2019年12月

2019年12月30日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1510信

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・    (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
        (ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
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(週刊)      2019年12月30日(月)     第1510信☆
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≪連絡≫2019年の送信は、今1510信で終了します。新年は2020年1
月6日から送信開始の予定です。良い年を迎えられますようお祈りいたします。
(主宰者)

             = 目 次 =

▼ニューヨークのユダヤ教指導者宅に刃物男が押し入り、5人刺す

▼米テキサス州の教会で日曜礼拝中に発砲、信者たちが容疑者射殺

▼中国、「国家権力の転覆扇動」で非公認教会の牧師に懲役9年

▼スイスの小学校でクリスマス・キャロル斉唱一部取りやめ

▼米公民権運動の象徴ジョン・ルイス下院議員が膵臓がん公表

  ▼《メディア展望》

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◎ニューヨークのユダヤ教指導者宅に刃物男が押し入り、5人刺す

 【CJC】米テレビ局CBS・ニューヨークによると、ニューヨーク州ロック
ランド郡のユダヤ人が多数居住するモンゼイ地区のラビ(ユダヤ教指導者)宅で
12月28日夜、数十人が集まって「ハヌカ」を祝うパーティーを開いていたと
ころ、刃物を持った男が押し入り、5人を刺し負傷させた。AFP=時事通信が
報じた。

 現地のユダヤ教正統派公共問題評議会(OJPAC)はツイッターで、「今晩
9時50分(現地時間)、多数の人が刺されているとの通報が入った。現場はハ
シド派(超正統派)のラビの家で、5人が刺し傷を負い、地元の病院へ搬送され
た。5人は全員、超正統派の教徒だ」と発表した。2人は深刻な容体という。

 OJPAC・ハドソンバレー地区の幹部は現地紙ニューヨーク・タイムズに、
被害者の1人はラビの息子だと語っている。

 地元のラマポ警察がフェイスブック上で、容疑者の身柄を拘束した、と明らか
にした。

 近年米国ではユダヤ教徒を標的とした襲撃が相次いでいる。12月に入り、ニ
ューヨーク郊外でユダヤ教の戒律に従った「コーシャー」食品を扱う店が銃撃さ
れ、容疑者2人を含む6人が死亡している。□

――――――――
◎米テキサス州の教会で日曜礼拝中に発砲、信者たちが容疑者射殺

 【CJC】米南西部テキサス州フォートワース郊外のホワイトセトルメント地
区にあるウエスト・フリーウェイ・キリスト教会で12月29日朝、日曜礼拝が
行われていた最中に銃撃事件があり、容疑者の男を含む3人が死亡した。事件当
時、信者ら約250人が集まっていた。米メディアが伝えた。

 男は散弾銃のようなものを発砲し、突然の銃声に教会内はパニック状態となっ
た。ホワイトセトルメント警察のJ・P・ベベリング署長は報道陣に、「複数の
信者たちが撃ち返したところ容疑者に命中し、男は現場で死亡した」と述べた。

 同署長は危険を止めた「信者たちによる勇敢な行動」を称賛する一方で、犠牲
者の1人が搬送先の地元の病院で死亡したことを明らかにし、もう1人も命に関
わる重傷を負っていると述べた。

 警察や米連邦捜査局(FBI)は、容疑者の犯行の動機について捜査してい
る。

 銃保持者が多い米国では今年、銃による自殺や殺人、警察が関与した銃撃や事
故などによって約3万6000人が死亡した。

 同州サザーランドスプリングズでも2017年11月、日曜礼拝中の教会で白
人の男が銃を乱射し、26人が死亡する事件が起きている。□

――――――――
◎中国、「国家権力の転覆扇動」で非公認教会の牧師に懲役9年

 【CJC】中国四川省成都市の裁判所は12月30日、非公認のプロテスタン
ト秋雨聖約教会の王怡牧師に、「国家権力を転覆させるために扇動」したとして
懲役9年の判決を下した。

 同裁判所が公式ウェブサイト上で発表した内容によると、王氏は「違法なビジ
ネス活動」でも有罪とされた。

 同教会は、政府による取り締まりの標的となっていた、とAFP通信が伝えて
いる。□

――――――――
◎スイスの小学校でクリスマス・キャロル斉唱一部取りやめ

 【CJC】スイス北東部の小学校が、クリスマスイベントで歌う歌のリストか
ら、クリスマス・キャロル3曲を削除した。「他の文化に配慮する」のが理由と
している。

 電子メディア『スイス・インフォ』(SWI)が現地の無料日刊紙『20mi
n』によるとして伝えるところでは、ザンクト・ガレン州ヴィールのマット小学
校で12月20日に予定されていたクリスマスイベントで「世界に告げよ」など
3曲がリストから削除された。いずれもイエス・キリストの誕生を歌ったもの
だ。他の文化や宗教に配慮するというのが理由という。

 地元の政治家で、ユッタ・リューズリ教育委員会委員長は、ドイツ語圏のスイ
ス公共放送(SRF)に対し、この事実を認めた。同委員長は、この小学校の判
断が国内で大きな波紋を起こしたことは残念だと述べた。

 リューズリ氏は、ここ近年で数人のイスラム教徒の親から反対の声があったと
いうが「特定の宗教に所属していない、あるいはまったくの無宗教の人」からも
同じような意見が寄せられたという。そのため、一部のクリスマス・キャロルを
歌わないことに決めた。学校はこの問題を非常に慎重に検討していたという。

