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2019年02月11日

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1464信

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(週刊)       2019年2月11日(月)     第1464信☆
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              = 目 次 =

     ▼朝鮮「二・八独立宣言」振り返る=東京とソウルで100周年記念
      式

     ▼教皇、歴史的なアラブ首長国連邦訪問
     ▼教皇、「諸宗教の集い」の意義を水曜恒例の一般接見で語る
     ▼教皇訪日で「寛容」アピールも=イエズス会日本管区長

     ▼聖職者が今も修道女を「性奴隷」のように扱う可能性

     ▼中国政府の「地下教会は天主教愛国会に参加すべき」をバチカン否
      定

       ▼≪メディア展望≫

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◎朝鮮「二・八独立宣言」振り返る=東京とソウルで100周年記念式

 【CJC】韓国の『聯合ニュース』が、日本による植民地時代の1919年2
月8日に朝鮮人留学生600人余りが東京で独立を求める宣言書と決議文を宣布
した「二・八独立宣言」から100年となる8日、その意義を振り返る記念式が
ソウルと東京で同時に開催された、と伝えた。

 東京・千代田の在日韓国YMCAでは二・八独立宣言100周年記念事業委員
会の主催で記念式が開かれ、李洙勲(イ・スフン)駐日韓国大使や皮宇鎮(ピ・
ウジン)国家報勲処長(閣僚級)をはじめ300人余りが出席した。

 あいさつに立った皮処長は、独立運動に身を投じた人々へ感謝の意を示すとと
もに、対日関係にも言及。「(南北)統一に向けた道のりは隣国と共に歩むべき。
韓日両国が未来志向の関係に進むためには過去を正しく記憶し、被害者の痛みを
共に癒やしていけるよう知恵を集める必要がある」と述べた。

 李大使は、植民地時代に強制徴用された被害者への賠償を日本企業に命じた韓
国大法院(最高裁)の判決や、海上自衛隊の哨戒機の威嚇飛行問題などで韓日関
係が困難な状況に陥っているのは事実だとした上で、「こうしたときほど韓日両
国の政府は歴史を直視しながら未来志向の関係発展のため絶えず意思疎通し、知
恵を集めて解決策を模索していくべきだ」と述べた。式では二・八独立宣言書が
朗読され、最後に出席者が万歳三唱して宣言の意義を胸に刻んだ。

 一方、同日にはソウルYMCA(ソウル市鍾路区)でも韓国独立有功者協会、
二・八独立宣言100周年記念事業会などが主催する記念式が開かれ、丁世均
(チョン・セギュン)前国会議長や李炳亀(イ・ビョング)国家報勲処次長(次
官級)、与党「共に民主党」の洪永杓(ホン・ヨンピョ)院内代表らが出席。祝
辞に続き二・八独立宣言書と決議文の朗読、万歳三唱、記念講演などが行われた。

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◎教皇、歴史的なアラブ首長国連邦訪問

 【CJC】教皇フランシスコは、2月3日から5日まで、アラブ首長国連邦
(UAE)を訪問した。バチカン・ニュースなどによると、歴代教皇でイスラム
教の発祥地で、イスラム教徒が大多数を占めるアラビア半島にある国を訪れたの
は初めて。

 教皇は、アラブ首長国連邦滞在2日目の2月4日夕、首都アブダビで諸宗教の
集いに出席した。

 『ムスリム長老会議』が中心となり推進したこの集いには、様々な宗教の指導
者約700人が参加した。

 アブダビ市内の建国者記念碑前に設けられた会場に、教皇はムハンマド・ビン
・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アブダビ皇太子と、アル=アズハルのグラン
ド・イマーム、アフマド・アル・タイーブ師に伴われ入場した。

 教皇はスピーチで、異なる民族・文化の架け橋となる、諸宗教間の対話の価値
を強調した。

 教皇は、アラブ首長国連邦の宗教の自由を保証するための努力を評価され、こ
うした取り組みが、暴力やテロリズムなど、宗教の悪用とそのリスクに対する注
意にもつながると指摘した。

 教皇は、神の名のもとに行われるあらゆる形の暴力を断固として非難しつつ、
「兄弟愛を宣言しながら、反対の行動をとることはできない」、「兄弟的共存の
基礎は、教育と正義である」と話した。

