2018年09月

2018年09月24日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1444信

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(週刊)      2018年9月24日(月)      第1444信☆
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               = 目 次 =

     ▼バチカンと中国が司教任命について暫定合意
     ▼中国の全司教らとの交わりを教皇が承認
     ▼バチカン国務長官、中国との司教任命めぐる暫定合意で声明
     ▼台湾はバチカンとの友好をアピール

     ▼教皇がリトアニア・ラトビア・エストニアの3国訪問

     ▼ニューヨークの教会が聖職者暴行を31億円で和解

     ▼米国務長官、ウイグル人拘束めぐり異例の中国批判

     ▼国際平和デーに国連本部で鐘鳴らし平和訴え

       ▼≪メディア展望≫

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎バチカンと中国が司教任命について暫定合意

 【CJC】バチカン・ニュース(日本語電子版)が9月22日、バチカン(ロ
ーマ教皇庁)と中国が北京で会談、その中で双方が、司教の任命をめぐる暫定合
意に署名したと報じた。この合意は、両者の段階的な相互の歩みよりを経て、中
国国民、世界平和への貢献を願い行われた、という。

 バチカンと中国間で、カトリック教会についての共通関心をめぐり続けられて
きた交渉で、北京で22日開かれたバチカンのアントワン・カミレーリ外務局次
長と、中国の王超・外交部副部長による会談の中で、両代表が、司教の任命をめ
ぐる暫定合意書に署名した。

 バチカン・ニュースは、暫定合意が、長い慎重な交渉を経た、段階的な双方の
歩み寄りの成果によるもので、その具体化については定期的に評価を行うことが
予定されている、としている。

 合意書は、教会の活動にとって大きな影響を及ぼす司教任命問題を扱っており、
双方レベルでのより大きな協力のための条件を形作るものとなる。

 バチカン・ニュースは、この合意が当局の豊かで先見性ある対話プロセスの発
展に寄与し、中国のカトリック教会の活動と、中国国民、そして世界平和に貢献
するよう、双方の期待が表された、としている。

 双方の折衝について、中国共産党系メディアの環球時報(英語版=グローバル
・タイムズ)は19日付で、バチカンが9月末にも中国に代表団を送ると報じた。
長年の対立案件である司教任命権に関する問題を協議し、交渉が順調に進めば合
意文書に署名するとの見方を伝えていた。バチカン側の予測情報は公式には流れ
なかった。□

――――――――
◎中国の全司教らとの交わりを教皇が承認

 【CJC】教皇フランシスコは、これまで教皇の承認を得ていなかった中国の
司教らを正式に認めた。バチカン・ニュース(日本語電子版)が報じた。

 教皇は、中国における福音宣教を支援するために、これまで教皇の認可を得ず
に叙階された司教ら8人を、教会の完全な交わりの中にあるものとして承認した。
このうち1人は、昨年亡くなっているが、生前、聖座との和解の意志を表明して
いた。

 教皇は、この選択により、過去の傷を克服し、中国のすべてのカトリック信者
との完全な交わりを実現するための、新しい道程が開かれることを要望した。

 そして、中国のカトリック共同体に、福音を新たに告げるために、より兄弟愛
に満ちた協力を生き、教会を通してイエス・キリストと、御父の赦しと救いの愛
を証しするよう招いた。□

――――――――
◎バチカン国務長官、中国との司教任命めぐる暫定合意で声明

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿は9
月22日、教皇フランシスコは中国のカトリック共同体に和解の努力を託されて
いる、として司教任命をめぐる暫定合意について次のように声明を発表した。

 「バチカンと中国間で署名された、司教任命をめぐる暫定合意は、大きな意味
を持つ。それは特に中国のカトリック教会の活動や、バチカンと中国の当局間の
対話のためはもとより、国際レベルで多くの緊張が見られる今日、世界平和の基
礎づくりのためにも重要なもの」

 「バチカンの目的は、司牧的なもの。つまり、地方教会がより大きな自由、自
主性、組織の状態を享受し、福音宣教の使命に取り組み、人間と社会の統合的発
展に寄与できるように助けること」

 「今初めて、中国のすべての司教たちは、教皇との一致の中にある。教皇フラ
ンシスコは、その先任の教皇たちと同様、特別な関心と配慮をもって中国の人々
を見つめている。ここには一致が必要であり、信頼と新たな飛躍が必要。そして、
ペトロの後継者と彼らの国の当局から認められた、良い司牧者たちが必要。合意
はこうした目的から生まれた。この合意が、皆の協力のもと、このプロセスを助
けることができるよう期待しよう」

 「中国のカトリック共同体、司教、司祭、修道者、そして信徒の皆さんに、教
皇は、過去と現在の無理解を克服する助けとなる具体的態度をもって、兄弟間の
真の和解の精神を生きるようにと、特別な努力を託している。こうしてこそ、中
国のカトリック信者たちは、自分たちの信仰を証しし、祖国への純真な愛を生き、
すべての民族との対話と平和の推進のために自らを開くことができる」□

――――――――
◎台湾はバチカンとの友好をアピール

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が9月22日、国交のない中国と司教任
命問題について暫定合意に達したことから、双方の関係正常化につながる可能性
も指摘されている。

 台湾の通信社『中央社』は、台湾にとってバチカンは外交関係を結ぶ17カ国
のうち唯一の欧州における「国交国」であり、外交部(外務省)が同日、「76
年目に入った台湾との外交関係に影響しない」とする報道文を発表し、引き続き
人道援助や文化教育、環境保護、宗教の自由など多分野で協力を強化していく姿
勢を強調した、と報じている。

 10月14日にバチカンで行われる福者パウロ6世教皇らの列聖式にも代表団
を派遣するという。 

 バチカンと中国は1951年に断交し、司教の任命権を巡って長年対立してき
たが、教皇フランシスコは2013年3月の就任以来、中国との関係改善を図っ
ていた。 

 李世明・駐バチカン大使は、暫定合意の最大の意義は、「中共」が初めてロー
マ教皇の地位を認め、従来堅持してきた「国外勢力に内政干渉させない」主張を
打破したことにあると述べた。また「中共」が今回見せた柔軟性は歴史修正主義
の勝利だとし、両岸問題についても、事実と異なる「一つの中国」を柔軟に修正
し、理性的かつ良性の対話を再開してこそ地域と世界の平和、安定につながると
の見方を示した。□

