僕って穴掘りが大好きなんです(ホント)


一部では穴掘り界のレジェンドとまで言われてますしね・・・・

そんな私に新たなミッションが!


それは、樹木の移植、


アナホリスト(移植のために穴掘る人※私の造語)にとって一番やってはいけないことは移植した植物を枯らすこと。失敗は私の中では許されません!

ということで、さっそく取りかかります!

今回のミッションは植物園の「アブラツツジ」の移植です。

植物(主に木本類)の移植を穴掘り業界では「堀り取り」と呼びます。

掘り取りに用いる道具はこれだけ、
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スコップ、ツルハシ、麻帯、麻ひもです。

これだけあれば大きくない樹木の移植は可能です!

あえてひとつ加えるならば、

それは、気合い!(昭和的精神論)

でもこれが一番大事。何しろすべて人力ですから。

今回移植する「アブラツツジ」はこんな感じ、

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写真ではわかりづらいですが、高さ1.8m位の株立ちです。自然な樹形で美しい立ち姿です。大きさの割にはそれなりの年数が経過していると思われます・・・

樹木の移植をするときには、樹齢や樹高、幹回り、樹種によって根鉢の大きさを判断します。今回の移植する「アブラツツジ」、ツツジ類全般にあてはまることですが、根はそれほど深くまでは張っておらず、地表からそれほど深くないところ細根を多く出しています。

ですので、細根をできるだけ切らないようにして、根鉢は広めの浅めで掘り取ることにしました。
※ケースバイケースです。ツツジ類すべてに当てはまるわけではありません。スコップを入れて初めて分かることも多々あります。

ここからは掘り取り作業を高速でご覧ください!


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細い根がたくさん出ています。これがアブラツツジの根です。ところどころにある太い根は隣のコナラの大木の根っこですよ。

しかし、掘り取りをしていると、心を折ろうとする様々な壁が立ちはだかります・・・

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石とか・・・

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石とか・・・

漬物石になりそうな大きさのものがゴロゴロと出てきます。
心は折れませんが、スコップが折れそうでした!!

悪戦苦闘の末、掘り取った状態がこれ。

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そして、動かすときに根鉢が崩れないよう、麻帯で根巻きします。

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根鉢全体に帯を巻き、

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麻縄でしっかりと巻いていきます。私の場合、ソロアナホリスト(一人で穴を掘る人)ですので、巻くときは麻縄をいれたリュックサックを背負いながら、ぐるぐると回って巻いていきます。

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動かすときに根鉢が崩れないようにしっかりと巻きますよ!

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巻き終わったら根鉢の底を崩して木を倒します。無事に掘り取り終了。
達成感もひとしおです!

お疲れさまでした!!

それでは、現在見頃の花を紹介しますよ。

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まずはコアジサイ、他のアジサイ類に先駆けて開花します。
一般的にはアジサイは香りが無いとされていますが、コアジサイは甘い香りがするんです。
多くの方がアジサイをイメージするとき、装飾花(がくが変化したもの)のあるアジサイを頭に浮かべるかと思いますが、私はコアジサイの楚々とした花のほうが好みです。

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ヤマボウシやエゴノキは今が満開!

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ウリノキは咲き始め。なんともかわいらしい花を咲かせます。

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スイレンも咲き始めですが池の水位が気になります。ひと雨ほしいところです。

それでは秋保大滝植物園でお待ちしております!!!

(副園長 近藤晋也)