 「戦争は悲惨しか生まず、武力は死しか生まない」と述べた教皇は、長い紛争
に苦しむイエメンや、シリア、イラク、リビアに平和を強くアピールすると共に、
暴力の拡大を前に諦めることなく、皆で一致した信頼あるメッセージを発するこ
とが大切と述べた。

 教皇は、宗教とは社会の最も弱い人たちの声であり、貧しい人たちの側に立つ
べきもの、と話し、宗教が紛争の闇の中で「兄弟愛の歩哨」となることができる
ようにと要望した。

 集いの終わりに、教皇は「世界平和のための人類の兄弟愛」をめぐる共同文書
に署名した。

 アラブ首長国連邦訪問の最終日の5日、教皇は首都アブダビの複合競技施設ザ
イード・スポーツ・シティでミサを行った。

 このミサには、アラブ首長国連邦とその周辺国からカトリック信者が詰めかけ
約18万人と発表された。

 アラブ首長国連邦内のカトリック信者は約10%とされ、その多くが、インド、
フィリピンなどのアジア諸国、また他地域から仕事のために移住した人々。

 ラテン典礼で捧げられたこのミサには、東方カトリック教会の豊かな典礼様式
をも反映し、カルデア、コプト、メルキト・ギリシャ、マロン、シリア・カトリ
ック、シリア・マラバル、シリア・マランカラなど、様々な典礼の信者たちも参
加した。

 また4000人のイスラム教徒と、近年創設された寛容担当省の大臣も参列し
た。

 ミサの説教で、イエスの「山上の説教」における「真福八端」(マタイ5・1
~12)を示した教皇は、イエスにとって幸いな人々とは、貧しく、柔和で、人
から良く見られなくても、義を貫き、迫害される人々である、と述べた。

 祖国を遠く離れて暮らすキリスト教徒の移民たちの、苦しみや未来に対する不
安に思いを向けた教皇は、「困難や孤独に苦しむ時も、神は隣を歩いておられ、
新しい道を開いてくださる。なぜなら、神は新しいことを得意とされる方であり、
砂漠にさえも道を開かれたからである」と述べ、信者らを励ました。

 同国での公式行事を終えた教皇は、アブダビの空港で行われた送迎式で、ムハ
ンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アブダビ皇太子をはじめ、文化
相ら政府関係者に見送りを受け、同日正午過ぎ、特別機で同国を出発、同日夕方、
ローマに到着。市内の聖マリア大聖堂で感謝の祈りを捧げた後、バチカン宮殿に
戻った。□

――――――――
◎教皇、「諸宗教の集い」の意義を水曜恒例の一般接見で語る

 【CJC】教皇フランシスコは、アラブ首長国連邦訪問から帰着した翌日の6
日、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で、水曜恒例の一般接見を行
った。バチカン・ニュースが報じた。

 教皇は、同国滞在2日目の2月4日夕、首都アブダビで出席した「諸宗教の集
い」など、今回訪問の意義を語った。

 教皇は2017年、エジプトのアル=アズハル大学を訪問した際、世界平和の
推進を目指して、キリスト教とイスラム教間の対話に新たな1ページが記された
ことが、今回の訪問につながったと話した。

 神の摂理は、アッシジの聖フランシスコの、スルタン、アル=マリク・アル=
カミルへの訪問から800年後に、フランシスコという名の教皇をこの出会いの
ために望まれた、と教皇は語った。

 そして、この訪問中、聖フランシスコを思うことで、心に福音とイエス・キリ
ストの愛を保ち、不正や戦争、貧困の犠牲者をはじめ、神の子らであるすべての
人々のために祈り、キリスト教とイスラム教の対話が、今日の世界平和に重要な
役割を果たすことができるよう願った、と話した。

 教皇は、ムハンマド・アブダビ皇太子をはじめ、アラブ首長国連邦当局の温か
いもてなしに感謝を述べ、東西が交わる場所、多民族と多宗教のオアシスであり、
出会いの文化の促進に適した、同連邦の印象を語った。

 「諸宗教の集い」について、教皇はそのスピーチと、アル=アズハルのグラン
ド・イマーム、アフマド・アル・タイーブ師と共に署名した「人類の兄弟愛をめ
ぐる文書」を通して、神の子として兄弟であるという、すべての人の共通の召命、
宗教を理由とする暴力をはじめ、あらゆる形の暴力の否定、世界に真の価値と平
和を広める相互の努力を確認した、と述べた。