――――――――
◎教皇がリトアニア・ラトビア・エストニアの3国訪問

 【CJC】教皇フランシスコは、9月22日から4日間の日程で、リトアニア、
ラトビア、エストニアの、バルト3国を司牧訪問に出発した。

 バチカン・ニュースによると、教皇は出発を前に、訪問先3カ国の国民に、ビ
デオを通しメッセージを送った。

 この中で教皇は、カトリック教会の司牧者として訪れながらも、これらの国々
のすべての人々を抱擁し、平和と善意、未来への希望のメッセージを伝えたいと
述べている。

 教皇はこの訪問が、バルト3国の最初の独立宣言から100周年を祝う年と重
なることに触れながら、現在の自由を可能とした過去の人々の犠牲を想起した。

 自由とは、絶え間なく守り、新世代に伝えられるべき、貴重な遺産であると述
べた教皇は、暴力と迫害の暗い時代も、自由のともし火は消えることなく、神か
ら与えられたすべての人の尊厳が尊重され、正義と兄弟愛の社会を築くために皆
が協力する、未来への希望を掻き立ててきたと強調した。

 22日朝、ローマ・フィウミチーノ空港を特別機で出発した教皇は、現地時間
同日昼前、最初の訪問国リトアニアの首都ヴィリニュスに到着した。

 ヴィリニュス国際空港で、教皇はダリア・グリボウスカイテ大統領に迎えられ、
民族衣装の子どもたちから花束を受け取った。

 空港で歓迎式に臨まれた教皇は、大統領の表敬訪問と要人との会見のため、ヴ
ィリニュス市内の大統領官邸へと向かった。

 教皇は、25日までのバルト3国訪問中、宿泊先をヴィリニュスに定め、同地
を基点に各国・各地を訪問する。

 バルト3国訪問2日目の23日(日)、教皇は、リトアニア第二の都市、カウ
ナスに向かい、ネムナスとネリスの両川が合流するサンタコス公園で、ミサを捧
げた。

 会場にはおよそ10万人の信者が集い、オーケストラやコーラスの調べがミサ
を彩った。

 教皇は、キリスト者の人生には、常に十字架の時があり、その苦しみには終わ
りがないように見える時もあると述べつつ、占領や強制連行、密告や裏切りの只
中に置かれた不安と苦悩、シベリアやゲットーという言葉に触れる時の戦慄を体
験した、リトアニアの人々の歴史を振り返った。

 教皇は、「イエスは今日、誰をわたしたちの真ん中に立たせるでしょうか。誰
がわたしたちの間で最も小さき者、最も貧しい人たちでしょうか。独立宣言10
0年において、わたしたちが受け入れるべき人々は誰でしょうか」と問い、地域
における少数民族や、職を求め移民せざるを得なかった人々、孤立したお年寄り、
人生の意味を見いだせない若者たちなどの存在を示した。

 教皇は「外に向かう教会」を強調。自分の何かを失うように感じて、社会の片
隅の人々に尽くすことを恐れるようではいけないと、人々を励ました。□

――――――――
◎ニューヨークの教会が聖職者暴行を31億円で和解

 【CJC】米カトリック教会の聖職者らによる子どもへの性的虐待問題で、ニ
ューヨークのブルックリン教区は9月18日、被害者4人に対して計2750万
ドル(約31億円)の和解金を支払うことで合意した。1人当たりの和解金は約
7億7千万円で、この問題で最大規模。米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。

 同紙によると、被害者の男性らは2003~09年に教会の宗教教員だった男
に繰り返し性的暴行を受けたという。被害者は当時8~12歳だった。被害者の
1人の親が通報して発覚。男は09年に逮捕され、禁錮15年の刑に服している
という。

 ブルックリン教区では他にも聖職者による性的暴行疑惑が多数発覚し、被害者
との示談が進んでいるが、今回の和解金は個人に支払うケースとしては最も高額
な部類に入るという。□

――――――――
◎米国務長官、ウイグル人拘束めぐり異例の中国批判

 【CJC】マイク・ポンペオ米国務長官が9月21日、中国政府に対し、イス
ラム教徒の少数民族ウイグル人を多数拘束していると異例の強い論調で批判した。
AFP通信などが報じた。

 中国が過激主義の抑止を口実に、西部の新疆ウイグル自治区でウイグル人を多
数拘束しているとの国連報告を受け、ポンペオ国務長官は、「数十万人、事によ
ると数百万人のウイグル人が、いわゆる再教育キャンプに強制的に収容され、重
度の政治的な洗脳をはじめとする虐待に耐えている」「彼らは宗教的信仰を奪わ
れている」と指摘した。

 米議会の超党派議員団は8月末、ポンペオ国務長官とスティーブ・ムニューシ
ン財務長官に宛てた書簡の中で、ウイグル人の強制収容に関わっているとして、
中国当局者らに制裁を科すよう求めていた。

 ポンペオ国務長官は米国による制裁措置の導入については言及しなかった。□

――――――――
◎国際平和デーに国連本部で鐘鳴らし平和訴え

 【CJC】国際平和デーの9月21日、ニューヨークの国連本部で、日本から
贈られた「平和の鐘」を鳴らし、世界の紛争の終結を訴える式典が開かれた。ア
ントニオ・グテレス事務総長や別所浩郎国連大使、国連平和大使の米俳優マイケ
ル・ダグラスさんらが参加した。

 グテレス事務総長は「世界各地で紛争は大幅に増え、人々は苦しんでいる。で
も私たちは諦めない」と述べ、平和への誓いを新たにした。

 共同通信によると、平和の鐘は、第2次大戦で多くの戦友を失い、後に愛媛県
宇和島市長を務めた故中川千代治さんが、60カ国以上の貨幣やローマ教皇から
贈られた金貨を溶かして造った。中川さんは1954年、鐘を国連に寄贈した。

