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2018年10月15日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1447信

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(週刊)      2018年10月15日(月)     第1447信☆
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               = 目 次 =

     ▼教皇パウロ6世と暗殺されたロメロ大司教が聖人に
     ▼妊娠中絶は「殺し屋雇う」のに等しいと教皇
     ▼教皇、米ワシントン大司教の辞任受け入れ 

     ▼ウクライナ正教会がロシア正教会から独立へ

     ▼トルコ拘束の米国人牧師釈放、対立緩和に向け一歩

     ▼トルコで1500年前の教会跡発見

       ▼≪メディア展望≫

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◎教皇パウロ6世と暗殺されたロメロ大司教が聖人に

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)で10がつ14日、第262代教皇故パ
ウロ6世と、中米エルサルバドルで1980年に教会の祭壇で射殺されたオスカ
ル・ロメロ大司教らの列聖式が執り行われた。

 1963年に就任したパウロ6世は、バチカンの改革を試みた教皇。教皇の華
美な装飾を拒否したことでも知られ、宝石がちりばめられた教皇の冠を、就任式
からまもなく貧者のための寄付に充てた。

 ロメロ大司教は、貧困にあえぐ中米エルサルバドルの右派政権時代、農民らの
権利擁護に立ち上がった。反動的な政府からは「解放の神学」の過激な支持者と
のレッテルを貼られた一方、「声なき者の声」を上げる人と呼ばれていたが、1
980年3月24日、ミサの準備をしていた際に銃で撃たれて暗殺された。これ
が同国内戦の始まりとなった。

 14日の列聖式で、教皇フランシスコは血痕が残るロメロ大司教のベルトを着
用し、パウロ6世が所有していた聖杯や儀式用のつえを使った。

 AFP通信は、教皇が「今日ここに、パウロ6世およびオスカル・アルヌルフ
ォ・ロメロ・ガルダメスを聖人の列に加える」と宣言すると、世界各地から訪れ
た数万人の信者から一斉に歓声が上がったと報じた。□

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◎妊娠中絶は「殺し屋雇う」のに等しいと教皇

 【CJC】教皇フランシスコは10月10日、バチカン(ローマ教皇庁)で信
者に向けた説教を行い、人工妊娠中絶について「殺し屋を雇う」のと同義だとの
認識を示した。米メディア『CNN』などが報じた。

 教皇は「いったいどう考えれば、罪のない無防備な胎児の命を抑圧する行為が
治療になりえるのだろうか。文明人として、それ以前に人間として、ふさわしい
行いになりえるというのか」と問いかけた。

 続けて「人の命を絶つことで問題を解決するのは正しいのだろうか」「殺し屋
を雇って問題を解決するのは正しいのだろうか。そんなことは認められない。た
とえ小さくても、人の命を絶って問題を解決するのは正しいことではない」と強
調した。□

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◎教皇、米ワシントン大司教の辞任受け入れ 

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)は10月12日、教皇フランシスコが米
ワシントン大司教ドナルド・ビュール枢機卿の辞任を認めたと発表した。

 教皇が辞任を受け入れた理由は明かにされていない。米ペンシルベニア州司法
当局は8月、同州で数十年にわたって聖職者による虐待が繰り返され、1000
人以上が被害を受けたと発表していた。ビュール大司教は同州教区の責任者だっ
たことがあり、組織的隠蔽をしたとして批判を浴びていた。□

――――――――
◎ウクライナ正教会がロシア正教会から独立へ

 【CJC】東方正教会の霊的最高権威とされているイスタンブールの『コンス
タンチノープル総主教庁』は10月11日、エキュメニカル総主教バルトロメオ
ス1世の主宰でイスタンブールで開いていた主教会議で、ウクライナ正教会を承
認し、同正教会に対するロシア正教会の管轄権を認めないと決定した。ウクライ
ナ側が求めていたロシア正教会からの独立が事実上認められた。

 ロシア正教会は17世紀末からウクライナ正教会の管轄権を持つと主張、ウク
ライナ正教会はソ連崩壊時までにモスクワ系やウクライナ首都のキエフ系などに
分裂し、キエフ系はロシア正教会からの独立を主張してきたが、ロシア正教会に
阻まれてきた。また、他国の正教会から正式な教会組織として承認されていなか
った。

 ロシアの『インタファクス通信』によると、ロシア正教会トップのキリル総主
教の報道担当は「破滅的な決定だ」と非難した。

 ウクライナでは、2014年のウクライナ紛争を機に正教会独立の機運が活発
化。同国のポロシェンコ大統領が4月、コンスタンチノープルに独立承認を求め
る嘆願書を提出した。一方、ロシア正教会は独立を認めないよう求めていた。

 ロシア正教会は、約1500万人の信徒と、スラブ圏における正教会の「発祥
の地」であるキエフを持つウクライナ正教会の離脱やコンスタンチノープル総主
教庁との交流断絶は、正教会内での権威や影響力の低下に直結する。また、ロシ
ア正教会が管轄する他国の正教会でも独立機運の高まりを招く可能性も否定でき
ない。□

