島教区司教を経て、14年に大阪教区大司教に就任した。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(5月20日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★「世界遺産登録を願うシンポジウム」=歴史と文化の根幹に信仰=地元は地域
再生にも期待=長崎
★キリスト教とイスラムの指導者=祈りの連携呼び掛ける=カトリック教会襲撃
で宣言文=中央アフリカ
★福島の今後を考えるためチェルノブイリに学ぶ=広河隆一さん講演会=東京
★困難な状況にある労働者との連帯を願って=キリスト者メーデー集会
★大震災=避難所での教訓生かして=『発達障がい児者受け入れのてびき』発刊
=世界宗教者平和会議日本委員会

 =KiriShin(5月21日)=http://www.kirishin.com
★『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』=「二世信者」の“傷”露わ
に=漫画家/いしいさやさん/インタビュー
★日本福音同盟50周年で感謝会=“一致と宣教の前進のために”
★宗教を超えた対話を=「アディアン財団」に庭野平和賞
★英国国教会ロンドン主教=初の女性が就任
★「黒人解放の神学」主導者ジェイムズ・H・コーンさん死去

 =クリスチャン新聞(5月20日)=http://クリスチャン新聞.com
★東久留米キリスト者九条の会=王に勝る存在知る教会にこそ使命=教会形成か
ら社会形成へ
★首都圏直下地震の備えを=東京・新宿大久保通り沿いの7教会が3回目の「防
災フェスタ」
★南北首脳会談後、米朝首脳会談控え=「韓国半島平和のため40日祈り」=6
月8日まで毎日24時間リレー祈祷=京畿道オサンリ祈祷院
★星野富弘さんの母が受洗=病床と制作支えた愛=作品にも反映
★北朝鮮拘束の米国人3人解放=1人は牧師

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
          ◆世界キリスト教情報◆ご案内

 『世界キリスト教情報』(週刊)と『CJC通信』(不定期刊)のご購読は、
次の各サイトで既刊号をご覧願います。

・メールマガジン(各行を最大全角36文字に整形してあります。パソコン(P
C)の画面でご覧いただくことを想定しています)
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/

・同報メール(各行の整形は行っていません。ケータイ、スマートフォンなど、
それぞれの画面の範囲でお読みいただくことや保存、転載されることを想定して
います)
http://cjcskj.exblog.jp/

・ニュースレター(かつてファクスでお送りしていた時と同様のイメージをPD
FにしてEvernoteに掲出しています。壁面展示、とじ込みなどを想定し
ています)
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/

☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/

……………………
●『CJC通信』(記事ごとにメディア向けに発信しています。しかし公開して
いますので、どなたでもお読みいただけます)

☆『CJC通信』ブログ
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/

☆『CJC通信』速報(各ニュースのタイトルをTwitterで配信しています)
http://twitter.com/cjcpress/

☆『CJC通信』RSS速報(利用されているリーダーから登録願いします)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 19:43|PermalinkComments(0)

2018年05月14日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1425信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)       2018年5月14日(月)     第1425信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼インドネシアで子連れの母親自爆、3教会襲撃される
     ▼翌14日にもインドネシアで自爆攻撃、警察官と市民が負傷

     ▼英国国教会ロンドン主教に初の女性就任

     ▼北朝鮮が突然米国人3人を解放
     ▼トヴェイトWCC総幹事ら5日間北朝鮮訪問確認される

       ▼≪メディア展望≫

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎インドネシアで子連れの母親自爆、3教会襲撃される

 【CJC】インドネシア東ジャワ州スラバヤ市の3カ所のキリスト教会で13
日午前7時ごろから同8時ごろにかけて、連続して爆発が起きた。国家警察によ
ると同市出身の一家6人による同時多発自爆テロで、9歳と12歳の娘を連れた
母親も実行犯になった。