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(9月23日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★教皇=来年の訪日を希望=日本からの巡礼訪問団に語る
★教皇フランシスコ=全司教協議会会長を招集=性虐待被害を防ぐ世界会議に
★愛が 罪への隷属 断ち切る=教皇の一般謁見講話
★「生徒主体」の部活動へ=静岡聖光学院で「サミット」開催
★菊地功大司教=パリウム授与式ミサ=東京教区

 =KiriShin(9月21日)=http://www.kirishin.com
★「迷える時代」だからこそ=精神科医・香山リカ氏が語る教会への“期待”
★“律法的な束縛ではなく希望を”=性教育研究会で大嶋重徳氏
★『すべての壁をぶっ壊せ』=出版記念礼拝で「牧師ビール」販売
★愛農高校で120回目の聖書研究会=世代を超えて「伝え方」学ぶ
★キリスト教出版販売協会=総会で新幹事長に新藤敦氏

 =クリスチャン新聞(9月23日)=http://クリスチャン新聞.com
★「4/14の窓」第3回全国カンファレンス開催=“次世代への「約束」信じ
歩め”
★土台陥没、壁に亀裂、液状化=道南、札幌清田区に集中=北海道地震=教会被
害状況明らかに
★ホクミン=道内の被災教会の情報収集=不安抱える住民のため祈りを=札幌、
富川にボランティアのためのベース設置
★中国語、英語、健康体操、詩、日本舞踊…=「ありがとう」をいろんな形で 
「ありがと音頭フェスティバル」
★屋根が飛ばされ、十字架が傾き、窓が壊れ…=台風21号の爪痕 教会にも

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2018年09月17日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1443信

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(週刊)      2018年9月17日(月)      第1443信☆
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               = 目 次 =

     ▼教皇「来年、日本を訪問したい」
     ▼教皇がシチリアを訪問、ピアッツァ・アルメリーナで信者と出会い

     ▼カトリック聖職者の性虐待、米各州で特別捜査
     ▼ドイツでも聖職者の性的虐待被害者3700人
     ▼オランダでは聖職者の性的虐待を65年間隠ぺい

     ▼中国が最大規模のキリスト教「地下教会」を閉鎖
     ▼中国で牧師ら300人以上が当局のキリスト教弾圧を批判

     ▼ロシア正教会がコンスタンティノープル総主教庁と関係一部停止
     ▼ロシア正教会代表団が10月に北朝鮮訪問、金委員長を教会に招待
      も

     ▼「ソウル巡礼路」がバチカン認定で誕生

       ▼≪短信≫
       ▼≪メディア展望≫

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◎教皇「来年、日本を訪問したい」

 【CJC】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は9月12日、バチカ
ン(ローマ教皇庁)で、天正遣欧少年使節について伝える活動をしている宮崎市
から訪れた団体と面会した。

 『バチカン・ニュース』によると、教皇は席上、「この機会を利用して、来年
日本に訪問したいという私の意向を伝えたい。この願いをかなえられることを期
待している」と述べ、就任以来、初めてとなる訪日に向けて意欲を示した。

 教皇は、核廃絶に強い関心を持っていることでも知られ、日本政府はこれまで、
日本への訪問をたびたび要請してきた。

 教皇の訪日が実現すれば、1981年の当時の教皇ヨハネ・パウロ2世以来と
なる。

 これまでの経緯から、訪日の日程について既に内定している可能性もある。

 訪日にあたっては、ヨハネ・パウロ2世の時と同様、天皇との面会も行われる、
と見られ、日程の正式発表が待たれる。□

――――――――
◎教皇がシチリアを訪問、ピアッツァ・アルメリーナで信者と出会い

 【CJC】教皇フランシスコは9月15日、イタリア南部のシチリアを司牧訪
問、最初に中部の町ピアッツァ・アルメリーナを訪れた。『バチカン・ニュース』
が報じた。

 教皇の訪問は、マフィアによって殺害されたパレルモの司祭、福者ピノ・プリ
ージ神父(1937~93)の殉教からちょうど25年目の日に行われた。

 15日朝、教皇はローマからカターニャ経由で、まずエンナ県ピアッツァ・ア
ルメリーナに向かった。古代ギリシャ時代に起源をもつとされる歴史ある町。

 青空のもと、市内の広場で行われた集いで、教皇は「シチリアの太陽は素晴ら
しい」と、この地を訪れた喜びを表された。

 挨拶を通し教皇は、地域社会の多くの困難を前に、清貧のうちに福音の希望と
神のいつくしみを伝える地元の教会の努力を励ました。

 教皇は、今回のシチリア訪問の目的は、福者ピノ・プリージ神父の殉教25年
を思い、パレルモで追悼ミサを捧げることにあると説明した。

 この後、教皇はピアッツァ・アルメリーナから、シチリア州の州都パレルモへ
と移動された。

 教皇は、プリージ神父の殉教25年追悼ミサを捧げた。ミサ終了後、教皇はパ
レルモ市内の支援施設「希望と愛のミッション」で、貧しい人々と昼食のテーブ
ルを共にした。

 昼食会が行われたホールには、同施設で支援を受ける生活困難を抱えた人々や、
移民、元受刑者、ボランティアなど約160人が集い、教皇との出会いを喜びを
もって迎えた。ホールの外でも、同施設内でおよそ1300人が同時に昼食をと
った。

 教皇フランシスコは、福者・殉教者ピノ・プリージ神父の足跡をたずね、パレ
ルモのブランカッチョ地区を訪問した。

 教皇は、プリージ神父が自身の56歳の誕生日に、二人組の犯人によって殺害
された場所、同神父の自宅前で、車から下りた。

 教皇は、障害者の少女から赤いバラの花籠を受け取ると、それを祝別し、プリ
ージ神父の殉教の場を示す、地表に埋められたブロンズの碑の上に捧げた。そし
て、教皇は碑の前にたたずみ、長い沈黙のうちに祈られた。

 15日午後、パレルモ市内のカテドラルで、教皇は司祭・修道者・神学生らと
の出会いを持った。

 教皇は、シチリアの教会関係者らに「典礼を生きること」「人々に寄り添うこ
と」「福音を証しすること」の三つを課題として提示した。

 また、教皇は、面倒を避けたい、人々の問題で手を汚したくない、とするメン
タリティーを捨て、福者プリージ神父のように、人々を愛し、彼らに寄り添わな
くてはならないと述べた。