 ザンクト・ガレン州ヴィールはカリン・ケラー・ズッター司法相の地元、人口
約2万4000人で、うち約29%は外国人。

 リューズリ氏は、「きよしこの夜」などほかのクリスマス・キャロルは歌うと
し、学校はキリスト教の価値観を守っている、と述べた。

 スイスのイスラム組織連盟のファーハド・アフシャール会長は、今回の決定を
残念に思うと述べた他のサイトへ。同氏はSRFに、宗教を学校から完全に排除
するのは正しい道ではなかった、と語った。

 アフシャール氏は、学校がイスラム教、ユダヤ教の休日も祝うようにすれば、
子どもたちがほかの宗教を学ぶ機会になるという。同氏は 「宗教的な問題から
学校を遠ざけようとするよりも、子どもにとってははるかに興味深い」と強調す
る。

 SRFが現地住民にインタビューした。住民は社会統合(インテグレーショ
ン)には賛成だが、学校の決定には概して反対だと語った。その場を通りかかっ
たあるイスラム教徒は、クリスマス・キャロルに反対する気持ちはなく、子ども
の時は学校で自分たちも歌っていたと話した。

 スイスでは、国レベルの政教分離は1848年に始まった。しかし、両者の関
係を正確に定義する役割は、各州にゆだねられている。

 イスラム研究に詳しい政治学者のローラ・ロッツ氏はSRFに、反響は驚くべ
きことではないと述べた。この時期になると似たような議論がドイツやオースト
リアでも起こるとし「宗教を取り巻く状況は多様化し、無宗教の人が増えてい
る。そういう人たちが、学校のクリスマスイベントでどの宗教歌を歌ったらいい
のか、自分に問いかけるのだ」と言う。□

――――――――
◎米公民権運動の象徴ジョン・ルイス下院議員が膵臓がん公表

 【CJC】米国の公民権運動を象徴するジョン・ルイス下院議員(79=ジョ
ージア州選出、民主党)が12月29日、ステージ4の膵臓がんを患っているこ
とを公表した。

 声明によると「定期健診」で病気が分かったという。

 ルイス氏は「私は人生のほぼすべてにわたって、自由や平等、基本的人権など
のための何かしらの闘いの中にいた。ただ今直面しているような闘いは経験がな
い」とつづっている。

 同氏は数十年にわたり公民権運動に携わったことで知られ、1963年8月の
「ワシントン大行進」では、後に暗殺されたマーティン・ルーサー・キング牧師
と共に行進した。キング牧師はこの集会で、「私には夢がある」という言葉で有
名な演説を行った。

 ルイス氏は、ドナルド・トランプ氏が選出された2016年の米大統領選には
正当性がないとして、17年1月の大統領就任式をボイコットした民主党議員の
1人。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(12月29日・休刊)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/

 =KiriShin(12月25日・既報)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(12月29日・既報)=http://クリスチャン新聞.com

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2019年12月23日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1509信

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(週刊)      2019年12月23日(月)     第1509信☆
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             = 目 次 =

▼教皇、性的虐待の隠蔽防止へ守秘義務を廃止

▼「決して戦争があってはなりません」=長崎原爆資料館が教皇メッセージ公開
▼教皇が広島でアドリブ、カトリック関係者が明かす舞台裏

▼英国国教会次期ヨーク大主教にS・コットレル師

▼米福音派有力誌がウクライナ疑惑受けトランプ氏から“離反”

▼クリスマスに聖地訪問許されず、ガザ地区のキリスト教徒困惑

▼ノートルダム大聖堂のクリスマスミサ、今年は執り行われず

  ▼《メディア展望》

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◎教皇、性的虐待の隠蔽防止へ守秘義務を廃止

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)は12月17日、カトリック教会内での
小児性愛事件隠蔽(いんぺい)撲滅に向けフランシスコ教皇が進める取り組みの
一環として、教会が司祭たちに対して定める守秘義務の対象から性的虐待などの
ケースを除外する方針を、公営バチカン・ニュースを通じ発表した。

 教皇フランシスコは、教会関係者による未成年者への性的虐待などのケースに
関し、「教皇レベルの機密」を廃止することを決定した。教皇は、教会関係者に
よる未成年者への性的虐待等のケースで、調査や裁判への協力をより可能にする
ために「教皇機密」を廃止すると同時に、未成年者ポルノグラフィーをめぐる法
令の一部の改正を行った。

 これらの改正について、教皇フランシスコの自発教令「ヴォス・エスティス・
ルクス・ムンディ」(2019年5月7日)の第1条で言及される犯罪(暴力・
脅迫・権威の悪用下における性的行為、未成年者および弱い立場にある人々に対
する性的虐待、ポルノグラフィー、司教や修道会長上による虐待加害者に対する
告発義務への怠慢および隠ぺい)についての告発・裁判・判決に関し、「教皇機
密(セグレート・ポンティフィーチィオ)」と呼ばれる、ハイレベルの機密の廃
止を命ずる文書が、12月4日付で、教皇庁国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿
によって署名された。

 同時に、自発教令「サクラメントールム・サンクティタティス・トゥテーラ」
(2001年発表、2010年改訂)中の、いくつかの項の改正が、国務長官ピ
エトロ・パロリン枢機卿、教理省長官ルイス・ラダリア・フェレール枢機卿の署
名によって行われた。