 教会には日曜礼拝のために多くの人が集まっていた。実行犯を含む13人が死
亡、43人が負傷した。国家警察は『ジャマア・アンシャルット・ダウラ』(J
AD)などのイスラム過激派組織が関与したとみて捜査している。

 現地邦字メディア『じゃかるた新聞』などの報じる所では、ンガゲル・マディ
ヤ通りの『サンタ・マリア教会』で最初の爆発が発生。次いでディポヌゴロ通り
の『クリステン・インドネシア・ディポヌゴロ教会』で2度目の爆発。アルジュ
ノ通りの『中央スラバヤ・パンテコスタル教会』の駐車場で3度目の爆発が起き
た。3教会はいずれもスラバヤ市中心部にあり、爆発は約30分間で続いた。警
察官や市民ら大勢がやけどなどの重傷を負い、病院に搬送されて治療を受けてい
る。在スラバヤ総領事館によると、日本人の被害は確認されていない。

 実行犯はスラバヤ市出身の一家で、父親のディタ・プトリアント容疑者はパン
テコスタル教会の駐車場に止めた車内で自爆。この妻と9歳、12歳の娘はクリ
ス・インドネシア教会で、腰に巻き付けた爆弾で自爆した。サンタ・マリア教会
には息子とみられる16歳と18歳の男がオートバイに乗って訪れ、爆弾を爆発
させた。

 同日午後にスラバヤ市の現場を訪れたジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大
統領は、「本当に野蛮で人道の限度を超えたテロ行為だ」と強く非難。ティト・
カルナフィアン国家警察長官は、『イスラム国』(IS)に共鳴する国内の過激
派組織、JADや『ジャマア・アンシャルト・タウヒッド』(JAT)の関与を
指摘した。

 13日夜にはシドアルジョ県セパンジャンの警察署近くのルスナワ(公営住宅)
で4度目の爆発が発生。負傷者が出ている模様。□

――――――――
◎翌14日にもインドネシアで自爆攻撃、警察官と市民が負傷

 【CJC】ロイター通信によると、インドネシア第2の都市スラバヤで5月1
4日午前8時50分に警察の建物の外にある検問所でバイクを使った自爆攻撃が
起き、複数の警察官4人と一般市民6人が負傷した。

 同市では13日に3カ所のキリスト教教会を狙った自爆攻撃が発生し、13人
の死者が出たばかり。

 テレビで放映された監視カメラの映像では、検問所で車の隣にバイクが止まり、
警察官が近付くと爆発する様子が映されている。□

――――――――
◎英国国教会ロンドン主教に初の女性就任

 【CJC】英国国教会で3番目の地位に当たるロンドン主教に女性で初めて選
任されたサラ・マラリー氏の就任式が5月12日、ロンドンのセントポール大聖
堂で行われた。

 AFP通信は、マラリー氏の前職が看護師だったこともあり、就任式は英看護
師フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定された「国際看護師の
日」に当たる日に行われた、と報じている。

 第133代ロンドン主教に就任したマラリー氏は、カンタベリー大主教、ヨー
ク大主教に次ぐ英国国教会の高位聖職者となった。

 就任式の説教でマラリー氏は、ロンドンが直面する問題として刃物による犯罪
の増加や教会内での性的虐待を挙げ、こうした暴力や犯罪への取り組みのため、
ロンドン全体に向けて声を上げなければならないと訴えた。□

――――――――
◎北朝鮮が突然米国人3人を解放

 【CJC】北朝鮮に拘束されていた米国人3人が5月9日夜、解放され、平壌
を出発、日本の横田米軍基地とアラスカ州を経由して、ワシントン近くの空軍基
地に到着した。

 ドナルド・トランプ米大統領は2日、ツイッターへの投稿で、新たなニュース
を「乞うご期待!」と述べていた。

 ロイター通信によると、3人のうち、キム・ハクソン氏は平壌科学技術大学に
勤務、昨2017年5月6日に「敵対行為」の疑いで拘束された。平壌駅にいた
際に拘束されたと報じられている。キム氏はインターネットへの投稿で自分をキ
リスト教伝道師だとし、同大学で実験的な農場を始めようとしていると説明して
いた。