 今日、キリスト教文明とイスラム教文明が衝突しようとしていると考えたり、
宗教を紛争の根源と見なそうとする誘惑は大きい、と教皇は指摘。

 しかし、それに対し、文化や伝統の違いにも関わらず、キリスト教とイスラム
教は、命や、家族、宗教の意味、お年寄りに対する尊敬、若者の教育など、多く
の共通の価値を尊び、守っており、出会いと、尊重、対話は可能であると、はっ
きり、確固とした形で示すことをわたしたちは望んだ、と話した。

 アラブ首長国連邦には、約100万人のキリスト教徒が存在し、その多くがア
ジア諸国出身の労働者たちである、と教皇は述べ、これらの信者たちと、アブダ
ビのカテドラルでの出会いや、ミサを通して交流したことを報告した。

 教皇は、今回のアラブ首長国連邦訪問は、神の「サプライズ」と言えるものと
述べ、神とその摂理を称えながら、この訪問で蒔かれた種が御旨に従って実を結
ぶようにと祈った。□

――――――――
◎教皇訪日で「寛容」アピールも=イエズス会日本管区長

 イエズス会日本管区のレンゾ・デ・ルカ管区長は2月10日、長崎県新上五島
町で講演し、教皇フランシスコが11月に予定されている訪日で、キリスト教や
仏教など異なる宗教間の対話を重視するだろうとの見方を示した。中東などのよ
うに宗教対立の問題を抱えていない日本で、違いを受け入れる「寛容さ」をアピ
ールするとみられる。共同通信が報じた。

 教皇が、歴代教皇で初めてイスラム教発祥の地であるアラビア半島にあるアラ
ブ首長国連邦(UAE)を訪れたことに触れ、デ・ルカ氏は「他の宗教と対話す
る心の広さがある」と述べ、融和を重んずる姿勢の表れ、と指摘した。(CJC)

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◎聖職者が今も修道女を「性奴隷」のように扱う可能性

 【CJC】教皇フランシスコが2月5日、聖職者が修道女を「性奴隷」のよう
に扱い、それが今も続いている可能性があると公に認めた。

 修道女の性奴隷問題は、バチカン(ローマ教皇庁)の月刊誌『女性・教会・世
界』が取り上げた。同誌のルチェッタ・スカラフィア編集長は6日、AFP通信
の取材に、「教皇だけではなく、教会が組織的に、そのような虐待が起きている
ことを公に認めたのはこれが初めてで、非常に重要な意味を持つ」と語った。

 バチカンは5日、教皇は「性奴隷」という言葉を使ったが、これは「一種の権
力を乱用した操り行為で、性的虐待も含まれる」という意味だったと説明してい
る。

 一方、教皇は、教会は「聖職者数人を停職にしており」、バチカンはこの問題
について「長期にわたり取り組んでいる」「(虐待は)自然に消えてしまうよう
な問題ではなく、現在も進行中だ」と語った。

 教皇の発言は、『女性・教会・世界』が1月末、修道女に対するレイプについ
て異例の抗議を掲載したのを受けたもの。レイプの被害を受けた修道女らは、人
工妊娠中絶をするか、さもなければ父親である聖職者が認めようとはしない子ど
もの養育を強要させられているように感じているという。

 スカラフィア編集長は、「多数がバチカンに訴えているが、調査はされていな
い」として「調査委員会が設置され、この問題を専門とする修道女も調査に加わ
ることを期待している」と述べた。

 聖職者による修道女の虐待は世界的な問題となっているが、特にアフリカ、ア
ジア、中南米でまん延しているという。

 聖職者は、修道女の務めや給与などすべてを管理しており、「教会内における
修道女の従属的な地位に根差した問題で、解決は非常に難しい。修道女は平等な
存在だとは認められていない」とスカラフィア編集長は言う。

 教皇が問題を認めたこと自体は「教会のイメージにとってさらなる打撃となる
が、変化が起きていることを示す絶好のチャンスでもある」とスカラフィア氏。
問題解決の鍵は、「聖職者が権力者のように振る舞うのをやめさせることだ。そ
のような振る舞いがこの問題を引き起こしているのだから」と語った。□