 これで、「聖職者による、わいせつな目的での、あらゆる方法、あらゆる手段
における、18歳未満の未成年のポルノ画像の入手・所有・頒布」が、教理省管
轄の最も重大な犯罪として定められた。これまで同項には、「14歳以下の未成
年」と記されていた。

 また、今回の改正により、これら重大犯罪の「弁護士および検察官」の役を、
今後、司祭のみでなく、信徒も担えるようになった。

 今回の発表に関し、内外の一般メディアが速報、解説を加えている。

 この規定は、外交や個人的問題、犯罪容疑など、教会の統治に関わる機密性の
高い情報を保護するためのものだが、司祭や被害者が虐待を通報する妨げとな
り、事件の刑事訴追を阻害しているとの批判がこれまであった。

 子どもの頃に性的虐待の被害を受けた当事者で、教皇庁の児童保護委員会が適
切な対応を取っていないとして同委員会を辞職したマリー・コリンズさんは、ツ
イッターに「素晴らしい知らせだ」と投稿、今回の措置は委員会の勧告に沿った
ものだとした上で、「ついに本物の前向きな変化が起こった」と歓迎した。□

――――――――
◎「決して戦争があってはなりません」=長崎原爆資料館が教皇メッセージ公開

 11月24日に長崎を訪れたフランシスコ教皇がつづった平和を祈るメッセー
ジが、長崎市平野町の長崎原爆資料館で展示されている。毎日新聞(電子版)が
12月18日報じた。教皇が長崎訪問中の合間に記帳したもので、大久保一哉館
長は「被爆地の思いと通じる、心強い言葉だ」と話している。

 資料館によると、メッセージは「平和のために祈ってください。決して戦争が
あってはなりません」などとイタリア語で書かれている。教皇は来日時、同館に
立ち寄っていないが、カトリック長崎大司教区(長崎市)に芳名録を託した。1
1月24日に同市松山町の爆心地公園で核兵器廃絶などを訴えるスピーチをした
後に記帳したという。

 同館は来年3月まで、芳名録や同公園で火がともされた燭台(しょくだい)の
他、爆心地だった浦上地区の被爆前後の様子を撮った写真などを展示する。入場
無料。(CJC)□

――――――――
◎教皇が広島でアドリブ、カトリック関係者が明かす舞台裏

 「太っていると言われたら、やせている方が不健康でかっこわるいと言い返し
てやればいいのです」。

 いじめに悩む若者に向けた直球のアドバイス、実は11月に来日したローマ・
カトリック教会のフランシスコ教皇のもの。来日3日目に東京都内で開かれた
「青年との集い」で、気さくな一面を見せた。

 そんな教皇が、前日に訪れた被爆地では、手元の原稿を丁寧に読み上げること
にほぼ終始していた。長崎では日本が批准していない核兵器禁止条約に言及し、
広島では米国の核の傘に頼る日本を暗に批判したが、名指しは避けた。政治的配
慮もあったのだろう。と朝日新聞の鎌田悠記者が12月21日の電子版で紹介し
ている。

 同記者は、広島での約13分間のスピーチを聞いていたとき、「おや」と思う
瞬間があったと記す。「戦争目的の原子力の使用は倫理に反します」と述べた後
の発言だ。

 教皇に同行していたカトリック関係者によると、「保有も倫理に反する」とい
うくだりは、元々準備されていた原稿にはなかった。教皇が自らの意向で付け加
えたのだという。別の関係者は「広島を実際に訪れ、感じたことを言葉にした結
果、あのようなアドリブが生まれたのだと思う」とも。

 核兵器は使われなければいいのではなく、存在すること自体が間違いだ――。
教皇のアドリブは、現状への強い危機感の表れだったのではないか、と同記者。
(CJC)□

――――――――
◎英国国教会次期ヨーク大主教にS・コットレル師

 【CJC】英国国教会ヨーク大主教に、現チェルムズフォード主教スティーヴ
ン・コットレル師(62)が任命された。2020年7月7日に退職するジョン
・センタム師の後任。ヨーク大主教は、英国国教会ではカンタベリー大主教に次
ぐ高位聖職者。

 コットレル師は、1985年に司祭に叙階。ロンドンのセント・メリタス大学
で修士号を取得、2004年にレディング主教、2010年からチェルムズフォ
ード主教。ロンドン東部の大部分を含むチェルムズフォード教区の主教として、
教区、神学校、大聖堂の司牧、宣教に貢献した。

 陶芸家のレベッカ夫人との間に子息3人がいる。□

――――――――
◎米福音派有力誌がウクライナ疑惑受けトランプ氏から“離反”

 【CJC】米キリスト教福音派系の週刊誌『クリスチャニティー・トゥデー』
12月19日号(電子版)が、同派の多くの信者が支持してきたドナルド・トラ
ンプ大統領を上院での弾劾裁判で罷免すべきだとする論評を掲載した。トランプ
氏が2020年の大統領選で優位に立つため、ウクライナ政府を通じてジョー・
バイデン前副大統領の信用をおとしめようとしたと指摘、「これは道徳心を失っ
て混乱する人間のほぼ完璧な典型例だ」と断じている。

 同誌は、「トランプ氏を上院で罷免するか、次の選挙で落とすかは良識で判断
すべきだ」と強調しており、同誌の“離反”は再選を目指すトランプ氏にとって
打撃となる可能性がある。

