2010年09月21日

漫画に特化した人間とアニメ

漫画好きな人間には2種類あります。
漫画に主軸をおいている人間とそうではない人間です。
私は完全に前者ですね。漫画だけあればそれでいいです。で、後者の例はアニメに主軸をおきつつ原作も見るという感じでしょうか。

で、どっちが多いのかというと、なんとなくアニメ派の方が多いような気がします。こんなことを書くと私がアニメを敵視してるという印象を受けるかもしれませんが、めちゃくちゃ話題になってれば見てみるくらいには好きなので、特にアレなわけではありません。
ただ集中力がないのでテレビの前で30分じっとしているのに耐えられないだけです。

そもそも実際に漫画を描いている人たちが、アニメ好きっぽいのにそれを読んで喜んでる人間がアニメを否定するのも変な話なわけです。

バクマン。 1 (1) (ジャンプコミックス)バクマン。 1 (1) (ジャンプコミックス)
著者:小畑 健
集英社(2009-01-05)
おすすめ度:3.5
販売元:Amazon.co.jp
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さて、バクマンです。アニメ化を目指して漫画家の道を突き進んでいくというお話です。息をつかせぬ展開の連続で、非常に面白い漫画です。ワンピースを褒めている時にも書いていた、状況を出し惜しみせずに絶え間なく変化させて読者を惹きつけるという技術では、この原作者の大場さんは随一なんじゃないでしょうか。凄い漫画です。

でもですね、漫画を描いた漫画として目標がアニメってのは違うと思うんですよ。いや、分かりますよ。そりゃあアニメ化すれば潤うでしょう。描いた漫画の注目度も上がって大勢の人に読んでもらえるのは漫画家冥利につきるというものかもしれません。アニメ化が嬉しくない漫画家はそんなにいないでしょう。
でもアニメの為に漫画を描くというのは違うと思うんですよ。漫画家さんには漫画家として最高の漫画を作り上げることを目指して欲しいんです。神の1コマを目指して欲しいんです。

まぁ漫画として面白いので瑣末な話なんですけどね。私が言ってるような漠然とした目標設定だと、読者をひきつける引力が出てこないでしょうし。
ただ誰かとムズムズする感覚を共有したかった、というだけのエントリーでした。

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2010年09月18日

チャンピオンのパニック漫画

舞台が危機的な状況に陥り、そこを生き延びることを目的とするジャンルがあります。パニックものですね。
漫画でもそういう漫画は昔からありまして、漂流教室が一番有名でしょうか。

週刊少年チャンピオンという雑誌は、面白い漫画が何気に連載されていることが多いのですが、いかんせん読んでいる人が少ないため、人知れず埋もれていく名作の宝庫だったりします。今日のネタはそういう漫画です。

BM ネクタール 1 (少年チャンピオン・コミックス)BM ネクタール 1 (少年チャンピオン・コミックス)
著者:藤沢 勇希
秋田書店(2000-05)
おすすめ度:4.5
販売元:Amazon.co.jp
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あらすじを簡単に紹介しますと、食糧問題が洒落にならないレベルで深刻化している未来、BMと呼ばれる食肉が開発されます。これは金属やガラス以外の物は何でも食べる生物で、食ったそばから増殖し延々と増え続けていく性質をもっているんですね。で、これにゴミを食わせて、増えた分を食肉に加工して食うという世界です。

このBM、当然のように人間も食います。そして人一人を食うと20匹くらい増えます。そんな生物が地震の影響で管理体制の整った施設から逃げ出したらどうなるかというと、そりゃあ凄いことになるというお話です。

こういう怪物が出てくるパニック物では、読者に絶望感を与える設定と希望を与える設定のバランスが重要になってきます。ですのでBMにもそういった設定が儲けられています。まず、原始的な生物で感覚器が鈍く視力がないので大きな音を立てたりしなければ気付かれなかったり、全長30センチくらいの生物で動きもそこまで素早くはなかったり、日光に弱く10秒ほどで干からびたり、といった部分ですね。
細胞が一つでも生き残っていれば復活できる増殖能力が最大の脅威でしょう。BMに囲まれてる時の絶望感といったらありません。