 教皇は、訪問の最後に、パレルモ中心部のポリテアーマ劇場前広場で、シチリ
ア全土から参加した若者たちと会見した。

 教皇は、「神の御言葉は、ダイナミックなもの」と述べ、「ソファに座ってい
ては、その御言葉を聞くことができません。歩きながら、神を見出していくべき」
と強調した。

 「神は、求める人に話しかけられます。求め続けるというのは、いつも健全な
状態です。すでに到達したかのように感じていること、それは特に若い皆さんに
とっては悲劇です」と語った。

 同時に、教皇は、真の人間として、悪や搾取を訴える勇気を持ってほしいと望
まれた。

 同日夜、シチリア訪問を終えた教皇はバチカンに戻った。□

――――――――
◎カトリック聖職者の性虐待、米各州で特別捜査

 【CJC】米ペンシルベニア州のカトリック神父300人以上が少年少女に性
的虐待し、隠蔽していたとの調査報告書発表から3週間余り。ニューヨークのバ
ーバラ・アンダーウッド州司法長官は9月6日、州内に8カ所あるカトリック教
区全ての司教に召喚状を発行した。司法長官には大陪審を召集する権限がないた
め、州内各地区の検事局長らと協力し、同様の犯罪があれば訴追したいとしてい
る。同司法長官は「ニューヨーク州内に被害者がいるのであれば、彼らの声も届
けられるべき」と述べた。ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

 ニュージャージー州では聖職者による性犯罪の特別捜査班を組織。同班には大
陪審を通して召喚状を発行する権限が与えられている。

 さらにイリノイ、ミズーリ、ネブラスカ、ニューメキシコなど各州の司法長官
も、州内で同様の犯罪がないか捜査すると表明。聖職者のほとんどは協力を表明
しているという。□

――――――――
◎ドイツでも聖職者の性的虐待被害者3700人

 【CJC】カトリック教会の聖職者による性的虐待疑惑に関し、独誌『シュピ
ーゲル』(電子版)などが9月12日、同国内でも約3700人の被害者がいた
との調査結果を報じた。

 カトリック聖職者の性的虐待事件は世界各地で明らかにあれているが、実態解
明に慎重な教会の姿勢に批判が強まっている。事態の深刻化を受け、教皇フラン
シスコは来年2月、各国の司教代表を集めた会議を招集し、問題を協議すると表
明している。□

――――――――
◎オランダでは聖職者の性的虐待を65年間隠ぺい

 【CJC】世界各地でカトリック教会をめぐる不祥事が相次ぐ中、AFP通信
によると、9月15日のオランダ日刊紙『NRC・ハンデルスブラット』が、国
内のカトリック教会について1945年から65年間、聖職者らによる子どもへ
の性的虐待事実の隠ぺいに上位聖職者の半数以上が関与していたと伝えた。

 オランダ人枢機卿、司教、補佐司教39人のうち20人が、聖職者らによる性
的虐待の事実を隠ぺいしていた。このため、同じ聖職者らが性的虐待を続け、さ
らに多くの被害者を生む結果になったという。

 オランダ・カトリック教会広報のダフネ・ファンローゼンダール氏はAFP通
信に、報道の一部は事実と認めてもよいと述べた上で、性的虐待を指摘された聖
職者の多くは既に死去しており、全ての事件は時効が成立している、と付け加え
た。現在も存命している聖職者たちはコメントを拒否しているという。

 一方、フランスでも新たに聖職者による子どもへの性的虐待が明らかになった。

 仏中部カンタルのカトリック教会の神父(64)が、3歳から17歳までの兄
弟4人に性的虐待を加えたとして、兄弟の家族に告訴された。兄弟の弁護士が1
5日、明らかにした。兄弟は教会の聖歌隊に所属していたという。虐待があった
時期は不明。□

――――――――
◎中国が最大規模のキリスト教「地下教会」を閉鎖

 【CJC】中国の首都・北京朝陽区民政局は、同国で最大規模のプロテスタン
トの「地下教会」が認可なしで活動していたとして、シオン(錫安)教会の閉鎖
に踏み切った。同教会は、毎週最大1500人が礼拝に通っていた。米国に本部
を置く『対華援助協会』やAFP通信などが報じた。

 同教会は、北京北部のオフィスビルの3階にある。金明日牧師の話によると、
9月9日午後の礼拝後、当局者約70人が教会に踏み込んだという。

 民政局は「捜査の結果、北京シオン教会は未登録で、社会組織の名目で不認可
のまま活動を行っていたことが判明した」と発表した。

 翌10日、現場では、少なくとも十数台の警察車両、制服姿もしくは私服姿の
当局者数十人が、礼拝に使用されていた建物で配置に就いていた。

 AFP通信の記者が建物に入ろうとしたものの阻まれ、当局者が3階は封鎖さ
れていると述べた。□

――――――――
◎中国で牧師ら300人以上が当局のキリスト教弾圧を批判

 【CJC】米ニューヨークに本拠を置く中国政府に批判的なメディア『エポッ
ク・タイムズ』の日本語版『大紀元』は、最近、中国共産党政権が「家庭教会」
への取り締まりを強めている、と9月11日報じた。

 十字架の強制撤去、信仰強制放棄などが行われ、これに対して中国各地の29
人の家庭教会の牧師と長老が9月1日、実名でネットで当局の弾圧を非難する声
明を出した。署名数は10日現在、300人以上に増えているという。

 声明によると、「改正宗教事務条例」が施行された2018年2月以降、地方
政府はキリスト教会を抑圧し、「その横暴ぶりは、文化大革命以来」と批判して
いる。

 河南省では、今年2月から当局が公認しない「家庭教会」(地下教会)の取り
締まりが始まったが、最近になってキリスト教全体への弾圧がエスカレートして
いる。

 香港紙『明報』は、河南省永城市のある牧師の話を引用し、河南省で今は十字
架が全て消え、公認の「三自教会」でも十字架がすべて撤去されたと報じた。河
南省で4000カ所以上の教会の十字架が撤去されたと牧師は推測している。