 トランプ氏は20日、ツイッターで同誌を「極左雑誌」と批判、「自分はどの
歴代大統領よりも福音派のために成果を出してきた。その成果は他の追随を許さ
ない」と主張した。

 11月26日に公表された全米世論調査によると、米大統領選の民主党候補指
名争いでエリザベス・ウォーレン上院議員の支持率が急落し、バイデン氏が代わ
ってトップに立った。□

――――――――
◎クリスマスに聖地訪問許されず、ガザ地区のキリスト教徒困惑

 【CJC】クリスマスを前に、パレスチナ自治区ガザ地区のキリスト教徒が困
惑している。イエス・キリストの生誕の地とされるヨルダン川西岸のパレスチナ
自治区ベツレヘムを訪問する許可が、イスラエル当局から下りないからだ。

 ガザ地区にはキリスト教徒約1000人が暮らす。ガザ地区外へ出るのは通
常、厳しく制限されているが、キリスト教徒にとって重要なクリスマスや復活祭
シーズンには例年、聖地エルサレムやベツレヘム、ヨルダン川西岸への訪問許可
が数百人単位で下りていた。

 ところが今年は認められていない、と毎日新聞がガザ市(パレスチナ自治区ガ
ザ)から報じている。イスラエル国内やヨルダン川西岸に不法に滞在する者を出
さないための「治安上の措置」が理由とみられている。

 キリスト教徒のディアナ・ミハイルさん(45)は、4年前にベツレヘムに移
住した長男ジョウダットさん(24)とクリスマスを過ごしたいと願う。だが年
々、訪問が認められる人自体も減っており「許可が下りないのはこれで4年連続
です」と話した。

 イスラエルの人権団体『ギシャ』は「ヨルダン川西岸のイスラエル併合を目的
とする(西岸とガザ地区の)分断政策の表れだ」と非難。イスラエル内のカトリ
ック教会指導者らも「ガザのキリスト教徒の信教の自由を侵害している」と怒っ
ている、という。□

――――――――
◎ノートルダム大聖堂のクリスマスミサ、今年は執り行われず

 【CJC】4月15日の大火災で大きく損傷し、修復再建工事が続けられてい
る仏パリのノートルダム大聖堂で今年のクリスマスミサが執り行われないことが
12月21日分かった。AFP=時事通信が報じている。同大聖堂でクリスマス
ミサが行われないのは1803年以来。

 大聖堂の広報によると、パトリック・ショーべ主任司祭がクリスマスイブの深
夜にミサを執り行うが、場所は近隣のサンジェルマン・ロクセロワ教会になると
いう。

 ノートルダム大聖堂のクリスマスミサは、動乱の時代も多々あった中でも続け
られ、第2次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下でも行われた。実施できなかっ
たのは、18世紀末から19世紀初めにかけてのフランス革命期における反キリ
スト教運動の時代だけだった。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(12月22日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★教皇来日時のメッセージ受け司教団 政府に提出へ=核兵器禁止条約署名と批
准求める要望書=2019年度第2回臨時司教総会
★殉教は「主からの恵み」=教皇の一般謁見講話
★「聖家族の家」の子どもと米軍「狼犬部隊」=“愛”分かち合う伝統70年
★ドイツの神学者メッツ神父逝去

 =KiriShin(12月25日・年末特別号)=http://www.kirishin.co
m
★教皇フランシスコ来日=「非核・平和は未来への責任」=被爆者、被災者、青
年と面会
★本社、日本聖書協会と業務提携=「クリスチャンプレス」の事業補完
★「クリスチャントゥデイ」峯野龍弘氏が会長を辞任
★医師の中村哲氏=銃撃受け死去=関係諸団体が追悼
★バチカン福音宣教省長官にマニラ大司教タグレ枢機卿就任

 =クリスチャン新聞(12月22・29日・クリスマス特別号)=http://ク
リスチャン新聞.com
★クリスチャンクリエイターからの贈り物=神戸でクリスマスマーケット
★全国規模で緊密に連絡、協力する仕組みを=キリスト全国災害ネット発足=横
田法路氏「一致した教会は分断された世界の希望に」
★「予定論」の“心”テーマに牧田吉和氏講演=「慰め与える牧会的信条」= 
ドルトレヒト信仰規準400周年記念
★アフガン支援中村哲氏 銃撃逝去=“寄り添う”超え“共に生きた”

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2019年12月16日

◆『世界キリスト教情報』別信◆No.1

◆『世界キリスト教情報』別信◆No.1

◎クリスチャントゥデイ前会長、峯野龍弘氏が「辞任理由について」回答

 2019年11月30日付けでクリスチャントゥデイ会長(代表取締役)を辞
任したウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会主管牧師、峯野龍弘氏がキリスト
教メディアサイト『クリスチャン・プレス』の求めに応じ、正式な辞任理由を文
書で12月9日、同サイトに寄せた。内容は要旨、次のようなもの。

 ≪クリスチャントゥデイ問題を巡って、かねてより長きに亘って根田、中橋両
氏をはじめとし、クリスチャン新聞とキリスト新聞などの報道、JEA、日本基
督教団など、その他匿名者などにより、クリスチャントゥデイ社並びに矢田社長
が様々な批判を受け、近年はその批判が小僕(原文のまま)のみならず淀橋教会
にも及ぶようになり、小僕と淀橋教会に関しては、「事実無根の情報発信が多
数」なされ、特に最近は「異端カルト110番」の開設もあり、そのような「事
実に基づかない小僕と淀橋教会に対する批判」が著しく加速し、多くの善意な関
係者、特に淀橋教会とウェスレアン・ホーリネス教団の教職・信徒たちに、多大
な困惑と痛み、不安と大きな悲しみを引き起こしています≫という。