 平壌科学技術大学は、韓国系米国人でキリスト者の起業家が2010年に創設
し、運営資金の大半は米国と韓国のキリスト教慈善団体が提供、主に北朝鮮のエ
リート層の子弟が通学している。

 同大学には、海外から招かれた講師が数人いると見られている。

 キム・サンドク(トニー・キム)氏は、キム・ハクソン氏が拘束される2週間
前、スパイ容疑で拘束された。

 平壌科学技術大学で1カ月働いた後、北朝鮮国外に出ようとしていた。韓国の
メディアによると、同氏は55歳で、北朝鮮の人道支援にかかわっていた。

 キム氏のフェイスブックのページには、同氏が米国の2大学で会計を学び、米
企業で会計士として10年以上勤務したと書かれている。同氏は中国吉林省の延
辺朝鮮族自治州でも教師として勤めた経験がある。

 韓国生まれの米国人、キム・ドンチョル氏は60代前半。牧師で、2015年
にスパイ容疑で拘束され、16年に10年間の労働教化刑を言い渡された。

 公判前に北朝鮮政府が設定した記者会見で、キム氏は韓国政府と共謀して軍事
機密を盗んだと語った。韓国政府はキム氏の発言内容を否定している。

 キム氏は、米バージニア州フェアファクスに住んでいたという。また、北朝鮮
北東部の中国との国境沿いにある羅先(ラソン)経済特区で貿易とホテル事業の
会社を営んでいたことがあると述べている。

 解放された3人は「我々を家に帰してくれた政府とトランプ大統領に深い感謝
を表したい」と声明を発表している。

 北朝鮮としては、米朝首脳会談の開催に向け、友好ムードを高め、非核化に対
するアメリカ側の強硬姿勢を和らげたいとの思惑もあると見られている。□

――――――――
◎トヴェイトWCC総幹事ら5日間北朝鮮訪問確認される

 【CJC】世界教会協議会(WCC=オラフ・フィクセ=トヴェイト総幹事)
と世界改革教会連盟(WCRC=クリス・ファーガソン総幹事)が5月7日、双
方の代表6人が3日から7日まで北朝鮮を訪問したことを確認、次のような声明
を発表した。

 今回の訪問は、大韓民国の文在寅大統領と北朝鮮国務委員会の金正恩委員長が、
板門店で4月27日に南北首脳会談を行い、「朝鮮半島の平和と繁栄・統一のた
めの板門店宣言」に署名した数日後に行われた。

 板門店宣言に盛り込まれた特別な創意は、平和のための新たな弾みを創り出し
たが、WCCとWCRCの北朝鮮訪問団は、それを力強く肯定し、支持し、奨励
したいと願っている、と伝えた。

 世界的に展開するエキュメニカル運動は、分断された朝鮮民族の対話・平和的
共存と再統一の推進に、とりわけWCCは静岡県御殿場市で開催した1984年
の「東山荘会議」以来、30年以上に関わってきている。

 北朝鮮の朝鮮基督教連盟(KCF)、韓国キリスト教教会協議会(NCCK)、
そして韓国にあるWCCおよびWCRCの加盟教会の間の関係は、朝鮮半島の平
和と再統一のためのエキュメニカルな連帯運動の中心となってきた。

 わたしたちは、完全な非核化を通じた、核から解放された朝鮮半島を実現する
という、この板門店宣言を、全ての国々による核兵器禁止条約の批准と実施を求
める提言活動を通じた、核から解放された世界のための私たちの取り組みの文脈
の中で祝い、肯定する。

 北朝鮮訪問の間に、代表団はKCFの代表者たちや、北朝鮮最高人民会議常任
委員会の金永南(キム・ヨンナム)委員長、祖国統一研究院の李種革(リ・ジョ
ンヒョク)院長と会談した。