 米国在住の中国出身の劉貽牧師は、このほど米公営放送『ボイス・オブ・アメ
リカ』(VOA)に対して、河南当局は地方キリスト教教会の合併を計画してい
ると語った。「恐らく3分の2の教会が閉鎖されるだろう」という。

 河南だけでなく、北京、安徽、江西などでも、宗教抑圧事件が相次いでいる。
「家庭教会」と「三自教会」の十字架などは、地方政府が「違法建築」として多
数撤去している。

 国務院が今年4月に公表した「宗教政策白書」によると、キリスト教信者の人
口はおよそ3800万人に達している。2010年発表された2300万人より
65%増えた。□

――――――――
◎ロシア正教会がコンスタンティノープル総主教庁と関係一部停止

 【CJC】ロシア正教会は9月14日、東方正教会の歴史的中心とされるコン
スタンティノープル(イスタンブール)総主教庁との関係を一部停止すると発表
した。ロシア側が管轄権を主張するウクライナの正教会の独立を同主教庁が承認
するとの決定に対する報復措置としている。すでに事実上の戦争状態にあるロシ
ア、トルコ間で、教会も巻き込んだ紛争が広がった。

 ロシア正教会は、コンスタンティノープル総主教庁が主催・共催する会議への
出席や共同礼拝などを停止する。ウクライナの教会の独立承認手続きの一環とし
て「コンスタンティノープル総主教がウクライナへの使節を違法に任命したため」
と説明した。

 ロシア正教会に属す小教区の3割強はウクライナにあるとされ、同国教会の独
立をコンスタンティノープルが正式に承認すれば、ロシアは東方正教会の最大勢
力の地位を失う可能性がある。□

――――――――
◎ロシア正教会代表団が10月に北朝鮮訪問、金委員長を教会に招待も

 【CJC】ロシア正教会の公式発表によると、同教会の最高指導者キリル総主
教は、ロシアと北朝鮮連携70周年を記念して、10月に代表団を平壌に送る、
と8月27日語った。米国に本拠を置く北朝鮮専門のメディア・サイト『NKニ
ュース』が伝えている。

 キリル総主教は、北朝鮮の訪問団とモスクワで会見した際、平壌に2006年
8月に設立された正教会『至聖三者聖堂』に金正恩委員長が関心を示したことに
「個人的に」感謝の意を表明、同教会を訪問するよう金委員長を招待した。

 総主教は、金委員長の承諾を受け、代表団を派遣するが、「非常に意義深い、
重要なイベントとなろうう」と語った。□

――――――――
◎「ソウル巡礼路」がバチカン認定で誕生

 【CJC】ソウルにあるカトリックの聖地を回る「巡礼路」が、バチカン(ロ
ーマ教皇庁)が認定する国際巡礼路として選ばれた。アジアでは初めて。

 「ソウル巡礼路」は、2014年に教皇フランシスコが韓国を訪問したのをき
っかけに、韓国カトリック教会とソウル市がルートの選定と整備を進めてきた。
カトリックの教えが入ってきて間もない19世紀に迫害された信者たちの処刑場
や、カトリック系の学校や聖堂など24カ所を回る3ルート、合わせて44・1
キロ。□

――――――――
≪短信≫

◯バチカン設置の神学校院長はシケル神父
 福音宣教省長官のフィローニ枢機卿が、東京に設置された「アジアのためのレ
デンプトーリス・マーテル神学院」の院長としてダビッド・シケル神父を、副院
長としてアンヘル・ルイス神父を任命した。在京の谷口幸紀神父が、自身のブロ
グ『〔続〕ウサギの日記』に9月14日書き込んでいる。(CJC)

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(9月16日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★現実 見つめ 真の休息を=教皇の一般謁見講話
★ミャンマーの枢機卿=軍のカチン族弾圧を非難
★労働者尊重が企業の利益=教皇、伊 経済紙に語る
★高齢者や体の不自由な人も教会へ=チーム組み 送迎支援=茨城・取手教会=
逆境から生まれた信仰の支え
★教会に子どもが増えた=家族に呼び掛け 初聖体準備=北海道・静内教会 

 =KiriShin(9月11日)=http://www.kirishin.com
★「えきゅぷろ!」再び=教派を超えてさらに一歩前へ=カトリック、ルーテル、
日本基督教団、聖公会…
★全国キリスト教学校人権教育研究協議会が高知でセミナー
★教会教育の源流たどる=第34回「教会と国家」セミナー
★カトリック「若者と宗教」冊子発行=宗教の垣根を超えたシンポの記録
★同性愛の子に「精神医学」推奨=バチカンが教皇発言を削除

 =クリスチャン新聞(9月16日)=http://クリスチャン新聞.com
★手を振って西日本にエール=豪雨災害支援ナイト de ライトチャリティーコン
サート
★東京・御茶ノ水で夏祭り?=歌って 踊って「ありがと音頭」=健康体操、日
本舞踊で振り付け
★「してはならない」から「あえて待つ」へ=「混乱期の聖書的性教育」KGK
・大嶋重徳総主事語る=キリスト教性教育研究会の第11回公開研究大会
★信仰共同体の自由と責任=戦中の日曜学校や「修正主義」の源流を講演=岩手
で「天皇制と教会教育」セミナー
★壁を ぶっ壊せ!=ロックン牧師が出版記念集会=アポなし上京の元高校生が
証し

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2018年09月10日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1442信

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・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
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(週刊)      2018年9月10日(月)      第1442信☆
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               = 目 次 =

     ▼性的虐待問題でワシントン大司教に信者が「恥を知れ」
     ▼チリ・カトリック教会、性的虐待疑惑の捜査対象167人に
     ▼スイス・カトリック教会が虐待防止で性教育導入検討

