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<11月のすだれ滝>

 いよいよ寒さが身に沁みる季節となりました。秋保大滝植物園は、20日(土)に行われた親子炭焼き体験及び森の工作教室が行われました。この行事を最後に12月から3月までは閉園となります。最後のオオモミジが美しく紅葉していました。

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<紅葉に囲まれて開会式>

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<炭のできるまで二瓶さんの説明>

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<孟宗竹を切る>

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<木槌で割る>

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<炭焼窯から取り出す>

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<竹炭を切る>

 あらかじめ焼いて冷ましておいた炭窯から竹炭を取り出しました。2基の窯の間には2週間という時間の経過があるのですが、参加した小学生に聞いたらその意味はよく分からないとのことでした。しかし、竹を鋸で引いたり、木槌で割ったりする事がとても楽しい様でした。多分自分の力でできたという自信を感じた瞬間を味わったからに違いありませんね。

 さて、今回もモミジの話です。「モミジとカエデ」(昭和43年刊)という本によれば、明治37年から38年にかけてモミジが大流行して、特に仙台は盛んであったということが述べられています。佐沢広甲編『今昔紅葉譜』には、100種類ものカエデが載せてあるということです。その後流行が下火になり、戦火で失われてしまった種類はたくさんあるのです。

 この話を持ち出すのには、大滝植物園の入り口のモミジは、たいへん珍しいものであるということから来ています。このモミジの名前も正確なところ不詳なのです。もしかして、江戸時代の品種かもしれません。ところが、やや樹勢が衰えているので、跡継ぎを作っておかなくてはと、先日私が接ぎ木をしたのでしたが、しばらくぶりで行ったのと、苗木充実との関係で成功は7株のうち2株でした。成功したとは言え、この2株は冬を越してみないと分からないので、さらに継続して見守りたいと思います。

 なお秋保大滝植物園は12月から休園となりますので、このお便りは今回で最後です。この「すだれ滝だより」は、来年の3月からはじめたいと思いますので、よろしくお願いいたします。いままでご覧くださりありがとうございました。

(園長:伊深 正文)

 今年の紅葉は「遅れているなぁ・・・。」と思ったら一斉に見頃となり、例年と同じ時期に終わりを迎えようとしています。今年は黄葉が目立ちました。

 メインの花や実も散ったなか、葉を落としたツルウメモドキの実がようやく外皮を割り寒さに負けず、元気にオレンジ色の実をのぞかせました。

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 現在植物園内の遊歩道は、錦のじゅうたんを敷き詰めたような彩です。風に吹かれた葉っぱがカラカラと音を立てて舞い、落ち葉を踏む心地よい音が晩秋を感じさせてくれます。すっからかんになった木々の間から見上げる空の青さは心を引き締めてくれるようです。

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 葉を落とした木々は、来年の準備がもう始まっています。枝先の冬芽をよく観察すると、「細長いのは葉芽でまんまる太っちょは花芽」と知ることができます。

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<シャクナゲ花芽>

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<こちらは葉芽>

 当植物園は、12月1日から3月31日まで冬期休園に入りますので、現在積雪に備え「松の雪つりや冬囲い作業」に大忙しです。

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<雪つり>

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<シャクナゲの雪囲い>

 今年も春・夏・秋とたくさんの方々に入園いただきましたことを職員一同深く感謝いたします。大変うれしいお声をたくさん頂きました。また、貴重なご意見ご要望は有難くお受けし、今後の運営に役立ててまいります。 

 来年4月1日より、お客様のお顔にまた会えますよう、職員一同心よりお待ちしております。

(佐藤 紀美子)

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