 続けて≪その結果、当該教団には多大な迷惑をかけてしまいました。しかし、
幸いなことに当淀橋教会では主管牧師である小僕に対する批判や不信頼は一切な
く、「批判者方の言説」の中に混入する「主管牧師や淀橋教会に言及する内容に
事実無根の情報発信が多数なされていること」に驚くと共に、こうした事実無根
の情報発信に対し、強い憤りと大なる不信感を抱います。しかし、これは折しも
大正のリバイバル100年を記念して新たなる出発をした淀橋教会の歩みと宣教
の働きを阻もうとする見えざるサタンの巧妙なる働きと善意解釈し、あくまでも
批判者方ではなくこのサタンの攻略に打ち勝つべく、教会挙げて一致結束して前
進して行こうと、強く決意致しました≫。
(一部略)
 ≪クリスチャントゥデイに関する小僕並びに淀橋教会の目下の変わらぬ立場
は、あくまでもニュートラルであって、事柄の真偽が明白になるまでは如何に外
部から批判され、不利な立場に立たされようとも、「疑わしきは罰せず」、そし
て事柄を風化させず独自で事柄の真実を見極めるために、愛と真実と祈りをもっ
て検証して行きたいと考えています。その結果、当方が騙されていたり、過ちが
あったことが明白になったりした暁には、国内外のすべての関係者の前に、心か
ら深く謝罪する所存です。……かくして最後に、以上のようなすべての状況を勘
案してよりニュートラル(公正中立)な立場で自己責任を貫徹するため、この度
クリスチャントゥデイの一切の役職を離任するため、代表取締役会長を辞任いた
しました≫と。

 一般的な教会のトラブルとして見られることへの拒否と受け取れるが、文中の
表現自体、事情をよく知らない人には誤解されかねないのではないか。それで良
い、と言われればそれまでだが。(L/V)



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[SKJ]■世界キリスト教情報■第1508信

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(週刊)      2019年12月16日(月)     第1508信☆
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≪『世界キリスト教情報』別信・『L/V』創刊のお知らせ≫
 『世界キリスト教情報』別信・『L/V』の配信を開始します。以後、不定期
にお送りします。
 CJC通信の取材、関係情報収集の際に、ジャーナリズム、メディア、コミュ
ニケーション分野で「これは」と感じたことを採集します。
 タイトル『L/V』は『真理の光』を意識してつけました。(CJC通信/世界
キリスト教情報主宰者)

             = 目 次 =

▼ガザのキリスト者もクリスマスは聖地で!

▼シリアの平和のためWCCが「エキュメニカルな祈り」

▼教皇フランシスコ、司祭叙階50周年迎える

▼ルーマニア革命30年、始まりの地で「自由の行進」

  ▼《メディア展望》

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◎ガザのキリスト者もクリスマスは聖地で!

 【CJC】カトリック系CNA通信によると、エルサレムの教会指導者は、パ
レスチナ自治区(パレスチナ国)ガザ地区からクリスマスに数百人規模のキリス
ト者がベツレヘムを訪問することを今年は認めないとしたイスラエル当局の決定
を覆すよう訴えている。

 昨2018年、イスラエルはガザのキリスト者約700人に、ベツレヘム、エ
ルサレム、ナザレなどの巡礼地に行くことを許可した。

 ロイター通信は、治安上の懸念から、当局が例年の慣行を破り、許可しなかっ
たと報じている。ガザのキリスト者は海外には旅行できるのに、イスラエルとヨ
ルダン川西岸(パレスチナ自治区)には入れないことになる。

 地元教会指導者の顧問を務めるワディ・アブ・ナッサー氏は、当局の方策を批
判し、「世界中の他の人々がベツレヘムへの旅行を許可されている。ガザのキリ
スト者にも同じ権利が認められるべきだと思う」とロイター通信に語った。

 ガザに住むランダ・エル=アマシュさん(50)も「毎年、クリスマスを祝う
ため家族と会えるように、許可が出るよう願っている。ベツレヘムとエルサレム
で祝えればもっと楽しい」と言う。

 ガザ地区は、イスラエル西部、地中海沿岸のイスラム運動『ハマス』支配下に
ある約360平方キロの地域。居住約200万人。

 イスラエルとエジプトは、ガザからの武器移動とロケット攻撃を制限する必要
性を理由に、旅行や交易を制限する経済的封鎖をガザに課した。それによりガザ
の住民は高い失業率に苦しみ、停電や飲料水不足に直面している。

 2012年、ガザに居住するキリスト者は約4500人だったが、現在は約1
000人に減っている。そのほとんどがギリシャ正教会の信徒。

 イースターやクリスマスの聖地訪問許可を得たキリスト者の中には、ガザに戻
らず、他の場所でより良い生活を求めようとする人もいる。

 これまでイスラエル当局は、ガザからの旅行者が不法にヨルダン川西岸地域で
の滞在を延長していることを理由に、旅行制限を正当化してきた。

 イスラエル権利団体『ギシャ』は、旅行禁止がパレスチナ自治国を構成するヨ
ルダン川西岸とガザの2地域に対する「イスラエルの分離政策の深化」だ、とロ
イター通信に語った。

