2020年01月

2020年01月27日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1514信

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・    (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
        (ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
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(週刊)        2020年1月27日(月)    第1514信☆
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               = 目 次 =

     ▼「世界広報の日」に向けて教皇メッセージ
     ▼ローマの聖パウロ大聖堂でエキュメニカルな夕べの祈り
     ▼長崎知事が教皇謁見参列 バチカンで被爆地訪問に謝意
     ▼蔡総統が教皇に書簡、平和のための三つの「ノー」を提言

     ▼韓国7大宗教指導者が「北朝鮮個別観光を申請」とイ・ホンジョン
      教会協総務

     ▼古代ヘブライ語の文書解読をハイファ大学が高速化技術

     ▼エチオピア正教会祭典で座席エリア崩壊、10人死亡、負傷者多数

     ▼閉ざされたアーミッシュ社会で隠されてきた「性的虐待」

     ▼1300年昔の日本に同胞が、とイラン・メディア注目

     ▼教会音楽家パブロ・ソーサ氏死去

       ▼《メディア展望》

――――――――
◎「世界広報の日」に向けて教皇メッセージ

 【CJC】教皇フランシスコは1月24日、2020年度のカトリック教会の
「世界広報の日」に先立ちメッセージを発表した。今年度広報の日のテーマは
「『あなたが語り伝え、知るために』(出エジプト10・2)生きることが語り
となる」(仮訳)。。公営バチカン・ニュースが報じた。

 「世界広報の日」は、福音宣教の中でも、特に新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・
インターネット・映画などのメディアを用いて行う宣教について、教会全体で考
えることを目的としている。

 「広報の日」は、毎年、聖霊降臨の直前の日曜日(2020年度は5月24
日)に記念されるが、日本の教会では、それより1週間早い日曜日(復活節第6
主日・今年は5月17日)に行われる。

 教皇はこのメッセージで、「語ること」をテーマに、破壊的ではなく建設的な
ストーリー、皆で前進するためのルーツと力を見出させる良いストーリーの真理
に触れる必要を説いている。

 「人間は語る存在である。人間は小さい時から、食べ物を必要とするように、
話を必要としている」、「人は、自身の脆さを覆い、自分の生き方を守るために
己を語ることを必要とする唯一の存在である」、「人間は、成長する存在ゆえ
に、語る存在でもあり、日々の物語を紡ぎながら人は豊かにされていく」と、教
皇は指摘した。

 一方で、「すべての語り(ストーリー)が良いものであるとは限らない。スト
ーリーが何らかの目的のために利用されている時は、その命は短く、それに対し
てそれが良いストーリーである場合は、それは時空を超えて残っていく」と記し
ている。

 聖書について教皇は、それは「多くのストーリーを集めた一つのストーリーで
あり、そこには実に様々な出来事、人々が登場する。聖書は、神が創造主である
と同時に、語り手であることを示している」と述べている。

 そして、「聖書は神と人類の間の偉大な愛のストーリーであり、その中心には
イエスがいる」「人は、世々に、この聖書の重要な出来事を『語り伝え、記憶に
刻む』よう招かれている」と記し、神の語り、イエスの語りに耳を傾け、イエス
と似た者に変容されていく必要を説いている。□

――――――――
◎ローマの聖パウロ大聖堂でエキュメニカルな夕べの祈り

 【CJC】1月18日から始まった「第53回キリスト教一致祈祷週間」は、
「聖パウロの回心」を祝った25日、最終日を迎えた。同日午後、教皇フランシ
スコは、ローマの城壁外の聖パウロ大聖堂(サン・パオロ・フォーリ・レ・ムー
ラ)で、エキュメニカルな夕べの祈りを行った。公営バチカン・ニュースが報じ
た。

 この集いには、正教会のエキュメニカル総主教府使節や、英国国教会カンタベ
リー大主教のローマ代理、教皇庁キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ
枢機卿などが出席。

 教皇と代表たちは使徒聖パウロの墓前で、そしてイタリアのテルモリからもた
らされた、聖パウロの弟子・聖テモテの聖遺物の前で共に祈った。

 今年の「キリスト教一致祈祷週間」のテーマは、「人々は大変親切にしてくれ
た」(使徒言行録28・2参照)。□

――――――――
◎長崎知事が教皇謁見参列 バチカンで被爆地訪問に謝意

 【CJC】長崎県の中村法道知事は1月22日、バチカン(ローマ教皇庁)を
訪れ、教皇フランシスコの一般接見に参列した。長崎市の高宮茂隆副市長も同席
した。

 教皇フランシスコは昨年11月に教皇として38年ぶりに訪日し、長崎と広島
の両被爆地から核兵器廃絶の必要性を訴えるメッセージを発信した。

 中村知事は接見後の取材に「長崎から平和のメッセージを発信してもらったこ
とに感謝を述べた」と話した。教皇からは「(平和を目指す)この道を共に歩き
続けましょう」と返事があったという。共同通信が報じた。□

――――――――
◎蔡総統が教皇に書簡、平和のための三つの「ノー」を提言

 【CJC】台北発中央社通信によると、台湾の総統府は1月21日、蔡英文総
統が教皇フランシスコに宛て送った書簡を公表した。書簡では、平和実現に向
け、「希望を手放さない」「いかなる人をも排斥しない」「統制・操作しない」
の三つの「ノー」が提言された。

 書簡は教皇が1月1日に発表した「世界平和の日」のメッセージに呼応したも
の。メッセージは「希望の道である平和――対話、和解、エコロジカルな回心」
をテーマとし、他人をコントロールする欲望を手放し、互いに尊重することを学
んでこそ、互いに報復し合う悪循環を断つことができるとの考えが示された。

 蔡総統は「台湾が希望を手放さなさず、開かれた対話を堅持し、いかなる人を
も排斥せず、統制・操作せず、エコロジカルな回心の道に従いさえすれば、いつ
の日にか真の平和を達成できる」との信念を明らかにした。□

――――――――
◎韓国7大宗教指導者が「北朝鮮個別観光を申請」とイ・ホンジョン教会協総務

 【CJC】韓国プロテスタント9教団の連合体、キリスト教会協議会(NCC
K)のイ・ホンジョン総務は1月22日、ソウルで開いたの新年記者懇談会で
「わが国の7大宗教代表が、率先して北朝鮮個別観光を申し込む。また各教団が
北朝鮮個別観光運動を行うだろう」と語った。ハンギョレ新聞が報じた。

 イ総務はプロテスタント、仏教、カトリックなど7大宗教指導者による韓国宗
教家平和会議(KCRP)次元で「北朝鮮個別観光運動」を議論し、2月25日
の定期総会で決める予定、と付け加えた。

 韓国政府は最近、南北交流活性化措置の一つとして、北朝鮮が発行したビザさ
えあれば中国など第3国を経由する個別北朝鮮観光を許容する方案を検討中、と
も明らかにした。□

――――――――
◎古代ヘブライ語の文書解読をハイファ大学が高速化技術

 【CJC】イスラエル紙『ハアレッツ』が1月17日、ハイファ大学デジタル
人文科学研究所のスタッフがハイテク技術を使って古代ヘブライ語の文書を高速
で自動解読するシステム開発に取り組んでいる、と報じた。「オクトパス」と名
付けられた解読システムは、今は予備段階。

 様々な古代ヘブライ語文献の文字を、自動読書のための深層学習装置「クレイ
ケン」に認識させることで解読システムの能力を高め、近い将来、手書きも含め
あらゆるヘブライ語文献を瞬時に自動解読してテキストとして提供することを目
指している。歴史、聖書と文学の研究改善に先進技術を利用する「デジタル人文
科学」の一部。□

――――――――
◎エチオピア正教会祭典で座席エリア崩壊、10人死亡、負傷者多数

 【CJC】エチオピアで1月20日、正教会の大規模な祭りの最中に座席エリ
アが崩壊し、少なくとも10人が死亡、多数が負傷した。AFP通信が報じてい
る。

 事故はエチオピア北部の古都ゴンダルで午前8時直前に発生した。ゴンダール
では毎年100万人以上が集まる「ティムカット」というエチオピア正教会の祭り
が行われていた。