     ▼英国国教会信者の割合が過去最低に、過半数が調査に「無宗教」回
      答

     ▼エキュメニカル総主教がウクライナ正教会の2主教任命

     ▼亡命申請拒否された「不法滞在者」を宿泊させたスイスの牧師に罰
      金

     ▼韓国・仁川の性的少数者イベントにキリスト教団体など反発

     ▼スペインで聖母子像を素人が修復し派手なピンクや空色に

       ▼≪短信≫
       ▼≪メディア展望≫

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎性的虐待問題でワシントン大司教に信者が「恥を知れ」 

 【CJC】カトリック教会聖職者による性的虐待問題で、過去の隠ぺい疑惑が
指摘されている米ワシントン大司教区のドナルド・ワール枢機卿に対し、信者が
「恥を知れ」と抗議の声を上げた。米ニュースメディア『CNN』が報じた。

 ワール枢機卿は9月2日、ワシントン市内の教会で司祭着任のミサを行った。
この時、参列者約200人の前で性的虐待問題に言及。自身の「判断ミス」や
「力不足」への許しを請い、教皇フランシスコへの忠誠を維持するよう呼び掛け
た。

 枢機卿が教皇の名を口にした時、参列者のうち1人の男性が「恥を知れ」と叫
んで退席した。

 枢機卿は「そうです、兄弟姉妹の皆さん、恥です」「この30年間の全てをや
り直せたらと思います」と説教を続けた。

 この男性は『CNN』とのインタビューで、米ペンシルベニア州の大陪審が8
月、州内のカトリック教会で300人以上の司祭が計1000人以上の子どもに
性的虐待を加えていたとの報告書を出したことを指摘。同州ピッツバーグで長年
にわたり司教を務めたワール枢機卿の対応を非難し、「自身を擁護するより、悪
かった点をもっと語るべきだ」と述べた。□

――――――――
◎チリ・カトリック教会、性的虐待疑惑の捜査対象167人に

 【CJC】AFP通信が報じるところでは、チリの検察当局が8月31日、カ
トリック教会の多数の聖職者による未成年への性的虐待疑惑が新たに浮上したと
発表した。

 検察当局によると、性的虐待の被害者が新たに多数名乗り出たため捜査中の疑
惑は119件に増えた。1960年以降に性的虐待に関与した疑いのあるカトリ
ック教会の司教や司祭、一般信徒ら計167人が捜査対象となっている。

 検察の発表では捜査対象となっている聖職者のうち7人が司教、96人が司祭
とされているが、うち何人が現役の聖職者かは明らかにされていない。□

――――――――
◎スイス・カトリック教会が虐待防止で性教育導入検討

 【CJC】スイスのカトリック司教協議会が、聖職者のセクハラや性的虐待を
防止するため、性教育プログラムを検討している。日曜紙『ゾーンタクス・ツァ
イトゥング』と『ル・マタン』日曜版が報じた、と『スイスインフォ』が伝えた。

 スイス北東部ザンクト・ガレンで9月3日から始まった司教協議会では性的虐
待の予防策や、性的暴力が起こった場合の報告義務の厳格化が検討された。

 司教会議の依頼を受け発足した、虐待防止策検討諮問委員会のジョルジオ・プ
レステレ委員長は「神父や宗教者は聖職を与えられる前に、今後司祭になる者と
してふさわしいかどうか査定を受けることも考えている」と話す。

 諮問委員会は、性的虐待が起きたことが最初に示唆された段階で司法当局に届
け出るよう既存のガイドライン改定を勧告している。現ガイドラインでは、被害
者が未成年者の場合はこうした義務が明文化されているが、成人については教会
に裁量の余地がある。□

――――――――
◎英国国教会信者の割合が過去最低に、過半数が調査に「無宗教」回答

 【CJC】9月7日に発表された『ブリティッシュ・ソーシャル・アティテュ
ーズ』の調査で、自分が英国国教会の信者と称した回答者は全体の14%で、2
002年の31%から大幅低下。無宗教とする人の割合は、41%から52%に
上昇した。ロイター通信が報じた。

 スコットランド国教会信者と名乗る人の割合も、同31%から18%に低下し
ている。

 ローマ・カトリックとの回答が8%、その他キリスト教系が10%、非キリス
ト教系が8%で、いずれもほぼ変化がなかった。

 調査は、3988人にインタビュー形式で実施された。□

――――――――
◎エキュメニカル総主教がウクライナ正教会の2主教任命

 【CJC】ウクライナ正教会を「独立正教会」とコンスタンチノープルのエキ
ュメニカル総主教バルトロメオス1世が認定した。これに伴いキエフ総主教に、
在米国ウクライナ正教会のダニエル・パンフィロン大主教と、在カナダウクライ
ナ正教会のエドモントンのイラリオン主教の2人を任命した。

 エキュメニカル総主教庁事務局が9月7日付けで公表した。□

――――――――
◎亡命申請拒否された「不法滞在者」を宿泊させたスイスの牧師に罰金

 【CJC】福音派系メディア『エバンジェリカル・フォーカス』がスイスから
伝えるところでは、難民申請が認められず、不法入国者となったトーゴ人移民を
宿泊させたことは、スイス連邦の外国人法118条違反として、検察官がヌーシ
ャテルのノルベルト・ヴァレイ牧師に罰金1000スイス・フラン(約12万円)
支払いを命じた。「宿泊と食事を彼に数回提供したことは不法滞在を容易にした」
と言う。

 ヴァレイ牧師は事実関係を認めたものの、「キリスト者として、隣人を愛する
原則が自分の生き方だ」と反論、スイス福音同盟も同牧師支援した。

 検察官は、同牧師に「処理費250スイス・フラン(約3万円)」支払いを要
請、8月15日命令書にサインした。□

――――――――
◎韓国・仁川の性的少数者イベントにキリスト教団体など反発

 【CJC】韓国の性的少数者団体が仁川(インチョン)で初めてクィアカルチ
ャーフェスティバルを開催したところキリスト教団体と保守系市民団体が会場近
くで反対集会を開き、双方の一部で摩擦が起きた。現地紙『中央日報』」(日本
語電子版)が報じた。 

仁川クィアカルチャーフェスティバル組織委員会は9月8日午前、東仁川駅北広
場一帯で第1回仁川クィアカルチャーフェスティバルを開いた。 

クィアカルチャーフェスティバルはLGBTなど性的少数者の人権と性的多様性
をアピールするイベント。2000年にソウルで初めて開催、以後全国各地で毎
年開かれている。この日のイベントには性的少数者団体と進歩系市民団体関係者
ら700~800人が参加した。 