こんな怪物に立ち向かい、生き残ろうとする少年たちの物語です。面白いので読んでみるといいと思うよ。

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2010年09月15日

どれだけ労力を使っているのかという漫画

今日のWEB漫画が私が知る中で最も手間隙をかけていると思います。
なんせフルカラーで背景も気合入れて描いていて、さらに量も凄い。

それがススメ大魔王さんのHaevestです。エンターから入って、一番上の虹色の文字をクリックしてください。

この漫画はギリシャ神話の豊穣の女神様とその娘と冥王さんの話を題材にした物語です。神殺しをした人間たちがその呪いを受けて不死の神となったという設定なんですけど、かなり面白いですよ。ま完結してないんですけど、WEB漫画でそれを気にしたら負けですよ。

あと、おっぱいをぼろーんと普通に常時露出していますので、そういうのが苦手な人は止めておいた方がいいらしいですよ。
いや、昔コレを薦めたら18禁は止めろと怒られた事があるんで一応注意しておきました。18禁じゃないんですけど、世の中繊細な人もいるのでこういうのはちゃんと注意喚起しないと駄目らしいですよ。

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2010年09月14日

少女漫画のヒーロー

最近、BASARAを読み返しています。
今、北海道の監獄を抜けたところです。

BASARA (8) (小学館文庫)BASARA (8) (小学館文庫)
著者:田村 由美
小学館(2002-05)
おすすめ度:5.0
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


しかし、読んでてしみじみと思うんですが揚羽さんは異常に格好いいですよね。

この漫画、基本的に主人公の熱意と行動力に周りの人間が付いていくという感じで話が進んでいくタイプの漫画です。主人公が物語の原動力としてドンドン状況を進めていく感じですね。
少女漫画で主人公がそういうタイプだった場合、主人公は問題を大きくするだけ大きくして、解決は全てヒーローがするというケースが割とあります。男キャラの格好よさをアピールする上手いやり方ではあるんですが、やりすぎると主人公がただの迷惑な人になってしまうので注意が必要です。

この漫画のタタラさんは基本的に自分で解決するんですけど、ただ一人、揚羽さんだけは主人公を無条件で守り抜くヒーローな役を与えられているんですよね。男キャラが万能な少女漫画のヒーロー並の安心感があるんですよ。しかもその割に微妙に距離感があるので、主人公の格も下がらないという女性主人公主導型漫画のヒーローの理想像、それが揚羽さんです。

まぁヒロイン争奪レースにも一歩引いてる感があるんですけどね。
でも格好いいからどうでもいいんですよ。

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2010年09月13日

人魚と死体の物語

TONOという漫画家さんがいます。
どんな漫画を描いている人かというと、最初のエントリーで好きな漫画を10個挙げた時に出したカルバニア物語の作者さんです。

特徴としては、明るく軽やか話を軽やかで明るい絵柄とノリで描いたり、ヘビーな題材を明るく軽やかなタッチで描いたりする人です。

vol1p59


こんな感じですね。クリックで見やすくなります。ちなみにこれはチキタ☆GUGUという家族を人食い妖怪に殺された少年チキタが、その張本人である妖怪ラー・ラム・デラルに飼育されるという陽気なホラー漫画の1コマです。

これも面白いんですが、今日の題材はコレではなくてこっちの方です。

コーラル  1-手のひらの海- (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)コーラル 1-手のひらの海- (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
著者:TONO
朝日新聞出版(2009-04-07)
おすすめ度:4.0
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

この漫画は珊瑚ちゃんという女の子の身辺に起きる出来事と、彼女が考えた人魚の世界という劇中劇とが同時に進んでいくという物語です。
とりあえず今のところは人魚の世界の話がメインですね。

