秋保大滝植物園

2010年07月

緑陰読書
~仙台駅から20分の軽井沢!!~

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芝生広場の木々は色を濃くし、涼しい木陰を作っています。ケヤキの大木の下は、心地よい日陰があります。ねっころがって樹下涼風を感じるのもよし、小鳥の声を聞きながら読書に耽るのも良いでしょう。真夏こそ緑陰読書がふさわしい季節でもあります。ご自分の自由な時間を野草園で充実させてください。
 さて、真夏日が続いた先週7月21日に園内の気温を測って見ました。気温は34℃です。

深山区のサワガニ

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 一番涼しい場所は水琴窟のところで27℃でした。ここは深山区で木陰ですし、常に水が流れているので気化熱も奪われ、温度が低いのです。が・・・・。ヤブカが大変多くて長居は出来ませんので。お勧めできないのが残念です。
次に気温の低い落ち葉焚き広場は、うっそうとした木々に囲まれ暗い感じです。3番目に低いのは、芝生広場のケヤキの木陰でした。芝生広場の日向はなんと38℃!ところがケヤキの日陰は8度も低い30度でした。
 あるお客様は、「野草園仙台駅から20分の軽井沢の野草園」とおっしゃっていました。都会のオアシス、野草園に是非おいでください。(ただし、虫除けはご自分でご用意下さい。)
そして緑陰読書と休んでいかれてはいかがでしょうか。


 <今が花の盛りでもうすぐ盛りを過ぎる植物>
ヤマユリ・トリアシショウマ・クガイソウ・オオバギボウシ・タケニグサ・オオバジャノヒゲ・オカトラノオ・ヤブカンゾウ・ウツボグサ・チダケサシ・ハンゲショウなど

<これから見頃の花>
キキョウ・オミナエシ・ヒヨドリバナ・コバギボウシ・ノアザミ・ナンブアザミ・ヒルガオ・ソバナ・カラスウリ・キカラスウリ・モミジガサ・コオニユリ・クサレダマ・クズ・ハギ・など

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<キキョウ>

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<コオニユリ>  

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<ソバナ>

<珍しい花> ツチアケビ

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 アケビといっても食べられません。土の中から出てくるアケビのような実の成る植物です。この花をよく見ると、なんと黄色の蘭の花です。なかなかきれいな花です。この植物は腐生で地上部に葉っぱもありません。野草園では大事に育てています。どうぞご覧下さい。別名『山の神錫杖』というのは、この実のつき方が錫杖についている鈴に見立てることも出来るようです。

夏の行事
8月1日(日)親子押し葉教室

13:30~15:30
事前申し込み 残り2組分あります。

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<昨年の親子押し葉教室の様子>

8月14日(土)植物の名前調べ方教室
13:00~15:00

8月22日(日)かんたんステンシル!    
8月6日から申し込み開始 先着20名


8月8日までは草木で遊ぼう展と7日までは仙台の野草展を開催しています。
(園長 伊深正文)

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私(伊深)は仙台市秋保大滝植物園の園長も兼ねていますので、こちらの園の花便りやエピソードをご紹介しましょう。

すだれ滝は秋保大滝の上流にある滝で大滝植物園から見ることが出来ます。

その名前をこのお便りにしてご紹介していきたいと思います。

 今がさかりの花は、スイレン・ホタルブクロ・ヤマホタルブクロ・が見頃です。

また、グミやユスラウメやニワトコなどの赤い実や、ウリノキも見頃です。

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<シャクジョウソウ>

腐生植物で葉緑素をもちません。ギンリョウソウに似ています。

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<スイレン>          

ヤマユリ危うし!

先月大滝植物園に猿が出没しました。

そして彼らのしたことは、グミの食べごろを片っ端からほおばっていったことと、ヤマユリの茎やつぼみをみんな食べてしまったとのことです。

食べられなかったのは、入り口付近のヤマユリだけです。

実際に折られたヤマユリや蕾をみると、その被害を感じます。

ヤマユリの根は高級料理で出されるものだから、敵もさるものという言葉通り、おいしいことを知っているのですね。

で・・・残念ながら大滝植物園では、ヤマユリがあまり咲かないのです。

 「野草園は、そういう被害がなくていいですね。」と大滝植物園の佐藤紀美子さんが話していきました。

園で働いている地元のおばさんも

「猿はひどいよ。トウモロコシなんか明日もごうと思っているところを食い荒らすんだからね。」

「いのししも、ひどいもんだよ。サツマイモなんか太ったところを掘り荒らして食っていくからね。」

 秋保あたりの山でのニホンザルの被害は聞いてはいたものの、身近に被害を感じないと、自然保護という言葉を考えざるを得ない状況にはならないものと思ったものです。

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<被害のヤマユリ> 

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<咲けばこんなに大輪>

(仙台市野草園園長:伊深 正文)

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