 トヴェイト、ファーガソンの両総幹事は、北朝鮮訪問に先立って、韓国の趙明
均(チョ・ミョンギュン)統一相に会見、代表団が金永南委員長に会談する際に、
朝鮮民族の平和と再統一のための過去および将来の取り組みにおける教会指導者
と信仰共同体の役割が持つ重要性を確認し強調することで合意した。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(5月13日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★教皇フランシスコ=南北対話は「勇気ある決意」=平和のロザリオ呼び掛ける
★長崎・天草キリシタン=世界遺産へ
★学校を 福音と出会う場に=校長・理事長・総長・管区長の集い
★韓国のカン・ウイル司教が講演=信仰者として原発考える=福島=癒やしと祈
りの家 知足庵が主催
★典礼の聖書朗読で御子の読み「おんこ」に

 =KiriShin(5月11日)=http://www.kirishin.com
★若手ディレクターが拓いた新境地=「WTP!!」さらに前へ=ディレクター
細川開さんインタビュー
★「人と人の交流」が関係修復に=日キ連総会で植松誠氏講演
★北朝鮮の金永南委員長とトゥヴェイトWCC総幹事ら会見
★米アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団 初の女性総主事
★「キリスト教本屋大賞」ノミネート発表

 =クリスチャン新聞(5月13日・休刊)=http://クリスチャン新聞.com

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
          ◆世界キリスト教情報◆ご案内

 『世界キリスト教情報』(週刊)と『CJC通信』(不定期刊)のご購読は、
次の各サイトで既刊号をご覧願います。

・メールマガジン(各行を最大全角36文字に整形してあります。パソコン(P
C)の画面でご覧いただくことを想定しています)
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/

・同報メール(各行の整形は行っていません。ケータイ、スマートフォンなど、
それぞれの画面の範囲でお読みいただくことや保存、転載されることを想定して
います)
http://cjcskj.exblog.jp/

・ニュースレター(かつてファクスでお送りしていた時と同様のイメージをPD
FにしてEvernoteに掲出しています。壁面展示、とじ込みなどを想定し
ています)
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/

☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/

……………………
●『CJC通信』(記事ごとにメディア向けに発信しています。しかし公開して
いますので、どなたでもお読みいただけます)

☆『CJC通信』ブログ
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/

☆『CJC通信』速報(各ニュースのタイトルをTwitterで配信しています)
http://twitter.com/cjcpress/

☆『CJC通信』RSS速報(利用されているリーダーから登録願いします)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 20:00|PermalinkComments(0)

2018年05月07日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1424信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・   (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
(連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)        2018年5月7日(月)     第1424信☆
====================================

              = 目 次 =

     ▼バチカン財務長官のペル枢機卿が性的暴行容疑で陪審裁判に

     ▼「被爆地行ければぜひ」と接見の長崎市長に教皇

     ▼北朝鮮の金永南委員長とトゥヴェイトWCC総幹事ら会見=朝鮮中
      央通信
     ▼北朝鮮拘束の米国人3人を平壌郊外のホテルに移送か

     ▼安倍首相が幼稚園時代の思い出から予定外のベツレヘム視察

     ▼米アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団に初の女性総主事

     ▼俳優ペ・ヨンジュン「『救援派』とはまったく関係ない」

     ▼「黒人解放の神学」の主導者ジェイムズ・コーン牧師死去

       ▼≪メディア展望≫

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎バチカン財務長官のペル枢機卿が性的暴行容疑で陪審裁判に

 【CJC】オーストラリア・ビクトリア州メルボルンの治安判事裁判所は5月
1日、バチカン(ローマ教皇庁)財務長官のジョージ・ペル枢機卿(76)を複
数の性的暴行容疑について陪審裁判にかける判断を下した。