 段になった木造の座席エリアには、数百人が数時間にわたり座っていた。ゴン
ダル大学病院の医師によると、負傷者数は100人から150人に上るという。
現場から逃げた目撃者らは、大勢の人が押しつぶされたと話しており、犠牲者数
はさらに増えると見られる。

 ティムカットは昨年12月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺
産に登録され、国内外から大勢の人が訪れていた。□

――――――――
◎閉ざされたアーミッシュ社会で隠されてきた「性的虐待」

 【CJC】米国版『コスモポリタン』誌と非営利の調査報道機関『タイプ・イ
ンベスティゲーションズ』との1年にわたる共同調査で、米国やカナダの一部で
自給自足の生活を送るドイツ系移民のキリスト教の1派『アーミッシュ』内で行
われて来た近親相姦やレイプなど性的虐待事例が明らかになった。

 『アーミッシュ』は、その宗教的理念に基づき、米国へ移民してきた当時のま
まの生活様式を送っている。

 『コスモポリタン』誌の執筆者は、およそ30人のアーミッシュと警察などの
法執行機関の関係者、判事、弁護士、ソーシャルワーカー、学者たちにインタビ
ューし、話を聞いてきた。それらを通じて、アーミッシュのコミュニティにおけ
る性的虐待が、世代を超えて保たれてきた公然の秘密ということが分かった。

 被害者たちから聞いたのは、不適切な接触、性器を露出されること、レイプな
どの話だ。加害者はすべて、被害者自身の家族であり、隣人であり、教会の指導
者たちだった。

 アーミッシュの暮らしに関する研究で知られる、ペンシルベニア州エリザベス
タウン大学の再洗礼派・敬虔派ヤング研究センターによると、北米に34万20
00人おどいるとされるアーミッシュは、ペンシルベニア、オハイオ、インディ
アナ、ケンタッキー、ニューヨーク、ミシガン、ウィスコンシンなど7州の地方
部に暮らしている。

 出生率が高く、コミュニティを離れる人がほとんどいないことから、アーミッ
シュはアメリカ国内で最も急速に拡大している宗教グループの一つになってい
る。コミュニティは中央集権的ではなく、教会の“教区”単位で20~40世帯
で構成され生活している。そして、筆者が被害者たちから聞いたようなことは、
そのいずれにおいても起こっていた。

 筆者のまとめたところでは、過去20年の間、7州にあるアーミッシュのコミ
ュニティで、子どもが被害者となった性的暴行事件は報告されているだけで52
件。しかもこの数字は氷山の一角にすぎないのだ。□

――――――――
◎1300年昔の日本に同胞が、とイラン・メディア注目

 【CJC】国営イラン通信(IRNA=英語版)が1月14日、1300年昔
の日本に同胞がいたことに注目して、「紀元765年には早くもイランと日本の
結びつきを示す発見が」というニュースを流したので紹介する。発見されたのは
木簡で1966年、平城宮跡東南隅の発掘で出土した、と日本では報じられてい
る。

 日本の複数の研究者が、8世紀の昔に少なくとも1人のペルシャ人が奈良に住
んでいた証拠を発見した、と語った。

 日本のNHKテレビによると、古代の木片の一部を赤外線を使用して、研究者
は、少なくとも1人のペルシャ人が日本にいたこと、そのペルシャ人は多分、宮
廷の教師だった、と判読したという。

 その木片は、約50年前に奈良の平城京宮殿で出土した。しかし当時は木片の
文書を復元する技術が存在しなかった。

 木片の文書は、聖武帝治下の736年、1人のペルシャ人がシナから日本に来
たことを示している。彼を接見した後、帝は彼に位を与えた。

 研究者は、木片から読み取れる「はしの・きうみち」がそのペルシャ人の日本
名と信じている。

 2017年1月以来、木片は公開されている。奈良は8世紀には日本の文化的
首都だった。

 奈良時代にペルシャ人が住んでいたことを暗示する木片の写真も掲載されてい
る。□

――――――――
◎教会音楽家パブロ・ソーサ氏死去

 【CJC】教会音楽家で、アルゼンチン福音メソジスト教会牧師のパブロ・ソ
ーサ氏が1月11日、ブエノスアイレスで死去した。85歳だった。

 ソーサ氏は1934年12月、アルゼンチン生まれ。ブエノスアイレスの高等
福音神学院(ISEDET)で神学を学び、その後、米プリンストンのウェスト
ミンスター・クワイア大学、ニューヨークのユニオン神学大学宗教音楽学校で教
会音楽を学んだ。南米のプロテスタント教会で歌われている多くの賛美歌を作曲
した。

 WCC(世界教会協議会)のオラフ・フィクセ=トヴェイト総幹事は、「世界
的なエキュメニカルな霊性の祖の1人であるソーサ牧師が召されたことは、非常
な悲しみ」と述べ、「ラテンアメリカ(中南米)のプロテスタント教会の賛美歌
(聖歌)多数の作者。アルゼンチン福音派メソジスト教会牧師、作曲家、教師、
合唱監督、および教会音楽家として彼の作品は世界的に認められている」と追悼
した。

 2009年に来日、日本賛美歌学会第9回大会で講演している。

 葬儀は1月12日、ブエノスアイレスのフローレス・メソジスト教会で行われ
た。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(1月26日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★阪神淡路大震災=「あの日」から25年 祈りと課題=「1・17追悼と申請
の祈りinたかとり」
★大震災契機に司祭の道へ=イエズス会 山内神父に聞く
★教皇庁国務省外務局=次長に初の女性就任
★ことばは「鎖につながれない」=教皇一般謁見講話
★カトリック中央協議会=教皇訪日講話を刊行=全公式スピーチほか機内会見も

 =KiriShin(1月21日)=http://www.kirishin.com
★【新春連続インタビュー“志”継いで未来へ】=一人ひとりの命が大切にされ
る世界を=畑野研太郎さん(日本キリスト教海外医療協力会会長)
★信教の自由セミナーで森島豊氏=キリスト教広がらない背景語る
★日本聖書協会が「懲戒処分」撤回=提訴中の元職員と和解
★中東への自衛隊派遣に抗議=日本YWCAが声明
★既婚男性の司祭任命に反対=前教皇の表明にバチカン衝撃

 =クリスチャン新聞(1月25日)=http://クリスチャン新聞.com
★断食祈祷聖会2020=大変動の日本には目が開かれた人必要=神の答えに葛
藤でも祈る
★「台湾アイデンティティー」の芽生えか=総統選を教会はどうとらえたか?
★日中企業のプラットフォームで平和交流=李徳全の偉業に学ぶ
★中国2月から条例施行 「宗教団体の管理措置」
★ピアニストの工藤真史さん逝去=がんと共生しながら 至上の音楽届け続ける

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2020年01月20日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1513信

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(週刊)        2020年1月20日(月)    第1513信☆
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               = 目 次 =

     ▼教皇、バチカン国務省次官に女性を登用
     ▼教皇、フィンランド・ルーテル教会エキュメニカル使節と会見
     ▼前教皇が既婚男性の司祭任命に反対表明、バチカンに衝撃
     ▼前教皇が「既婚司祭」反対本の共著から名前外すよう要請

     ▼気温0度で水中に、ロシア正教恒例「主の洗礼祭」

     ▼シリアの正教会府主教2人、1916年末に殉教

     ▼香港、中国抑圧レポート発表者の入国を拒否

     ▼NY聖ヨハネ大聖堂でユニークな指導したジェームズ・モートン司
      祭死去

       ▼《メディア展望》

――――――――
◎教皇、バチカン国務省次官に女性を登用

 【CJC】教皇フランシスコは1月15日、国務省対外関係部門担当次官に同
省職員からフランチェスカ・ディ・ジョヴァンニさんを任命した。公営バチカン
・ニュースが伝えた。

 ジョヴァンニさんは1953年、イタリアのパレルモ生まれ。93年、国務省
に入省、対外関係部門、特に移民と難民、国際人道法、通信、私的国際法、女性
の地位、知的財産、観光の分野に従事してきた。