同日午前に、会場近くでキリスト教団体『仁川キリスト教総連合会』と保守系市
民団体関係者1000人ほどが、「同性愛法制化反対」と書かれた黒いTシャツ
を着てイベント会場に進入しようとして警察ともみ合った。午後になってイベン
トは事実上中断された。□

――――――――
◎スペインで聖母子像を素人が修復し派手なピンクや空色に

 【CJC】スペイン北部アストゥリアス自治州にある人口わずか28人の小村
エルラニャドイロで、15世紀につくられた木彫りの聖母子像の修復を素人の女
性に任せたところ、派手なピンクや黄緑色に塗られてしまい、またスペインで素
人が芸術の修復に手を出して散々な結果に終わったと、大きな話題になっている。
AFP通信が報じた。

 修復前の聖母子像は簡素な木彫りの像だったが、聖母マリアのマントは鮮やか
なピンクに、衣服はスカイブルーに塗られ、目にはアイラインまで描かれた。幼
子イエス・キリストの衣服も明るいライムグリーンに塗られた。

 スペインでは2012年にも、北東部ボルハの教会で高齢女性が修復したフレ
スコ画のキリストが、修復前とは似ても似つかない漫画のサルのようになってし
まった例がある。

 現地紙『エル・コメルシオ』によると、聖母子像を修復したのは地元住民のマ
リア・ルイサ・メネンデスさん。教会の主任司祭から着色しても良いと許可を得
たという。メネンデスさんは同紙に「私はプロじゃないけれど、昔から修復作業
は好きだった。この像たちには着色が必要だったの。だから私はベストを尽くし
て色を塗ったのよ。私はとてもいい色になったと思うし、ここのみんなも気に入
ってくれた」と語っている。□

――――――――
≪短信≫

〇ローマ教皇に謁見へ=「天正遣欧使節顕彰会」が会見
 宮崎日日新聞は9月8日、400年以上前にヨーロッパに派遣された、西都市
出身の伊東マンショら天正遣欧少年使節の顕彰に取り組む「天正遣欧使節顕彰会」
(上杉宗聖理事長、宮崎市)が7日、県庁で記者会見し、会員ら10人が12日
にバチカンを訪れ、ローマ法王(教皇)フランシスコに謁見(えっけん)すると
発表した。同使節の功績を改めてアピールし、法王に来県を要請する。(CJC)

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(9月9日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★「被造物を大切にする世界祈願日」=教皇メッセージ=清潔な水の保全訴える
★教皇の一般謁見講話=アイルランドに 新たな召命を
★教皇は冷静に対処=ビガノ大司教「告発文」で
★アジアの学生ら200人=広島で「平和」考える=東南・東アジア カトリッ
ク大学連盟 学生会議・総会
★区民有志による「戦争展」=“焼き場に立つ少年”カードも配布=京都・山科

 =KiriShin(9月1日・既報)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(9月9日)=http://クリスチャン新聞.com
★「知ってるつもり」打ち砕かれ=高知で全国キリスト教学校人権教育セミナー
★蒔かれた種、天国の証人たち覚え=軽井沢でゴスペルフェス
★「終戦記念・平和を祈る会 クリスチャン弁護士に聞く憲法」=芦屋福音教会
★基地新設は地方自治侵害?=引き取る会が全国知事にアンケート=翁長知事逝
去後に回答増加
★聖書クイズ王グランドチャンピオンは神戸大会優勝「テレマカシ・イエスス」

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skjweekly at 17:03|PermalinkComments(0)

2018年09月03日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1441信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
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(週刊)       2018年9月3日(月)      第1441信☆
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               = 目 次 =

     ▼バチカンが教皇発言を削除、同性愛の子に「精神医学」推奨
     ▼豪カトリック教会、児童虐待「告白」の報告強制受け入れず

     ▼米がパレスチナにヨルダンとの連邦国家を提案?

     ▼「モルモン教」と呼ぶな、と最高指導者が信徒に

     ▼中国で未成年者の宗教活動を禁止
     ▼少林寺が国旗を初掲揚、宗教の「中国化」強まる

       ▼≪短信≫
       ▼≪メディア展望≫

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎バチカンが教皇発言を削除、同性愛の子に「精神医学」推奨

 【CJC】教皇フランシスコが、同性愛傾向を示す子どもの親たちに向け、
「精神医学」の支援を受けるよう推奨する発言を行ったことを受け、バチカン
(ローマ教皇庁)は8月27日、発言を公式記録から削除した。

 AFP通信などによると、発言は、教皇が訪問先のアイルランドからローマに
戻る専用機内で開いた記者会見で行われた。

 同性愛の傾向がある子どもの親に何と声を掛けるかと聞かれ、教皇は、「幼少
期からそれが現れるなら、どういう状況なのかを知るために、精神医学を通して
なせることはたくさんある」と述べるとともに、同性愛傾向がある子を無視すれ
ば「父として母としての過ちになる」と諭していた。

 バチカンはその後、教皇の返答を書面で公開した際、「精神医学」への言及は
削除した。その理由についてバチカン報道官は「教皇の見解を曲げる」ことがな
いようにとの配慮からだと説明した。「『精神医学』への言及は、『なせること』
の例を示すためだったのは明らか。ただ、その語を用いることで、(同性愛が)
『精神疾患』だと述べる意図はなかった」という。□

――――――――
◎豪カトリック教会、児童虐待「告白」の報告強制受け入れず

 【CJC】米メディア『CNN』が報じるところでは、聖職者による性的虐待
の問題で揺れるオーストラリアのカトリック教会は8月31日、教会内で告白さ
れた児童虐待について、その内容を当局に報告するよう義務付けるべきとした政
府の審議会の勧告に対し、これを受け入れないとする見解を示した。

 告白という行為が持つ神聖性を保持する必要があるためとしているが、今回の
勧告の拒否は、世間の信頼回復を図るカトリック教会にとって大きな障害が残る
ことを意味する。

 オーストラリアでは「子どもの性的虐待への組織対応に関する王立委員会」が
5年以上の期間をかけて8000人を超える人々から非公開での聞き取りを実施。
その結果、国内のカトリック教会の司祭の7%前後について、1950年から2
015年の間に子どもへの虐待に関与した疑いがあることを明らかにしていた。
一部の団体ではメンバーの4割以上に虐待疑惑が浮上しているという。□

――――――――
◎米がパレスチナにヨルダンとの連邦国家を提案?