 イスラエルは、人口850万人の大多数がユダヤ人だが、約20%がアラブ
人。キリスト者は約2%、数十年にわたる海外移住のため急減した。□

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◎シリアの平和のためWCCが「エキュメニカルな祈り」

 【CJC】待降節(アドベント)の第2週の終わりに、WCC(世界教会協議
会)のジュネーブ本部スタッフは、アル・カリヤタインの聖エリア・シリア・カ
トリック修道院長ジャック(ヤクーブ)・モウラッド司祭が先導する「シリアと
中東の平和のための特別な正午の祈り」のため、「エキュメニカル・センター」
のチャペルに集まった。

 祈りの中で、モウラッド司祭は、彼の反省を明らかにした。ISIS(イスラ
ム国)と関係のある武装グループが2015年5月21日、モウラッド司祭を誘
拐し、彼と彼の仲間を、テロ組織がシリア本部を置いていたラッカ市に連行した
のだ。

 自分の経験から得た主要な教訓として「要求は、隣人イスラム教徒との対話で
あるべき」とモウラッド司祭は述べた。

 拘束された数カ月の間、司祭は心理的なプレッシャーにさらされた。その後、
彼はイスラム教徒の友人と一緒に脱出した。彼は現在イタリアに住んでいる。

 「正午の祈り」では、シリアと中東の平和と紛争に苦しんでいる人々の癒しを
求める呼びかけとして、さまざまな伝統に立つ賛美歌が歌われ、祈りがなされ
た。

 アラビア語の歌と朗読で、スタッフは、祈りの中で皆が「この地上の平和のた
めの道具」になるよう勧めるモウラッド司祭に賛同した。司祭は、シリア語で
「主の祈り」を祈り、集会を終えた。□

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◎教皇フランシスコ、司祭叙階50周年迎える

 【CJC】教皇フランシスコは12月13日、司祭叙階50周年を迎えた。

 教皇フランシスコ(ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ)は、1969年12月13
日、アルゼンチン・コルドバのラモン・ホセ・カステジャーノ大司教により司祭
に叙階された。33歳の誕生日を迎える4日前のことだった、と公営バチカン・
ニュース(日本語版)が報じた。

 ベルゴリオ神父が司祭への召命を心に受け止めたのは、それからさらに15年
以上前、1953年9月21日、聖マタイ使徒福音記者の祝日にさかのぼる。告
解の最中に、神の深いいつくしみを体験した、その大きな喜びが、司祭になるこ
とで「永遠に」自らを神に捧げようという決意を励まし続けたという。

 司祭叙階から、その後ブエノスアイレス大司教、枢機卿への任命、やがてコン
クラーベを経て今日に至る、教皇フランシスコの50年間の司祭職を特徴づけて
きたものは、この「神のいつくしみ」であった、とバチカン・ニュース。

 教皇は、数年前行われたローマ教区の主任司祭たちとの出会いで、「司祭は他
の人々に自らを捧げながら、騒ぎたてることなく、共同体の毎日の生活に完全に
没頭しなければならない」と述べている。

 そして、「イエスが、飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれてい
る群衆を見て深く憐れまれたように、司祭も羊たちを前に心を動かされなければ
ならない」と言う。

 教皇は、人々と共にいて、神の憐みを証しすることを、しばしば「いつくしみ
の時」と呼んでいる。□

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◎ルーマニア革命30年、始まりの地で「自由の行進」

 【CJC】ルーマニアは、故ニコラエ・チャウシェスク大統領の独裁政権を打
倒した革命から今年で30周年を迎えた。AFP通信によると、革命が始まった
西部ティミショアラでは12月15日、「自由の行進」が行われた。大勢の参加
者がルーマニア国旗を振りながら、赤れんが造りの改革派教会堂まで行進した。

 1989年、この教会の牧師テケシュ・ラースロー氏が、説教の中でチャウシ
ェスク大統領の独裁政権を批判したことで追放された。

 テケシュ氏追放に対する抗議が革命の火種となり、欧州最後の共産主義政権を
打倒するまでになった。共産主義陣営の東欧と資本主義陣営の西側を隔てていた
「鉄のカーテン」は、同年春ごろから崩壊し始めていた。

 現在67歳のテケシュ牧師はAFP通信に、「人々が私の呼び掛けに応じ、教
会に足を運んで結束を示すとは想像できなかった」と述べ、「この結束が、共産
主義政権に対する抗議運動へと姿を変えた」と語っている。

 テケシュ牧師を支持する抗議集会の開始から2日後、チャウシェスク大統領は
デモ参加者への発砲を命令。ティミショアラでは89年12月17日、60人近
くが死亡し、2000人以上が負傷した。

 政権に反対する人々は、21日に首都ブカレストに到着。翌日には、チャウシ
ェスク大統領とその妻がヘリコプターでブカレストから逃亡したが、その後逮捕
された。クリスマスの25日、2人は死刑判決を受け、即日執行された。

 革命では計1104人が死亡し、3552人が負傷した。□

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《メディア展望》

 =カトリック新聞(12月15日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★教皇訪日の実り 社会に=司教協議会会長 髙見大司教が談話
★「被爆遺物」バチカンへ=長崎爆心地で出土 教皇に手渡す
★バチカン人事=教皇庁福音宣教省長官にマニラのタグレ枢機卿を任命
★占いは反キリスト教的=教皇の一般謁見講話
★外務省 来日直前に呼称変更=「法王」から「教皇」へ