 ジョバンニさんの任命により、先任のミロスロー・ワコウスキ次官は、主とし
て二国間外交を担当することになる。□

――――――――
◎教皇、フィンランド・ルーテル教会エキュメニカル使節と会見

 【CJC】教皇フランシスコは1月17日、フィンランド・ルーテル教会のエ
キュメニカル使節団を迎え、会見した。公営バチカン・ニュースが報じた。

 同使節団は、「キリスト教一致祈祷週間」(1月18日~25日)と、フィン
ランドの使徒、聖ヘンリック(ウプサラ司教・殉教者、生年不詳~1156年)
の祝日(1月20日)を記念してバチカン(ローマ教皇庁)を訪れた。

 教皇は使節団への挨拶で、先の日曜日に記念した「キリストの洗礼」の祝日
は、わたしたちの洗礼を思い起こさせるものと述べ、自身の洗礼に対する感謝の
念において、すべてのキリスト者は一致している、と話した。

 また教皇は、キリスト者たちは、キリストの神秘体の肢体として一致し、互い
の重みを支え合い、福音を証しするという共通の使命を負っている、と語った。

 教皇は、今年の「キリスト教一致祈祷週間」のテーマ、「人々は大変親切にし
てくれた」(使徒言行録28・2参照)を示しつつ、人をもてなし、受容するこ
とも、日々の共通の信仰の証しであるとして、「人をもてなす者は、貧しくなる
のではなく、より豊かになる」「与える者は、与えられる」と指摘した。

 わたしたちキリスト者は、人類のメッセンジャー、人となられた神のあわれみ
を受ける者として共に歩んでいる、と述べた教皇は、キリスト者の共同体とは、
単に隣り合い、並んでいることではなく、より深い意味で「共にいること」であ
るべき、と願った。□

――――――――
◎前教皇が既婚男性の司祭任命に反対表明、バチカンに衝撃

 【CJC】カトリック教会の前教皇ベネディクト16世が、既婚男性を司祭に
任命する案に反対していることが1月12日、分かった。AFP通信などによる
と、新著「わたしたちの心の底から」(仮訳)の中で、フランシスコ教皇に向け
て司祭独身制の継続を強く訴えており、バチカン(ローマ教皇庁)の専門家らは
その内容に衝撃を受けている。

 フランシスコ教皇は現在、司祭のなり手が不足し、ミサがほとんど行われてい
ないアマゾンなどの遠隔地域で、既婚男性が司祭となることを認めるよう求めた
司教会議(シノドス)の提言を検討中。結論は今後数週間のうちに発表されると
見られている。

 これに対し、2013年に約600年ぶりに教皇を生前退位したベネディクト
16世は「もはや黙ってはいられない!」と新著に記していた。

 新著は、ギニア出身の保守派の急先鋒ロバート・サラ枢機卿との共著で、仏日
刊紙フィガロが12日に抜粋を独占公開した。

 その中で2人は、「司祭独身制の価値をおとしめようとする悪い嘆願や、芝居
がかった悪魔のような虚言、流行の過ち」に教会そのものが「揺さぶられる」こ
とがないよう訴え、「聖別された独身制が絶え間なく疑問視される状態」に司祭
たちが「混乱している」と警告している。

 ベネディクト16世は、「婚姻関係は男性の完全性に関係している。そして、
神に仕える際にも、人は神から与えられた全てをささげることが求められる。こ
の二つの使命を同時に実現することは不可能に思う」と述べている。

 しかし、バチカンの専門家たちは、退位した前教皇がデリケートな問題に介入
することに驚きを表明。「名誉教皇(ベネディクト16世)が(世間から)身を
隠し、服従するという自らの約束を守らないならば、(バチカン内での)共存は
難しい」と指摘している。□

――――――――
◎前教皇が「既婚司祭」反対本の共著から名前外すよう要請

 【CJC】カトリック教会の前教皇ベネディクト16世が、既婚の男性でも司
祭になれようにする見直しに反対意見を表明する本「わたしたちの心の底から」
(仮訳)を発表したと伝えられて議論を呼ぶ中、前教皇は同書の共著者から名前
を外すよう出版社に要請した。現教皇フランシスコへの異例の批判として広がる
波紋を抑えるためと見られる。

 『カトリック・ワールド・ニュース』はベネディクト16世が1月14日、秘
書を通じて本の共著から名前を外すほか、まえがきやあとがきの署名も掲載しな
いよう出版社に要請したと伝えている。□

――――――――
◎気温0度で水中に、ロシア正教恒例「主の洗礼祭」

 【CJC】ロシア正教で「主の洗礼祭」に当たる1月19日に合わせ、凍結し
た海や川、湖の氷をくりぬいて信者が斎戒沐浴する伝統行事がロシア全土約39
00カ所で開かれた。内務省によると、18日夜から19日にかけて約210万
人が参加した。

 ロシア正教では、キリストが洗礼を受けたとされるこの日、聖職者が清めた水
が聖水に変わり、浴びたり飲んだりすることで無病息災につながると信じられて
いる。

 タス通信によると、米ニューヨーク州の大西洋に面した海岸でも70人以上の
信者が海水に漬かった。□

――――――――
◎シリアの正教会府主教2人、1916年末に殉教

 【CJC】2013年4月に誘拐されたアンティオキア正教会のアレッポ府主
教ボウロス・ヤジギと、シリア正教会のアレッポ府主教ヨハンナ・イブラヒムが
16年12月に殉教していた、と『正教ジャーナリスト連合』(英語版)が1月
16日報じた。

 2人はイスラム教スンニ派の反政府武装グループ『ノール・アル・ディン・ア
ルゼンキー』に殺害された。同グループはサウジアラビアと米国から資金と武器
を提供され、シリア紛争に独立参戦していたという。

 2人の府主教は拷問により強制的に改宗させられようとしたとも伝えられる。
2人の遺体はまだ発見されていない。□

――――――――
◎香港、中国抑圧レポート発表者の入国を拒否

 【CJC】世界各地の人権侵害と弾圧を止め、世界中すべての人々の人権を守
ることを目的に、世界90カ国で人権状況をモニターしている人権NGO『ヒュ
ーマン・ライツ・ウォッチ』(HRW、本部ニューヨーク)のケネス・ロス事務
局長は、中国の抑圧に焦点を当てた「ワールドレポート2020」を発表するた
め香港訪問を計画していたが、香港当局は1月12日、同氏の入国を拒否した。

 米国籍のロス氏は、「人権を守るための国際的な取り組みに対する北京の攻撃
強化にスポットライトを当てたいと思っていた。香港への入国が拒否されたこと
が、問題を鮮明に示している」と、プレスリリース(新聞発表)で述べた。

 香港当局は、ロス氏への入国拒否理由を説明していない。

 652ページに及ぶ報告書は、第30版にあたり、ほぼ100カ国の人権事情
を評定している。今年、中国政府による弾圧に焦点が当てられた。中国政府の、
人権侵害は露骨になっていると主張している。□

――――――――
◎NY聖ヨハネ大聖堂でユニークな指導したジェームズ・モートン司祭死去

 【CJC】ニューヨーク・マンハッタンの米聖公会聖ヨハネ大聖堂で25年間
にわたりユニークな指導を展開したジェームズ・パークス・モートン元司祭が1
月4日、ニューヨーク市内の自宅で亡くなった。89歳だった。アルツハイマー
病を患っていたという。現地邦字紙ニューヨーク・デイリー・サンが8日、ニュ
ーヨーク・タイムズ紙の報道を紹介した。

 モートン司祭は1972年、首席司祭に就任。当時、ニューヨーク市は財政破
綻状態にあり、さまざまな社会問題に直面していた。モートン司祭は大聖堂の敷
地内にホームレス用シェルターを開設、ハーレムにある廃ビルを住宅用に改築す
る運動も始めた。聖フランシスコの祝日に動物礼拝も始めた。礼拝にはペットの
犬や猫、鳥などの他、サーカス団が飼育するゾウや、約4メートルのイチョウの
木が持ち込まれたこともある。