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◎中国政府の「地下教会は天主教愛国会に参加すべき」をバチカン否定

 【CJC】2018年に行われた中国とバチカン(ローマ教皇庁)の暫定合意
は詳細が公開されないまま、教皇に忠誠を誓ったために数十年にわたり迫害を受
けてきたカトリック地下教会は、政府管理の中国天主教愛国会に参加し、拒む場
合は投獄するべきだ、と中国共産党が解釈してきた、とイタリア・トリノの『新
宗教研究センター』(CESNUR)発信の中国における信教の自由と人権監視
サイト『ビターウインター』(BW)日本語版が報じている。

 同サイトによると、バチカン側はこの状況に何も対処してこなかった。しかし、
2月3日、教皇庁福音宣教省長官のフェルナンド・フィローニ枢機卿がバチカン
日刊紙『オッセルヴァトレ・ロマノ』のインタビューを通して、この問題に初め
て言及した。

 このインタビューで同枢機卿は、2018年の合意により、地下教会と中国天
主教愛国会の間には勝ち負けは存在しないと主張した。枢機卿はさらに合意を批
判する人々が表明する「懸念」を枢機卿自身も持っていることを伝えた。「この
段階でバチカンが一方的な犠牲を求めているように思われてもしかたないと理解
している。つまり、『公式』な教会として扱われるべき地下教会の信者だけが犠
牲を強いられ、一方の『公式』な信者には何も求められていないという指摘だ。
事実、体裁に関わらず、『地下』側による『公式』や『当局』への降伏、あるい
は、非公式の信者に対する勝利が重要なのではない」とフィローニ枢機卿は話し
た。さらに枢機卿は、地下教会自体ではなく、地下教会が「地下」として活動し
なくてはならない状況が消えることを望んでいると加えた。

 インタビューで、枢機卿は明確に現在の中国共産党による合意の解釈を強く否
定していた。枢機卿は次のように述べた。「合意が不当に利用され、現地の信者
が、中国天主教愛国会への参加など、中国の法律でさえ要求していない行為を強
要されている現地の状況について見聞きしなくても済むようになって欲しい」。

 中国天主教愛国会は、引き続き中国のカトリックをいかなる海外の機関からも
独立させることに固執しているため、フィローニ枢機卿は「教皇の具体的な役割
を認識した合意に照らして、中国の司祭による合理的な自治と聖ペテロの後継者
フランシスコとの不可欠な交流の関係に照らして、いわゆる「独立の原則」を再
び解釈する必要がある」と強調した。□

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《メディア展望》

 =カトリック新聞(2月10日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★WYDパナマ大会日本巡礼団=世界の若者70万人と同じ信仰持つ喜び 分か
ち合う
★「世界病者の日」教皇メッセージ=いのちは神のたまもの
★教皇の機上記者会見=性虐待についての会議=「苦しみの理解」が目的 
★「神の領域」踏み込まずに=命の尊厳 守る医療=臍帯血の研究に取り組む=
髙橋恒夫博士
★長崎教区=日本二十六聖人殉教祭=命を懸けた信仰しのぶ

 =KiriShin(2月11日)=http://www.kirishin.com
★信教の自由を守る日=差別と蔑視の再生産に危機感=憲法学者・笹川紀勝氏が
講演=日本キリスト教会東京告白教会
★東日本大震災国際神学シンポ青年の部=ACFら3団体が共催
★京大で宗教と雑誌を問う学術ワークショップ
★朝鮮の二・八独立宣言、三・一独立運動100周年の節目にNCCが声明
★AIに特化した大学院=立教大学が新設へ

 =クリスチャン新聞(2月10日)=http://クリスチャン新聞.com
★2・8独立宣言、3・1独立運動100年=明治学院でシンポ=“未来のため
歴史を考える”
★日本CGNTV新スタジオ設立=同所で記念感謝礼拝
★アーバナ×ローザンヌ「オープンフォーラムミニ」=遣わされた地で証しする
★蒔田望氏「16年後は皆さんがこちらに立って」=バプ教会連合東京地区連合
=新年合同礼拝・成人式
★阪神淡路大震災から24年「追悼の集い」開催=命のメッセージ心に刻み=モ
リユリ・ミュージック・ミニストリーズ

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skjweekly at 19:56│Comments(0)

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