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◎トルコ拘束の米国人牧師釈放、対立緩和に向け一歩

 【CJC】トルコの裁判所は10月12日、テロ関連の罪で有罪判決を受け拘
束されていた米国人牧師のアンドリュー・ブランソン氏を釈放する決定を下した。

 同氏はトルコ西部イズミル県の空港から同日夜、米国に向けて空路出発、ドイ
ツ経由で13日昼に米首都ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地に到着し、ホ
ワイトハウスでドナルド・トランプ大統領と面会した。

 トランプ大統領は同日午後の記者会見で、ブランソン氏に「あなたは米国民を
元気づけた」と語り掛け、2年間の拘束に耐え抜いた同氏の「信念」と「強さ」
をたたえた。またトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が同氏の
釈放を実現したことに感謝すると述べ、釈放がトルコとの関係改善に向けた「素
晴らしい一歩」になるとの期待を示した。

 ブランソン氏はテロ関連の罪で3年と1月半の禁錮刑を言い渡され、2年間の
収監後に今年7月から自宅軟禁下に置かれていた。

 ブランソン氏は会見で、トランプ政権による「異例」の尽力に謝意を示し、ト
ランプ氏が就任当初からこの件に取り組んできたことを知っていると述べた。

 ブランソン氏はさらにマイク・ポンペオ国務長官やマイク・ペンス副大統領ら
の名前を挙げて、祈り、戦ってくださった皆さんに感謝する、と述べた。

 トランプ大統領は同日午後の記者会見で、ブランソン氏に「あなたは米国民を
元気づけた」と語り掛け、2年間の拘束に耐え抜いた同氏の「信念」と「強さ」
をたたえた。また、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が同氏
の釈放を実現したことに感謝すると述べ、釈放がトルコとの関係改善に向けた
「素晴らしい一歩」になるとの期待を示した。

 トランプ大統領はブランソン氏との面会に先立ち、トルコとの間に「取引はな
かった」とツイートしていた。トルコのエルドアン大統領も、釈放はトルコの司
法当局が独自に下した判断だと改めて主張している。□

――――――――
◎トルコで1500年前の教会跡発見

 【CJC】トルコ北西部トラキア地方エディルネ県で行われているシナンキョ
イ古代定住地発掘調査で、6世紀に建設されたビザンツ時代の教会が発掘された。
『トルコ通信』が報じた。

 シナンキョイ古代定住地は3000年前にさかのぼる、トラキア最古の定住地
の一つエディルネ県ララパシャ区シナンキョイにある遺跡で、トラキア大学美術
史科とエディルネ博物館の協力で発掘作業が続けられている。

 進められている作業の中で、建設が紀元500年代にさかのぼるトラキア初の
教会の遺物が発見された。

 教会の土台が発掘され、建物の床の石材が損なわれることなく発掘されたこと
が分かった。

 発掘チームの団長エンギン・ベクサチ教授は、シナンキョイは地域最古の定住
地のトップに来ると語った。「ここが重要な中世のビザンツ都市であったことが
分かっている。ここは当時の重要都市の一つであったという特徴を持っている。
当時ハドリアノポリスと呼ばれていたエディルネのあと、地域最大の都市であっ
たことが分かっている」と述べた。

 さらに「この中で教会を発掘したことは注目に値する。床のレンガと共に土台
までこの教会を発掘した。教会での発掘作業は今後も続けられる」という。□

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《メディア展望》

 =カトリック新聞(10月14日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★青年シノドス開会=教皇=参加者に「心を開いて」
★鹿児島教区で司教叙階=新司教に中野裕明神父
★宗教界と市民の協力を=核兵器廃絶と日本の宗教の役割=上智大学でシンポジ
ウム
★多言語ミサでひとつに=横浜教区「国際フェスタ」=神奈川・藤沢
★「心から聴き合う」=マリッジエンカウンター・アジア会議=鹿児島で開催

 =KiriShin(10月11日)=http://www.kirishin.com
★ダビデ張グループ脱会者が緊急声明=消えぬ苦痛 報復に怯える日々
★福嶋揚氏「神学は役に立つのか?」=ジュンク堂でバルトを紹介
★核廃絶に向け宗教者がシンポ=「今こそ気合い問われる時」
★日本基督教学会=深井智朗氏への公開質問状と回答を学会誌に掲載
★宗教信者も「党や国家とともに」=中国紙「環球時報」

 =クリスチャン新聞(10月14日)=http://クリスチャン新聞.com
★台風、停電、選挙が集中=9月の沖縄取材ルポ
★JEA宣教フォーラム@東海=パネルディスカッションで各地域の牧師会活動
報告=牧師会があるから今の私が
★インドネシア・スマトラ島でキリスト教会突然閉鎖
★「離婚者への牧会」セミナー 事例を通し立ち直る道を学ぶ
★聖書協会31年ぶりの新翻訳=『聖書協会共同訳』12月刊行

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