 ダライ・ラマ14世など他宗教の指導者を招き、早くから女性や同性愛者が説
教壇に立つことを認めた。ミサに賛美歌以外の音楽やダンスも取り入れた。

 96年に首席司祭を引退。非営利団体『インターフェイス・センター・オブ・
ニューヨーク』を設立、多様な宗教の相互理解に努めた。

 葬儀は11日午後6時から同大聖堂で。□

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《メディア展望》

 =カトリック新聞(1月19日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★教皇フランシスコ=外交使節団への年頭演説=世界には希望の徳が必要
★教皇の一般謁見講話=試練の体験から共感
★気候変動の危機に立ち向かう若者たち=グローバル気候マーチ=日本でも25
都府県で
★キリストと同じ夢を見る~これからの教会共同体=松浦悟郎司教インタビュー
★守られる安心感 子どもに=一般保育園 卒園児の母が絵本制作

 =KiriShin(1月11日・既報)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(1月19日・休刊)=http://クリスチャン新聞.com

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報』は、創刊以来、無償のボランタリー活動としてまいりました。受信頂く場合
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も、ご了承くださいますようお願いいたします。(主宰者)

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2020年01月13日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1512信

・     ◆◆◆◆◆◆◆  ◆◆◆◆ ◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆
・    ◆◆◆    ◆   ◆◆ ◆◆  世界   ◆◆◆
・      ◆◆◆◆     ◆◆◆◆  キリスト教 ◆◆◆
・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
・    ◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆ ◆◆◆◆  ◆◆◆◆
・    (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
        (ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
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(週刊)        2020年1月13日(月)    第1512信☆
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             = 目 次 =

▼「核兵器のない世界を」と教皇、駐バチカン外交団に新年の挨拶

▼マニラで黒いキリスト像に330万人殺到

▼トルコ・アルメニア使徒教会第85代総主教が着座宣誓
▼正教徒が1月7日に降誕祭祝う

▼プーチン大統領「トランプ大統領をシリアに招待しては」と提案

▼再選へ「岩盤支持層」固めるトランプ氏、福音派離反に警戒感

  ▼《メディア展望》

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎「核兵器のない世界を」と教皇、駐バチカン外交団に新年の挨拶

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)公営バチカン・ニュースが、教皇フラン
シスコは、1月9日、駐バチカン外交団に新年の挨拶をおくったことを報じた。

 バチカン宮殿の王宮の間で行われたこの恒例の出会いには、現在バチカンと外
交関係を持つ183カ国に、マルタ騎士団と欧州連合を加えた、185の国と組
織の代表が集った。

 教皇はこの挨拶の中で、昨年行われた海外司牧訪問や教会の行事を振り返りつ
つ、そこから各地の紛争や緊張状態、未成年者の虐待、環境保全、核兵器非保有
など、今日の世界と教会が抱える現状と課題を浮きぼりにした。

 その中で教皇は、昨年11月に訪れた日本について触れ、「人類が体験しうる
限りの苦しみと恐怖にじかに触れた」と語り、「広島と長崎の被爆者の証言に耳
を傾ける中で、核兵器による人類絶滅の脅威の上に真の平和を築くことはできな
いとの思いを強くした」と話した。

 「被爆者は1945年8月に起きた恐怖と、今日まで続く筆舌に尽くしがたい
苦しみを、後世に決して繰り返させないとの共通の思いを、生きたともし火とし
て保ち続けている」

 「核兵器のような、高度な破壊力を持った兵器による支配と破壊へのあらゆる
願望を前に、人類の良心がより強まるよう、被爆者たちの証言は、犠牲者たちの
記憶を呼び覚まし、保っている」

 「核兵器は、恐怖や、不信、敵意を広めるだけでなく、希望を破壊する。核兵
器の使用は、倫理に反するものであり、人類とその尊厳に対するだけでなく、わ
たしたちの共通の家のあらゆる未来に対する犯罪である」

 「核兵器のない世界は可能であり、必要である」と述べた教皇は、大量破壊兵
器の保有が世界を安全にするわけではないことを十分に意識するようにと、政治
責任者たちに訴えた。□

――――――――
◎マニラで黒いキリスト像に330万人殺到

 【CJC】フィリピンのマニラ首都圏マニラ市で1月9日、触れれば病気が治
ったり幸運が舞い込んだりすると信じられている黒いキリスト像を載せた山車が
キリノ広場から市内を練り歩く毎年恒例のカトリック教会の最大行事の一つ「ブ
ラックナザレ祭」が開催された。キリノ広場からの出発前、キアポ教会で同教会
エルナンド・コロネル司祭司式による深夜ミサが行われ、このほど枢機卿に選任
され、フィリピンを離れることになったルイス・アントニオ・タグレ・マニラ大
司教が最後の祝福を行った。

 信者たちは等身大のキリスト像を一目見ようと、夜明け前に集まった。像を載
せた金属製の山車は綱で引かれ、午前4時から午後9時近くまで、市内の狭い街
路7キロ分を練り歩いた。

 山車に載せられ、市内を巡行する「ブラックナザレ」に信者約330万人(警
察推計では100万人以上)が行列を作ったが、例年よりも早い約16時間半で
巡行を終えキアポ教会に到着した。過去5年では最短時間を記録した。。

 山車が通るルートには大勢の信者が殺到し、キリスト像に少しでも触れようと
する人、像をタオルでぬぐおうとする人、あるいはせめて山車につながったロー
プに触れたいという人たちが次々と山車によじ登ろうとした。

 ただ信者たちは素足での参加が基本で、殺到する人々が将棋倒しを起こすこと
もあり負傷者が後を絶たない。

 赤十字社によると、今年は祭りの中盤に差し掛かった時点ですでに約220人
が切り傷やめまい、打撲、捻挫などで手当てを受けたという。この祭りでは毎年
数百人がけがをし、数人の死者が出ることも少なくない。昨2019年の「ブラ
ックナザレ祭」には100万人以上が詰め掛け、2人が死亡している。

 マニラ市内では、混乱を避けるため役所や学校などは休みとなり、爆弾テロ対
策で携帯電話の電波も停止されるなど厳戒体制が敷かれた。

 「ブラックナザレ」は約400年前にメキシコからフィリピンに運んで来られ
た際、船上で火事に遭い黒く焦げてしまったという話が伝わっている。□

――――――――
◎トルコ・アルメニア使徒教会第85代総主教が着座宣誓

 【CJC】アルメニア使徒教会(アルメニア正教会)の第85代総主教に選ば
れたサハク・マシャルヤン氏が、イスタンブールのファーティヒ区クムカプ地区
にある聖母マリア教会で行われた式典により、サハク2世として総主教に着座し
た。

 TRT(テーレーテー=トルコ・ラジオ・テレビ協会=日本語版)が伝えたと
ころでは、サハク2世は、2019年3月8日に総主教メスロブ2世が死去した
後に、12月11日に招集された選出会議で投票が行われた結果、アルメニア使
徒教会の第85代総主教に選ばれた。

 アルメニア使徒教会は、アルメニアと世界各地にあるアルメニア人コミュニテ
ィで信仰されているキリスト教・非カルケドン派の教会。約500万人の信者を
擁する。使徒教会の名は、十二使徒がアルメニアにキリスト教を伝えたとの伝承
に由来する。

 総主教の宣誓の朗読後、自身に渡された総主教の杖を受け取って「総主教」の
称号により会場に集まった人々に語りかけたサハク2世は、大きな責任が自分を
待っているとして、自身に託された人々の利益に適う活動を主導し、信徒の利益
のためにプロジェクトを実施していくと述べた。

 式典に参列した人々に感謝の意を伝えたサハク2世は、「わが国の存続と発展
のために神に祈り、尊敬すべきレジェプ・ターイプ・エルドアン大統領に健やか
な日々があるよう願う」と語った。□