 =KiriShin(12月11日・休刊)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(12月15日・休刊)=http://クリスチャン新聞.com

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skjweekly at 21:52|PermalinkComments(0)

2019年12月09日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1507信

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・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・    (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
        (ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
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(週刊)       2019年12月9日(月)     第1507信☆
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             = 目 次 =

▼アフガニスタンで救援活動中の中村哲医師銃撃され死亡

▼スイスで子ども10万人以上が貧困

▼バチカン福音宣教省長官にマニラ大司教タグレ枢機卿就任

▼仏がヘイトクライム対策部を設置へ=ユダヤ人墓地荒らし受け

▼カルデア典礼大司教がクリスマス祝祭止めると発表
▼バチカンのサンピエトロ広場のツリー点灯

▼米福音派団体のガザでの医療活動に現地反発

▼渦中のマローン司祭辞任=性的虐待した聖職者数、少なめに公表

  ▼《メディア展望》

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◎アフガニスタンで救援活動中の中村哲医師銃撃され死亡

 アフガニスタンで農業用水路の建設などを長年行ってきた中村哲医師(73)
が12月4日午前、同国東部ナンガルハル州の州都ジャララバードで銃撃され、
死亡した。中村氏は同日朝、宿舎を出て、約20キロ離れたかんがい用用水路の
工事現場に車で向かう途中だった。車には中村氏のほか、運転手やボディーガー
ドなど5人が同乗していたが、いずれも死亡したという。

 中村氏は、福岡市のNGO『ペシャワール会』現地代表として活動していた。
同会は2008年、スタッフの日本人男性が、アフガニスタン人運転手と共に拉
致され、その後遺体で発見される事件を経験、その後、日本人スタッフを引き揚
げる対応を取ったが、中村氏は現地に残り活動を継続していた。

 『ペシャワール会』は4日午後、福岡市中央区の事務所で記者会見を開いた。
同会の福元満治理事(広報担当)は、現地からの情報として、中村さんたちはア
フガニスタン東部・ジャララバードの宿舎から、クナール川沿いにある灌漑(か
んがい)工事の作業現場に向かう途中に襲われた。中村さんは右胸に1発銃弾を
受けたという。意識はあり、「命に別条はない」と連絡を受けているが、現地病
院の集中治療室に入っていている、と発表していた。その後、死亡したことが明
らかになった。運転手の男性ら同乗者5人も全員死亡している。

 アフガニスタン東部はイスラム過激派の活動が活発で、『タリバン』の他、
『イスラム国』系の地域組織が台頭し、治安が悪化していたという。犯行声明は
確認されていない。

 中村さんは1946年、福岡市生まれ。西南学院中学3年生のとき、日本バプ
テスト連盟・香住ケ丘バプテスト教会で洗礼を受けた。(CJC)□

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◎スイスで子ども10万人以上が貧困

 【CJC】スイスの広報メディア『スイスインフォ』(SWI)の日本語版が
12月4日、カトリック系慈善団体『カリタス・スイス』によると、同国国内で
10万人以上の子どもたちが貧困の影響を受け、その数は増え続けている、と伝
えた。同団体は行政に対し、国全体で家族手当の増額などの措置が必要だと訴え
ている。

 『カリタス・スイス』は2日、声明で「スイスは行動する意欲を何ら示さな
い。政府は、貧困との戦いを州に任せ、それが機会の不平等をもたらしている」
と批判した。そして、10月の総選挙で刷新された新しい連邦議会に対し「国が
主導権を取り、国全体で子供の貧困と戦う法的枠組みを作る」よう求めた。

 『カリタス・スイス』研究部門の責任者マリアン・ホシュリ氏によると、国内
の子ども約170万人のうち、10万3000人が貧困の影響を受けている。

 スイスの子どもの貧困には多くの理由がある、とカリタス側は話している。子
育てにかかる費用は子ども1人当たり年間約7000~1万4000フラン(約
77万~155万円)で、特に低所得層の親にとっては負担が大きいという。貧
困の影響を受けている子どもの約70%は、フルタイムで働いても生活保護の水
準以下の収入しか得られない働く貧困層「ワーキングプア」の家庭出身だとい
う。□

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◎バチカン福音宣教省長官にマニラ大司教タグレ枢機卿就任

 【CJC】教皇フランシスコは12月8日付で、バチカン(ローマ教皇庁)福
音宣教省の新長官に、マニラ大司教のルイス・アントニオ・タグレ枢機卿を任命
した。

 福音宣教省長官を務めていたフェルナンド・フィローニ枢機卿は、『聖墳墓騎
士団』団長に任命された。エドウィン・フレデリック・オブライエン枢機卿の引
退願いを教皇が受理、その後任とされた。

 『聖墳墓騎士団』は、教皇庁の保護の下に置かれた信徒の組織。その目的は、
会員らのキリスト教生活の実践を高め、主に聖地におけるカトリック教会の事業
と組織を支え助けることにある。現在、世界のおよそ40カ国に約3万人の会員
を擁している。

 福音宣教省長官を務めていたフィローニ枢機卿から、『アジアのためのレデン
プトーリス・マーテル神学院』を東京を本拠地として設立し、福音宣教省の直轄
運営とする、と通知を受けていた菊地功東京大司教は、同枢機卿から6月17日
付の書簡で、「教皇様ならびに新求道共同体の道の代表と協議の結果、同計画を
見直すことを決定した」と通知されている。