 【CJC】米国のドナルド・トランプ政権がパレスチナ自治政府のマフムード
・アッバス議長に対して、ヨルダンとの連邦国家をつくるように提案した、とイ
スラエルの有力紙『ハーレツ』などが8月2日報じた。

 アッバス氏は「イスラエルも連邦国家に参加するならば賛成する」と同日、米
国側に回答したとされるが、イスラエルが参加する可能性は低く、提案を事実上
拒否した形。

 アッバス氏は、時期は明らかにしなかったが、トランプ米大統領の娘婿クシュ
ナー上級顧問らと会談した際、ヨルダンと連邦国家の提案を受けたという。

 8月31日に米国務省は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への
資金拠出を全面的に停止すると発表した。イスラエルとの和平交渉に応じるよう
に、パレスチナ側に圧力をかける狙いと見られる。

 資金拠出の停止について、アッバス氏は「米国はパレスチナに敵意を持ち、和
平プロセスを終わらせようとしている」と批判している。□

――――――――
◎「モルモン教」と呼ぶな、と最高指導者が信徒に

 【CJC】『末日聖徒イエス・キリスト教会』(本部=米ユタ州ソルトレーク)
の最高指導者、ラッセル・M・ネルソン大管長(93)が8月18日、カナダ・
モントリオールでの会議で信徒に対し、教会や教会員に言及する際に「モルモン
教」という名称を使用しないよう求めた。AFP通信が報じた。

 指導部が発表した手引書新版は、同教会を二義的には「イエス・キリスト教会」
や、単に「教会」と呼ぶべきとし、これまで一般的に使われてきた「モルモン教
会」は「公認されたものではなく、教会は使用を推奨しない」としている。

 ネルソン大管長は「名前を変えているのではなく、正しているのだ」と説明し
た。□

――――――――
◎中国で未成年者の宗教活動を禁止

 【CJC】中国で未成年者に宗教活動を禁じる措置が広がっている。河南省の
キリスト教カトリックの教会関係者が今年に入って当局の指示があったと証言し
た、と毎日新聞(東京)が8月28日、北京発で報じた。

 仏教が盛んなチベット自治区などでも同様の指示が出ており、河南省では8月
から教会にある十字架を撤去させる動きも活発化している。習近平指導部には、
共産党統治の安定のために信仰の拡大を抑える狙いがある、と同紙は見ている。

 7月24日付中国紙「環球時報」(英語版)によると、仏教が盛んなチベット
自治区の教育当局も、未成年者が夏休み中、宗教活動に参加しないよう通知を出
した。同紙は「中国の教育法では宗教と教育の分離が定められている」と説明し、
合法的措置と強調した。□

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◎少林寺が国旗を初掲揚、宗教の「中国化」強まる

 【CJC】禅の発祥地とされ中国武術の拠点としても有名な河南省鄭州市の嵩
山少林寺で8月27日、中国国旗の掲揚式が行われた。創建から1500年を超
える少林寺に国旗が掲揚されるのは初めて。時事通信は、共産党による指導や社
会主義制度への支持を宗教界にも求める「宗教の中国化」政策の一環と見ている。

 仏教やキリスト教など政府公認の宗教団体は7月末開いた会議で、「宗教の活
動拠点に国旗を掲揚する」提案を採択。これを受け、釈住職は「少林寺は率先し
て行動する」と表明していた。

 しかし、時事通信によると、ネット上では「茶番だ」「次は党支部でも作るの
か」など批判的な書き込みが相次いだ。これに対し、党機関紙・人民日報系の
『環球時報』(電子版)は「米国の多くの教会にも国旗は掲揚されている。君た
ちは井の中のカワズだ」と反論した。□

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≪短信≫

〇京都・円光寺で発見した漢文聖書が香港へ“帰郷”
 京都市左京区北白川の円光寺で見つかった江戸時代の漢文聖書が、出版された
香港で展示されることになり、同寺で8月31日に住職が聖書を現地の学校関係
者に手渡した。京都新聞が9月2日報じた。

 この聖書は1855年に教育と出版事業を行う香港英華書院が発行した。「代
表訳本」と言われる聖書で前半の旧約部分は初版本にあたり世界的に貴重とされ
ている。かつての円光寺住職で、幕末から明治期に活躍した学僧樋口竜温が65
年に江戸で入手し、キリスト教研究に用いた。

 2017年、円光寺で発見されたことを知った同書院の関係者が今年創立20
0年となることを記念し、現地での展示協力を要請していた。11月2日から1
2月5日まで香港歴史博物館で展示される。(CJC)

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《メディア展望》

 =カトリック新聞(9月2日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★教皇、アイルランド訪問=世界家庭大会に臨席=虐待で教会の怠り認める
★教皇が「神の民への手紙」=性虐待 再発と隠蔽の防止誓う
★インド・ケララ州洪水=州の全教会 救援活動へ=一時 100万人近くが避
★日本スカウトジャンボリー=4年に一度の祭典=900人でミサ
★アジアの高校生=被災者家族と交流=きらきら星ネット「裾野サマープログラ
ム」=静岡・不二聖心

 =KiriShin(9月1日)=http://www.kirishin.com
★“飢餓ゼロ”への新たな挑戦=日本国際飢餓対策機構=ロゴ、名称一新「Hung
er Zero」に
★沖縄問題、難民問題などに焦点=天皇代替わりへの危機感=8・15集会各地
で開催
★明治から150年=社会に与えた影響を問う=日本キリスト教文化協会が連続
講演会
★「聖書クイズ王決定戦」=神戸大会優勝の親子チームがグランドチャンピオン
★アジアのための神学院を東京に=菊地功大司教、困惑

 =クリスチャン新聞(9月2日・休刊)=http://クリスチャン新聞.com

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