――――――――
◎正教徒が1月7日に降誕祭祝う

 【CJC】1月7日、世界各地の正教徒はキリスト降誕を祝っている。降誕
は、深夜に行われる教会の祭典奉神礼(礼拝)の中で祝われる。ロシアのスプー
トニク通信が紹介している。

 イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)の降誕はキリスト教徒にとって全
人類の歴史上、中心的な出来事と考えられている。

 モスクワおよびロシア総主教のキリル1世は今夜、伝統に従い、ロシア国内
「総本山」とされているモスクワ総主教直轄の首座聖堂、救世主ハリストス大聖
堂で降誕奉神礼を行った。同大聖堂には数千人の信者が集まった。

 ウラジーミル・プーチン大統領は2年連続して、降誕祭をサンクトペテルブル
クで迎え、今年はスパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂(救世主顕栄大聖堂)
の奉神礼に参加した。□

――――――――
◎プーチン大統領「トランプ大統領をシリアに招待しては」と提案

 【CJC】ロシアのウラジミール・プーチン大統領が、シリアのバッシャール
・アル=アサド大統領に、ドナルド・トランプ米大統領をシリアの首都ダマスカ
スに招待することを提案した。ロシアのスプートニク通信が伝えている。

 プーチン大統領は1月7日にダマスカスを訪問、アサド大統領と会談を行っ
た。

 プーチン大統領とアサド大統領が会談した際、キリスト教の使徒パウロがたど
った道のりが話題となった。聖書によると使徒パウロは洗礼前は戦士で、初期の
キリスト教徒を迫害する側であった。

 アサド大統領は冗談で、トランプ大統領が同じ道をたどればトランプ氏との関
係も「まともになる」と語った。

 それに答えたプーチン大統領は、トランプ大統領をダマスカスに招くよう提
案。アサド大統領も同意し、プーチン大統領はこの招待をトランプ大統領に伝え
ると約束した。□

――――――――
◎再選へ「岩盤支持層」固めるトランプ氏、福音派離反に警戒感

 【CJC】ドナルド・トランプ米大統領は1月3日、南部フロリダ州マイアミ
のメガチャーチで、11月の大統領選再選に向け、有力支持基盤のキリスト教福
音派を集めた集会を開催した。詰め掛けた数千人を前に「2016年の大統領選
で福音派は助けてくれた。かつてない票数を得た」と謝意を示し、「20年はこ
の記録を塗り替えるだろう」と述べ、協力を求めた。AFP通信など内外のメデ
ィアが報じた。

 「選挙イヤー」最初の集会で福音派に焦点を当てた背景には、福音派の有力誌
『クリスチャニティー・トゥデー』が昨年末号に掲載した社説で、ウクライナ疑
惑で弾劾訴追されたトランプ氏の罷免を主張して、注目を集めた「福音派内の亀
裂」への懸念がある。

 同誌は、トランプ氏が政敵の評判を落とすために外国首脳に働き掛けたことは
「憲法違反というだけでなく、極めて不道徳だ」と批判した。

 福音派は、聖書の記述を文字通り信じるプロテスタント信者。有権者の25%
を占めるとされ、16年の大統領選では白人福音派の8割がトランプ氏に投票し
た。人工妊娠中絶に反対する判事の任命などに期待したためとされ、最新の世論
調査でも77%が支持する「岩盤支持層」の一つ。□

――――――――
《メディア展望》

 =カトリック新聞(1月12日・休刊)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/

 =KiriShin(1月11日)=http://www.kirishin.com
★教派超え情報のプラットフォームを=具志堅聖・日本聖書協会総主事
★伊藤詩織さん裁判「支える会」=教会で報告集会「死ななくてよかった」
★核兵器禁止条約への署名・批准を=日本カトリック司教協議会が要請
★性的虐待の隠蔽防止へ=ローマ教皇、守秘義務を廃止
★中国が2月から「宗教団体の管理措置」条例施行

 =クリスチャン新聞(1月12日・合併号既報)=http://クリスチャン新聞.
com

――――――――――――――――――――――――――――――――――――



skjweekly at 16:29|PermalinkComments(0)

2020年01月06日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1511信(第2部)

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・    (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
        (ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
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(週刊)     2020年1月6日(月)   第1511信(第2部)☆
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≪連絡≫ CJC通信は、2019年の世界キリスト教関係主要ニュースを1月
5日まとめ、発表しました。(主宰者)