 ペル枢機卿は同国カトリック教会で最高位、バチカンでも3番目の地位にある。
世俗裁判所で裁かれるカトリック聖職者としても最高位。

 2017年6月、ビクトリア州警察は「複数の訴え」を元に、過去の性犯罪容
疑について同枢機卿を訴追した。

 今年3月から始まった予備審問は4週間におよび、30人以上の目撃者が証言
した。多くの審問はビクトリア州の性犯罪容疑の裁判方針に基づいて非公開で行
われた。

 公開された審問では、1990年代にメルボルンの大聖堂で起こったとされる
事例や、ビクトリア州の映画館やプールでの1970年代の事例について証言が
行われた。

 治安判事裁判所のベリンダ・ウォリントン判事は1日、複数の容疑のうち半数
について裁判を行うのに十分な証拠がそろっていると判断した。

 審問で、枢機卿は顔色を一切変えず、判事に対してためらいなく大きな声で
「無罪」と述べた。

 多数の警察官が警備する中で裁判所に出廷した枢機卿は、「公判中は出国しな
い」と誓約、当局にパスポートを渡し、保釈されている。

 バチカンのグレッグ・バーク報道官は「メルボルンの司法当局の決定を真摯に
受け取っている」と述べた。これまでのところ、教皇のコメントは出ていない。

――――――――
◎「被爆地行ければぜひ」と接見の長崎市長に教皇

 【CJC】長崎市の田上富久市長は5月2日、バチカン(ローマ教皇庁)のサ
ンピエトロ広場で行われた教皇フランシスコの水曜恒例の一般接見の際、「被爆
地を訪問し、高齢化の進む被爆者を励ましていただきたい」と伝え、松井一実・
広島市長と連名で訪問を呼びかける親書も手渡した。教皇は「行ければぜひ」と
応じたという。

 田上市長は、ことし1月、原爆投下直後の長崎で撮影された「焼き場に立つ少
年」と呼ばれる写真とともに、「これが戦争の結末だ」というメッセージを添え
たカードを配布するよう教会関係者に指示したことに謝意を伝えるため、スイス
で開かれている、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備会合に参加するの
に合わせてバチカンを訪問、一般接見に参列した。

 市長は、教皇の平和に向けた取り組みに感謝の意を伝えたうえで「被爆地を訪
問いただき、高齢化の進む被爆者を励ましていただきたい」と述べ、広島市の松
井市長との連名の親書を手渡した。

 松井市長も2017年11月、教皇の一般謁見に参列し被爆地訪問を要請した。
安倍晋三首相も14年にバチカンで教皇と会談し来日を招請している。□

――――――――
◎北朝鮮の金永南委員長とトゥヴェイトWCC総幹事ら会見=朝鮮中央通信

 【CJC】世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ=トゥベイト総幹事
を代表に、WCCと世界改革教会連盟(WCRC)の6人が5月3日、平壌を訪
問した。北朝鮮の朝鮮中央通信が報じた。

 訪問団は4日、万寿台議事堂で、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員
で朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長と会見した。□

――――――――
◎北朝鮮拘束の米国人3人を平壌郊外のホテルに移送か

 【CJC】北朝鮮に拘束されている米国人3人の身柄が4月初めに労働教化所
(刑務所)から平壌郊外のホテルに移されたと、韓国の拉致被害者家族でつくる
「拉北者家族会」の崔成龍(チェ・ソンリョン)代表が5月2日、韓国・聯合ニ
ュースの取材に明らかにした。

 キム・ドンチョル牧師は2005年10月、平壌科学技術大に教授として招か
れていたキム・サンドク氏は17年4月、同大の運営に従事していたキム・ハク
ソン氏は同5月に拘束された。3人はいずれも敵対行為などの疑いで労働教化刑
(懲役刑に相当)が言い渡された。