 同神学院設立に力を入れていたフィローニ枢機卿の今回の異動で、計画の見直
しから、撤回に移る可能性も出てきた。□

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◎仏がヘイトクライム対策部を設置へ=ユダヤ人墓地荒らし受け

 【CJC】AFP=時事によると、フランス北東部ウェストフェンのユダヤ人
墓地で墓107基にかぎ十字などが落書きされたことを受けて、内務省は12月
4日、ヘイトクライム(憎悪犯罪)対策部を設置すると発表した。

 ウェストフェンは、アルザス地方ストラスブールから西25キロにある。

 クリストフ・カスタネール内相は、対策部が今回の事件の他、すべての反ユダ
ヤ、反イスラム、反キリスト的な犯罪の捜査を担当することを明らかにした。対
策部は憲兵隊に編入されるという。

 アルザス地方ではこの1年で、人種差別主義的な器物損壊事件が相次ぎ発生し
ている。フランス全体でも反ユダヤ主義的な犯罪に関する通報は急増しており、
2018年には前年比で74%増加した。これを受けて欧州最大のユダヤ社会と
イスラム社会を抱える同国では、懸念が広がっている。□

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◎カルデア典礼大司教がクリスマス祝祭止めると発表

 【CJC】バグダッド発でバチカン(ローマ教皇庁)福音宣教省の機関通信
『フィデス』が伝えるところでは、今年のクリスマスに、イラクのカルデア典礼
カトリック教会は、教会や街頭にクリスマスツリーを飾らず、総主教座で祝典や
祝会を行わない。

 ルイス・ラファエル・サコ総大司教は、最近の反政府抗争で、首都バグダッド
を含む中部及び南部で多数の死傷者が出ていることを覚え、公式な祝典を行わな
い、と発表した。

 12月1日にシーア派最高権威シスタニ師が政治指導者交代を呼び掛けたこと
を受け、アーディル・アブドゥル・マフディー首相の辞任が議会で承認されても
デモが沈静化するかは不透明。□

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◎バチカンのサンピエトロ広場のツリー点灯

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で12月5日、クリ
スマスツリーの電飾が点灯された。来年1月12日まで観光客らの目を楽しませ
る。

 キリスト降臨の場面を再現した模型「プレゼピオ」も設置された。サンピエト
ロ大聖堂を背に、高さ約26メートルのツリーが、イタリア語で「3、2、1」
のかけ声とともに輝くと、広場を埋めた人々から大きな拍手が起こった、と共同
通信が報じた。

 教皇フランシスコは24日に、サンピエトロ大聖堂で、恒例のクリスマスイブ
のミサを行う。□

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◎米福音派団体のガザでの医療活動に現地反発

 【CJC】米ルイジアナ州レイクチャールスに本拠を置く福音派医療宣教団体
『フレンドシップス』が、パレスチナ自治区のガザで行っている医療活動にボラ
ンティアを送り込む際「週末はイスラエルで観光ができる」等と勧めていたこと
が明らかになった。

 ガザを事実上支配しているイスラム原理主義組織『ハマス』が「ガザの苦難を
イスラエルの宣伝に使った」と怒りを表明している。

 イスラエル紙『イェディオト・アハロノト』(英語版)が12月4日報じた。

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◎渦中のマローン司祭辞任=性的虐待した聖職者数、少なめに公表

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)は12月4日、カトリック教会の性的虐
待事件を巡る虚偽報告の疑いが浮上していた、ニューヨーク州北部バッファロー
市のリチャード・J・マローン司祭(73)の辞任を認めたと発表した。ニュー
ヨークタイムズ紙が同日、報じた。

 同司祭は2018年3月、数十年にわたり子どもに性的虐待を行っていた疑い
のある同教区の聖職者42人のリストを公表した。しかし、同司祭の事務所に勤
めていた女性が、リストの下書きに実際には117人の名前があったことを、証
拠のコピーと共に地元ニュース局WKBWに漏えいした。

 教皇庁は、マローン司祭の辞任理由について明らかにしておらず、辞任が強制
によるものか任意によるものかも不明。マローン司祭は自身の辞任について、任
意の「早期退職」であるとする声明文を発表している。□

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《メディア展望》

 =カトリック新聞(12月8日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★核兵器禁止を「カテキズム」に=教皇の機中記者会見
★教皇来日=東日本大震災被災者との集い=きずなという知恵 培って
★教皇フランシスコ来日☆青年との集いでスピーチ=世界には若者が必要です
☆東京ドームでミサ=すべてのいのちを祝福
☆上智大学訪問・講話=自らの使命に機軸を

 =KiriShin(12月1日・既報)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(12月8日)=http://クリスチャン新聞.com
★福音主義神学会東部部会「黙示録」を岡山英雄氏講演=「三年半」をいかに生
きるか=霊の目で真実を見抜く
★「クリスマスの恵みをアフリカへ」=ハンガーゼロ 募金呼びかけ
★“どうか私たちを一つに”=アジアンアクセス・ジャパン大会2019in神
戸=2020年以降のビジョンを共有
★アドベントは毎日募金=WVJクリスマス募金箱先着3000人=チェブラー
シカが応援
★「日韓関係の今」を考えるセミナー=歴史認識深めて対話を=田中宏氏が日
中、日韓戦後補償を比較

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