◎WCC第11回大会テーマ「キリストの愛が世界を和解と一致へ」
 WCC(世界教会協議会=本部・ジュネーブ)は1月10日、ドイツのカール
スルーエで2021年に開催する第11回大会テーマを「キリストの愛が世界を
和解と一致へ」(仮訳)と発表した。
     ※
◎キリスト教一致祈祷週間=ローマでエキュメニカルな夕べの祈り
 「ただ正しいことのみを追求しなさい」(申命記16・18~20)をテーマ
に1月18日、今年の「キリスト教一致祈祷週間」が始まった。
 「すべての人を一つにしてください」(ヨハネ17・21)というイエスの祈
りに従い、すべてのキリスト者の一致を祈る同週間は、キリスト教諸教会の参加
のもと毎年1月18日から25日まで行われる。
     ※
◎「11月に日本を訪問する」と教皇
 教皇フランシスコは1月23日、「11月に日本を訪問する」と述べた。カト
リック教会の「世界青年の日」(ワールドユースデー)大会のためにパナマに向
かう特別機の機内で、共同通信記者の質問に、教皇は「11月に日本に行く。心
の準備をしてください」と答えた。
     ※
◎トヴェイトWCC総幹事がモスクワ訪問、キリル総主教と会談
 世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ=トヴェイト総幹事は1月30
日、モスクワのロシア正教会総主教庁を訪問、キリル総主教と会談した。
 トヴェイト氏は会談で、エキュメニカル運動やWCCの働きにロシア正教会が
参画していることの重要性を強調した。キリル総主教も、ロシア正教会が今後も
WCCに関わることを再確認し、冷戦時代にWCCが果たした独自の歴史的役割
を評価した。
     ※
◎「未成年者の保護」テーマの司教会合始まる
 「未成年者の保護」をテーマにした司教会合が2月21日、バチカン(ローマ
教皇庁)のシノドス・ホールで始まった。
 教皇フランシスコは、会合に集まった司教たちを前に、誠実に問題に取り組
み、具体的な対策を模索するよう、司教たちを励ました。
 『バチカン・ニュース』によると、教皇は、「教会関係者による未成年者への
性的搾取が生んだ傷を前に、聖霊の導きに従い、正義を求める子どもたちの叫び
に耳を傾けるために、皆さんをここに招集した」と、会合の目的を示した。
     ※
◎英国国教会が全教会での日曜礼拝実施義務規定を廃止
 英国国教会は2月20日から23日までロンドンで開いた総会で、21日、全
教会に対し、日曜日の朝夕に礼拝を行うよう義務付けていた17世紀以来の規定
を正式に撤廃した。
 聖職者の減少に伴い、20教会を1人で担当せざるを得ないケースなども見ら
れるようになり、「全ての教会で」日曜礼拝を毎週行うことは不可能になった。
     ※
◎「宗教の中国化」堅持と李首相が全人代で政府活動報告
 中国の李克強(リー・クォーチャン)首相は2月5日開幕した全国人民代表大
会(全人代)で政府活動報告を行い、少数民族問題で「民族の団結・進歩に向け
た教育を強化する」と指摘するとともに、キリスト教やイスラム教などを念頭
に、「宗教の中国化」を堅持する方針を示した。
     ※
◎バチカン財務長官ペル枢機卿に豪裁判所が児童性的虐待で6年の禁錮刑
 オーストラリア南東部ビクトリア州の裁判所は3月13日、バチカン(ローマ
教皇庁)財務長官ジョージ・ペル枢機卿に対し、少年2人への5件の性犯罪で6
年の禁錮刑を言い渡した。
 ペル被告は同州メルボルン地区で大司教を務めていた1996年12月、当時
13歳だった聖歌隊の少年2人を性的に虐待するなどした。
     ※
◎未成年者の性的虐待に厳しく対処する新法をバチカン発表
 未成年者に対する性的虐待行為により厳しく対処する包括的な新3法に教皇フ
ランシスコが署名、バチカン(ローマ教皇庁)が3月29日、発表した。6月1
日に発効する新3法は、バチカン市国の刑法、バチカン内の2教区を担当する教
皇代理のための指針、およびこれらの規則を教皇庁のメンバー、教皇使節全員に
適用する「自発教令」。
     ※
◎聖職者の性的虐待、日本カトリック司教協議会も調査へ
 カトリック聖職者による未成年者への性的虐待問題が世界で相次ぎ発覚してい
ることを受け、日本カトリック司教協議会(会長高見三明・長崎大司教)は4月
4日に開いた常任司教委員会で、長崎をはじめとする全国16司教区を通じた内
部調査を、早期に実施する方針を決めた。
 高見三明・長崎大司教は7日、被害を訴える男性らが東京・渋谷で被害者たち
が開いた集会に参加、国内のカトリック教会における児童性的虐待の調査に乗り
出すことを明らかにした。
     ※
◎宗教観に関する米調査で「無宗教」との回答が初めて首位に
 米国人の宗教観に関する調査で「無宗教」との回答がカトリック教徒やキリス
ト教福音主義派を上回って23・1%を占め、初めて首位に立ったことがわかっ
た。
 イースタン・イリノイ大学の政治学者でバプテスト派の牧師でもあるライアン
・バージ氏が、長年実施されている総合的な社会状況調査を新たに分析した結
果、と米メディア『CNN』(日本語電子版)が4月14日報じた。調査参加者
は2000人を超しているが、個別での面談にそれぞれ応じていたという。
     ※
◎パリのノートルダム大聖堂で大規模火災、尖塔が崩壊
 「パリのノートルダム大聖堂」(カトリック教会パリ大司教座聖堂)でイース
ター(復活祭)を控える「聖週間」の4月15日、大規模な火災が発生、尖塔が
崩壊した。
 地元AFP通信などは、火災が発生したのは、一般公開の時間が終わったすぐ
後で、炎と大量の煙が立ち上る光景を、パリ市民や観光客らは戦慄の表情を浮か
べて見守った、と報じた。
     ※
◎スリランカの教会やホテルで爆発、死者200人超し、560人以上負傷
 スリランカで4月21日、最大都市コロンボ中心部にある日本人など外国人客
の利用も多いシャングリラ、シナモン・グランド、キングスベリーなどのホテル
とコロンボ北方のニゴンボなど3カ所の教会など計6カ所で爆発があり、200
人超が死亡し、少なくとも560人が負傷した。
     ※
◎台湾でアジア初の同性婚法が成立、養子縁組認めず
 台湾の立法院(国会)は5月17日、同性間の結婚の権利を保障する特別法案
を賛成多数で可決した。同性婚を認めない現行民法は「法の下の平等」や「婚姻
の自由」などを定めた憲法に違反するとした2017年の司法判断を受けた措
置。世界で同性婚を認める国・地域は、厳密には確定できないが25を超えると
推定される。アジアで同性婚法が成立したのは台湾が初めて。
     ※
◎中国が思想統制を強化、教科書から「聖書」と「神」消える
 「欧米の侵入」を防ぎ、学校から宗教を排除するため、中国共産党は名作文
学、国語および歴史の教科書の内容を変更している。中国の信教の自由と人権に
ついて報道するオンラインメディア『ビターウインター』(日本語版)が5月3
0日日伝えた。
 2018年、中国共産党 は中国全土で学校での信教に反対する運動を立ち上
げ、宗教信仰と戦うことを約束する宣誓書への署名を生徒に強要し、クリスマス
を含むキリスト教の祝日をボイコットさせていた。さらに、授業のカリキュラム
が検査され、「教育と授業が政治の正しい方向性と一致」するように、「特別な
支援プログラム」を通して教員の教化が行われている。
     ※
◎ロシア正教会代表団が訪朝、駐北朝鮮ロシア大使らが出迎え
 ロシア正教会のフェオファン大主教率いる代表団が6月14日、北朝鮮の首都
平壌に到着した。共同通信が、朝鮮中央通信によるとして報じるところでは、平
壌国際空港に朝鮮正教委員会の柳英龍委員長やマツェゴラ駐北朝鮮ロシア大使ら
が出迎えた。
 平壌には2006年に完成したロシア正教会の教会『貞栢寺院』があるが、北
朝鮮人の信徒がいるかどうかは不明。
     ※
◎バチカンが既婚男性の司祭任命を検討、と英BBC放送
 バチカンが、年配の既婚男性を司祭に任命する案を検討していることが、英B
BC放送のマーティン・バシール宗教編集長の取材で明らかになった。南米アマ
ゾンの遠隔地での司祭不足対策が目的という。
 この問題は、2015年に教皇フランシスコが発表した環境問題に関する回勅
「ラウダート・シ」で触れられていた。教皇はこの中で、アマゾン地域での問題
について「教会や国家、すべての人々による構造的・個人的な変革が必要だ」と
記している。
     ※
◎天主教愛国会への参加許可するが強制はしない、とバチカン新指針
 中国共産党が宗教にも管理、支配の手を広げようとする中で、「外国の支配」
下にある、と見るキリスト教への締め付けが強化されている。バチカン(ローマ
教皇庁)は6月28日、中国の教会の混乱を解決するため新しい指針を「バチカ
ン・ニュース」(イタリア語、英語、中国語)で発表した。
 新指針は、地下教会に属していた司教と司祭は天主教(カトリック)愛国会に
参加することが「可能」だが、参加を強制しない立場を明確に示した。
     ※
◎英国国教会に初の黒人女性主教、11月就任
 英国国教会は6月28日、英下院議長付きチャプレンのローズ・ハドソン=ウ
ィルキン司祭を、ドーバー主教に任命すると発表した。予定通り、11月に就任
すれば同教会初の黒人女性主教となる。公営BBC放送などが報じた。
 ハドソン=ウィルキン司祭は今回の任命にあたり、「わたしたちの新たな生き
方の核心に希望と愛と正義が変わらずに存在していることを確実にすることを目
指す」と述べた。同司祭はジャマイカ出身。
     ※
◎英国国教会が英メソジスト教会と聖職相互承認へ指針など作成へ
 英国国教会は中部ヨークで開催した総会で7月7日、聖職相互承認などを含む
英メソジスト教会との交流推進に向け、必要文書の草稿作成に着手することを承