 北朝鮮は米朝首脳会談を控え、3人の解放について米国と協議を進めていた模
様。□

――――――――
◎安倍首相が幼稚園時代の思い出から予定外のベツレヘム視察

 【CJC】安倍晋三首相は4月29日から5月3日までの日程で、アラブ首長
国連邦(UAE)、ヨルダン、パレスチナ、イスラエルの4カ国・地域を訪問、
イスラエルとパレスチナ自治政府の双方に直接対話を呼びかけるなど、中東和平
交渉に積極的に関与する姿勢を示した。

 首相同行筋は「首脳のイスラエル・パレスチナ同時訪問がかなわない国は多い。
中立の立場で支援を続けた日本だからこそ会えた」と強調している、と時事通信
などが報じた。

 首相は5月2日午後、ヨルダン川西岸のパレスチナ南部にあるベツレヘムを訪
問した。

 ベツレヘム訪問は当初の予定になかったが、パレスチナのラマラで1日夜に開
かれた夕食会で急浮上した。

 西村康稔官房副長官が、パレスチナ自治政府のマアーヤ観光遺産相がベツレヘ
ム出身と知り、「30年近く前にバックパッカーで2週間ほど中東を回った。ベ
ツレヘムに行ったことがある」と語ると、観光遺産相は「観光振興をしていきた
い」などと応じた。

 安倍首相も「幼稚園児だったころ、ベツレヘムを舞台にした劇に出たことがあ
る。一度は行ってみたいと思っていた」などと語ったところから、訪問が実現し
たという。□

――――――――
◎米アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団に初の女性総主事

 【CJC】米アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団(本部=ミズーリ州スプリ
ングフィールド)理事会は4月23日、第11代総主事にドナ・L・バレット氏
を全会一致で選出した。総主事に女性が選ばれるのは同教団で初めて。就任は6
月1日付。

 同教団最高指導者のダグ・クレイ総監督はバレット氏について、「教会開拓に
取り組み、教区の指導者、『総長老会』(ゼネラル・プレスビテリー)メンバー
などを務めて来たことは、彼女が謙虚さとリーダーシップの賜物を持ち合わせる
ことを示してしている」とコメントした。

 バレット氏は1988年、同教団の牧師として任職。オハイオ州ヤングスタウ
ンの教会で「ユース・パスター」(青年担当牧師)として10年間、同州クリー
ブランドの教会で副牧師として7年間奉仕し、2002年に同州インディペンデ
ンスに設立された『ロックサイド教会』牧師に就任。

 ペンテコステ派系とされる同派は1914年、アーカンソー州ホットスプリン
グで設立総会を開き始められた。創設以来、女性教職者を認め、現在は牧師の約
4分の1が女性。□

――――――――
◎俳優ペ・ヨンジュン「『救援派』とはまったく関係ない」

 【CJC】韓国メディア『中央日報』(日本語電子版)は、俳優ペ・ヨンジュ
ンがパク・ジニョン氏(JYPエンターテインメント代表)とともに、異端キリ
スト教と取りざたされる『キリスト教福音浸礼会』(救援派)の集会に参加した
という報じた。

 ペ・ヨンジュンの所属事務所『キーイースト』は5月2日、サイト『ニュース
1』に「『救援派』とはまったく関係ない。パク・ジニョン氏と個人的な親交が
あり、パク・ジニョン氏が主催する聖書勉強会に参加したことは事実だが救援派
ではない」との公式立場を明らかにした。 

 パク・ジニョンは自身のSNSを通じ「わたしが金を出し、場所を借り、教え
た聖書勉強会が救援派集会なのか。100人が集まり、その中に俗称『救援派』
の数人が私の講義を聞きたいと座っていたがそれが救援派の集会か」と報道を否
定した。□

――――――――
◎「黒人解放の神学」の主導者ジェイムズ・コーン牧師死去

 【CJC】「黒人解放の神学」主導者ジェイムズ・H・コーン牧師が4月28
日死去した。79歳。ニューヨーク・ユニオン神学校の発表を宗教専門RNS通
信などが伝えた。

