植物園も秋めいてきました。記録的な猛暑は秋保の植物にもいろいろな影響を及ぼしました。植物の成長はこれまでにないほど伸びたのですが、ナラ枯れ病というものも出て、9月中に40本以上のナラやコナラを伐採することになりました。里山の林は時々更新してきたのですが、植物園の林も更新時期を過ぎてしまったので、ナラ枯れ病が目立つとの説もあります。

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 雨もやっと降って、すだれ滝も復活しました。秋の草花もさまざまに咲いてきましたので、どうぞおいで下さい。

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<ヤマジノホトトギス>

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<ツルリンドウ>

キノコいろいろ

 真夏日が続いた今年の夏ですが、暑さにも負けず遅れを取り戻すように続々とさまざまな色や形のキノコが出始めました。(園内のものは、キノコであっても採取禁止ですので、採ったりせずに、写真に撮ったり観察をしたりして楽しみましょう。)

 野山にキノコ狩りに出かけるとき、特に初心者はハンドブック片手に…は大変危険です。図鑑によっては、実物と色が違って見えたり、食毒の解説にも違いがあったりします。また、「食べられそう」と思ってやみくもに様々なキノコを採って同じ篭や袋に入れて持ち帰ると、選別が難しくて、毒キノコが紛れ込んでいた場合は、せっかくとってきたキノコを全部捨てることにもなりかねません。まずは、食べられるキノコにこだわらず、まずカメラに収めたり、詳しい人に聞いたり、図鑑で調べたりして、キノコと親しむことから始めると、いつの間にか「食べられるキノコ」を見分ける力もついてきます。(大滝植物園 佐藤さんの話)

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毒キノコにはくれぐれも御注意を!この中で食用は1つしか私は分かりません。

接木に挑戦

 秋保大滝植物園の入口のモミジは、あまり他にない種類のモミジとのことです。このごろ樹  勢が衰えてきたようで、今年の猛暑は堪えたようで、枝枯れもしてきました。そこで接木を私がしました。この技は、むかし養種園で教えられたことです。

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 「腹接ぎ」というのでしょうか、9月上旬が適期です。13日に行いました。切れる切り出しと接ぎ木テープがあれば出来ます。もちろん台木のモミジがなければなりません。5本くらい接ぎました。モミジの形成層がぴったりとつけば接ぎ穂の葉柄がポロリと取れるのでそうなれば完了です。来年の芽出しまで楽しみです。

(秋保大滝植物園園長:伊深 正文)