認した。
 両教会の新しい関係を概観する「正式宣言」や、聖職按手に関わる文書、両教
会の聖職が双方の教会で奉仕する際の指針などを含むことで合意に達し、今後の
進捗状況は、主教会が来年の総会で報告するという。
     ※
◎米国が信教の自由に関する閣僚級会合
 米国務省が第2回「信教の自由に関する閣僚級会合」を7月16~18日に開
催した。2018年に続くもの。世界中の宗教および指導者、市民代表ら100
人以上が集まり、世界各地で発生している宗教迫害問題に注意を向け、信仰の自
由を促進し保護するためのアイデアを語り合った。
     ※
◎在日大韓基督教会と日本キリスト教協議会が平壌へ訪朝団
 在日大韓基督教会(KCCJ)訪朝団(4人)と日本キリスト教協議会(NC
CJ)訪朝団(4人)が北朝鮮の朝鮮基督教連盟との交流事業を目的に、7月2
7日から8月1日に平壌を訪問したことが明らかになった。朝鮮総連の機関紙
『朝鮮新報』が「平壌発」として報じた。「鳳岫教会で行われた礼拝のようす」
と説明のある写真も掲載されている。日時は明らかにされていないが、訪問期間
内の礼拝とすれば、平壌の鳳岫(ポンス)教会で7月28日に行われたと見られ
る。
     ※
◎マカオ警察が香港デモの支持者7人拘束
 マカオ警察当局は8月19日、香港の抗議活動を支持する市民7人の身柄を拘
束した。米『ラジオ・フリー・アジア』(RFA)が20日報じた。中国当局に
近いマカオ政府は、抗議デモがマカオへ広がることに神経を尖らせている。
 RFA報道によると、マカオ市民は19日に、観光名所セナド広場で香港市民
の抗議デモを支援する集会を行う予定だった。マカオ警察当局が集会を許可しな
かったため、主催者側は集会をキャンセルした。
     ※
◎環境保護のための世界祈願日=教皇「自然に囲まれて祈る習慣を」
 教皇フランシスコは9月1日、『第5回環境保護のための世界祈願日』のメッ
セージを発表した。
 毎年9月1日に記念されるこの祈願日は、環境問題に関心と考察を深め、その
ために祈ることを目的に、教皇フランシスコによって2015年に制定された。
 コンスタンティノポリのエキュメニカル総主教庁と、同日に同目的のために記
念するこの祈願日は、エキュメニカルな意味を持っている。
 教皇は今年の祈願日のメッセージで、「創世記」における「神はこれを見て、
良しとされた」(1:25)という言葉に、被造物に注ぐ神の優しい眼差しを観
想する一方、この賜物に対し、罪や、利己主義、所有と搾取の強欲をもって答え
てきた人類の悲劇を見つめている。
     ※
◎教皇、バチカンの財政赤字削減を指示
 教皇フランシスコはバチカン当局者に、財政赤字を削減するとともに、運営に
支障が出ないよう支出・投資管理を改善するよう命じた。米経済専門紙『ウォー
ルストリート・ジャーナル』が9月4日報じた。
 2018年のバチカン財政赤字は約7000万ユーロ(約81億円)と前年か
ら倍増した(予算は約3億ユーロ)。複数のバチカン高官によると、非効率な運
営が続いていることに加え、投資収益も減少した。
 教皇は6年前に就任した際に、バチカンの運営や財務を全面的に見直すことを
公約している。
     ※
◎「焼き場に立つ少年」は左右反転の画像?
 原爆投下後の長崎で撮影したとされる写真「焼き場に立つ少年」は、左右が反
転している可能性があることが長崎市被爆継承課の前課長、松尾隆さん=現在は
滑石公民館長=の解析で分かった。西日本新聞(長崎・佐世保版)が9月12日
報じた。撮影者が意図的に反転させたのかどうかなどは不明という。
 写真は、米軍の従軍カメラマンだった故ジョー・オダネルさんが1945年に
撮影。亡くなった弟を火葬する順番を少年が焼き場で待っている場面とされる。
     ※
◎「雨傘運動」元リーダーら米議会で「香港人権法」承認を要請
 香港民主化活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏と歌手の何韻詩(デニス
・ホー)氏らは9月17日、米議会の公聴会に出席し、与野党議員に対して「香
港人権・民主主義法案」の早期可決を求めた。18日、ナンシー・ペロシ米下院
議長と一部議員は黄氏らと記者会見し、香港の抗議活動を支援した。
 黄氏は、連邦議会・行政府委員会(CECC)が中国問題で行った公聴会で、
香港の現状について「一国一制度に近い状況だ」と説明した。
 黄氏は、「6月から7月中旬まで、香港市民は逃亡犯条例改正案の撤回、抗議
者の“暴徒”認定の取り消し、警察の実力行使に関する独立調査委員会の設置な
どを政府に要求してきた」とし、「7月21日がこの抗議活動の転換点となっ
た」と指摘した。
 黄氏は、警察が使用する催涙弾やゴム弾などは欧米各国から輸入したもの、と
指摘、米議会に「米企業に香港警察に催涙弾などを提供しないよう働きかけてほ
しい」と述べた。
     ※
◎教皇、難民生む原因つくっている国々が受け入れ拒否と批判
 教皇フランシスコは9月29日、カトリック教会の「世界移民・難民の日」に
寄せ、自国以外で繰り広げられる戦争のために兵器を製造する国々が、その戦い
から逃れてきた難民の受け入れを拒否していると非難した。ロイター通信が報じ
た。
 教皇は、バチカン(ローマ教皇庁)のサン・ピエトロ広場で4万人を前に行っ
た説教で、戦争と移民の問題を関連付けた。
 教皇は、「戦争が影響するのは世界の一部の地域のみだ。だが、戦争兵器は他
の地域で製造・販売されており、こういった地域は同時に、戦闘によって生まれ
た難民の受け入れを拒否している」と述べた。
     ※
◎「アマゾン特別シノドス」が6日開幕
 「アマゾン周辺地域のための特別『シノドス(世界代表司教会議)』」が10
月6日、バチカンで教皇フランシスコと参加司教の共同司式のミサによって開幕
した。
 全体会議開始前、教皇はサンピエトロ大聖堂で参加司教と共に、これから始ま
るシノドスのために祈った。
 教皇は、第1回の全体会議開始にあたり、導入の挨拶をした。この中で教皇
は、アマゾンの人々を理解し、これらの人々に奉仕するために、司牧・文化・社
会・エコロジーなどの視点からのアプローチを通して、謙虚さと勇気をもって耳
を傾け、考察、対話するよう、司教たちを励ました。
 この会議は、社会発展や文化保護の計画や、森林破壊や搾取に対するアクショ
ンを話し合うことを意図していないと述べた教皇は、世俗から離れて、使徒・宣
教者としての眼差しと心を持って、改宗主義に陥ることなく、アマゾンの人々の
現実の尊重のもとに討議が行われることを希望した。
     ※
◎既婚男性も司祭に、と提言=「アマゾン特別シノドス」
 「アマゾン周辺地域のための特別シノドス」は10月25日午後行われた第1
5回全体会議で、特別シノドスの結果を踏まえた指針を今後実施に移すための、
実行推進委員会のメンバーが選挙された。
 この後、同シノドス議長クラウディオ・フンメス枢機卿によって、シノドス中
の全体会議・言語別グループ会議での発表・討議の総まとめといえる「最終文
書」が提示された。アマゾン地域の既婚男性が司祭となることを認めるよう教皇
フランシスコへの提言も含まれている。
     ※
◎アブラハム系宗教、命の終末をめぐり共同声明
 「アブラハム系一神教」代表者たちは10月28日、バチカン(ローマ教皇
庁)で共同声明を通じ、安楽死と自殺幇助を非難、どこにおいてもすべての人に
開かれた緩和ケアを奨励した。公営『バチカン・ニュース』(日本語版)が報じ
た。
 「アブラハム系一神教」という用語は、ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム
教徒やその他の人々によって、信仰の父祖として認識されている旧約聖書の人物
アブラハムに由来する。
     ※
◎ヒトラー時代想起させる「憎しみの文化」に教皇警告
 米メディア『CNN』がローマから伝えるところでは、教皇フランシスコは1
1月15日、ユダヤ人や性的少数者を標的にした一部の出来事を伝え聞くとヒト
ラーの時代が想起されるとの心境を打ち明けた。
 ローマで開かれている刑事法の国際団体の会合で演説したもので、教皇はこの
中で「公共の秩序や政府に責任がある人物による一部の演説を耳にした時、ヒト
ラーの1934年あるいは36年の演説を思い出させる」と指摘した。
     ※
◎バチカン福音宣教省長官にマニラ大司教タグレ枢機卿就任
 教皇フランシスコは12月8日付で、バチカン(ローマ教皇庁)福音宣教省長
官を務めていたフェルナンド・フィローニ枢機卿の後任に、マニラ大司教のルイ
ス・アントニオ・タグレ枢機卿を任命した。
 福音宣教省長官を務めていたフィローニ枢機卿から、『アジアのためのレデン
プトーリス・マーテル神学院』を東京を本拠地として設立し、福音宣教省の直轄
運営とする、と通知を受けていた菊地功東京大司教は、同枢機卿から6月17日
付の書簡で、「教皇様ならびに新求道共同体の道の代表と協議の結果、同計画を
見直すことを決定した」と通知されている。
     ※
◎教皇、性的虐待の隠蔽防止へ守秘義務を廃止
 バチカンは12月17日、カトリック教会内での小児性愛事件隠蔽(いんぺ
い)撲滅に向け教皇フランシスコが進める取り組みの一環として、教会が司祭た
ちに対して定める守秘義務の対象から性的虐待などのケースを除外する方針を、
公営バチカン・ニュースを通じ発表した。
 教皇は、教会関係者による未成年者への性的虐待などのケースに関し、「教皇
レベルの機密」を廃止することを決定した。教皇は、教会関係者による未成年者
への性的虐待等のケースで、調査や裁判への協力をより可能にするために「教皇
機密」を廃止すると同時に、未成年者ポルノグラフィーをめぐる法令の一部の改
正を行った。□