 『アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会』牧師。アーカンソー州フォー
ダイスで1936年8月5日生まれ。ノースウエスタン大学で哲学博士号を65
年取得。70年からユニオン神学校で教え、73年に教授。黒人解放の神学、ア
フリカ、中南米、アジアの「解放の神学」を主に講義した。2018年、『アメ
リカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・サイエンス』のフェローに選出。

 著書は『黒人神学と黒人の力(邦題=イエスと黒人革命)』(Black Theology
 and Black Power, 1969)、『抑圧された者の神』(God of the Oppressed, 19
 75)など多数。□

※参考=邦訳された著書。判明分のみ。
▽『イエスと黒人革命』(新教出版社、1971年)=Black Theology and Bla
ck Power (1969)
▽『解放の神学――黒人神学の展開』(新教出版社、1973年)=A Black Th
eology of Liberation (1970) 
▽『抑圧された者の神』(新教出版社、1976年)=God of the Oppressed 
(1975)
▽『黒人霊歌とブルース アメリカ黒人の信仰と神学』(新教出版社、1983
年)=The Spirituals and the Blues: An Interpretation (1972)
▽『わが魂の遍歴』(新教出版社、1987年)=My Soul Looks Back (1986)
▽『夢か悪夢か・キング牧師とマルコムX』(日本基督教団出版局、1996年)
=Martin & Malcolm & America: A Dream or a Nightmare (1992)
▽『十字架とリンチの木』(日本キリスト教団出版局 、2014年)=The Cro
ss and the Lynching Tree (2011)

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(5月6日・休刊)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/

 =KiriShin(5月1日)=http://www.kirishin.com
★『新共同訳』に次ぐ『聖書協会共同訳』=近く受注予約へ=千葉・大阪で聖書
事業懇談会=パイロット版に約6800件の意見
★“原則より結果重んじ”教育に専心=古屋安雄氏の葬儀に約400人
★海洋散骨専門の新会社が始業「シャロームセレモニー」
★東北学院のステンドグラス修復完成=“光は神からのもの”
★安倍首相らの真榊奉納・参拝に日基教団北海教区が抗議声明

 =クリスチャン新聞(5月6日)=http://クリスチャン新聞.com
★「福音の信仰のために」さらなる一致と前進を=日本福音同盟創立50周年
★明治維新150年記念=龍馬、廉太郎の歴史秘話をコンサートで
★戦後処理の虚偽、加害者責任も=罪犯したら何度でも悔い改めを=「第2回証
言集会」で渡辺氏、村岡氏
★スポーツミニストリー宣教師が来日=スポーツの可能性広げるチャンス=ラグ
ビーW杯、東京五輪に向けキックオフ大会
★米朝首脳会談前5月に開催=横田早紀江さんを囲む拡大祈祷会

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
          ◆世界キリスト教情報◆ご案内

 『世界キリスト教情報』(週刊)と『CJC通信』(不定期刊)のご購読は、
次の各サイトで既刊号をご覧願います。

・メールマガジン(各行を最大全角36文字に整形してあります。パソコン(P
C)の画面でご覧いただくことを想定しています)
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/

・同報メール(各行の整形は行っていません。ケータイ、スマートフォンなど、
それぞれの画面の範囲でお読みいただくことや保存、転載されることを想定して
います)
http://cjcskj.exblog.jp/

・ニュースレター(かつてファクスでお送りしていた時と同様のイメージをPD
FにしてEvernoteに掲出しています。壁面展示、とじ込みなどを想定し
ています)
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/

☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/

……………………
●『CJC通信』(記事ごとにメディア向けに発信しています。しかし公開して
いますので、どなたでもお読みいただけます)

☆『CJC通信』ブログ
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/

☆『CJC通信』速報(各ニュースのタイトルをTwitterで配信しています)
http://twitter.com/cjcpress/

☆『CJC通信』RSS速報(利用されているリーダーから登録願いします)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

====================================



skjweekly at 08:37|PermalinkComments(0)