この人魚の設定がなかなか面白いんですよ。例えばペットを身につけておかないと小魚やらダニやらにたかられて、最悪の場合は耳から虫が侵入して脳まで入られたり、不老不死になると信じて人魚の肉を狙ってくる人間とか、面白そうな設定が宝石箱のようにちりばめられています。

中でも面白いのが、人間から人魚を守るためにいる人魚の兵隊です。これ、人間の死体になんかの術を施して絶対服従の兵隊として使っているんですよ。その為に、イケメンの水死者を見つけては水温の低い場所で冷蔵するという、想像してみるとなかなか不気味な設定なんですよね。

で、この度、兵隊が倒されちゃったので冷蔵庫まで行って兵隊の補充をするというところから話が始まっているんですが、その倒されたはずの兵隊がひょっこりと戻って来ます。そうして、兵隊2人(イケメンと美少年)と人魚達の楽しく愉快なマリンライフが始まるのですが、この2人も元々は人魚の肉を目当てに来て死んじゃったのではないかとか、一回倒された影響でマインドコントロールが緩んでるんじゃないかとか、全体的に明るく楽しげな雰囲気の裏で微妙に不穏な空気が漂っていて、非常にドキドキする漫画です。

いやぁ、不穏な空気って、本当に良いものですよね。
ついさっき来月18ヶ月ぶりに2巻が出るのに気が付きまして、あまりの嬉しさで取り上げました。

面白いので読んでみると良いと思うよ。
そして、私と一緒に刊行ペースの遅さに悶絶しましょう。

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2010年09月12日

ワンピースと「努力」について書くつもりだったエントリー

もしも漫画のキャラクターで年齢分布を作ったら、13~18歳の間にかなりの割合がいくことでしょう。しかし、そこからちょっと離れて、29歳のところにも山が出来ているだろうと思います。少年漫画や少女漫画に出てくる大人キャラがすんごい確率でそこにハマるからです。
無駄にあがいてるみたいで逆に格好悪くない? と三十路の私なんかは思うんですが、少年少女からすると譲れないものがあるのかもしれません。でも実際29の時、もう30でいいよと思ってたけどなぁ。
そんなわけで漫画のキャラの年齢を見てそれが29歳だと、またやってるよ、と思ってほほえましい気持ちになります。

そんな中、この間ワンピースの単行本を読んでたらハンコックさんが29歳でちょっと笑いました。設定的にさすがに30超えてそうだと思ってたんですけど、なんとかいけそうなギリッギリのラインをついてきました。やっぱそこは暗黙のルールみたいものがあるのかもしれません。

さて、この度、本誌の方でルフィ達一行は2年と時間を決めて修行を開始しました。そして同時に1ヶ月の休載です。もう明らかに再開時には2年経過していることでしょう。
ハンコックさんは31歳です。なんのための29歳だったのでしょうかw


キン肉マン 37 (ジャンプコミックス)キン肉マン 37 (ジャンプコミックス)
著者:ゆでたまご
集英社(2010-01-29)
おすすめ度:4.0
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

うーん、キン肉マンはかっこいいなぁ。

さて、ジャンプといえば友情・努力・勝利です。しかし、現在のジャンプの看板とも言えるワンピースでは努力の描写が非常に少なくなっています。物語にスピード感が出るので私としては歓迎している方針でした。ですから今回、修行編に入ったのはワンピースとしては割と大きなトピックだろうと思います。

おそらくですけど修行シーンはほぼカットされるんじゃないかと思っています。
と、そういう前提で一本熱く語った文章を書いてたのですが、それで普通に修行編が始まったらバカみたいだと気が付きましたので再開後の展開を確認してからにすることにしました。
そんな訳で今日のエントリーはこの中途半端なところで終了にします。

ところで、前々から少しくらいは画像が欲しいと思っていたのですが、この度、携帯のカメラの画像をPCに持ってくる環境をようやく整えたのでちょっと載せてみることにします。それでは私の大好きな30巻のエネルのあの顔でお別れいたしましょう。さようなら。

vol30p82


好きなシーンを引用したい場合って著作権とかは大丈夫なんでしょうかね?




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