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[SKJ]■世界キリスト教情報■第1511信(第1部)

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・    ◆    ◆◆◆   ◆◆ ◆◆   情報  ◆◆◆
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・    (c)世界キリスト教情報  連絡先:ckoriyama@gmail.com
        (ご連絡の際は「@」を半角にしてください)
====================================
(週刊)     2020年1月6日(月)   第1511信(第1部)☆
====================================

≪連絡≫2020年の送信を始めます。今年もよろしくお願いします。今信は、
編集・送信の都合上、第1部、第2部に分けてお送りします。

 年頭にあたり、毎年のことながら、ご支援のお願いをいたします。
 週刊『世界キリスト教情報』は、創刊以来、無償のボランタリー活動としてま
いりました。受信頂く場合にも「無償」を前提としています。

 ただ活動が皆さまのお支えによっていることも確かです。

 『CJC通信』『世界キリスト教情報』に2018年1年間お付き合いくださ
った方にお願いします。年間1000円を1口として、出来れば数口ご支援いた
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転載使用されておられる場合は、「原稿料」としてご配慮下されば幸いです。
     ※
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い。
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 ◆みずほ銀行 支店番号282 口座番号0889492
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 『世界キリスト教情報』は、個人の活動ですので、ご支援いただきましたもの
が主宰者個人の収入になることをご了承願います。また健康など一身上の事情で
活動を休止せざるを得なくなる場合についてもご理解いただきたく存じます。

 ご支援いただきましても、それが今後の配信をお約束するものではないこと
も、ご了承くださいますようお願いいたします。(主宰者)

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             = 目 次 =

  ▼中国が2月から「宗教団体の管理措置」条例施行

  ▼米、懲役9年の判決を受けた中国人牧師の釈放要求

  ▼イエズス会誌創刊170周年記念号に教皇が手書きメッセージ

  ▼教皇が女性信者の手をたたいた翌日に謝罪

    ▼《メディア展望》

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◎中国が2月から「宗教団体の管理措置」条例施行

 【CJC】カトリック系『アジア・ニュース』が、北京発として報じるところ
では、2020年2月1日から、中国では新しく「宗教団体の管理措置」条例が
施行される。

 共産党政権が2018年2月に打ち出した「宗教の中国化推進5カ年構想」の
総仕上げと見られる。背景には宗教が反体制活動につながることを警戒する習近
平国家主席の意向がうかがわれる。

 新条例では、宗教団体が行う活動、集会などは、宗教事務局の承認が必要とな
る。宗教団体は、「中国共産党指導者を支援するため」宗教団体スタッフと宗教
を信じる市民を教育することを通じ、「中国共産党の原則と政策を広める」必要
があるとされた。

 「宗教団体の管理措置」は、全国レベルおよび地方レベルの団体の活動、事務
組織、活動計画など、6章41条で構成されている。これにより、宗教団体の結
成、集会から年次計画や日常活動まで、政府宗教関係部門の承認が必要となる。

 さらに宗教団体の運営関係者は、全信徒が中国共産党への完全服従を支援、促
進することが求められている。

 『アジア・ニュース』は、「実際には、宗教信仰が問題なのではない。仏教で
あれ道教であれ、イスラム教やキリスト教であれ、中国共産党を信じる宗教でな
ければ認められない」という声も聞こえる、とも伝えている。□

――――――――
◎米、懲役9年の判決を受けた中国人牧師の釈放要求

 【CJC】米国務省のモーガン・オルタガス報道官は12月31日、声明を発
表し、中国で非公認のプロテスタント秋雨聖約教会の王怡牧師が、信教の自由を
訴える平和的な活動に関連して懲役9年の判決を受けたことを批判した。

 マイク・ポンペオ国務長官はツイッターで「中国政府は王牧師を釈放し、キリ
スト教徒や他の宗教の信徒への抑圧強化を中止しなければならない」と訴えた。

 国務省によると、中国四川省成都市の裁判所が12月30日、王牧師に、「国
家権力を転覆させるために扇動」したとして懲役9年の判決を下した。裁判は非
公開だったという。□

――――――――
◎イエズス会誌創刊170周年記念号に教皇が手書きメッセージ

 【CJC】教皇フランシスコは、自らが所属する修道会『イエズス会』が発行
する雑誌『ラ・チビルタ・カットリカ』(イタリア語、カトリック文明)創刊1
70周年記念号に手書きのメッセージを寄せた。2020年1月の最初の号の表
紙に掲載される。『バチカン・ニュース』が報じた。

 メッセージ(日本語訳はCJC通信による)は次の通り。

 「170年前、ピオ9世がイエズス会に『ラ・チビルタ・カットリカ』刊行を
求めた。以来、同誌は誠実にピオ9世に随伴した。貴誌がわたしにも同じように
助けの手を差し伸べてくれることに感謝する」

 「貴誌へのわたしの希望は、神にあってクリエーティブで欲しい。新しい道を
探り、雑誌を力づける新たな国際的展望にも感謝する。各ページから、互いに耳
を傾け合う多くのフロンティアの声をわたしたちは聞く」

 「言語、憎しみの争い、利己心、偏見に関して洞察力を持とう。とりわけ、浅
薄な提案や抽象的な総合に満足することなく、今日の溢れるばかりの不安という
挑戦を受け止めてほしい。神はそこでいつも働いておられる」□

――――――――
◎教皇が女性信者の手をたたいた翌日に謝罪

 【CJC】教皇フランシスコは2020年元旦、前日に信者らと交流した際、
自分の手をつかんで引っ張った女性の手をたたいたことを謝罪し、「女性に対す
るいかなる形の暴力」も非難する演説を行った。英語メディアではいち早くAF
P通信がその次第を取り上げた。

 教皇はバチカン(市国)で大みそかに集まった信者らにあいさつをした際、女
性信者から手を引っ張られ、体勢を崩した。いら立ちをあらわにした?教皇が、
女性の手を2度たたいて振りほどく様子を捉えた映像は、ソーシャルメディアで
一気に拡散した、とAFP通信。

 教皇は翌日、バチカンでの新年のミサを前に「人は我慢ができなくなることが
よくある」と告白。「私にもある。昨日の悪い事例を謝罪する」と語った。

 さらにミサでの演説で教皇は、イエス・キリストが女性から生まれたことに言
及し、「女性に対するいかなる形の暴力も、神に対する冒涜(ぼうとく)であ
る」と述べた。□

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《メディア展望》

 =カトリック新聞(1月5日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★核兵器禁止条約 批准求め=司教団 要請文書を政府に提出
★教皇「世界平和の日」メッセージ=核抑止力による平和はない=被爆者の証言
の力を強調
★教皇フランシスコ=性虐待の守秘義務を廃止
★サンタからの贈り物=奉仕グループ「ミゼリコルディア大阪」=東京の児童養
護施設を訪問
★キリスト教一致祈祷週間=1月18日~25日=テーマ「人々は大変親切にし
てくれた」

 =KiriShin(1月1日・臨時休刊)=http://www.kirishin.com

 =クリスチャン新聞(1月5日・12日合併号)=http://クリスチャン新聞.
com
★北へ南へ福音運搬=ベトナムEHC(全国家庭文書伝道協会)
★神の知恵により変革を=日本聖書協会総主事に具志堅聖氏
★宗教者の会・核燃裁判準備
★バプ連靖国神社問題委員会が「即位の礼・大嘗祭」強行に抗議する声明
★シリア・中東の平和のため WCCが「エキュメニカルな祈り」

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